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@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
今井健太郎(いまいけんたろう)
埼玉県深谷市生まれ。
早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科卒
・専門は国際金融と開発経済
・第54回全日本大学囲碁選手権で全国制覇
野村総合研究所 金融ITイノベーション本部
・保険業界を中心とした調査・研究
・内部統制やリスクマネジメントに関わるコンサルティング
・ファンドラップ販売に関わるフロントシステム企画、営業
等
株式会社ライフドラムラボ、代表取締役
・事業会社の経営戦略、中期経営計画策定支援
・外資戦略系コンサルファームのPJ支援
等
項目 内容
会社名
株式会社ライフドラムラボ
(LifeDrumLab Inc.)
所在地
〒108‐0014
東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室
ホームページ https://www.lifedrumlab.co.jp/
電話番号 080-5384-6535(代表)
事業内容
中小企業の社会的インパクト最大化を専門
としたコンサルファーム
・中小企業のビジネスを通じた社会貢献支
援
・経営戦略×SDGs~継続的な革新支援~
・マッチング支援コミュニティー・勉強会
・途上国BOPビジネス企画・支援
等
代表取締役 今井健太郎
代表取締役社長プロフィール
2
3. 要旨
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【SDGsと国内外の動き】
• SDGs(持続可能な開発目標)は、 2030年に向けた、世界の「目標」、ルールや
規制ではない
– 前身のミレミアム開発目標(MDGs)のように途上国の課題だけでなく、新進国の課題にもフォー
カスが広がった
• 経団連、GPIF、日証協などでも、SDGsの達成に向け動きだした
– 経団連SDGsの達成を目標に「企業行動憲章」を改定
– 世界最大の機関投資家である、GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)がESG投資を1兆円規模で
開始と表明
– 日本証券業協会(日証協)は、 SDGs対策諮問機関の設置を表明
• 大企業において、SDGsの達成に向けた取り組みは「スタンダード」に
3
4. 要旨
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 4
【経営戦略の歴史とSDGs】
• 経営戦略の父、フレデリック・テイラー(1856~1915)は、ショベル作業の研
究を通し確立した、科学的管理法は近代コンサルの基礎に
– 問題は現在企業の抱えている課題の多くは「シャベル」の生産性ではない
• 「イノベーション」や「継続的な革新」をいかに生み出し続けるか? その方策は
現在模索されているが、一つの観点として「SDGs」が注目される
【中小企業のSDGsの活用】
• もっとも重要なのはマインドモデルの変革
– 事業上の最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決、すなわち社会的イノ
ベーションである Byピータードラッカー
• その上で、経営層のリーダーシップ、関係部門との合意形成が求められる
5. 要旨
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 5
【中小企業のSDGsの取り組み事例】
• 中小企業によるSDGsの取り組みは始まったばかり
• 社会の課題を、事業上の「機会」や「チャンス」ととらえ、革新的な商品やサー
ビスで解決を目指す取り組みが一つでも増えることが期待される
10. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【日本国内の動き】
日本国内の金融機関にもESG投資やSDGsの流れが
• 世界最大の機関投資家である、GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)がESG投
資を1兆円規模で開始と表明
• 日本証券業協会(日証協)は、 SDGs対策諮問機関の設置を表明
※ http://www.gpif.go.jp/operation/esg.html#b” より引用
10
【ESG指数を選定しパッシブ運用
を開始】
• FTSE Blossom Japan Index
• MSCI ジャパン ESG セレクト・リー
ダーズ指数
• MSCI 日本株女性活躍指数(愛称は
WIN)
11. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
補足【ESG投資とは】
SRI・ESGは宗教・倫理的動向から進化、SDGsの貢献にも視座が
1920~
• 第一世代SRI(社会的責任投資)
• たばこ、アルコールなどキリスト教の教義からの「ネガティブスクリーニング」
1960~
• 第二世代SRI
• 社会運動の一つとしての株主行動(エンゲージメント)
1990~
• ESG投資(第三世代SRI)
• 「ポジティブスクリーニング」、「インテグレーション」
2008~
• インパクト投資(経済的リターンと社会的リターンを意図した投資)
• リーマンショックのアンチテーゼ?「神の見えざる手」から、「神の見えざる心」
2015~
• SDGs投資?
