Itnm3.9_overview_public_20120707

© 2010 IBM Corporation
IBM Tivoli Network Manager IP Edition 3.9製品機能概要
Tivoli Client Technical Professional Yuhki Hanada

IBM Proposal Template – Value Driven Proposals
2
免責事項
この資料は日本アイ・ビー・エム株式会社の正式なレビューを受けておりません。内容の正確性については最善を尽
くしていますが、当資料は、資料内で説明されている製品の仕様についての保証や、この資料に基づいて発生したい
かなる損害についても責任を負うものではありません。
また、製品機能をわかり易く解説するために、技術的な点に於いて或る程度の抽象化をして詳細な説明を省いている
箇所があります。実際の製品選定や技術面での検討の場合は、公開されている製品マニュアルやサポート情報等を
ご確認下さい。
尚、ご不明な点も含めて、弊社営業までお気軽に、ご相談、お問い合わせ下さい。
この資料の内容は2012年5月時点の情報であり、製品の新しいリリース、修正パッチなどによって動作、仕様が変わ
る可能性があるのでご了承下さい。
製品のアップデートや新機能については、対応する発表レターなどでご確認ください。

3
I
SNMP トラップ
Ping
MIB 閾値監視
MIB 収集
ディスク, CPU,メ
モリ、プロセスの
閾値監視
性能履歴
データの収集
イベント
イベント
自動アクション
性能履歴
データ・ベース
OSリソース監視・障害監視
リソース予測
ネットワーク状況・
障害監視
他のTivoli 製品/
他ベンダー製品
作り込みのシェル等
監視製品
ログ・ファイ
ル監視
監視対象
予測計算/
レポート
HW 障害監視
IBM Director
HW障害情報
温度情報
電力情報
イベント
Mail通知
ライト・アラーム
イベント管理製品
イベント
ミドルウェア情報
イベント
ログ監視
Netcool
probes
Network
機器やOS
のsyslog
汎用ログ
ログ・ファイ
ル監視
IBM Tivoli Network Manager は、ネットワーク、
ネットワー機器監視のための統合監視ソフト
ウェアです。
大量のNetworkイベントを高速に処理するため
に、イベント管理コアとしてNetcool/OMNIbus
が使われています
IBM Tivoli Monitoring
Netcool / Omnibus
各製品は互いに一部の
機能を補完できる様に
なっており、ITM単独でも
簡単なイベント管理、メー
ル通知や、Network の
監視等を行う事が可能で
す。
IBM Tivoli Network Manager - 製品の位置付け
Tivoli Network Manager
Tivoli Network Manager に含まれる Netcool / OMNIbus
は単体製品としても販売されています。

4
IBM Tivoli Network Manager（ネットワークの性能・障害監視）概要
Network
リソース
◼構成監視機能
ネットワーク構成を自動的に検知 (Discovery機能）
IPネットワークの論理的なトポロジーを表示
地理的な配置に合わせたMAPカスタマイズ
◼障害監視機能
ネットワーク上の障害を検知し要因を特定する
SNMP Trap 取得 / syslog 収集
障害イベントのログや自動アクション実行
各種診断コマンド実行
根本原因解析(RCA : Root Cause Analysis )。
MAP上のステータス表示による障害範囲の特定
◼性能監視機能
ネットワークの性能を把握 (MIBポーリング）
ネットワークの使用状況やエラー発生状況をモニタリ
ング
対象ネットワーク機器のMIB値を収集して監視
ネットワーク構成の自動発見（ディスカバー）
Network機器
ITNMサーバー
障害通知
(SNMP Trap)
トラフィック情報取得
(MIB)
Ping 応答監視
ストレージ機器
※1) イベント管理用コンポーネントとしてNetcool / OmnibusがITNMの一部として同梱されます。
Netcool / OMNIbus は、TNMの必須コンポーネントです。
コンソール画面
別のシステム管
理製品との連携
発生したイベントは
Netcool / Omnibus
へ集約※1
ITNMは、ネットワーク関連製品の統合監視ソフトウェアです。

