TAMにて行われた新人ディレクター向けスキルアップ講座（システム開発編）第3回目の資料です。

1. 新⼈人ディレクター
システムスキルアップ
プログラム
第３回「Webサーバの選定」
T ware 品川

2. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
今⽇日の内容
› 前回のフォローアップ › 専⽤用サーバ
› 書籍等 › 導⼊入の理理由とポイント
› コストの例例
› サーバ種別 › データセンタの施設
› ⾃自社サーバ, レンタルサーバ
› 専⽤用サーバ業者選定のポ
› サーバ稼働までの作業 イント
› サーバを⽤用意して本番稼働 › 重要な要因
させるまでに必要な作業
› クラウドサーバについて
› サービス種別 › どんなものか
› ホスティング等の意味 › 利利⽤用の判断
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3. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
前回のフォローアップ
› 書籍の紹介
› 最新図解 Web/ネット技術の基本と常識識（秀和システム）
(ISBN-‐‑‒10: 479802693X ISBN-‐‑‒13: 978-‐‑‒4798026930)
› インターネットのつながるしくみ（⽇日東書院本社）
(ISBN-‐‑‒10: 4528019213 ISBN-‐‑‒13: 978-‐‑‒4528019218)
› エンジニアが同⾏行行するタイミングについて
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4. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
サーバの種別 B
⾃自社サーバ 専⽤用サーバ
サーバ
レンタルサーバ 共有サーバ
VPS
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5. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
サーバの種別 B
› 専⽤用サーバ（⾃自社サーバ・レンタルサーバ）
› １台のハードを占有
› 複数のドメインに対応した仮想サーバを設置可能
› カスタマイズの幅が広い
› OSやサーバの設定作業が必要
› ⽐比較的⾼高価
Web Web
› 例例： 仮想サーバ 仮想サーバ
› さくらインターネット
› ⽉月額：¥9,800〜～ サーバOS
ハードウェア
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6. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
サーバの種別 B
› 共⽤用サーバ（レンタルサーバ）
› １台のハードを数社から数百社で共有
› 利利⽤用可能な機能や⾔言語はあらかじめ決められている
› OSやサーバの設定作業は不不要
› カスタマイズはできない
Web Web Web Web
› 他のユーザの影響を受ける 仮想 仮想 仮想 仮想
サーバ サーバ サーバ サーバ
› ⽐比較的安価
› 例例：
サーバOS
› さくらインターネット
› ⽉月額：¥2,500〜～¥4,500
（ビジネス向け） ハードウェア
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7. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
サーバの種別 B
› VPS : Virtual Private Server（レンタルサーバ）
› １台のハード上に仮想的に複数サーバを設置
› 各仮想サーバは個別にカスタマイズ可能
› OSやサーバの設定作業が必要
› ハードウェアは共⽤用のため、多少の制限を受ける
› ⾼高い処理理能⼒力力は期待できない Web Web Web
仮想 仮想 仮想
› ⼩小規模なサイト向き サーバ サーバ サーバ
› ⽐比較的安価
› 例例： サーバ サーバ サーバ
OS OS OS
› さくらインターネット
› ⽉月額：¥980〜～¥7,980
ハードウェア
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8. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
Webサーバ稼働までの作業 B
› データセンタ選択・契約 › サーバ類設定作業
› サーバ設置場所とネット › Web仮想サーバ設定
ワーク環境の⽤用意 › DNSへのドメイン設定
› ハードウェア購⼊入・設置 › PHP, Perl等のモジュール
› サーバ⽤用コンピュータの購 インストール
⼊入とデータセンタへの設置 › DBのユーザ登録、DB作成
› OSインストール 作業
› サーバ⽤用OS（Linux等）の › コンテンツ設置 → 運⽤用開
インストール作業 始
› サーバ類インストール › Webサーバのコンテンツ
› Webサーバ、DNSサーバ、 の設置と動作確認を経て
DBサーバ等のインストール 運⽤用開始
作業
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9. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
Webサーバ稼働までの作業 B
⾃自社サーバ 専⽤用サーバ 共⽤用サーバ VPS
データセンタ選択・契約 ○※ × × ×
ハードウェア購⼊入・設置 ○ × × ×
OSインストール ○ × × ×
サーバ類インストール ○ ○ × ×
サーバ類設定作業 ○ ○ × ○
コンテンツ設置 → 運⽤用開始 ○ ○ ○ ○
○：作業が必要 ×：作業は不不要または軽微
※社外のデータセンタを利利⽤用する場合
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10. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
Webサーバ稼働までの作業 B
› コンテンツ設置より前の作業担当
› パターン１：インフラ担当の顧客部⾨門が担当
› 殆どの場合、TAM側に負担がかかることはない
› 事前打合せにエンジニアが参加する場合がある
› パターン２：インフラ担当の外部業者が担当
› 業者の技術レベルによりTAM側に負担がかかる場合あり
› 「やりたいようにしてください」等と投げられてしまう
› トラブル時に業者とのコミュニケーションが難しい
› 責任分担（業務分担）を明確にしておく事が重要
› パターン３：TAMが担当
› インフラ系の知識識経験が必要でありTAMの分野外になる
› 外部に依頼する場合、プログラム開発会社またはハード販
売会社等から探すことになる
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11. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
サービス種別 B
› ホスティング（出展：IT⽤用語辞典 e-Wordsより）
› ⾃自社施設に設置しインターネットに接続された情報発信⽤用のコ
ンピュータ(サーバ)の機能を、遠隔から顧客に利利⽤用させるサー