• 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する企業の貢献に対する金融からの動向
11
12. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
補足【マーケットの動き】
投資家はESGからSDGsへも関心をよせるように
16%
10%
34%
40%
投資先のSDGsのパフォーマンスをトラッキングしますか?
はい、すべての投資先
はい、いくつかの投資先
いいえ、ただ近い将来実
施します
いいえ、いまは検討してい
ません
• インパクトを重視する投資家は約6割が投資先のSDGsに対するパフォーマンスの
トラッキングを実施もしくは、実施を予定している状況
• 先進国にも関連する目標に対するトラッキングも調査対象に
※Global Impact Investing Network(GIIN) ”Annual Impact Investor Survey 2017” に基づきライフドラムラボが作成
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
50
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
どの目標をトラッキングしますか?
SDGs 目標
12
13. 【ポジティブ・インパクト・ファイナンス原則(PPIF)】
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
補足【マーケットの動き】
既存、ガリバー金融機関もSDGsに対する投資を続々表明
• 5年で50億米ドル程度
13
• SDGs関連債券2億ドル(15年と
20年債)
• 約600億ドル
• SDGsの達成に向け、金融機関が積極的な投融
資を実施する際の原則
• 計19社が参画、金融資産総額は6.6兆米ドル
• 途上国の金融機関も参画している点がポイント
他
他
【目標・コミットメント実施】
15. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【経営戦略の歴史とSDGs】
なぜ今、SDGsなのか、経営戦略の歴史から
15
【フレデリック・テイラー(1856~1915)】
• ハーバード大学法学部入学 ⇒ 目の病気で退学 ⇒ポンプ工場の見習い工
• 当時の工場現場の賃金体系
– 出来高払い(評価は目分量、しかも給与が増えだすと管理者が賃料を下げる)
– 頑張って働く人は「迷惑」
– 不信と恐怖でマネジメントする世界
• 科学的管理法
– ショベル作業の研究(最適重量、最適人員配置、給与インセンティブの分析)
• 成果
– 一人当たり作業 16トン⇒59トン(3.7倍) 一人当たり賃金 1.15ドル⇒1.88ドル(+63%)
– 生産量あたりコスト 72c ⇒32c(-56%)
テイラー1856~1915
16. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【経営戦略の歴史とSDGs】
なぜ今、SDGsなのか、経営戦略の歴史から
16
【テイラー(科学的管理法)が生み出した主な手法】
• タスク管理
• 作業効率
• マニュアル
• 段階的賃金制度
• 職能別組織
• テイラーが生み出した科学的管理法は近代コンサルの基礎となったのは史実
– 問題は現在企業の抱えている課題の多くは「シャベル」の生産性ではない
• ⇒「イノベーション」や「継続的な革新」をいかに生み出し続けるか?
– その方策は現在模索されているが、一つの観点としても「SDGs」が注目される
17. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
(蛇足)
企業のご支援を実施していて最近思うこと
17
• PDCA
• 経営企画室
• ホウレンソウ
• 責任感
• 競争
19. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【中小企業のSDGsの活用方法】
日本の中小企業にとってはSDGsは関係ないのか?
