PART1｜ストレス解消のための消費行動研究-ストレスにどう対応する？ PART2｜消費行動フォローアップ調査

1. 2024
東方線上 4月消費者レポート
Snapshot of TW Consumer Behaviors April 2024
注目データ：
ストレス解消のための消費行動研究-ストレスにどう対応する？
消費行動フォローアップ調査
中国語版：2024年4月30日公開
日本語版：2024年5月20日公開

2. PART 1
ストレスにどう対応する？
ストレス解消のための
消費行動研究
東方線上 x Macromill Weekly Index Asia台湾調査
調査方法：東方線上消費者研究グループ – 東方快線インターネット調査
有効標本数：500名、20～59歳の消費者
東方線上消費者研究グループ月次自主調査
調査方法：東方線上消費者研究グループ – 東方快線インターネット調査
有効標本数：1,000名、20～59歳の消費者
調査期間：2024年4月

3. 国際情勢から国内経済まで、社会から家庭や個人まで
消費者が感じるストレスとは？それにどう対応する？
米中貿易戦争や、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ戦争が
始まり、激動の世界情勢に直面して以来、原油・電力価格の高騰や国
内の生活物価高騰など、インフレ圧力は高まり続け、生活コストもだんだ
んと上昇し、消費者が感じるストレスも徐々に深刻化している。
それにより、ニュースメディアでは過度なストレスによる過激な行動が多く
報道された。
上記のような背景を踏まえ、消費者のストレスの原因と、ストレスを解消
するためにどのような方法をとっているのかをさらに研究していきたい。
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
1

4. 0%
10%
20%
30%
40%
50%
0102
0109
0116
0130
0206
0213
0220
0227
0306
0313
0320
0327
0403
0410
0417
0424
0501
0508
0515
0522
0529
0605
0612
0619
0626
0703
0710
0717
0724
0731
0807
0814
0821
0828
0904
0911
0918
0925
1002
1009
1016
1023
1030
1106
1113
1120
1127
1204
1211
1218
1225
0101
0108
0115
0122
0129
0205
0219
0226
0304
0311
0318
0325
0401
0408
2023 2024
很悲傷 很鬱悶 很不安
2
台湾の社会情緒の変化
消費者の『悲しい』や『憂鬱』、『不安』といった情緒が上昇
東方線上の社会情緒に関する長期フォローアップの結果によると、消費者が『悲しい』、『憂鬱』および『不安』と感じている割合が、過去1か
月間で明らかに上昇しており、なかでも『憂鬱』はほか2つの情緒よりも高い。
東方線上 x Macromill Weekly Index Asia台湾消費者価値観・行動週次調査、N=500、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査
※データ期間：20230102～20240408
直近1週間の心情(複数選択) (N=500)
悲しい 憂鬱 不安

5. ※データ期間：20240101～2024/04/01
3
消費者の物価に対する予想と意識
台湾消費者の物価に対する意識
消費者は物価上昇を感じ、今後も上昇し続けると予想している
東方線上の台湾消費者の物価に対する意識フォローアップデータによると、消費者は2024年初頭から今に至るまで、物価の上昇
を感じており、引き続き上昇傾向にあると予想している。
東方線上 x Macromill Weekly Index Asia台湾消費者価値観・行動週次調査、N=500、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査
(N=500)
50%
60%
70%
80%
90%
100%
0101 0108 0115 0122 0129 0205 0219 0226 0304 0311 0318 0325 0401
2024
近期物價感受上漲
預期物價變化上漲
最近の物価上昇を感じている
物価が上昇すると予想する

