JICA powerpoint

1. 県立農林水産技術総合センター 普及部 専門技術員 榎本拓司 平成 20 年度 まちづくりガーデナーテーマコース 農薬の正しい使い方 ～化学農薬を減らす～

2. 化学農薬低減技術 水稲作において除草剤を用いた経済効果

3. 化学合成農薬低減技術 農薬を使わなかった場合の減収率

5. ＩＰＭの概念図 防除要否及びタイミングの判断 ・発生予察情報の活用 ・ほ場状況の観察 等 病害虫・雑草の発生しにくい環境の整備 ・耕種的対策の実施 ・輪作体系の導入 ・抵抗性品種の導入 ・種子消毒の実施 ・土着天敵の活用 ・伝染源植物の除去 ・化学農薬による予防 ・フェロモン剤を活用した予防 等 病害虫等の発生状況が経済的被害を生ずると判断 【観察・判断（意志決定手段）】 【予防（間接的的防除方法】 【実施（直接的防除方法）】 多用な手法による防除 ・生物的防除 ・物理的防除 ・化学的防除 等

6. 手取り除草風景 Ⅰ 機械除草技術

7. Ⅰ 機械除草技術（水稲） 株間対応乗用型除草機

8. 中耕

9. Ⅱ 除草用動物利用技術 アイガモ農法

10. Ⅱ 除草用動物利用技術 コイ農法

11. Ⅱ 除草用動物利用技術 ジャンボタニシ ( ｽｸﾐﾘﾝｺﾞｶﾞｲ ) カブトエビ その他

12. Ⅲ マルチ栽培技術 再生紙マルチ

13. Ⅲ マルチ栽培技術

14. Ⅲ マルチ栽培技術 液体マルチ

15. Ⅲ マルチ栽培技術 野菜での利用

16. Ⅲ マルチ栽培技術 果樹での利用

17. Ⅲ マルチ栽培技術 果樹での利用：草生栽培 ナギナタガヤ ６月 ５月

18. Ⅳ 抵抗性品種活用技術 レタスビッグベイン病

19. レタス根腐れ病 左：従来の品種 右：長野２８号

20. Ⅴ ケイ酸 利用技術

21. Ⅴ ケイ酸利用技術

22. Ⅴ ケイ酸利用技術

23. Ⅵ 被覆栽培技術 侵入遮断（被覆資材による侵入阻止）

24. Ⅵ 被覆栽培技術 侵入阻止 ( 害虫防除 )

25. ネットの目合い：天 0.98mm 、サイド 0.6mm ねらい： ①虫害対策 （アザミウマ類、オオタバコガ等ヤガ類 ②防風対策 平成 17 年：ネットハウスでのきく栽培（三木市吉川町）

26. 被覆の種類 ハウスのサイド張り べた掛け トンネル掛け

27. 表 対象とする害虫と侵入阻止できる目合い ネットの目合いによって防除できる害虫が異なるので注意が必要 ０．４ mm 以下 コナジナジラミ類 アブラムシ類、キスジノミハムシ、 ０．６～０．８ mm ハモグリバエ類、アザミウマ類、 １．０～１．５ mm 小型害虫（コナガなど） ４．０～６．０ｍｍ 大型害虫（ハスモンヨトウ、オオタバコガなど） 目 合 い 害 虫 名

28. 図 寒冷紗の目合い別の２種 害虫 の通過率

29. 侵入経路の遮断 ダニ返し

30. アブラナ科（特に、ハクサイ、ダイコン）を加害 ダイコンサルハムシ

31. 障壁の外に植えたハクサイ

32. ( 病害防除 ) ベルキュウスイによる内張り 紫外線カットフィルムによるホウレンソウ萎縮病防除 Ⅵ 被覆栽培技術 （ポリビニールアルコールフィルム）

33. Ⅵ 被覆栽培技術

34. Ⅶ 光利用による防除技術 カーネーションハウス ( 東浦町 ) 黄色蛍光灯による防除

35. 黄色蛍光灯による防除 キャベツ 軟弱野菜 オオバ

36. レタス栽培での設置 高圧ナトリウムランプによる防除

37. Ⅷ 生物農薬等利用技術 ハダニに対するチリカブリダニ チリカブリダニ ： ｢スパイデックス｣、｢カブリダニＰＰ｣、｢チリトップ｣、ミヤコカブリダニ： ｢スパイカル｣