5
IBM Tivoli Network Manager コンポーネント図
TIP (Tivoli Integrated Portal)
(GUI サーバー)
NCIM
Poll
Data
Discovery
RCA (Root Cause Analysis)
Monitoring / Data Collection
(Network監視コア)
Probes (データ収集モジュール)
Netcool / OMNIbus
(イベント管理)
Automation (イベント処理)
Tivoli Data
Warehouse
(大量のMIBデータを収
集する場合。5百万行～
2千万行程度)
TCR (Tivoli
Common
Reporting)
(レポートの生成)
Network リソース
SNMP Trap収集
syslog 収集
SNMPポーリング
ICMPポーリング
MIBしきい値監視
MIBデータ収集
他のTivoli製品
他ベンダー製品
IBM Tivoli Network Manager のコンポーネント概略図です。Tivoli Integrated Portal、Netcool/OMNIbus、
Tivoli Common Reporting 等の複数のコンポーネントから構成されます。
構成はオプショナル
※Netcool /OMNIbus は単体販売もされていますが、Tivoli Network Manager の製品の一部として同梱されています。

6
Tivoli Network Manager GUI

7
ネットワーク・トポロジー・マップ
イベントリスト
Filter views: ユ
ーザ定義、または
自動作成
ITNM コンソール画面
Webブラウザーベースのインターフェイスを提供しています。
ネットワーク構成機器を条
件で絞り込んだViewを作
成したり、手動で選択した
機器のみに絞ったViewを
作成できます。
イベント処理部分は、
Netcool / OMNIbus が
使用されており、
OMNIbus の
Automation を使った柔
軟なイベント処理が可能
です。

8
豊富なネットワーク機器用標準アイコン
ネットワーク・トポロジー・マップ部分では、機器アイコンにSVG (Scalable Vector Graphics )形式のイメージファイルを採用し
ています。そのため、拡大しても縮小しても見やすい解像度の画面でマップを表示をさせる事ができます。
市販やフリーのソフトでユーザーが作成したファイルを使用する事も可能です。
拡大
拡大しても滑らかな表
示を保ちます。

9
マップ中のアイコンは、Adobe の Illustrator や、InkSpace というフ
リーのエディターで編集、ユーザーが追加できます。
拡大に耐えるため、マップ中はアイコ
ンファイルでは無く座標指定（ベクト
ル形式）で描画している
その定義が svg ファイルです。
TNMに表示されるアイコンやイベントの色を変える

10
ネットワーク・マップとイベントリストとの連携
▪ 双方向からの表示が可能
– トポロジーのエントリーよりイベントリストを表示
– イベントから関連するトポロジーを表示 (Network or Hop View)
イベントリストからマップ画面へ
マップ画面からイベントリストへ

11
フィルター・ビュー
監視対象のネットワーク機器を「フィルター」で条件毎に分類して、グループ化・階層構造化して分類する事ができます。
フィルター
フィルター
フィルター設定画面例
フィルターの条件は、
ITNMが管理する機器タ
イプ（クラス）別や、IPアド
レスによるフィルター、
ユーザーが任意の機器
をグループ化できるフィ
ルターなどがあります。

12
フィルタービューでのナビゲーション
ツリビューで、ビュー
を移動する事も可能
です。
ダブルクリック

13
レイアウトの変更
ビューに機器が多い場合には、表形式で機器を見る事で利便性を高める事ができます。
レイアウトの変更

14
Structure ブラウザ
•デバイス内部の物理的、論理的構造を表示します。
•コンポーネントからイベントがあがっている場合は、イ
ベントの状況を表示します。マップ上の
機器をダブ
ルクリック
デバイスの詳細な情報
を表示

15
ネットワーク機器の内部構造や接続の確認
実際の構成
Network Manager上の表示
安価なハブのカ
スケード接続Cisco製のL2スイッチ
Structure ブラウザ
②スイッチ内のInterface一覧
から任意のInterface をク
リック
③スイッチのポートにつながっている
機器一覧が表示
①機器をダブルクリック
構造ブラウザを使ってネットワーク機器の内部構造（物理・論理）や各ポートにつながっている機器を確認できます。

16
Structure ブラウザー
接続先にリストされている機器
をクリックすると接続先の
Structure ブラウザが開きます。

17
接続情報のリスト表示
SNMP等で情報が取れてい
るデバイスは、接続先
Interface名まで表示
ネットワーク機器側のポート情報
（全てのポートを一括表示)
接続機器の情報
構造ブラウザを辿っていく情報と同様の情報を表形式でも表示させる事ができます。

18
イベント管理機能 (Netcool / OMNIbus)