6. 東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
経済状況とキャリア開発の悩みは全世代共通の課題
20代は外見、30代は仕事のパフォーマンス、40代は経済・家庭のストレスが大きい
東方線上の自主調査データによると、「経済状況」
(49.1%)は現在、最も多くの消費者にとって課題であ
り、次に健康問題とキャリア開発に悩んでいる。
• 20代は経済状況以外の悩みとして、2位と3位に
仕事上の悩みを挙げており、社会に出た彼らは、職
場でどのように良いパフォーマンスをするか、キャリアを
開発するかに対する不安を未だに強く抱いている。
また、外見に対する心配も重要な悩みの一つだ。
• 30代は20代と比べ、ある程度職場経験を積んで
いるが、同じように仕事でのパフォーマンスに悩んでお
り(30.7%)、キャリア開発の悩みも32.2％に上る。
• 40代は、経済状況と健康問題の悩みを抱える人
の割合が他の世代よりも高い。さらに、家庭に関
わる親子/両親関係(24.4%)や、家庭問題(親
戚関係)(21.1%)の悩みが目立つ。これは、サンド
イッチ世代としての彼らの状況が表されている。
順位 全体
(N=1000)
20～29歳
(N=230)
30～39歳
(N=270)
40～49歳
(N=270)
50～99歳
(N=230)
1
経済状況
49.1
経済状況
51.7
経済状況
51.9
経済状況
54.8
健康問題
47.4
2
健康問題
38.5
キャリア開発
38.7
健康問題
37.0
健康問題
45.6
経済状況
36.5
3
キャリア開発
30.9
仕事のパフォーマンス
(自己要求)
28.7
キャリア開発
32.2
キャリア開発
33.7
キャリア開発
18.3
4
仕事のパフォーマンス
(自己要求)
24.6
外見の心配
24.3
仕事のパフォーマンス
(自己要求)
30.7
親子/両親関係
24.4
職場環境/文化
17.8
5
職場環境/文化
20.5
健康問題
23.0
外見の心配
24.1
婚姻/パートナー関係
23.7
親子/両親関係
7.4
6
婚姻/パートナー関係
25.0
婚姻/パートナー関係
20.9
職場環境/文化
22.2
仕事のパフォーマンス
(自己要求)
23.0
社会環境のストレス
(例：コロナ、政治など)
17.0
7
外見の心配
19.1
職場環境/文化
19.6
婚姻/パートナー関係
18.5
職場環境/文化
21.9
仕事のパフォーマンス
(自己要求)
15.2
8
親子/両親関係
18.8
人間関係のストレス
18.7
親子/両親関係
17.4
家庭問題(親戚関係)
21.1
婚姻/パートナー関係
14.8
9
社会環境のストレス
(例：コロナ、政治など)
15.8
社会環境のストレス
(例：コロナ、政治など)
15.7
社会環境のストレス
(例：コロナ、政治など)
14.8
人間関係のストレス
19.3
家庭問題(親戚関係)
13.5
10
人間関係のストレス
14.8
親子/両親関係
15.2
人間関係のストレス
13.3
外見の心配
16.7
外見の心配
10.9
各年齢層の現在の生活上の悩み
4
*TOP10のみ掲載、詳細は東方線上まで

7. 消費者ストレス度自己評価：消費者の40%がストレスを強く実感、点数は8～10点
40代の高ストレス者の割合は47.0％にも上る
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20~59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
5
年齢別 消費者ストレス度自己評価の割合
38.1%
47.0%
40.7%
34.3%
40%
0% 50% 100%
50~59歳
(N=168)
40~49歳
(N=217)
30~39歳
(N=214)
20~29歳
(N=181)
全体(N=780)
1~7点 8~10点
平均ストレス度
7.3
7.1
7.3
7.4
7.2
全体的に、消費者は現在どの程度ストレスを実感しているのだろうか？東方線上は消費者が自己評価できるよう、ストレスを具体的なスコ
アに変換。1点は非常にストレスがない、10点は非常にストレスがあるとし、1～10点で評価してもらった。調査データによると、消費者全体
の平均ストレス度は7.3点だった。また、消費者の40%は現在8～10点の高ストレス状態であると感じている。
各世代の状況をみると、40代の消費者の47.0％が高ストレス状態(8～10点)であると感じており、前述した結果との比較から、「経済状
況」や「健康問題」はこの世代の消費者に長期的な影響を及ぼし、日々の高ストレス状態をつくっていると推測できる。

