Ruinartチーム khak・Tring・3ガバス

1. 1
チーム名：ルイナール
• Khak (ケーハック)
• Tring (とりんぐ)
• 3ガバス (本日発表担当)
チーム紹介

2. 淡路島への本社移転に伴う、中期IT基盤整備計画について
～当社創業10周年記念プロジェクトとして～
2

3. 3
•コンセプト等
•概算費用
•キーアイテム
•ワークスタイルの変化イメージ
•管理・セキュリティ
•移転フェーズ第一段階 構成図
•移転フェーズ第二段階 構成図
•調達価格一覧表
•付録
Index

4. 具体的には
1. データ・端末・危険個所の可視化 (最優先)
2. 管理・展開の一元化・遠隔化
3. データ・設備のクラウド移行
4. 不要ワークプロセスのバイパス
+自宅固定回線費用補助制度創設 (通勤交通費を原資とする)
上記2フェーズに分け、ユーザーが追従可能なレベルで段階構築する。
1. クラウドサービスを利用した業務効率化
2. IT資産分散化を踏まえたセキュリティリスク(Pマーク)対応の強化
■ 移転準備・管理基盤構築フェーズ
■ 個社課題解決・拡張フェーズ
4

5. コンサルの方向け注記
• CIS コントロール V7 日本語版 Basic項目
• Microsoft Cloud App Security アプリカタログ
• 情シスSlack
• 超有名大人気ブログ ロードバランスすだちくん
• ほか、適宜JUAS資料など
■ 本資料は以下を適宜参照しつつ作成しています。
5

6. 費用
イニシャル 第一フェーズ 第二フェーズ
本件情シス担当部分費用概算
■ 移転一時費用概算
■ 第一フェーズ完了時点ランニングコスト
6
約605万円
約77万円/月(年：924万)
■第二フェーズ完了時点ランニングコスト
+約46万円/月(9カ月：414万)
約1,943万円/年
※(IT導入補助金 C類型 -2 補助率75％適用時 : ZohoOne )
※ 売上対比 0.97%

7. ある製品を利用する際に、調達単価だけではなく、運用コスト(人件費・光熱費等)や付帯設備の調達・運用コストなどにも着目し
たコストの考え方。以下の例では、稼働についてはA製品が、事故発生時はD製品が最も安くなります。
ご参考：総所有コストとは
調達コスト
月額利用料
1600円/人
A製品
月額利用料
700円/人
B製品
要員
1名
人件費 要員
2名
人件費
例：
総所有コスト
C製品
(物理設置)
要員
1名
人件費
機器
購入費
光熱費等
付帯設備
運用コスト
月額利用料
1600円/人
D製品
要員
1名
人件費
緊急対応
サポート
月額500円/人
事故対応
費用
？
事故対応
費用
？
事故対応
費用
？
構築費
事故対応費用
？
7

8. キーアイテム
8
テレワーク基盤
コミュニケーション基盤
ファイル保管
業務効率改善基盤
(CRM・SFA・経費精算etc)
法人向け端末
(社給化)
Teams
Onedrive for Business
(+固定回線費補助)
Zoho One
Fondesk
法人向け
Windows・iPhone(Dep)
(テレワーク・Pマーク対応)管理・セキュリティ基盤
Defender ATP
EMS
FreshService

9. ワークスタイル変化イメージ
9

10. Before…
10
メール
私用携帯へ電話
個人Lineなど
その他アプリ
代表電話
FAX
社員
顧客
社給PC
個人PC
個人携帯
取次
？
NAS
業務上の連絡・社内手続き
応募人材
訪問・面談
社内 社外
上司・同僚・バックオフィス
精算(紙)
精算(Excel)
USBメモリ

11. 11
社給PC・社給iPhone
顧客 応募人材
電話・会社が把握しているアプリ
(社内処理)
(電話応対・チャット通知)
チャット
ファイル送付
代表電話
FAX受信(efax)
社内ビデオ会議・社内連絡
ビデオ会議
社員
上司・同僚・バックオフィス
メール・予定管理・共有
After！

