さくらのナレッジの裏側
法林 浩之
• フリーランスエンジニア
• さくらインターネットに常駐中 (6年⽬)
• 社内外のイベント対応(協賛/出展/登壇/取材)
• さくらのナレッジ編集⻑
• ⽇本UNIXユーザ会 幹事 (元会⻑)
• 多種多様なコミュニティとイベントを共同開催
• くわしくは「法林浩之」で検索
@hourin
さくらのナレッジ
•さくらインターネットが運営
するITエンジニア向け情報サ
イト (オウンドメディアとか
テックブログみたいなもの)
•当社スタッフが業務を通じて
得たナレッジを広く世間に共
有し、インターネットの発展
に貢献することが⽬的
•2013年4⽉開設
https://knowledge.sakura.ad.jp/
記事の傾向・本数
• エンジニア向け
• 最近は⼤半がこちら
• 技術解説やノウハウ紹介など
• 初⼼者向け
• さくらのレンタルサーバ関連の記
事が多い
• イベントレポート
• ⾃社イベント
• 社員が登壇した外部のイベント
• 著者は社員と社外が半々
• ⽉に4-8本ぐらい公開
• 編集担当:2⼈
• 他の業務と兼務
• 来⽉から⼤物Z参戦予定
• システム担当:2⼈
• Webマーケティング担当:1⼈
運営体制
• 題材や著者を探して執筆を依頼
• 著者が原稿を書く
• ⼊稿⽅法/原稿フォーマットは⾃由
• 編集部にて編集/確認
• 基本的に2⼈で確認
• 公開
記事ができるまで
さくナレのアクセス動向
⽉間30万前後のPVあり
• 反応が良い記事
• オープンな技術の解説 (例:
JavaScriptの⾮同期処理)
• サービスの宣伝ではない社内業
務の舞台裏紹介 (例:ゼロトラ
ストの取り組み)
• 反応があまり良くない記事
• サービスの宣伝臭がする記事
• イベントレポート
• 特に技術⾊の薄いもの
• 分野が多岐にわたるもの (話題が
散漫になり内容が薄くなる)
アクセス傾向から推測される読者の要望
• 理想
• 社員エンジニアが、業務で使っているツールの紹介や、
オープンな技術の解説記事を書くのが、反応も良さそう
だし、さくナレの主旨にも合致している
• 現実
• 社員著者数は1年間で10⼈程度 (社員数は約700⼈=1.5%)
• 技術記事を速く⼤量にかけるエンジニアは極めて希少
• 開発や運⽤の業務が優先され記事執筆の優先度が低い
• 会社の媒体に書くよりもQiitaやブログの⽅が気楽
理想と現実
でもカンファレンス/勉強会/
⾃社イベントで技術的な発表
をしている社員は結構いる
それなら発表で話した⾔葉を
⽂章化して記事にすれば
社員エンジニアによる技術記事を
増やせるのではないか
⽂字起こしによる
技術記事制作
作業⼿順(概略)
• 発表の動画か⾳声を⼊⼿
(YouTubeでも可)
• 動画を再⽣しUDトークで⽂
字起こし
• ⽂字起こしデータをもとに
原稿を作成
• 発表資料から図などを差し
込んで記事完成
• 発表者と編集部で確認/修正
して記事公開
実⽤化するには
いろいろと⼯夫が必要
• 発表内容には専⾨的な⾔葉が多く含まれる
• 技術⽤語 (例:Kubernetes)
• ⾃社サービス⽤語 (例:Tellus)
• ⽂字起こしの前に発表資料を⼊⼿
• 資料に⽬を通して、専⾨⽤語/⾃社⽤語を単語登録
• 読み⽅が複数ありそうなものは両⽅登録
UDトークに単語登録
• マイクで⼊⼒すると雑⾳が多く認識率が激減
• オーディオインターフェースを使ってライン⼊⼒
• ノイズが⼊らず認識率が激増、⾳声レベルも調整可
• 機材例:iRig2
• UDトークをONにして動画を再⽣
• 発表終了まで放置しておけば⽂字起こし完了
UDトークへの⾳声⼊⼒
オーディオ
端⼦ スマホ
タブレット
オーディオ
端⼦
PC
• ⽬的は⽂字起こしではなく記事制作
• ⽂字起こしデータはあくまでも素材
• 誤認識や⾔い直しも多い
• 発表は⼝語だが記事は⽂語なので変換が必要
• 発表をもう⼀度聞きながら、⽂字起こしデータを
編集して⽂章を作成
原稿作成時の⼯夫(1)
• 本題から外れる話は省く
• ⾃⼰紹介、会社紹介、余談など
• ⼝癖や頻出する⾔い回しの置き換え
• みんな何かしら癖がある
• それを忠実に⽂章化するとくどいので
適宜表現を変える
原稿作成時の⼯夫(2)
制作例
• 15-20分の発表で6000-8000⽂字
• 45分の発表だと15000-20000⽂字
• さくナレの記事は2000-6000⽂字が⽬安
• 15分も話せば記事1本分ぐらいの⽂字数になる
• 45分の発表は2本に分割
発表時間と⽂字数
• 単語登録と⽂字起こしで1⽇
• 原稿作成に1-2⽇
• 著者/編集部との確認/修正で1⽇
記事制作の所要時間
• 現在はこの作業ができるのが法林のみ
• 他の⼈でもできるようにしたい
• 作業⼿順のマニュアルを⽤意するとか
• 特にエンジニアが⾃分で作れるようにしたい
今後の野望
ブログとか書きたいけど
⽂章を書くのが苦⼿という⼈は
⾳声⼊⼒で原稿作成する⽅法も
あるのでやってみたらどうか
ありがとうございました

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