サーバレスLT会第二回登壇資料

1. Kubernetes・サーバレスの知
識ゼロのエンジニアが
Knative環境構築してみた
サーバレスLT会 第2回

2. ■自己紹介
 [名前]: 上畑圭史（うえはたけいじ)
 [Twitter]: いじけまん(@ijikeman)
 [職業]:株式会社ラクスのインフラエンジニア
 [趣味1]: 自作キーボード大好き
アクリル板(4mm)にキーの穴(60個)を手であけた
自キー(自作キーボード)界隈ではちょっとした有名人
 [趣味2]: ピアノ (コロナを契機に) …
 [趣味3]: 野菜作り2年目突入。玉ねぎ100個育成中
 [趣味4]: 息子の将棋教室通いを機に家族全員で将棋にはまる
2

3. ■What is Knative?
「Kubernets」上でサーバレス環境を実現する為のオー
プンソースソフトウェア
 2018年にGoogleがプロジェクト設立し、2021年11月2日に
v1.0に到達
 CNCF(Cloud Native Computing Foundation)にServerlessプ
ラットフォームとして2番目に承認された(2021年11月30日)
 その他のソフトウェアとして、同じくCNCFに承認された
KEDA[ケイダ] (2020年)や、OpenFaas等がある。
 Knativeには2つのメインコンポーネントServingと Eventingが
ある

4. ■Knative Servingの特徴
 オートスケーリング
アクセスがない場合、Podが起動しないゼロスケールが可能
スケールアウトはk8sのHorizon Pod Autoscalerより設定が楽？
 トラフィック分割・Podのリビジョン管理
アクセスの割合に応じてトラフィックを分けることが可能
イメージv0.1 : v0.2 = 50% : 50%
ゼロスケール
トラフィック分割
リクエスト
Route
Service
Configration
Revision
Revision
Revision
Deploy

5. ■Knative Eventingの特徴
 イベント検知
PingやRabbitMQ message、Githubのwebhookなど
サードパーティ製を含む様々なイベントを検知することが可能
 CNCFが推進しているCloudEvents仕様のHTTPリクエ
ストによるイベント配信
CloudEvents仕様を採用する、CloudEventsに対応したFaas環境への
移植やベンダロックインを回避することができる
Subscription
Subscription
Service
Service
Source
イベント検知
CloudEvents仕様の
リクエスト発行
POST /eventing HTTP/1.0
Host: example.com
Content-Type: application/json
Ce-sspecversion: 1.0
Ce-type: helloworld
Ce-source http://example.com/
Ce-id: 730bef4-c31f-37b6-bwef-errr15ef2
Broker
(Channel)
フィルタA フィルタB
Trigger Trigger
フィルタ条件に応じて
Subscriptionを呼び出す

6. ■Knative(Serving + Eventing)

7. よし！
Knative環境作って
サーバレスしちゃうぜ！

8. と言いたいところですが、
kubernetes環境構築でつまづきました。
minikubeやkind等で
基本的なkubernetesの構築方法や操作方
法は最低限覚えておきましょう
実際に慣れるまでに2，3週間かかりまし
た。

9. ■Knative構築方法
 1. knative Cli(kn) + Knative quickstart plugin
Knative Serving, Eventingをデプロイ
 2. kubectl + YAML
BrokerやChannel等の種類を選択して構築したい場合
※一部YAMLファイルのリンクが切れているなどドキュメントの更
新が追い付いていないので注意
※とりあえず上から順番にYAMLを流していくが失敗しているのか
成功しているのかわからない
[条件]:
• kindかminikubeを事前にセットアップ済み
• CPU3つ、メモリ3GBのリソースが必要
始めての人はこちらをおススメ

10. ■kn + quickstartで構築①
$ kn quickstart minikube or $ kn quickstart kind
を実行するだけ
[Setup] minikube cluster

11. ■kn + quickstartで構築②
[Setup] Knative Serving
[Setup] Kourier Network Layer
[Setup] Knative Eventing
Knative環境 削除

12. ■わかったこと
 Kubernetes知識は必須。
 まだまだKnative記事少な目。公式ドキュメントに頼
るも、Knative単語の理解が必要。
 簡単に構築できるとはいえ、事前準備が結構面倒
(dockerとかminikubeとか)。あと可用性等本番運用ど
うすんの？
 その他課題が多い
・Knativeのモニタリング
・障害対応
・kubernetes自体の運用

13. ■結論
Cloud Run/Functions(GCP)等を使うのが
大吉

14. ■helloworld-go(Eventing)
動かしてみる
https://github.com/knative/docsにサンプルコードがあ
るので動かしてみます。
Subscription
Subscription
Service
Service
Source
イベント検知
CloudEvents仕様の
リクエスト発行
POST /eventing HTTP/1.0
Host: example.com
Content-Type: application/json
Ce-sspecversion: 1.0
Ce-type: helloworld
Ce-source http://example.com/
Ce-id: 730bef4-c31f-37b6-bwef-errr15ef2
Broker
(Channel)
フィルタA フィルタB
Trigger Trigger
フィルタ条件に応じて
Subscriptionを呼び出す
↓eventing/helloworld-goはこの部分のみ

15. demo
■helloworld-go(Eventing)
動かしてみる

16. ■ブログ書きました
ラクステックブログに今回のKnative on minikube
環境構築記事を書きました。
Dockerやminikubeのセットアップ等１から書いて
ますので、詳しく知りたいかたはそちらを確認して
ください。
併せて今回紹介できなかった内容(続編)も執筆中で
すので、近日公開致します。
Rakus Developers Blog
https://tech-blog.rakus.co.jp/

17. おわり。