12. 現状
12
メール
私用携帯へ電話
個人Lineなど
その他アプリ
代表電話
FAX
社員
顧客
社給PC
個人PC
個人携帯
取次
？
NAS
業務上の連絡・社内手続き
応募人材
訪問・面談
社内 社外
上司・同僚・バックオフィス
精算(紙)
精算(Excel)
USBメモリ
そして現状のままだと…

13. 13
• データはどこに？
• 重要なデータは保存済みですか？
• 非効率では？

14. 14
• これは“社内”のデータですか？
• 管理できますか？
？

15. 15
• 皆さんに快くお会いいただけていますか？

16. 現状のまま移転すると、上記状況が加速します。そこで、
16

17. 17
チャット・ビデオ会議・予定・ファイル共有etc ツール

18. コミュニケーション (オフィス内外問わず)
18
社給PC・社給iPhone
顧客 応募人材
電話・会社が把握しているアプリ
(社内処理)
(電話応対・チャット通知)
チャット
ファイル送付
代表電話
FAX受信(efax)
社内ビデオ会議・社内連絡
ビデオ会議
社員
上司・同僚・バックオフィス
メール・予定管理・共有

19. 場所にとらわれないファイル活用・制御
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社給PC・社給iPhone
社員
共有フォルダ
個人フォルダ
社給PCデータを
自動バックアップ
危険で不便なものは不要！
(どこでも)

20. 他にも、ZOHO Oneによる業務改善例として、
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21. 顧客
現在の顧客対応
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人当たりがよく人気 業界長い 他業種知識豊富 ドキュメント作成
得意
アサイン上手
何をしているかが
わからない
？
行き過ぎた
マイクロ
マネジメントの
誘発など
個別バラバラに対応。状況・ノウハウ共有不十分。非効率。
さらに…Excel
メール
紙
電話

22. さまざまな顧客
CRM・SFAなどの利活用
22
一元化
状況・ノウハウ共有
可視化
ZOHOサービス内連携
経営判断材料の
可視化

23. ZOHOは多数のアプリがありますので、別途ご相談させてください。
次に管理・セキュリティ面です。
23

24. 備考
ワークプロセスそのものにかかわってきますので、移転完了時点で同時にSaaS製品がすべて出そろっているというのは難しいですが、
あとで構成を検討しやすいこと、補助金対象であること、セキュリティ面の充実から、Zohoを暫定案と致します。
(One)
24

25. 管理基盤がないまま移転すると…
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場所は？
あるの？ないの？
データはどこ？
個人端末のデータ消していいの？
危なくないの？
変更は？
サポートは？
事故起こってないよね？
暗号化はされてる？
バックアップは？
事故が起きたらどうすれば？

26. 管理基盤整備済みなら
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Windows10 Pro / Enp
社給iPhone (DEP)
EMS
FreshService
OneDrive for Business
Defender ATP
Cloud App Security
TeamViewer
見える！
わかる！
対応できる！
本社にいなくても…
Pマーク対応も…

27. Pマーク対応も
27
OKです！

28. 費用まとめ
1. 営業利益3億対比： 6.5%
2. 売上20億対比：0.97%
3. 減殺賃料年額対比：30％
現状賃料 550万円/月 (420坪・坪当1.3万・3.5坪/名)
移転先賃料 15万円/月 (坪数3割減想定)
差し引き = 6400万円(原状回復費は敷金相殺想定)
28
約1,943万円
ご参考：従業員人件費
120名、平均480万円、月間22日稼働と仮定した場合、
一人、1日あたり１時間削減として、
月間600万円の削減効果
ex: https://www.homes.co.jp/chintai/b-1012390000634/

