#UNIX歴史講座 #osc23on
jus研究会東京大会
〜インターネットの母編〜
本日の資料は
こちらで公開します
https://www.slideshare.net/hourin/
もしくは
「slideshare 法林」で検索
高橋 徹
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日本UNIXユーザ会 元幹事
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1990年代における日本およびアジアのイン
ターネット普及に貢献し、インターネット
初期の商業的展開で重要な役割を演じた
(Wikipediaより)
●
インターネットの殿堂入り(2012年/日本人初)
本日の主役
(1941〜2022)
砂原 秀樹
本日の講師
三谷 公美
井上 尚司 法林 浩之
1983年設立
日本におけるUNIXや
OSSコミュニティの草分け
日本UNIXユーザ会 (jus)
jusの会報
主に活動報告を掲載
jus幹事が編集
設立当初から現在に至るまで継続
試合に至る経緯
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昔の/etc/wallは紙媒体 (現在はPDF)
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jus事務局に眠る古文書の電子化を推進中
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作業中に/etc/wallが全巻発掘され電子化
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/etc/wallに書かれた活動記録を紹介することで、
当時のUNIX業界やIT業界の状況を伝えたい
●
35年分を一度に紹介するのは無理なので、
各回ごとに年代を区切ったりテーマを設けて説明
おことわり
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今日の内容は当時のIT業界のごく一部
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jusの活動記録から見た当時の状況説明
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jusの活動範囲外の出来事は載っていない
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時間の関係で割愛する話題も多い
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NGワード
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(俺の思い出の)あの出来事が載っていない
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なつかしい(平成生まれは知らない話なのでそん
なこと言わないはず)
お願い
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質問はZoomのチャットへお願いします
●
質問のみ書いてください
●
時間が余れば回答します
●
思い出語りはTwitterなどでどうぞ
●
#UNIX歴史講座 #osc23on
今回の主な話題
高橋徹さんの
業績を振り返る
/etc/wallには
高橋さんの話題が
あまり載っていない
ことが発覚
そこで今回は
高橋徹さんの著書
「インターネット私史」
(2014)
の内容を多用
こっち側に来るまで
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それまでは書籍や雑誌の編集者だった
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1983年
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職場に来たVAX-11でUNIXとJUNETを体験
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1986年
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DCLに転職
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UNIXのビジネス展開を考える仕事に就く
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同僚にjus会長がいた(坂本文さん)
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1987年
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jus幹事に就任(1993年まで)
WIDEインターネットへの貢献
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DCLでルータの輸入もしていた
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当時はプロテオン社のルータが隆盛
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WIDEプロジェクトにプロテオンのルータを提供
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日本にインターネット(TCP/IP網)ができる
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1988〜1990年にかけて構築が進む
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最初に設置したのは岩波書店一ツ橋別館@神保町
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その後、京都、大阪、福岡などにNOCができる
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64kbps専用線でIP接続
海外カンファレンスの視察
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USENIX/Uniforum/Interopなど
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USENIX:技術カンファレンス (現存)
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UniForum:ビジネス寄り (廃止)
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Interop:ネットワーク機器の相互接続性を
検証する展示会 (日本で現存)
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高橋さんはUniForumやInteropを担当
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/etc/wallにレポートあり
Interop視察報告 (1990年)
UniForumの参加報告
(1992年)
当時は/etc/wallを
英語でも発行していた
Interopの
日本展開
UNIX Fair
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UNIX関連機器やソフトウェアの展示会
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1986年から1995年まで年1回開催
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会場は新宿NSビル、パシフィコ横浜など
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主な内容
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出展各社による展示
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ネットワーク接続実験
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併設セミナー
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情報交換パーティー
当時は各社がUNIXマシンを開発/販売
OSも各社で開発(=実装が異なる)
UNIX Fairが相互接続性検証の場となる
これがInteropに受け継がれる
Interop
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ネットワーク機器の相互接続性を検証する展示会
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ShowNet(会場ネットワーク)を構築
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カンファレンスも併催
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1986年に米国で開始 (現在は終了)
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1994年から日本でも開催 (現存)
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https://www.interop.jp/
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UNIX Fairでやっていたネットワーク接続実験が
こちらに引き継がれる
高橋さんとInterop
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1989年に行われた米国Interopに初参加
