近年ではオフィスワーカーもオフィス以外で仕事ができる環境が整いつつあります。しかし実態としては、導入実績の有無にかかわらず、まだこのようなテレワーク、モバイルワークに対しては何らかの違和感、不便さがあるという状況が正直なところではないでしょうか。本資料では、モバイルワークの効率化に加え、報連相の精度向上や社全体のコミュニケーション活性化にも繋がるスマートなモバイルワーク実現のポイントを紹介します。

1. アステリア株式会社
2018 年 9 月
White Paper
© 2019 Asteria Corporation
効率的なモバイルワークを
推進するスマホ報告アプリ
活用のすすめ
まだノートパソコンとメールを使って
時間を無駄にしていませんか？

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© 2019 Asteria Corporation
はじめに
近年ではオフィスワーカーもオフィス以外で
仕事ができる環境が整いつつあります。各種メ
ディアでも「働き方改革」をキーワードとして、
在宅時もしくは出張中や移動中でも仕事をする
スタイルについて頻繁に報道されています。し
かし実態としては、導入実績の有無にかかわら
ず、まだこのようなテレワーク、モバイルワー
クに対しては何らかの違和感、不便さがあると
いう状況が正直なところではないでしょうか。
総務省が本年の 5 月に公表した「平成 29 年通
（総務省平成 29 年通信利用動向調査より）
信利用動向調査」によると、テレワークを導入している企業の割合は 13.9％とまだまだ低いことがわ
かります。同調査で「テレワークを導入しない理由」についての回答結果が、以下のようになります。
テレワークを導入しない理由（企業）
断トツ 1 位となっている「テレワークに適した仕事がないから」は仕方ないとして、本資料では 3
位の「業務の進行が難しいから」と 5 位の「社内のコミュニケーションに支障があるから」に着目し、
その課題の解決方法を検討していきたいと思います。
オフィスを離れた上司や同僚から顔が見えない場所での仕事において、コミュニケーションに支障
をきたす要素としては「報連相」があげられるでしょう。社会人にとって基本となる報告、連絡、相
談が、テレワークやモバイルワークだとスムーズに進まないことで、業務の進捗の滞り、業務の進行
スピードの低下が問題になっているといえます。
テレワークやモバイルワーク普及を阻む要員の一つにもなっている、この課題を解決するには何が
必要でしょうか？モバイルワーク時に、顔が見えなくてもオフィス部門へスムーズな、タイムリーな
報告に最適なコミュニケーションツールは何かないのでしょうか？
1 位 テレワークに適した仕事がないから 73.7%
2 位 情報漏えいが心配だから 22.2%
3 位 業務の進行が難しいから 19.5%
4 位 導入するメリットがよくわからないから 14.0%
5 位 社内のコミュニケーションに支障があるから 12.9%

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ところが冒頭で紹介したように、未だモバイルワークにおいては円滑なコミュニケーションや業務
の進行に問題を抱えています。その一因にノートパソコン利用も関係しているといえるでしょう。
ノートパソコンの利用は、自宅、レンタルオフィス、コワーキングスペース、自習室など、ある程
度落ち着いて作業できる環境、かつ Wi-Fi ネットワークが整備されている環境が確保できれば便利な
のですが、そうでない場合は取り回しが不便になります。とりわけマウスを使っている方は、膝上な
どでの操作が困難のため、机が必須でしょう。
そのため、腰を落ち着ける場所を探そうとカフェ等に駆け込むことが多くなりますが、パブリック
スペースでのパソコン利用は、パソコン自体の盗難・紛失、また画面の盗み見などセキュリティリス
クが増加します。
モバイルワークにおいて頻繁に報連相を実施するには、移動中や出張先でのちょっとした隙間時間
に報告することが求められますが、ノートパソコンではふとした時に手元で開くことができず、報告
ができないことが多いといえます。ビジネスに更なるスピードが求められる現在、「何かあった時に、
素早く文書や写真を送信して報告する」という機敏性においてノートパソコンは優れているデバイス
とはいえません。たとえば、このようなケースは思い当たりませんか？
1.報告業務に関する課題や要望
ノートパソコンの持ち運びはもはや「負担」
「パソコン 1 台あればどこでも仕事ができる時
代」と言われて久しいですが、もう使い古され
たキーワードといっても過言ではありません。
2000 年 代 初 頭、 ま だ OS が Windows 2000
や XP の時代から、企業ではノートパソコンと
VPN リモートアクセスの組み合わせで時間と場
所を選ばずに仕事ができる環境を取り入れてき
ました。1 社員 1 台のパソコンでどこでも仕事が
できるという時代は 15 年以上にわたって続いて
きたのです。
➡︎
Case1 外出中、緊急案件。すぐに本部に報告しなければ
➡︎
Case2 使えるネットワークを探す
「Wi-Fi が拾えない…仕方ないテザリングにしよう、どうやるんだっけ？」
ノートパソコンを開く場所を探す
「カフェが近くにない…」
報告する場所を見つけるまで時間のロス
慣れないネットワーク設定に苦戦し
時間のロス
報告新規メールを作成する「件名何にしよう、
宛先誰を入れよう、文章どうしよう…」
場所を見つけるまで時間のロス