19
【中小企業】
• SDGsの認知の問題もあるが、「知っ
ている」ことそのものにあまり価値
はない
• 本来は経営戦略や、バリューチェー
ン、ガバナンス、評価制度などなど
具体的な「アクション」に繋がって
初めて意味をなすが、そこにはまだ
まだ距離が。
• SDGsは崇高な目標、ただし、企業や
団体が活用する為には企業や団体ご
とに適切な「翻訳作業」が必要
• 弊社では「翻訳作業」のご支援も実
施
20. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【中小企業にSDGsは関係ないのか?】
確かに、持続可能性やサステナブルは大企業と親和性が高い側面も
20
自然資本
社会資本
企業資本
【大企業と中小企業】
• 会社の規模だけでは語れないが、大企業
やグローバル企業の方が、企業活動にお
いて関わる、社会資本や自然資本が大き
い傾向にある
– 例えば、トヨタ自動車は説明不要なグロー
バル企業ですが、車の生産には、貴金属や
エネルギー等々様々な自然資本の上で成り
立っています
– 別の言い方をすれば、自然資本が痩せ細る
と、いずれは企業の成長の足かせにもなり
うるということ
• サステナブル等の観点の活動の正当性
を、単に「企業の責任」としてではな
く、経営合理性の範疇でも、投資家や経
営陣に説明しやすい
【企業活動】
• 企業は社会資本や自然資本の上で成り立つ
※企業の規模や業種により、企業活動で関わる、自然資本
の大きさは異なる
21. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【中小企業にSDGsは関係ないのか?】
中小企業の抱えている課題は何か?
21
• 中小企業は売り上げ拡大に課題を抱えているが、その売上拡大を阻む要因としては、「ヒト」
「モノ」「カネ」「情報」「時間」の課題に集約される
0 10 20 30 40 50 60 70 80
人材不足
製品・サービス・技術不足
資金不足
知識・ノウハウ不足
市場情報の不足
設備の老朽化・不足
規制・制度
その他
0 10 20 30 40 50 60
価格競争の激化
市場ニーズの変化・多様化
消費者の低価格志向
参入企業の増加による過当競争
取引先の廃業
少子高齢化
取引先からの値下げ要請
消費マインドの低下
採用環境の悪化
IT等のビジネス環境変化
公共事業の減少
海外の経済動向
取引先の海外移転
商圏人口の減少
その他
売上拡大を取り組む上での課題 売上拡大を阻害する外的要因
※東京商工会議所「中小企業の経営課題に関するアンケート結果概要(2017年)」 に基づきライフドラムラボが作成
22. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【中小企業にSDGsは関係ないのか?】
中小企業の抱えている課題解決にSDGsは活用できるのか?
22
• 中小企業が現在抱える課題の対処として、「(シャベルの)生産性の向上」だけでは、対処できない
• 「あるべき姿」に近づける一つの方策として、経営におけるSDGsやCSVの観点の導入、ただし万能で
はない
経営力 中小企業が抱える課題(現状)
ヒト
・優秀な人材が獲得できない
・離職率、モチベーション 等
モノ
・自社製品を作りたい
・ブランド力がない、コモデティー化 等
カネ ・資金調達、投資が集まらない 等
情報
・次なる経営戦略の判断材料がない
・異業種とのコラボやナレッジ共有不足 等
時間 ・今まさにやるべきことが分からない 等
あるべき姿
・優秀な人材が集まってくる
・離職率が低く、モチベーションが高い 等
・ブランド力のある自社製品、サービスを保持 等
・資金が集まってくる 等
・次なる経営戦略の判断材料が豊富
・異業種とのコラボやナレッジ共有が活発 等
・やるべきことが明確になっている 等
23. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【中小企業にSDGsは関係ないのか?】
社会的イノベーション・ピータードラッカー
23
• 事業上の最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決、す
なわち社会的イノベーションである
【マネジメント(1973年)】
• 「マネジメントは二つのことをすること、一つは「管理」、
もう一つは「企業家的活動」=将来性のない分野から、将
来性のある分野へ組織的な移動を促す
• 企業活動の本質、それは「顧客の創造」である
• 「これまでの歴史において、社会的イノベーションは技術
的イノベーションよりも大きな役割を果たしてきた」
• 「事業上の最大の機会は新技術、新製品、新サービスでは
なく、社会の問題の解決、すなわち社会的イノベーション
である」
24. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【社内ワークショップ】
人生・企業において大きな意義があると思うもの/ことは?
