Next-L Enju 開発ワークショップ #10

         田辺浩介
Next-L Enjuを

クラウド上で動かしてみよう
クラウドといっても
●   サーバのみを提供する(IaaS)
    –   Amazon EC2, さくらのクラウドなど
    –   自由度が高い、設定が面倒

●   サーバやソフトウェアを組み合わせて提供する
    (PaaS)
    –   Herokuなど
    –   設定や管理が楽、自由度が低い
管理の手間
●   IaaS
    –   面倒を見てくれるのは基本的に仮想マシンのみ
    –   仮想マシンにインストールしたソフトウェアは自分
        で面倒を見なければならない
●   PaaS
    –   仮想マシンだけでなく、データベースなどソフト
        ウェアの管理まで面倒を見てくれる
    –   サービス側で障害が発生すると全く手出しができな
        い
Enjuで必要なソフトウェア
●   Ruby 1.9.3
●   Ruby on Rails
●   PostgreSQL / MySQL / SQLiteのいずれか
●   Apache Solr

●   以上が最低限必要なもの
クラウドで動作させる例

Amazon EC2とHeroku
Amazon EC2
●   root権限のついた専用サーバ

●   好きなソフトウェアをインストールできる

●   好きなOSをインストールできるが、
    Amazon LMIがおすすめ
Amazon EC2での注意点
●   microインスタンスではかなり動作が重い
    –   実際に使うならsmall以上が必要かも

●   初期設定ではTCPの22番ポートしか開いていな
    いため、管理コンソールでポートを開けること
    –   TCP/80(HTTP)
    –   場合によってはSolrの使用するポート(TCP/8983,
        TCP/8080など)
Heroku
●   1dyno(1インスタンス)なら月750時間まで
    無料
    –   1ヶ月は最大744時間なので、事実上月額無料

●   標準でPostgreSQLを用意
    –   10000行まで無料、10,000,000行まで月9ドル


●   豊富なアドオン(追加機能)
    –   バックアップ、死活監視、キャッシュなど
Heroku
●   SSLに標準・無料で対応
    –   独自ドメインを使用する場合は有料

●   Webブラウザからボタンひとつでサーバの台数
    を増減可能
Herokuでの注意点
●   アップロードしたファイルの保存ができない
    –   Amazon S3などの外部サービスを使用する必要が
        ある
●   Solrを直接動作させることができない
    –   Solrのアドオンがあるが高価(月20ドルから)
    –   別途Amazon EC2でSolr専用のサーバを用意するの
        が手っ取り早い
    –   microインスタンスで月5ドル程度から
いろいろなクラウド環境に

インストールしてみよう!
今日の目標
●   インストールと動作ができたクラウドベンダー
    の一覧を作る

●   インストールと動作について、クラウドベン
    ダーごとの注意点をまとめる

Next-L Enju 開発ワークショップ #10

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    クラウドといっても ● サーバのみを提供する(IaaS) – Amazon EC2, さくらのクラウドなど – 自由度が高い、設定が面倒 ● サーバやソフトウェアを組み合わせて提供する (PaaS) – Herokuなど – 設定や管理が楽、自由度が低い
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    管理の手間 ● IaaS – 面倒を見てくれるのは基本的に仮想マシンのみ – 仮想マシンにインストールしたソフトウェアは自分 で面倒を見なければならない ● PaaS – 仮想マシンだけでなく、データベースなどソフト ウェアの管理まで面倒を見てくれる – サービス側で障害が発生すると全く手出しができな い
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    Enjuで必要なソフトウェア ● Ruby 1.9.3 ● Ruby on Rails ● PostgreSQL / MySQL / SQLiteのいずれか ● Apache Solr ● 以上が最低限必要なもの
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    Amazon EC2 ● root権限のついた専用サーバ ● 好きなソフトウェアをインストールできる ● 好きなOSをインストールできるが、 Amazon LMIがおすすめ
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    Amazon EC2での注意点 ● microインスタンスではかなり動作が重い – 実際に使うならsmall以上が必要かも ● 初期設定ではTCPの22番ポートしか開いていな いため、管理コンソールでポートを開けること – TCP/80(HTTP) – 場合によってはSolrの使用するポート(TCP/8983, TCP/8080など)
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    Heroku ● 1dyno(1インスタンス)なら月750時間まで 無料 – 1ヶ月は最大744時間なので、事実上月額無料 ● 標準でPostgreSQLを用意 – 10000行まで無料、10,000,000行まで月9ドル ● 豊富なアドオン(追加機能) – バックアップ、死活監視、キャッシュなど
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    Heroku ● SSLに標準・無料で対応 – 独自ドメインを使用する場合は有料 ● Webブラウザからボタンひとつでサーバの台数 を増減可能
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    Herokuでの注意点 ● アップロードしたファイルの保存ができない – Amazon S3などの外部サービスを使用する必要が ある ● Solrを直接動作させることができない – Solrのアドオンがあるが高価(月20ドルから) – 別途Amazon EC2でSolr専用のサーバを用意するの が手っ取り早い – microインスタンスで月5ドル程度から
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    今日の目標 ● インストールと動作ができたクラウドベンダー の一覧を作る ● インストールと動作について、クラウドベン ダーごとの注意点をまとめる