19
イベント管理エンジン～ Netcool / OMNIbus
他社製品
アプリケーション
/ネットワーク
Probes Probes
他社トラ
ブル・チ
ケット
システム
等のDB
Netcool / OMNIbus
オペレーター画面イベント・ダッシュボード画面
Netcool / OMNIbusの機能概要
◼業界最速のメモリ常駐型のイベントDB
◆ 大量のイベントのバーストでも遅延無く対応
◼イベントのAutomation処理機能
◆ 重複イベント、相関関係のあるイベントを
ルールに従って自動的に処理
◆ ユーザーが柔軟にカスタマイズ可能
◼カスタマイズ可能なGUI
◆ マップを作成するためのマップエディター
◆ 柔軟なイベントのグループ分け（フィルター機
能)
◼ログ監視機能
◆ TECの資産を活用できる OMNIbus Log
File Agent
◆ 大量のログでも高速な監視とイベント化が可
能な probe
◼運用シェル用コマンド
◆ 様々なプラットフォーム上でコマンドラインか
らイベントを生成するためのコマンドを提供
◼他のTivoli 製品、他社製品との連携
◆ TSRM(サービス・デスク製品)とのチケット連
携
◆ サード・ベンダー製品との双方向データ同期
モジュール(Gateway)
連携
「Tivoli Network Manager」はネットワーク環境から収集されるイベント情報を管理・処理するために
単体製品としても販売されている統合イベント管理ソフト「Netcool / OMNIbus」を使用しています。
データ集約
ログ監視をはじめとする
様々なデータ取得用モ
ジュール
マップ画面
イベント管理用のGUIは、Tivoli Network
Manager と同じGUIサーバー(TIP:Tivoli
Integrated Portal)に統合されます。
Netcool / OMNIbus GUI コンポーネント(Web GUI)

20
イベント管理機能 (Netcool / OMNIbus)
他社製品
マネージャーD
イベント発生時に
OMNIbus 提供のコマ
ンドを実行
他社製品
マネージャーE
イベント発生時に
SNMP トラップを発
行
他社製品
マネージャーF
ログを監視してイベ
ントを収集
SNMP
Probe
Log
Probe
Probe
for B
Probe
for A
Probe
for C
EIF
Probe
Tivoli 運用管理製品
(TEC / ITM 等)
他社製品
マネージャーA
他社製品
マネージャーB
他社製品
マネージャーC
特定の製品向けの専用 Probe もありますが、専用 Probe が無い場合でも SNMP や Log監視を経由して、イベント情報を
統合するための手段を御提供しています。
全てのProbeは、”ルール”を
作成する事ができ、イベント
のデータを加工して、所定の
フォーマットに整形する事が
可能です。
Tivoli Network Manager (Netcool /OMNIbus)