29. 第一フェーズ構成図
29

30. 移転準備・管理基盤構築フェーズ
社給iPhone
(DEP)
携帯電話
Fondesk
(Teamsチャネルへ送信)
代表電話
Azure AD P1
ABM
ID管理
Exchange
Online
(極力Teamsチャネルで受信)
メール
FreshService
資産管理
Teams
テレワーク
コミュニケーション
基盤
Windows10
Pro
パソコン
Intune
端末管理
MDATP
(Windows10 E5)
MCAS
各1ライセンス
脆弱性管理
製品選定補助
Windows
Defender
EPP
TeamViewer
(Teams接続)
PCサポート
OneDrive
For
Business
ファイル保管
(個人フォルダ)
ヒアリング
利用製品選定
その他
OneDrive
For
Business
端末ローカルデータ
バックアップ
Sherepoint
Online
ファイル保管
(共有フォルダ)
30

31. 第二フェーズ構成図
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32. Pマーク対応等セキュリティリスク重視拡張案
社給iPhone
(DEP)
携帯電話
Fondesk
(Teamsチャネルへ送信)
代表電話
Azure AD P2
ABM
ID管理
Exchange
Online
(極力Teamsチャネルで受信)
メール
FreshService
資産管理
Teams
テレワーク
コミュニケーション
基盤
Windows10
Enterprise
パソコン
Intune
端末管理
MCAS
製品選定補助
シャドーIT可視化
Windows
Defender
ATP
EDR
TeamViewer
(Teams接続)
PCサポート
OneDrive
For
Business
ファイル保管
(個人フォルダ)
暫定 Zoho One
※MCASのスコア
を参照しつつ、
SAML対応の可否
とコストを勘案し
て選定。
経費精算
SFA/CRMなど
その他
OneDrive
For
Business
端末ローカルデータ
バックアップ
Sherepoint
Online
ファイル保管
(共有フォルダ)
Azure
Information
Protection
※後日整備
機密情報漏洩対策
32

33. 価格表
33

34. イニシャル (情シス担当部分・除く電設等B工事)
品目 名称 数量 単価 費用 備考
OSライセンス Microsoft Windows10 Pro 120 26000 3120000 Amazonより正規品コード購入
通信機器 Meraki MX67W 2 80000 160000 1台コールドスタンバイ予備機として想定
同 ライセンス(3年) 1 70000 70000
ラック サンワサプライ 4U19インチラック 1 40000 40000
通信回線 アルテリアネットワークス 初期工事費 1 50000 50000
機器設置・配線 ルータ・AP(MX67W)設置・配線 1 0 0 内製
複合機設置・配線 1 0 0 内製
配線部材費 1 20000 20000 LANケーブル・モール等
移設費 既存複合機 2 50000 100000
計
未確定
PC買い替え分 Windows10 Pro PC 15 170000 2550000 見込み額
USB無線LAN子機 10 4000 40000 見込み額
AP増設 Meraki MX67W 70000
同 ライセンス(3年) 70000
メーカー不問 POE 8ポートスイッチ 30000
天井配線費 150000
計
¥3,460,000
¥2,590,000
34
6,050,000円

35. 第一フェーズランニングコスト
品目 名称 数量 月額単価 月額費用 備考
携帯電話 iPhone + パケット利用料 120 4000 480000 リース・保証等込み、MDMなし。DEP対応
PC・携帯管理 EMS E3 120 950 114000
テレワーク基盤 Microsoft 365 Business Basic 120 540 64800
資産管理基盤 FreshService Estate エージェント 1 9000 9000 年額: 108,000円
FreshService 管理資産(500) 1 8334 8334 年額: 100,000円
サポート TeamViewer 1 19000 19000 年額: 228,000円
脆弱性管理 Windows10 E5 1 1200 1200 (事前環境構築にも利用)
SaaS利用可視化 EMS E5 1 1610 1610 (事前環境構築にも利用)
通信回線 ARTERIA光 月額利用料
インターネットアクセス (1IP) 1 26000 26000 占有 上り 500Mbps/ 下り 1Gbps
電話転送 ボイスワープ(代表電話・FAX) 2 550 1100
代表電話応答 Fondesk 基本料 1 10000 10000
Fondesk 従量費用 1 20000 20000 月間受電200件を想定
計
未確定
Office切替分 Microsoft 365 Apps 15 900 13500 見込み額
計
¥755,044
¥13,500
35
768,544円/月

