最近、Uberを中心にシェアリングエコノミーに関するトラブルが増加している。 これは“シェア”のレトリックで始まったシェアリングエコノミーの陰の部分がいよいよ出てきたのかな、と。その結果、賛成派対反対派の対立も一層険しさを増していると考えられる。でも、これって解決の見通しはあるのだろうか?一方では、社会に良いことが推進されており、消費者も満足。賛成派も大勢いる。他方では、手作業で生きてきた多くの人々の生活手段の圧迫が発生しており、所得下位80%内の格差を拡大させる危険性があり、反対派も引くはずがない。
どちらもそれぞれの視点ではまったく真実のように思える。そして両者間の妥協点が容易には見いだせそうにないと思われる時、「パラドックス」という言葉を使うのは、正確には間違いかもしれないが、そのような側面もありそうなので、そのような視点でまとめてみた。