21
情報収集用の probe
Netcool / OMNIbus では、様々な情報と連係するために、たくさんの種類の probe を用意しています。
MoM として、他社製監視製品や、ミドルウェアが保持している情報と連係したシステムの構築を手助けします。
Netcool/OMNIbus Probe for SNMP
Netcool/OMNIbus Probe for Syslogd
Netcool/OMNIbus Probe for HTTP Server Error Log
Netcool/OMNIbus Probe for Tivoli EIF
Netcool/OMNIbus Probe for Message Bus
Netcool/OMNIbus Probe for RADIUS
Netcool/OMNIbus Probe for Ericsson AXE10
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel DMS
Netcool/OMNIbus Probe for Alcatel DSCDEX
Netcool/OMNIbus Probe for Marconi System X
Netcool/OMNIbus Probe for Avaya Definity G3
Netcool/OMNIbus Probe for Alcatel-Lucent ECP
Netcool/OMNIbus Probe for Ericsson ACP1000
Netcool/OMNIbus Probe for Comverse Trilogue Infinity
Netcool/OMNIbus Probe for Ericsson MD110
Netcool/OMNIbus Probe for NV7
Netcool/OMNIbus Probe for Sitescope
Netcool/OMNIbus Probe for VMS/OpenVMS Operator Communication Facility
Netcool/OMNIbus Probe for Oracle
Netcool/OMNIbus Probe for Sitescope
Netcool/OMNIbus Probe for Sun Management Center
Netcool/OMNIbus Probe for CA Spectrum
Netcool/OMNIbus Probe for Tandem EMS
Netcool/OMNIbus Probe for EXEC
Netcool/OMNIbus Probe for FIFO
Netcool/OMNIbus Probe for Openservice Nervecenter 4.0
Netcool/OMNIbus Probe for Standard Input
Netcool/OMNIbus Probe for Cisco WAN Manager
Netcool/OMNIbus Probe for Generic ODBC
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel BSSM
Netcool/OMNIbus Probe for Siemens EWSD
Netcool/OMNIbus Probe for Siemens TNMS SNMP
Netcool/OMNIbus Probe for Telematics
Netcool/OMNIbus Probe for Ericsson XMATE
Netcool/OMNIbus Probe for Timeview
Netcool/OMNIbus Probe for PDS Snyder
Netcool/OMNIbus Probe for HUAWEI M2000-MML
Netcool/OMNIbus Probe for HUAWEI T2000-MML
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel EVDO
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel IEMS
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel IEMS
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel EIF
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel Digital Facility Management System
Netcool/OMNIbus Probe for Tekelec Eagle STP
Netcool/OMNIbus Probe for Glenayre VMS
Netcool/OMNIbus Probe for Fibremux Lightwatch
Netcool/OMNIbus Probe for Lucent ITM/SC system
Netcool/OMNIbus Probe for Lucent G2 ITM/NM
Netcool/OMNIbus Probe for Tellabs Focus NM2100
Netcool/OMNIbus Probe for Tandem SCP
Netcool/OMNIbus Probe for Lucent NFM
Netcool/OMNIbus Probe for Tekelec LSMS
Netcool/OMNIbus Probe for Tellabs Metrowatch
Netcool/OMNIbus Probe for Motorola AEMS
Netcool/OMNIbus Probe for Ericsson BNSI
Netcool/OMNIbus Probe for Alcatel-Lucent OSOS
Netcool/OMNIbus Probe for NMS2000
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel EAI
Netcool/OMNIbus Probe for Nortel Magellan NMS
etc……
http://www.ibm.com/developerworks/wikis/display/tivolieventandnetworkmanagement/Tivoli+Netcool+OMNIbus+Probe+Integrations

22
Automation によるイベントの自動処理
ITNM のイベント管理部分には、単体製品としても販売されている「Netcool /OMNIbus」が使用されており、柔軟なイベント
の処理が可能です。
ネットワーク環境で発生する大量のイベントを高速処理するため、全てのイベントデータをメモリ上で処理するインメモリDBを
採用しています。また、以下のようなイベント処理をユーザーが作成でき、ユーザー環境に柔軟に対応可能です。
– イベントの内容の定期的な確認、イベント発生/更新時のイベント内容の確認
– ロジックに基づいたイベント処理（イベント内容の比較、条件文に基づいたイベント内容の更新）
– 外部コマンド呼び出し
例） Automation トリガー（イベントを処理するルール）の1つである「Generic_Clear」は、障害イベントが発生した後に、対応
する復旧イベントが発生した場合、以下の図のようにイベントが処理することができます。
Switch1 Port1 Up
Port1
Down
→Up
Switch1 Port1 Down
Switch1 Port1 Up
Switch1 Port1 Down
Generic_Clear
①ポート・ダウンのイベントが発生
②暫くして、ポート復活のイベントが発生
③Automationトリガー「Generic_Clear」
が作動。
Up と Down のペア・イベントを検知。
④解決したと判断し、イベントの重
大度を変更
Network Switch
※Automation トリガーの動作はユーザーの要件に合わせて細かく変更可能です。
データをメモリ上で処理するため関連イ
ベントの検索等が少ない負荷で高速に
行われます。

23
Automation トリガーによる重複イベント処理
大量の同じ内容のイベント
重複処理用のAutomation トリガー
イベントの集約
同じ種類のイベントを一行で表示
ユーザーが登録した Automationトリガー
（イベント処理用のルール）
登録した処理(トリガー)をGUIから個別
に有効化、無効化が可能
※Automation トリガーの動作はユーザーの要件に合わせて細かく変更可能です。