36. 第二フェーズランニングコスト
品目 名称 数量 月額単価 月額費用 備考
CRM/SFA Zoho One 120 4200 504000
会計 (IT導入補助金 C類型 -2 補助率75％ ) 120 -3150 -378000
経費精算
etc
計 ¥126,000
36
品目 名称 数量 月額単価 月額費用 備考
EDR Windows10 E5 119 1200 142800
SaaS利用可視化 EMS E5 119 1610 191590
計 ¥334,390
460,390円/月
(※次年度は838,390円/月)

37. 本件提案以上となります。
37

38. ご清聴ありがとうございました。
38

39. 付録
39

40. 40
https://www.sans-japan.jp/resources/cis_controls

41. 41
https://juas.or.jp/library/research_rpt/
全体平均で1.09%
売上高に占めるIT予算比率

42. Pマーク特記
当社はPマークを取得しており、情報漏洩事故時の報告義務が発生しております。
現時点では、報告内容は、“ファイル/データの作成日より後”ということ以外、外部に説明できる状況にありません。
1. 個人データ・企業データの分離と暗号化
2. 可視化・管理可能化
3. アカウンタビリティの確保
例： 1件あたり漏洩人数の1/2 x 平均想定損害賠償額の1/2 = 7447人 ｘ 11800円 = 8787万4600円
42

43. 今回不使用
43

44. プロジェクトコンセプト
即応性(スピード)の追求
• 顧客ニーズへの即応性の追求
• 経営ニーズへの即応性の追求
• 上記を実現するための、ビジネスIT環境そのものの即応性の追求
これらを創業10周年記念プロジェクトとして、対外的なアピール材料となるレベルで構築する。
44

45. 設計コンセプト(情シス視点)
総所有コストの削減とスピードの両立
• シームレスに拡張・縮小可能であること
→ (手戻りが少なく、変更が容易なもの)
• 段階的な導入が可能であること
→ (状況に応じて方針が見直し可能なもの)
• 人的リソースの変動に対応可能であること
→ (クラウドサービスかつ、メジャーまたは学習コストの低いもの)
これらを明確に意識し、総所有コストを抑えて構築する。
45

46. ご参考： MCASを使った製品調査
本来は違う用途のものですが、クラウドサービスのスコアリング機能を持っていますので、製品選定の補助として利用可能です。
上掲は、Zoho People（人事管理システム）の結果の一部抜粋です。
46

47. 1. 準備フェーズで管理・展開体制を整えているため、
焦る必要はありません。現場に定着する製品をじっくり検討します。
2. セキュリティと生産性は車の両輪です。つまり、
ブレーキの壊れた車でも“運がよければ”目的地にたどり着きます。
ブレーキだけでは、そもそも車として成立しません。
3. 調達価格だけが安い製品は、
“それしか取り柄がないので”安い、というケースがままあります。
マイナー製品の教育コストは莫大です。
■個社課題解決・拡張フェーズのポイント
47

48. ご参考： MCASとMDATPを使った可視化
MCASとMDATP（EDR）を導入することで、どこが危険なのか、どう対応するべきか、どこにアクセスして、どんなサービスを使用して
いるか、問題が発生した場合の経路、時間軸など、さまざまなものが可視化されます。
Pマークを取得している関係で、事故発生時には、当社は他社よりもハイレベルな説明責任を求められるため、可視化する努力
が必要です。
脆弱性:
対応方法:
サービス利用状況:
48

49. 構成図のポイント
製品名 数量
EMS E3 120
EMS E5 1
Win10 E5 1
一見、オプション案は複雑に見えますが、実際にはプラン変更により、シームレスに実現可能です。
また、月額払いに切り替えることで、拡張・縮小が容易です。以下のような3段階に分割可能です。
製品名 数量
EMS E3 120
EMS E5 1
Win10 E5 1
経費精算製品等 任意
製品名 数量
EMS E5 120
Win10 E5 120
経費精算製品等 任意
また、割高にはなりますが、必要な機能のみ個別購入することも可能です。
例：EMS E5 =
Intune
Azure AD P2
Azure Information Protection P2
Cloud App Security
49