More Related Content More from Shunji Nishimura (15) 同期回路の機能的定義による同期概念の形式化6. Introduction のまとめ
D-FFを用いた定義 [従来の定義1] ⇒ 狭過ぎる
制御信号でステート変化 [従来の定義2] ⇒ 広過ぎる
この間に位置する同期回路クラスを定義したい.
本研究では回路内部の構造に言及することなく,回路
の外部からの視点,つまり機能的な視点から同期回路
を論じ,“広義の同期回路” という概念を提案する.
18. 半構造モデルでの理論展開 - まとめ
半構造モデルについて次を提案:
参照関数が順序保存のものを同期回路とする.
妥当性:
1. 従来の同期回路を含む.⇒ 上位概念
2. 特定の回路要素に依存しない. ⇒ 狭すぎない
3. メモリ装備回路は含まれない. ⇒ 広すぎない
4. ベースとした時間が唯一持つ構造である 順 序 に
基づいている. ⇒ 必然的
20. 機能モデルでの理論展開 [2/3]
R が半順序となっているとき,d を順序構成的と呼ぶ.
順序構成的 = Tの順序をP(T)に導入
= Tの順序をP(T)上に再定義
P(T) に,定義域関数 d から導かれる二項関係 R を定義できる:
t0 < t1 ⇒ (d t0) R (d t1)
例: t0 t1 t2 t3
{t0,t1} R {t0,t2}d t2
d t3
21. 機能モデルでの理論展開 - まとめ
次を提案:
定義域関数が順序構成的なものを同期回路とする.
これは半構造的同期回路を含む.
⇒ 従来の同期回路を含む.
D-FF同期回路の位置付け
(一般にべき集合には包含関係による順序が定まるが,)
P(T)に導かれるのが包含順序 ⇔ D-FF同期回路.
D-FF同期回路は,上の定義においても唯一の特別なクラスといえる.
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