8. グルメ、ドラマ、音楽など日常の娯楽はストレス解消に
20代はエンタメや人付き合い、30代はグルメで日々のストレスと過ごす
消費者は生活の中で悩みやストレスを感じた時、どのようにそれを緩和させるのだろうか？東方線上の自主研究結果によると、 「おいしい
ものを食べる」(53.0%)は最も多くの消費者が選ぶストレス解消法であり、その次に「ドラマ鑑賞」(50.8%)や「音楽鑑賞」(47.5%)で
ある。消費者の多くは日常的な娯楽によって、直接ストレスを解消している。また、世代別に分析すると、20代の消費者は「音楽鑑賞」
や「ゲームをする」割合が高く、同時に「人付き合い」(29.7%)と「BBSやSNSの閲覧」(25.9%)の割合も比較的目立っている。若い消
費者は、人付き合いやSNS/BBSによるストレスの軽減を好み、似た経験を話し合うことで支え合っている。30代は「おいしいものを食
べる」(57.4%)ことによって日々のストレスに対応している。また、他人の助けを求める傾向は世代によって大きく異なり、「家族や友人に
話す・相談する」(21.6％)は年齢が上がるにつれて減少する。
消費者のストレス緩和・解消法 (TOP10)
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20~59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
6
53.0% 50.8% 47.5%
41.5%
29.7% 27.6% 24.3% 23.2% 21.6%
19.3%
59.4%
51.4%
37.3%
29.7% 25.9%
57.4%
お
い
し
い
も
の
を
食
べ
る
ド
ラ
マ
鑑
賞
音
楽
鑑
賞
ゲ
ー
ム
を
す
る
(
ス
マ
ホ
/
パ
ソ
コ
ン
/
ゲ
ー
ム
機
含
む
)
運
動
/
筋
ト
レ
映
画
鑑
賞
人
付
き
合
い
(
例
：
家
族
や
友
人
と
会
っ
て
話
す
）
旅
行
/
新
し
い
場
所
を
探
索
家
族
や
友
人
に
話
す
・
相
談
す
る
BBS
や
SNS
の
閲
覧
全体(N=907) 20～29歳(n=212)
30～39歳(n=270) 40～49歳(n=270)
50～99歳(n=230)
*TOP10のみ掲載、詳細は東方線上まで

9. グルメは万民のストレス解消のための支払い項目第1位
20代は映像コンテンツへの支払い意欲が高く、中年層は旅行で解消
消費者に「有料」のストレス解消法を質問した結果、「おいしいものを食べる」(36.2%)は割合が最も高いストレス解消法であり、その次に
「ドラマ鑑賞」(16.6%)や「映画鑑賞」(16.2%)の二大映像エンタメだった。年齢別に分析すると、20代はエンタメにお金を出す割合が
最も高く、年齢が上がるにつれてエンタメに対してお金を出す割合は低下している。対照的に、「旅行/新しい場所の探索」の割合は年齢と
ともに上昇し、時間やお金に余裕がある中年層は、旅行によって日常のストレスを緩和させていることがわかる。
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
7
36.2%
16.6% 16.2%
12.9% 12.7% 11.0% 9.8% 9.7%
3.5% 2.5%
24.3%
17.6% 19.0%
16.9%
お
い
し
い
も
の
を
食
べ
る
ド
ラ
マ
鑑
賞
映
画
鑑
賞
ゲ
ー
ム
を
す
る
(
ス
マ
ホ
/
パ
ソ
コ
ン
/
ゲ
ー
ム
機
含
む
)
旅
行
/
新
し
い
場
所
の
探
索
音
楽
鑑
賞
人
付
き
合
い
(
例
：
家
族
や
友
人
と
会
っ
て
話
す
）
運
動
/
筋
ト
レ
文
化
芸
術
活
動
に
参
加
登
山
/
ハ
イ
キ
ン
グ
全体(N=879)
20～29歳(n=210)
30～39歳(n=236)
40～49歳(n=244)
50～99歳(n=189)
*TOP10のみ掲載、詳細は東方線上まで
消費者の有料のストレス緩和・解消法(TOP10)
6

10. 即効性のあるストレス解消のための消費が主流
消費者はグルメやエンタメによって、すぐに楽しい気持ちになる
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
8
現
在
の
ス
ト
レ
ス
解
消
法
ストレス解消のためにお金を出しているアクティビティ
人気のストレス解消法ビジネスチャンス
消費者がすでに消費していて、
今後も変わらず消費意欲があるもの
おいしいものを
食べる
ドラマ鑑賞
音楽鑑賞
ゲームをする
映画鑑賞
運動/筋トレ
旅行/新しい
場所の探索
登山/ハイキング
瞑想
宗教活動に参加
文化芸術活動に参加
専門的な
カウンセリング
動物とふれあう
ストレス解消のために消費する
する
特にしない
(N=1000)
25.4%
74.6%
アクティビティでストレスを解消する
(N=1000)
する
しない
3.1%
96.9%
調査結果をみると、96.9%がストレス解消のためのアクテビティをしているが、そのためにお金を出す割合は74.6％に
低下しており、前述の「経済状況」が消費者の「支払い」意欲に影響を与えていることがわかる。そして、クロス分析
の結果によると、おいしいものを食べる、ドラマ鑑賞、ゲームをする、映画鑑賞、音楽鑑賞など、満足感をもたらす
「即効性」のある日常的な娯楽は、消費者の支払い意欲が比較的高いストレス解消法である。また、瞑想、文化
芸術活動への参加、登山、専門的なカウンセリングなど、「目的志向」の活動を行う消費者の割合は比較的低い。