38. 実際の使用状況 ※ １ボトルに ２０００匹／のカブリダニが入っている ( バーミュキュライトの中に ) ハダニの被害 散布の様子 「スパイデックス」

39. アブラムシに対するテントウムシ ナミテントウ ： 「ナミトップ」 アブラムシの天敵

40. アブラムシの天敵 アブラバチ類： 「アフィパール」、「アブラバチＡＣ」など

41. アブラムシの天敵 ヤマトクサカゲロウ：「カゲタロウ」 ヒラタアブ「在来」

42. その他の天敵類 ククメリスカブリダニ：「ククメリス」 アオムシサムライコマユバチ「在来」 コナガサムライコマユバチ「在来」

43. その他の天敵類 オンシツツヤコバチ：「エンストリップ」等 コナジラミ類

44. その他の天敵類 アシナガバチ ヒメハナカメムシ コモリグモ

45. 糸状菌 ( Beauveria ) の感染により死亡したコナガ成虫 糸状菌 ( Beauveria ) の感染により死亡した コナガ蛹「ボタニガードＥＳ」 微生物天敵

46. 「バータレック」（ Ｖｅｒｔｉｃｉｌｌｉｕｍ ）によるアブラムシ感染死虫 「マイコタール」 （ Ｖｅｒｔｉｃｉｌｌｉｕｍ ） によるコナジラミ感染死虫 「バイオリサ・カミキリ」（ Ｂｅａｕｖｅｒｉａ ）によるキボシカミキリ感染死虫

47. ウイルスによる死亡虫 チャハマキ ガンマキンウワバ コナガ ナカジロシタバ ハスモンヨトウ 核多角体ウイルス (NPV) ：感染すると体色が淡色化し黄白色となり、その後黒化し 、ドロドロ に液化する。 顆粒病ウイルス (GV) ：感染すると、やや水ぶくれ状態になり、幼虫体型を保ったまま死亡する。

48. 拮抗（糸状）菌 病原菌抑制や植物生育促進などの有用機能をもつ根圏細菌 放線菌が多い。抗生、競争、寄生、捕食等の作用により他の微生物の生育を阻止する。 蛍光性細菌 （ Pseudomonas ）

49. 無接種のキュウリ ズッキーニ黄斑モザイクウイルスの弱毒ウイルス 弱毒ウイルスを接種したキュウリ

50. Ⅸ 対抗植物・おとり植物利用技術 ダイコンとマリーゴールドの輪作 ダイコンの連作 土壌中に存在する栽培作物に有害な センチュウ密度の低下 連作するとセンチュウ密度が増加し 作物に障害が発生 対抗植物とは・・・

51. 各種対抗植物 マリーゴールド クロタラリア ソルガム

52. ギニアグラスによる サツマイモネコブセンチュウ低減技術 処理前 処理後

53. おとり植物の利用 ミナミキイロアザミウマ ： ソルゴー下草で繁殖したヒメハナカメムシが捕食 ニジュウヤホシテントウ： ソルゴー下草雑草のイヌホウズキに選好性強く、ナスに来ない ソルゴーのナスでの利用状況

54. 発生予察への利用 Ⅹ フェロモン剤利用技術

55. 交信 撹乱法 コナガコンによる交信撹乱法

56. 大量誘殺法 リトルア剤：ハスモンヨトウに登録有り

57. ( 熱水土壌消毒 ) ⅩⅠ 熱消毒技術

59. 大屋町での実施状況

61. (蒸気消毒) ⅩⅠ 熱消毒技術

62. ビニール被覆による防除

64. 粘着板等による誘殺 ⅩⅡ その他の技術

65. ⅩⅡ その他の技術 送風式捕虫機 ラノーテープ 紫外線除去フィルム 化学農薬としてカウント