24
【経営ビジョン・中期経営計画】
• ヴィジョンなきところに、戦略なし
• 戦略なきところに、計画なし
• 計画なきところに、成長なし
25. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【中小企業にSDGsは関係ないのか?】
経営戦略にいかにSDGsを根付かせるか
25
ステップ1
• 社会的課題とビジネス機会を理解する
ステップ2
• 現状把握、取り組むべき優先課題を決定する
ステップ3
• 目標を設定し、コミットメントする
ステップ4
• 社会的インパクトを経営に統合する
ステップ5
• 報告と、学習、改善、ナレッジ共有
・社会的な課題の内容とそのビジネス機会の理解
・マインドモデルの変革、意義やメリットの理解
・ビジネスモデルとバリューチェーンの革新
・課題の適切な粒度での因数分解
・目標設定における内部と外部の視点の取り入れ
・コミットメントの方策検討(公表等)
・経営層のリーダーシップ、関係部門との合意形成
・KPI化、適切なモニタリング
・成果の報告と、適切なPDCAサイクルを回す
・ナレッジの共有と、コミュニティーへの参加
26. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ1】
企業活動にとってSDGsがもたらす機会を理解する
【社会の課題は中小企業にとってもビジネスチャンスである】
• 持続可能な開発の実現に向けて、社会の課題は、革新的で有効な解決策を見出し、それを実
現しようとする企業にとっては、新たな市場開拓の機会となりうる。
• 事業上の最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決、すなわち社会
的イノベーションである (マイケルポーター)
【社会の課題の解決は、企業の社会的(無形)価値の向上につながりうる】
• バリューチェーンに持続可能性への配慮を組み込むことで、企業は、たとえば、売上の向上、
新規市場の開拓、ブランド力の強化、操業効率の向上、 製品イノベーションを促進、従業員
の離職率引下げ 等により、自社の価値を保護・創造が期待できる。
【社会の課題の解決は、ステークホルダーとの関係の強化につながりうる】
• ステークホルダーとの信頼関係の強化、レピュテーションリスク、その他のリスクの低減が
期待できる。
経営者や担当者だけでなく、社員にいかに意義や意味を周知させるかもポイント
27. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ2】
現状把握、取り組むべき優先課題を決定する
27
SDGsの理解
(担当者・経営者)
SDGsの周知
(一般社員)
現状の整理
優先課題の特定
目標の設定
経営へ統合
他社・団体との共同
インパクトの測定
報告・レポート
PDCA(知見・洞察)
0
1
2
3
【取り組むべき課題の特定】
• インパクトアプローチ
– どの課題に取り組むことが、最もインパクトが
あるか仮説を構築し優先課題を決定する
• バリューチェーンアプローチ
– バリューチェーンにおいて、社会に正と負の影
響を最も及ぼしていると考えられる領域を特定
し優先課題を決定する
• CSVアプローチ
– 自社で保有する技術やテクノロジー、サービス
と親和性の高い領域はどこかを考察し、優先課
題を決定する
• オープンアプローチ
– 前提条件などにとらわれず、取り組むべき(取
り組みたい)課題を、社内で公募やディスカッ
ションを実施し優先課題を決定する
【現状把握(オプション)】
• 既に取り組まれていることがあれば、どのようなこ
とを取り組まれているのか整理
28. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ2(インパクトアプローチ)】
アウトプットではなくインパクトを最大化する優先課題を特定
あ
最優先
ああ
【挑戦すべき課題は?】
• 自社が取り組むことでインパクトが最大化されると考えられる、社会的課題の特定
• プロジェクト実施前からインパクトの結果は分からない、仮説構築が必要
– 最終決定は、客観的判断と主観的判断のミックス
インプット
アクティビ
ティー
アウトプッ
ト
アウトカム インパクト
【ロジックモデル(蚊帳製作会社の例)】
【課題の巣】
どれだけ蚊
帳セットが
製造・配布
されたか?