11. 消費者の14.6%が過去に情緒やストレスが原因で会社/学校を欠席
若者の2割以上は「気分が優れない」ことにより欠席する
前述の調査からわかる通り、「キャリア開発」は消費者の大きい悩みやストレスの一つであり、《CALM YOUR MIND 心を平穏にして生
産性を高める方法》という本によると、過重労働と高圧的な職場環境は、人々の慢性的なストレスの根源である。では、消費者はストレ
スから解放されるために休もうとするのだろうか？東方線上の自主調査の結果によると、情緒やストレスが原因で欠席したことがある消費
者はわずか14.6%だった。年齢別では、20代の消費者が欠席する割合は22.2%と最も高く、年齢とともに減少している。中年層は
労働価値観により、ストレスによって欠席することはあまりなく、変わらず仕事と向き合っていると推測できる。
14.6%
22.2%
13.7% 12.6% 10.4%
0%
10%
20%
30%
全体
(N=1000)
20~29歳
(N=230)
30~39歳
(N=270)
40~49歳
(N=270)
50~59歳
(N=230)
14.6% 13.3% 14.0%
18.0%
7.5%
0%
10%
20%
30%
全体
(N=1000)
北部
(N=460)
中部
(N=200)
南部
(N=300)
東部
(N=40)
情緒やストレスが原因で欠席したことがある 年齢別
情緒やストレスが原因で欠席したことがある 地域別
有
沒有
14.6%
85.4%
情緒やストレスが原因で欠席したことがある
(N=1000)
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
9
ある
ない

12. 71.8%
61.3%
30.0% 29.0%
24.9%
21.0%
17.6%
10.7%
6.8%
3.4% 1.8% 1.0% 0.6%
14.2%
0%
20%
40%
60%
80%
生
命
線
協
会
/
生
命
線
1995
張
老
師
1980
県
・
市
政
府
の
家
庭
内
暴
力
及
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暴
行
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ン
タ
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…
台
湾
自
殺
防
治
学
会
董
氏
基
金
会
衛
福
部
安
心
專
線
1925
台
湾
憂
鬱
症
防
治
協
会
縣
市
政
府
心
理
衛
生
中
心
同
志
諮
詢
熱
線
協
会
男
性
關
懷
專
線
台
湾
eSOS
生
命
守
護
者
GOODear
網
路
協
談
平
台
そ
の
他
特
に
な
し
データによると、知名度の最も高い相談窓口は、「生命線協会/專線」(71.8%)や「張老師」(61.3%)、「県・市政府の家庭内暴力及び
性的暴行防止センター」(30.0%)である。その他プラットフォームの知名度は低く、関連情報への消費者のアクセスが未だ限られているため、
サービスを強く宣伝するには、政府や各組織による今後の検討と計画が必要だ。また、専門的な相談窓口や組織の利用に関して言えば、消
費者全体の利用率はわずか10.4%であり、消費者は悩みやストレスがある際に、専門組織に助けを求めることは珍しい。つまり消費者は、
専門家の助けを直接求めるよりも、「即効性」のある日常の娯楽から短期的な効果を受け、自分でストレスに対応する傾向がある。
消費者は「生命線」、 「張老師」などの相談窓口しか知らない
利用習慣がまだないため、相談窓口利用率はわずか1割である
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000，20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
(N=1000)
知っている相談可能な組織やプラットフォームはどれか(複数選択可)
ある ない
これらの相談可能な組織や
プラットフォームを利用したことがあるか
(N=1000)
10.4%
10