ビス。顧客が⾃自前の設備などを持たずにインターネット上で情
報やサービスを配信するのをサポートするサービスである
› ハウジング（出展：同上）
› 顧客の通信機器や情報発信⽤用のコンピュータ(サーバ)などを、
⾃自社の回線設備の整った施設に設置するサービス
› コロケーション（出展：同上）
› 顧客の通信機器や情報発信⽤用のコンピュータ(サーバ)などを、
⾃自社の回線設備の整った施設に設置するサービス
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12. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
選定基準 B
› 基準（前回資料料より）
› アクセス頻度度(PV)とバランス（回線を流流れる情報量量を推測）
› コンテンツ容量量と内容（必要なディスク容量量と動画等の特別な
配慮が必要なコンテンツを含むかの確認）
› コスト条件（初期、ランニング）
› サイトの継続期間（サーバ業者との最短契約期間）
› ブログなど特定のパッケージが前提になっているか
› SSL利利⽤用の要否
› OS、基本ソフトウェアの指定があるか
› アクセス解析等の付随サービスの必要性
› 稼働状態監視の必要性
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13. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
専⽤用サーバ B
› 専⽤用サーバ導⼊入の理理由
› アクセス頻度度が⾼高い、⼤大きな回線容量量が必要
› 共⽤用回線では不不安
› サーバ能⼒力力の不不⾜足が予想される
› セキュリティ対応、保守性
› 安全性の⾼高いサーバ構成（ファイアウォール利利⽤用等）
› 安全・安定的な保守の実現（専⽤用回線利利⽤用等）
› 主な決定要因
› トータルコスト
› 必要スペックとコストのバランス
› 必要なサービスの有無
› 監視系サービスの有無（OSアップデート等セキュリティ系も）
› バランサー、ファイアウォール等の機能提供の有無 等
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14. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
専⽤用サーバ B
› コストの例例
› NTTスマートコネクト(Doサーバ)の場合
http://www.nttsmc.com/senyo/sms/
構成例例3 構成図 構成要素 概算費⽤用
（FW接続） （税抜き）
Web(DMZ) Webサーバ：タイプA×1台 初期費⽤用：
＋ DBサーバ：タイプE×1台 92万円〜～
DBサーバ(LAN) FW：専⽤用ファイヤウォール(SSG) ⽉月額料料⾦金金：
ネットワーク： 13万円〜～
専⽤用コネクティビティ 1Mbps
DMZ接続、ローカル接続
OS：RHEL
監視：標準
（サービス/プロセス/リソース）
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15. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
専⽤用サーバ B
› データセンターの施設
› ⽕火災対策、地震対策
› 空調・電源システム
› 無停電装置、⾃自家発電装置
› 優先的燃料料確保
› セキュリティ対策
› ⼊入退出管理理（監視カメラ、⽣生体認証等）
› 事前登録等も実施
› 24時間/365⽇日の有⼈人監視
› 通信回線の冗⻑⾧長化
› 複数経路路の利利⽤用
これらのレベルを確認！
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16. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
専⽤用サーバ業者選定のポイント B
› サポート
› 迅速さ
› 柔軟な対応
› あらかじめ指定していない作業への対応可否
› トラブル対応処理理⼿手順をあらかじめ指定するのが普通
› 有償/無償の別も重要
› 営業マンの技術レベル
› 対応窓⼝口は営業担当者
› エンジニアが営業担当をしている場合は有利利
› サービスの安定性
› データセンタの施設要件を含む
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17. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
クラウドサーバについて B
› クラウドコンピューティング
› インターネット上で、必要に応じて速やかにコンピュータリ
ソースを使⽤用する利利⽤用形態
› SaaS, PaaS, HaaSまたはIaaSに分類される
› クラウドサーバサービス
› 上記分類のHaas/IaaSに相当
› サーバ仮想化技術と深い関連がある
› ハードウェア（ネットワーク含む）の増設、スペック向上
などをコントロールパネルから⾏行行える
› 必要なときに必要なだけ使う
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18. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
クラウドサーバについて B
データセンタ
リアルなサーバ
クラウドサーバ
？
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19. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
クラウドサーバについて B
› クラウドサーバの利利⽤用判断
› 顧客からリクエストがある場合
› サーバの台数変更更、サーバ／ネットワークのスペックを短期的
に変更更する必要がある場合
› コスト要件含めて判断が必要
› 複数台のサーバが必要なケース
› １台ではコストメリットが期待できない
› 構成が複雑な場合に、変更更が容易易な事がメリットになる
サーバ業者はクラウド化を進めると思われるが、
本当に必要であるかを⾒見見極める事が重要
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20. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
これだけは憶えよう
› サーバ種別 › 専⽤用サーバ
› レンタルサーバは、共有 › 複雑な構成が必要な場合、
サーバ、専⽤用サーバ、VPSに ⾼高速回線が必要な場合に
分類される 選択することが多い
› VPSは⼩小規模なサイトの場合
にメリットが出る › 専⽤用サーバ業者選定のポ
イント
› サーバ稼働までの作業 › トラブル時のサポートが
› TAMの守備範囲ではない 重要
› インストール、設定作業を
⾏行行う場合、負担増にならな › クラウドサーバについて
いように責任範囲を明確に
› サーバスペック等を短期
に増強・縮⼩小が必要な場
合に検討
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21. 第三回：Webサーバの選定 12/06/06
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