24
GUI上からのコマンド実行
作成した運用管理ツールを登録し、GUI上(ツールやHTMLページ)から実行させる事が可能です。
Perlスクリプト等も GUI上から実行する事ができます。
GUIから ping を打つ perl スクリプトを
実行。
OMNIbusサーバー上に配置した perl
スクリプト等を実行する CGI機能を
ユーザーに開放しています。
実行するスクリプトは、TIP上から事前
に登録する事で、実行権限などを指定
する事が可能です。
Perlスクリプトを実行し、pingの実行と結果
をHTMLで出力して表示
デフォルトの ping ツールの例

25
イベント管理画面
イベントはデフォルトでノード、発生時間、重要度など約30のフィールドで構成されます(追加も可能)。オペレータは任意の複
数フィールドに対して AND/OR などの論理的条件でアラームの絞り込みをすることが可能です。
「Tokyo」のイベントのみをフィルタして表示
グループ毎のイベント発生状況(重要度別)をグラフ表示
イベント・ダッシュボード画面
アクティブ・イベント・リスト
このグループの
中で一番、重大
度が高いイベント
の色

26
イベント管理画面のカスタマイズ
フィルター
カラムの値のフィルタリング条件の定義。
正規表現等も使用可能
View
フィルターされた情報から、表示するカラムの種類や、
位置、幅、ソートの方法等を指定したもの。
フィルターの設定
Viewの設定
表示するOMNIbus
DBの列名と並び
表示名と表示列の
幅
フィルターする条件OMNIbus DBの列名

27
マップ・エディター
オブジェクトの背景画面
上へ配置
図形やイベントリストBOX等のオブジェクト
色が変化しているオブ
ジェクトをクリック
関連するイベントのリスト
や、URLを起動
ユーザーが指定した背景画像の上にオブジェクトを配置する事で、簡
単に包括的なオペレーションViewを作成する事ができます。
マップ・エディター画面
ブラウザ画面
別マップへのドリル
ダウン（リンク）
収集されたイベントを地図などの画像画面上に配置して表示させる画面を作るためのエディターが添付され
ています。「Tivoli Network Manager」のGUIから「マップ・エディター」を起動させてGUIを作成します。

28
イベント表示用のGUI カスタマイズ例
基本的なカスタマイズは、標準の画面の設
定や、マップ・エディター等で可能です。
XMLを編集する事で高度なカスタマイズも
可能です。
標準コンポーネン
トをユーザーの好
みで配置
サンプルで入っているカス
タマイズ可能なコンポーネ
ント。
背景画像上に標準
コンポーネントを配
置した例
xml を編集した高度
なカスタマイズ

29
Networkのディスカバリー

30
ネットワーク・ディスカバリー機能
▪ ネットワークの自動ディスカバリー
– すべてのレイヤー2/3のネットワークデバイスと、インター
フェース、及びそれらの接続状況をディスカバリー
– 以下のVendor 固有、RFCのネットワーク技術のディスカ
バリーをサポート
•MPLS
L2 VPNs ( Pseudowire, VPWS)
L3 BGP VPNS
MPLS TE
•NAT
•ATM, Frame Relay
•OSPF, BGP, STP, ISIS, VRRP
•その他、RFC標準プロトコル
▪ ネットワークトポロジーの表示
– カスタムビューによるトポロジー構成の手動/自動分割
▪ MPLSのサポート (Cisco, Juniper, Laurel, Alcatel):
– レイヤー3 IP VPNs,
– レイヤー2 VPN、VPLS
▪ 柔軟なディスカバリーレベルの指定
– 部分ディスカバリー
– シード・ファイル、スコープの指定
– ディスカバリー手法(agent) の個別の有効化/無効化
▪ SNMP v1/v2/v3、telenet, ssh による discovery
▪ IPv4 / IPv6サポート
ネットワークにある機器を検索して、監視対象機器を自動発見し、トポロジーマップを作成する事が可能です。発見された機
器は、MIB情報を使用してスイッチ、OS等、種類毎の分類が自動で行われます。
トポロジーマップ
ディスカバリー範囲の条件設定

31
部分的なディスカバリ
全体のディスカバリーの他に、ディスカバリ範囲を絞ったディスカバリー方法を提供しています。
新規に追加したNetwork機器を効率的に ITNMに認識させる事が可能です。
全体のディスカバリ
部分ディスカバリ
ディスカバリのス
コープを絞り込む
事が可能です。
特定IPのみの再
ディスカバーも可能
です。