13. 東方線上は、一部の消費者がストレスを解消する際に選ぶ、近年話題の「心身の癒しサービス/講座」も同時に観察。今回の自主調査
の結果によると、 「瞑想/マインドフルネス」、「自己探求」、「心・体・魂を癒すサービス」の割合は前述のエンタメほど高くはないが、東方線
上のソーシャルリスニングデータベースから、直近一年で心身の癒しに関する話題量が154.2%増加したことがわかる。このことから、心・体・
魂に関連するセルフヒーリングのビジネスチャンスは引き続き注目すべきだろう。さらに市場を開拓するには、今後も調査や売上関連データを
通じて高度な分析を行うことも重要である。
セルフヒーリングの話題量が増加
心身の癒し関連産業には注目すべきビジネスチャンスがある
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
心身の癒し関連の話題量
2023-04-29
2023-05-09
2023-05-19
2023-05-29
2023-06-08
2023-06-18
2023-06-28
2023-07-08
2023-07-18
2023-07-28
2023-08-07
2023-08-17
2023-08-27
2023-09-06
2023-09-16
2023-09-26
2023-10-06
2023-10-16
2023-10-26
2023-11-05
2023-11-15
2023-11-25
2023-12-05
2023-12-15
2023-12-25
2024-01-04
2024-01-14
2024-01-24
2024-02-03
2024-02-13
2024-02-23
2024-03-04
2024-03-14
2024-03-24
2024-04-03
2024-04-13
2024-04-23
11.1%
11
瞑想/
マインドフルネス
心・体・魂を
癒すサービス
自己探求 6.2%
4.5%
消費者のストレス緩和・解消法
(心身の癒し関連)
(例：MBTI、ヒューマンデザインなど)
(例：タロット、シータヒーリング、催眠術、アストロラーベなど) データ出典：東方線上ソーシャルリスニングシステム
データ収集期間：2023/04/29~2024/04/30
+154.2%
(N=1000)

14. KEY TAKEAWAY 観察とご提案
ストレスが日常化、インフレによる生活コストの上昇が強い経済的ストレスをもたらす
今回の調査から、経済や仕事、健康は消費者の悩みとストレスの三大原因であり、これらは人々の日常生活を構成する要
素でもあるとわかる。なかでも経済状況によるストレスは仕事や健康問題よりも強く、高インフレがもたらす生活コストの上昇
は消費者に衝撃を与えている。
「即効性」のある娯楽は、消費者のストレス解消のための主要なアクティビティである
消費者は、ストレスを解消するための特定のアクティビティよりも、音楽鑑賞や映画鑑賞、グルメ、ドラマ鑑賞など、既存の日
常的な娯楽を利用してストレスを解消する傾向がある。これらの短期間で効果を得られる「即効性」のあるアクティビティは、
消費者にとって最も楽な解消法だが、根本的なストレスの原因は解決されない。
若者のストレス解消法は多様で欠席を躊躇わず、中年層はストレスを隠して日常の仕事を続ける
全体的に、「おいしいものを食べる」は全世代共通で好まれるストレス解消法である。20代の若者はストレス解消法が比較
的多様で、エンタメ以外にも人付き合いやSNS/BBSのほかに、家族や友人に相談することでストレスを解消する。同時に、
彼らは気分が優れないと会社や学校を欠席する。しかし、30代以降の消費者は、自身のストレスへの対応法を隠している。
専門的な相談窓口/組織利用の促進が必要、心・体・魂の癒し産業のビジネスチャンスに注目
関連情報への消費者のアクセスが未だ限られており、サービスを強く宣伝するために、政府や各組織による今後の検討と計
画が必要である。セルフヒーリング関連の心・体・魂を癒すサービスや講座の話題量は増加し続け、今後のビジネスチャンスに
期待できる。
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
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15. PART 2
消費行動 フォローアップ調査
• 新たな消費行動に関する調査
• 消費者間で自発的にシェアされた話題
東方線上消費者研究グループ月次自主調査
調査方法：東方線上消費者研究グループ – 東方快線インターネット調査
有効標本数：1,000名、20～59歳の消費者

16. 67%
モバイル決済利用率
25%
有料サブスクリプション
のストリーミングサービス
例：Netflix、iQIYI、CatchPlayなど
11%
ジムや運動教室へ行く
例：ボクシング、ヨガ、TRX、
フィットネス機器など
29%
Instagramの
ストーリー更新
過去1か月間に、20～59歳の消費者が以下の行動を取った割合：
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月) © 東方線上股份有限公司
新たな消費行動に関する利用率調査
有料サブスクリプションのストリーミングサービスが減少
3
その他
行動
TikTokに投稿
LINEグループでの
共同購入
デリバリーサービス利用 ネットバンキング利用
18% 35% 3% 27%
2 %
横ばい
横ばい
1%
1
1%
2 %
1% 1%