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ツアーを組んで13人で行った
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企画:高橋さん / コーディネーター:村井純さん
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日本での開催を実現するために高橋さんが
インターロップ社にヘッドバンドされた
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1994年の初回開催時はプログラム委員長を務める
東京インターネット
https://web.archive.org/web/19970131170210/http://www.tokyonet.ad.jp/
東京インターネット
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1994年に創業
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日本最初期のISPの1つ
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会社設立時に社長をやってほしいと言われて悩んだ
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村井さんに相談したら「競争があった方がいいから
やってよ」と言われてやる気になり社長を務める
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3原則:価格破壊/高品質/オープンな経営
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一時は法人顧客数1位になるまで成長
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2次プロバイダとして地域ISPが多数できる
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1998年にPSINetに買収
日本インターネット協会
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インターネットの普及啓発を目的とする業界団体
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1993年設立
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高橋さんが初代事務局長 (後に顧問)
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主な活動
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「インターネット白書」の監修
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インターネットに関する各種セミナーの開催
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ISOC、ICANN、APIAなどの国際組織との連携
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現在はインターネット協会として活動中
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https://www.iajapan.org/
世界および
アジア太平洋地域の
インターネット
コミュニティの形成
世界のインターネット
コミュニティとの関わり
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ISOC (Internet Society) (1992-現在)
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インターネット技術に関する標準化、教育、
ポリシーに関する問題を解決/議論する組織
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下部組織にIETFやIABなど
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https://www.internetsociety.org/
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日本支部あり(ISOC-JP)
●
https://www.isoc.jp/
●
高橋さんは2001年にプレジデント(議長?)
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INET (1991-2016)
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インターネット技術に関する国際会議
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ISOC主催
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https://www.internetsociety.org/events/inet/
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日本開催は1992年(神戸)、2000年(横浜/高橋さん
が共同議長)
アジア太平洋地域のインターネット
コミュニティとの関わり(1)
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APNG (Asia Pacific Networking Group)(1994-現在)
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アジア太平洋地区のインターネットに関する情報交
換、研究開発、普及活動を行う団体
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https://apng.org/
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後述の組織/イベントの母体となる
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APIA (Asia & Pacific Internet Association/アジア太平洋
インターネット協会)(1997-現在)
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アジア太平洋地域のインターネット関連サービス
提供会社による非営利団体
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https://www.apia.org/
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高橋さんは2002年に議長を務める
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かつてはAPRICOTを主催(現在はAPNOG主催)
アジア太平洋地域のインターネット
コミュニティとの関わり(2)
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APNIC (Asia Pacific Network Information Centre)
(1993-現在)
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アジア太平洋地域のIPアドレス・AS番号の管理組織
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https://www.apnic.net/
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高橋さんは1998-2000年に議長
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日本はJPNIC (1991-現在)
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APRICOT (Asia Pacific Regional Internet Conference on
Operational Technologies) (1996-現在)
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アジア太平洋地域におけるインターネットの技術
カンファレンス
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APNOG (Asia Pacific Network Operators Group)主催
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https://www.apricot.net/
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日本開催は2005年(京都)、2015年(福岡)
インターネットの殿堂
出典:「インターネット私史」
2012年に選出(初回/日本人初)
インターネット
の母?
今回の話題
高橋徹さんの業績を振り返る
jusでの活動
Interopの日本展開
インターネットビジネスの展開
世界およびアジア太平洋地域の
インターネットコミュニティの形成
皆さんに
お伝えしたいこと
今の流行技術も
20年後には
歴史講座の題材
今すぐこの時代の
まとめを作る必要はない
でも今を記録に残すことは
やっておいた方がいい
今後の予定
またそのうちやります
OSC名古屋か北海道あたり?
他の年代の資料も
こちらで公開中
https://www.slideshare.net/hourin/
もしくは
「slideshare 法林」で検索
ありがとうございました
またお会いしましょう!
〜インターネットの母編〜

【インターネットの母編】平成生まれのためのUNIX&IT歴史講座