32
大規模ネットワークへの対応 (BGP)
「Tivoli Network Manager」は、大規模なネットワークで使用されるネットワーク・テクノロジーにも対応して
います。
ISP等で使用されているBGP (Border Gateway Protocol)や、IP-VPNで使用されるMPLS (Multi-Protocol
Label Switching)、企業内LANで使用されるOSPF (Open Shortest Path First)プロトコル等、様々なネット
ワークテクノロジーを自動認識し、トポロジー上に表示します。
AS (Autonomous
System)への接続が描
画されています。
BGP Network

33
大規模ネットワークへの対応(OSPF)
企業内LANでルーター間のルーティング・プロトコルに使用されているOSPF (Open Shortest Path First)プ
ロトコルの機器の役割をトポロジーマップ上に表示させる事ができます。
接続線上にマウスを置
くことで接続情報が表
示されます。
OSPF Routing Domain
どのエリアのメン
バーかを薄い破線
で表しています。

34
大規模ネットワークへの対応(MPLS)
IP-VPN (IP Virtual Private Network)で使用される MPLS (Multi-Protocol Labeling Switching)のトポロジー
図を描画させる事が可能です。
機器名のラベルにPE
( Provider Edge) と表
示されています。

35
MIBブラウザー
ネットワーク上の現在のMIB値を簡単に参照するための MIBブラウザーが付属しています。
対象のMIBをMIB
ツリーから選択
MIBV1,V2,V
3に対応

36
監視機能

37
ポーリング監視機能
Tivoli Network Manager では、ICMP Ping や MIB値等のSNMP監視を「ポーリングの定義」と「ポーリン
グのポリシー」で管理しています。
ポーリング定義
ポーリング・ポリシー
・ポーリングの種類(ping,
MIB等)
・対象になる条件
・ポーリングの対象指定
・エラー時のエラーレベル
・タイムアウト値や再試行
などのポーリング毎の条件
等を定義
・複数の「ポーリングの定
義」をグループとしてまとめ
る。
・ポリシーに含まれる「ポー
リング定義」を実行する
ポーリング対象の指定
・ポーリング間隔
有効化されているポリシー

38
ポーリングの定義
ポーリング対象の定義は、ifOutErrors / ifInErrors 等、標準的なMIB値にだけポーリングするグループを
作成したり、ある種別の機器の任意の条件を満たすものだけをグループ化する等、様々なレベルで設定
する事が可能です。
ポーリング定義名
対象のクラス（機器別のグループ） IP等の細かい対象の条件
イベント化するしきい値
イベントクリアのしきい値
ポーリング対象の条件
イベント化に関する条件
※図は、「汎用しきい値」と呼ばれるポーリングの定義例です。

39
SNMP Trap
「Tivoli Network Manger」のSNMP Trap の受け口となる「SNMP Probe」は、「Tivoli Network Manger」
とは独立した Probe と呼ばれるモジュールになっています。
そのため、「Tivoli Network Manger」サーバーとは別のサーバーにインストールしたり、複数の「SNMP
Probe」を使用して複数のネットワークからの Trap 取得を行う事も可能です。
Tivoli Network Manager Server
SNMP Probe
SNMP Probe
SNMP Probe
Network B
Network C
Network A
TCP通信
TCP通信SNMP Trap
(UDP)
SNMP Trap
(UDP)
SNMP Trap
(UDP)

40
MIBのデータのグラフ化機能
MIB値をポーリングした結果をリアルタイムで、グラフ化したり、過去の収集データをグラフ化して参照
する事ができます。
グラフ設定画面
対象上で右
クリック
対象のMIB
ポーリング間隔
グラフの幅等を指定
イベント上で右ク
リック
・リアルタイムのMIBデータのグラフ化
・過去に収集したMIBデータのグラフ化
マップ画面
イベント・リスト画面

41
Network 機器のログ監視
Network機器
syslog サーバー
Syslog 転送
syslog probe /
syslogd probe
Tivoli Network Manager Server
「probe」は高速処理が
可能なイベント処理機能
を持ち、大量の Network
イベントでも速やかな処
理が可能です。
syslog 監視用の probe による
必用なログのイベント化や加工
Automation 機能による、重複イベ
ント処理等の自動イベント処理
多くのNetwork 機器が標準で syslog を出力する機構を持っており、それらのNetwork 機器の syslog をsyslog サーバー
にログを収集する運用が行われているケースがあります。「Tivoli Network Manager」の「syslog probe」もしくは「syslogd
probe 」を使用して集約した syslog から重要なイベントを抽出して「Tivoli Network Manager」に集約する事が可能です。