蚊帳が実際に
マラリアを減
少させたか?
蚊帳がどのよ
うな社会変革
を生み出した
か?
どこで蚊帳を
作るか等?
どれだけ効率
的に蚊帳を作
れるか等?
29. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ2 (バリューチェーンアプローチ) 】
バリューチェーンをマッピングし、影響領域を特定する
• バリューチェーンにおいて、どのフェーズが「正の影響を最大化」し「負の影響
を最小化」できるか考え優先順位付けを行うという手法もある
蚊帳原材
料
サプライ
ヤー
調達物流 蚊帳製造 蚊帳販売 蚊帳使用 蚊帳廃棄
マッピング手法例
・LCA(ライフサイクルアセスメント)
・EEIO(含環境インプット/アウトプット)
等
課題の適切な粒度での因数分解
・MECE、ロジックツリー、マ
トリクス分析、プロセス分析
等
30. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
(補足)
SDGsは経営戦略や新規事業開発におけるブレストのツールとしても
30
【アウトサイドイン】
• 社会的課題など、外部からの視
点を取り入れ、経営戦略や新規
事業を企画する
【インサイドアウト】
• 企業が保有する技術やテクノロ
ジー、ネットワークなどを、社
会的課題の解決に活用できない
かを考察し、経営戦略や新規事
業を企画する
アウトサイド
(社会)
インサイド
(企業)
【アウトサイドイン・インサイドアウト】
31. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
• どのようなステークホルダーと、どのような関係を構築するか戦略的に考察
• また、企業活動において、ステークホルダーへどのような影響を及ぼすのかを整理する
– どんな企業でも大小さまざまなステークホルダーに囲まれて活動している
(補足)
SDGs企業活動におけるステークホルダーの影響を整理する機会にも
・週1の清掃サービス
・電話取り次ぎサービス
・オフィス隣接者
等
・糸原料会社
・オフィス用品店
・薬品工場
等
32. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ3】
目標を決定し、コミットメントを実施
【コミットメント】
• 企業において、SDGsの達成への貢
献をコミットメントする企業が増え
てきている
• コミットメントの方法として、もっ
とも手軽で効果的なのは、社外に向
けてコミットメントを公開すること
– 何を、どのように、どれくらい影響を及
ぼすのか(定量的)
– どのような目的でコミットメントするの
か(定性的)
– ただし、誰向けに、なんの向けに公開す
るのかは明確に
【SDGs Insight】
33. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ4】
SDGsを経営に統合し、企業に根付かせる
現場担当者(個別ターゲット)
研究開発技術担当者 現地カウンターパート営業担当者
担当部門KPI
有害物質の代替物質を2020年度までに発掘 等 新規カウンターパート規模を2倍 等
例:マラリアネットの糸を製造している中小企業
製品中人体有害物質を2025年までに全廃 ○○地域のマラリアネット普及率を3倍に
• SDGsを経営に統合するためには、経営者のリーダーシップと関係部門との合意形
成が必須
– そのためには、ステップ1のマインドモデルの変革も重要
現場担当者
経営企画等
経営陣
経営理念
ヴィジョン
経営方針・目標
経営戦略
KPI
モニタリング
マインドモデル
行動変革
34. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【ステップ5】
インパクトの分析と可視化(報告)と、適切なPDCAを回す
• 実施した内容の分析・可視化が、ブランド等、企業価値の向上に寄与
– 分析手法例:SORI、IRIS、GIIRs等
• 改善点や課題を明確化し、そのナレッジを他のステークホルダーと共有
• 培った知見やコミュニティーを生かし、次なる社会的課題を解決するための、ビジ
ネス展開に繋なげて欲しい
【ソーシャル・インパクト・アクト】
• 広く社会的課題の解決を意図した取り組みを行う有志のグ
ループ
• 貴社の取り組みなど、是非、情報頂ければ幸いです
https://www.socialimpactact.com/
35. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【再掲】
中小企業の「あるべき姿」にSDGsの活用も
35
• 中小企業と一括りにしても様々な企業や課題を抱えている
