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Re-designing Craftsmanship
- 15. 価値とは何か？
- 18. 道具的価値 価値の次元（1）
- 24. 審美的価値 価値の次元（2）
- 28. 「君の椅子」プロジェクト：2006年〜 • 代表：磯田憲一氏（元北海道副知事） • 毎年1脚の椅子をデザイン・制作 • 誕生した子供に自治体が椅子を贈呈 東川町（2006年） 剣淵町（2007年） 愛別町（2010年） 東神楽町（2010年） 中川町（2014年） 長野県売木村（2015年） 福島県葛尾村（2018年） • 「君の椅子」倶楽部：2009年〜 • 日本マーケンティング大賞地域賞受賞 • サントリー地域文化賞受賞
- 32. 象徴的価値 価値の次元（3）
- 48. デザイン⇄経営による価値創造へ
Editor's Notes
- ・1905年に、地元の名士「増永五左衛門」が、大阪や東京から職人を招いて工房を設立する。 ・農閑期の副業として眼鏡枠づくりが鯖江市に定着する。 ・高度成長期を通じて、国産眼鏡枠の90%以上を生産する一大産地に成長する。
- ＊眼鏡枠 ・1992年度：946億円 ・2007年度：416億円
- ＊品質と技術の徹底的な追及：高級品市場 ・OEMの仕事を増やさずに、ものづくりと開発の強化に力を入れた。 ・創業以来、ほぼすべての工程を自社で一貫して手がける生産体制を採っている。
- ・原理的に不可能と言われた、形状記憶合金と他の金属とをつなぎ目なく接合する技術を開発した。 ・縁なしで角型、ネジを一切使わず、わずか数グラムしかないデザインのフレームを開発した。
- 道具的側面（使用的側面）に着目するので十分か？
- これは何ですか？
- 子供の椅子は市場性が低い
- トリップ・トラップの写真
- どちらの市場性が高いと思いますか？ 少なくとも「座る」という道具的価値についてはトリップ・トラップのほうが上。
- 参加者の輪が少しずつ広がる かつおむら 2014年日本マーケティング大賞地域賞を受賞
- 必ずしも道具的価値を重視しているわけではない。
- かけがえのない一つの命の象徴としての椅子 自分の居場所としての椅子
- 時代の向こう側に置き忘れてきた世界＝近代の論理：資本主義・経済成長の論理（大量生産・大量消費社会・同質化）／核家族化・個人主義化（コミュニティーの崩壊） ★既存の常識から離れるほど価値は高まる。 君の椅子のケースは既存の常識とは反対のことを行なっていることにその価値がある
- 座るだけではない、様々な活用方法
- これまでの日本のものづくりは道具的価値の極限までの追求がメインだった。 特定機能の追求 機能の増加
- 象徴的価値：なぜそれを作るのか？という理由＝「もの」のコンセプト
- 無形の象徴的価値に重心を置くと、ほぼ必然的に次のことが必要となる。