17. 4月中に消費者間でシェアされた話題
実際の会話、メッセージ、SNS等を通して、
消費者が
4月中に自発的に友人らにシェアしたホットな話題とは?
東方線上消費者研究グループ月次自主調査、N=1,000、20～59歳；研究執行：東方快線インターネット会員アンケート調査(2024年4月)
4月
*4月中の割合に基づいて左から右に並べています
3月
外食
グルメ
48%
48%
娯楽
映画
ドラマ
25%
27% 19%
経済
発展
18%
自炊
料理
19%
19%
© 東方線上股份有限公司
投資
理財
41%
44%
買い物の
割引・
キャン
ペーン
31%
32%
政治
18%
23%
国際
情勢
18%
18%
2

18. 東方線上消費者研究グループ EOL Groupは
台湾随一の消費者研究機関です。
消費者市場研究の豊富な技術を持ち、
ビッグデータベースの開発や、AIを活用して研究を深め、
産業と消費者動向の把握に努めています。
中国
台湾

19. 36年
9.6万世帯
10億件
20万世帯
週次価値観調査
年次トレンド研究発表会
ESG消費指数討論会
400人
200社
E-ICP
台湾消費需要研究
消費トレンドの変化
価値観・ライフスタイル研究
ビッグデータ研究
レシート販売データ研究
ソーシャルリスニング研究
インターネット調査
厳格な本人確認を行い
迅速かつ精確に調査
トレンド研究

20. 東方線上消費者研究グループ
統合性
調査プラットフォーム
多様な背景を持つ
チーム&専門家
盲点を突く
マーケティング提案
36年E-ICP消費者調査
20万オンライン会員即時調査
定性・定量調査
広告や産業に実務経験を持つ
チーム、シンクタンク:
1.トレンド研究
2.情報伝達コミュニケーション
3.ブランドマーケティング
4.消費者行為
正確な調査データ
実行可能で有効な戦略を提案
ABOUT US
ビッグデータ
データベース
電子レシート販売量データ
商圏評価分析
ソーシャルリスニングシステム

21. 東方線上 独自研究《 熟年シルバー層データベース 》
9 年にわたる台湾全土一対一熟年シルバー層訪問調査
国内唯一の9年にわたる台湾全土熟年シルバー層調査研究：
ライフスタイル、退職後の生活、健康状況、老化の懸念と認
識、介護方式、在宅介護設備、健康食品…など。
家族にとって、高齢者の懸念や認識をより深く理解すること
は、家族内の高齢者を適切に介護するのに役立ちます。
たとえば、在宅介護設備を理解することで、生活の質を効果
的に向上し、安全性と快適性を確保できます。
企業にとって、熟年シルバー層を正確に分析することで、産
業の革新、消費者の問題や悩みの解決、真のニーズを満たす
ことができます。「消費者をより深く理解」する商品やサー
ビスを提供することで、拡大するシルバー層の新たなビジネ
スチャンスを掴めます。
「熟年シルバー層研究」領域を全方位探求
Comparation
最大規模
100品目以上の調査
最長蓄積
2011年からの年次調査
最高効率
E-ICP情報をすぐに取得
最小経費
市場調査予算を大幅節約
Analysis
360度の生活者全体像
ライフスタイルトレンド
研究
消費者メディア接触分析
消費の考慮条件・ニーズ
研究
Benefits
着実に事業領域を拡大
市場のニーズを理解
ユーザーの拡大
商品利用率の向上

22. 東方線上
業務範囲
E-ICP ライフスタイルデータベース
AI 世論データベース
即時的実名オンライン調査
業界独自 五大データベース
プロジェクト研究 定性・定量
定性調査
FGI
デプスインタビュー
定量調査 (online & offline)
ネット調査 / 電話調査 / 訪問調査
街頭調査CLT
オムニチャネル販売量データ
EOLソーシャルリスニングシステム
消費者購買行動予測モデルの構築
不動産地価・建物査定
消費商圏研究
巨大なデータ ビッグデータ統合分析
カスタマイズレポート
商機イノベーションワークショップ
ブランド&トレンド顧問サービス
トレンドレポート インサイト・ソリューション
電子レシートデータベース
商圏評価データベース

23. Thank you 李金雪 副總 #806 amanda@isurvey.com.tw
蘇湘婷 副總 #818 graceting@isurvey.com.tw
王昱中 總監 #817 casper@isurvey.com.tw
東方線上股份有限会社 台湾台北市大安区信義路四段306号7階
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施惠民 總監 #807 hueimin@isurvey.com.tw
陳盈如 行銷副理 #822 ellieyj.chen@isurvey.com.tw