• それぞれの企業の実態に合わせて、SDGsを上手く「活用」していくことが求められる
経営力 中小企業が抱える課題(現状)
ヒト
・優秀な人材が獲得できない
・離職率、モチベーション 等
モノ
・自社製品を作りたい
・ブランド力がない、コモデティー化 等
カネ ・資金調達、投資が集まらない 等
情報
・次なる経営戦略の判断材料がない
・異業種とのコラボやナレッジ共有不足 等
時間 ・今まさにやるべきことが分からない 等
あるべき姿
・優秀な人材が集まってくる
・離職率が低く、モチベーションが高い 等
・ブランド力のある自社製品、サービスを保持 等
・資金が集まってくる 等
・次なる経営戦略の判断材料が豊富
・異業種とのコラボやナレッジ共有が活発 等
・やるべきことが明確になっている 等
36. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
(補足)
三方よしなり、すでにやっているのでSDGsは改めて不要という議論
【情報開示について】
• 情報開示してないということは、「何
もやっていないもしくは隠したい事実
がある」と企業をみる層がいることも
事実
• まずは、既存の取り組みを整理するこ
とで見えてくるものがある場合も
• ただし、“無理に”SDGsのフレームワー
クを使う必要もないことも事実
実質的
形式的 形式的
実質的
実際に行動
SDGsとして情報発信
実際に行動
SDGsとして情報発信なし
実際の行動なし
SDGsなど認知はしている
実際の行動なし
SDGsなど認知していない
41. 【事例紹介: FiNC】
すべての人に健康と福祉を~予防ヘルスケア領域~
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 41
【株式会社Finc】
• 創業2012年
• 「すべての人にパーソナルコーチを」
をスローガンに掲げ「予防」の観点か
らヘルスケアに取り組む
• 「Health for Tomorrow」
– ① 明日を担う世界の子どもたちを健康にし
ていくこと
– ② 明日をつくる私たち自身も健康になって
いくこと を目標にした途上国を巻き込んだ
企画
※ https://healthfortomorrow.org/より引用
42. 【事例紹介:ロアジスジャパン】
基本理念とSDGsの関連性を強調
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 42
【ロアジスジャパン株式会社】
• 創業2010年
• オーガニック製品の企画、製造、販
売、輸出等
• ロアジスジャパン株式会社の基本理
念である『ともに生きるしあわせ
を』は、まさにSDGsの目標が達成さ
れた社会。
• 商品選びの基準
– いのち(人、動物、自然)にやさしいもの。
– 日本国内、海外の伝統的な産物・産業にか
かわるもの。
– すべての商品において、オーガニック認証
がとれていることを目指します。
※ ロアジスジャパンホームページより引用
43. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【事例紹介:ライフドラムラボ】
コンサルティング・ナレッジ共有・途上国向け教育プロダクト開発
【SDGs Insight】
• ナレッジや洞察の共有を目的とし、企
業、団体のSDGsの活用事例や取り組み
を調査
【途上国向け“教育”プロダクトの企画】
• 押し付けではなく、楽しみながら「記
憶」「推論」「立体感覚」が自然と向上
するプロダクト、継続する仕組み作り
• 基礎数学の習得
43
45. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
(その他):慶応大学
校内のSDGsの認知度向上を目指す
【ミレニアム世代】
• 2030年に活躍しているのは
今の学生層
• 学生への認知拡大を目指した
動きも
• 弊社へのSDGsへの問い合
わせも圧倒的に若年層が多い
45※ 慶應義塾大学 蟹江研究室ホームページより引用
46. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
株式会社ライフドラムラボ
〒108-0014
東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室
http://lifedrumlab.co.jp
代表取締役:今井健太郎
メール:k-imai@lifedrumlab.co.jp
電話番号:080-5384-6535(代表)
ご清聴ありがとうございました
46
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