42
根本原因分析機能

43
トポロジーベースの根本原因解析 (1)
▪ トポロジーベース – ディスカバーされたデバイス間の接続
状況から、多数発生しているイベントを解析
– 物理接続
– 論理接続
▪ ネットワーク機器に関する各イベントからの根本原因解析
を実施
▪ 各イベントは、根本原因解析結果により相関され、ステー
タスが自動で更新される
•根本原因(RootCause) – 根本原因のイベント
•副次(Symptom) – 根本原因によって引き起こさ
れているイベント
– 関連する新しいイベントが発生した場合は、動的に
RootCauseのイベント、副次イベント(Symptom) を
再計算し、再度根本原因解析を行う
▪ 様々な根本原因解析
– シンプルな階層構造ネットワーク
– 複雑なメッシュ状ネットワーク
– リモート間の依存関係 (OSPF,BGP等)
– デバイス内部での依存関係 (Card failures等)
– デバイス外部での依存関係(Cable failures等)

44
トポロジーベースの根本原因解析 (2)
ネットワーク上のどこかで障害が発生 –
複数のデバイスが通信不可
ITNM IPのトポロジーベースのイベント相関処理サブ
システムにより、根本原因が解析される。
根本原因のデバイス
副次的にイベントが発生し
たと考えられるデバイス
トポロジー表示化
副次イベン
トの重大度
を変更
イベントの相関関係を
自動的に判断して、
根本原因のイベントと
それ以外のイベントの
重大度を変更します。

45
根本原因解析のシナリオ例(1) – インスタンス
▪ シナリオ
– デバイスが完全停止し、そのデバイスに対するリー
チャビリティーイベント(ポーリングFail、Ping Fails)及
び、そのデバイスの隣接デバイスからのイベントが発
生。
▪ 解析内容
– 停止したデバイスが根本原因とし(シャーシレベルで)、
すべてのシャーシと隣接デバイスからのイベントを福
次(Symptom)イベントとする。

46
根本原因解析のシナリオ例(2) – コネクション
▪ シナリオ
– インターフェースFail(LinkDown)のイベントが、
その障害が発生したデバイスと、隣接デバイス
から発生。
▪ 解析内容
– 監視方向から見て、障害が発生したコネクショ
ンの先側のインタフェースを根本原因とする。

47
根本原因解析のシナリオ例(3) – 依存関係
▪ シナリオ
– あるデバイスがFailし、それによりネットワークの一部
が切り離され、非到達となる。
障害が発生したデバイス自身と、それらに接続するデ
バイス、及び、ネットワーク上切り離されたデバイスよ
りイベントが発生。
▪ 解析内容
– 障害が発生したデバイスを、ネットワーク上切り離され
たデバイス、および、コネクティビティダウンの根本原
因として特定。

48
▪ シナリオ
– 冗長構成を取るデバイスがペアで障
害発生。ネットワーク上切り離された
デバイスよりイベントが発生。
▪ 解析内容
– 2つの根本原因を表示。それぞれは
ネットワーク内の冗長経路デバイス。
– ネットワーク上切り離されたデバイス
のみ副次イベントとして処理される。
根本原因
副次イベント
根本原因解析のシナリオ例(4) – ネットワーク冗長構成

49
サンプル構成例

50
サンプル構成例
監視サーバー
syslogサーバー
シングル構成
Syslog probe
ICMP
SNMP
Polling
SNMP Trap
Syslog の収集
監視サーバー
IBM Tivoli Network Manager IP Edition
監視対象機器
Network 機器の syslog 収集用
Network機器 (1500デバイス程度)
監視サーバー
System x 3550 M3 Xeon 2.1GHz (4 core)
Memory 10GByte
サイジングの前提
Network 機器1500デバイス(平均20port 前後のL2スイッチを想定。
小型のL2スイッチ～24、48ポートのL2スイッチが大半を占めるとし
ての想定値) → 6万エンティティ(※1)を想定
※1)エンティティ= Tivoli Network Manager で監視対象を取り扱う最小構成単位でス
イッチのポート数などで増加居します。ポート単位で監視対象になりうるのでスイッチ
が多い環境では注意が必要です。
要件依存で任意です

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