DX推進の下でデジタル化への取組みが活発になっている。そして、DXの"X"は「新たな顧客価値を提供するサービス提供」へのトランスフォーメーションと考えられる。この視点では“デジタル化とサービス化の関係性”の明確化が特に重要と思われる。欧州では最近デジタル化とサービス化の高度な組合せを"デジタルサービス化”と再定義し、関連する多数の論文が発表されている。この枠組みでの高度デジタル化はIndustry4.0と解釈できる。そこで、製造企業のDX化における2大潮流を「サービス化とIndustry4.0」と捉え、サービス化とIndustry4.0の融合の視点から製造企業のDX化を貫く構造を発見する試みを行ってみる。