OpenStreetMap(OSM)は誰もが編集可能な地図の共同作成プロジェクトです。その特性から地図のWikipediaと呼ばれることもあります。ここではOSMの概要を紹介しつつ日本でのOSMの現状と利活用の動向について紹介します。
OSMのデータはユーザによって作られるため、地域やコミュニティの活性状況と連動しています。このため詳細な地図ができている場所から、単に道路情報のみが入っている程度の場所まで様々です。誰でも編集可能な特性を生かして、地域活性に活用する試みや車椅子地図作成の試み、あるいは飲み屋マップの作製など様々な活用事例があります。ここでは利活用の事例を成功・失敗例とともに紹介します。