A07_ビジネス イノベーションを強力に支援する Azure Red Hat OpenShift のススメ [Microsoft Japan Digital Days]
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レッドハット株式会社 テクニカルセールス本部 ソリューションアーキテクト 小島 啓史 氏 マイクロソフト コーポレーション Global Black Belt - Asia Azure App Innovation Solution Specialist 畑崎 恵介 昨今、コンテナ導入による、ビジネスアプリケーションの開発や運用効率化への効果向上に期待値が高まっています。こうした傾向は、利用者が自身のビジネスを発展させるために、クラウドを跨いだ運用の可搬性やコスト削減といったコンテナ技術のもたらすメリットを享受したいと考えることに起因します。このセッションでは、Azure のフルマネージドな OpenShift サービスである、Azure Red Hat OpenShift (ARO) を中心に、ARO を導入いただくことで、開発生産向上の課題解決や、運用効率化のヒントを、レッドハットとマイクロソフトの共同登壇にて、ご紹介させていただきます。 【Microsoft Japan Digital Daysについて】 Microsoft Japan Digital Days は、お客様が競争力を高め、市場の変化に迅速に対応し、より多くのことを達成することを目的とした、日本マイクロソフトがお届けする最大級のデジタル イベントです。4 日間にわたる本イベントでは、一人一人の生産性や想像力を高め、クラウド時代の組織をデザインするモダンワークの最新事例や、変化の波をうまく乗り切り、企業の持続的な発展に必要なビジネスレジリエンス経営を支えるテクノロジの最新機能および、企業の競争優位性に欠かせないクラウド戦略のビジョンなどデジタル時代に必要な情報をお届けいたしました。（2021年10月11日～14日開催）
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- 1. Microsoft Japan Digital Days *本資料の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は Microsoft Japan Digital Days における公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 #MSDD2021 ビジネス イノベーションを 強力に支援する Azure Red Hat OpenShift のススメ レッドハット株式会社 小島 啓史 # A07 マイクロソフト コーポレーション 畑﨑 恵介
- 2. Agenda 1. DX 推進を支援する OpenShift 2. フルマネージドの OpenShift サービス Azure Red Hat OpenShift 3. まとめ・関連資料
- 3. Microsoft Japan Digital Days DX 推進を支援する OpenShift
- 4. コンテナ導入の期待 コンテナ導入には、インフラ側の効果よりも、 • 開発の生産性向上(Agility) • アプリケーション運用の効率化(Cost Reduction) など、アプリケーションへの効果の期待値が大 既存システムと比べ、コンテナ (Kubernetes)導入に期待する一番の ビジネスメリットはなんですか？ アプリ側へのメリット 58.5%(N=341) * N=582 インフラ側へのメリット 25.9%(N=151)
- 5. 開発生産性に悩みを抱える組織の挑戦 Digital Transformation 課題 ▪ 開発期間の短縮 ▪ コストの圧縮 ▪ サービス品質の担保 ▪ 継続的な改善 技術・ ツール 人材・ ノウハウ ルール・ プロセス レッドハットの支援領域
- 6. 求められるビジネスイノベーション • スマートヘルスケア • スマートバンキング • スマートファクトリ • スマートカー • スマートシティ • スマートロック • エッジコンピューティング ...e.t.c. CONTAINER PLATFORM “Run & manage containers better” HYBRID CLOUD “Build and run your Infrastructure efficiently” BUSINESS INNOVATION “Transform the way you run your business” CLOUD-NATIVE APPS “Build new apps quickly” CONTAINER OPPORTUNITY ※ 上記に伴うレガシーアプリの クラウドシフトも随時必要です。 業界標準のKubernetesディストリビューションである Red Hat OpenShiftでデジタル変革を支援します。 導入開始のきっかけは何であれ、 最終的には、ビジネスイノベーションの 実現が目的となることが多いです。
- 7. 開発生産性向上の課題解決アプローチポイントの例 システム開発／構築における必須プロセスの改善 自動化／自律化の積極的な活用 システムに関る誰もが自らのミッションに集中できる 設計書や手順書で作業に対応していませんか？ • アプリケーションの配置先決定やリソースの割当と変更 • 監視や高可用性の為の設定とイベントへの対応 • 様々なテスト 調整に多くの時間を要していませんか？それによって様々な皺寄せが発生していませんか？ • 『VM払い出し』のような開発チーム / インフラチームの間の調整と作業待ち • システム毎のインフラ設計＆レビューとHW購入（リソース調達） • メンテナンス都度のチームを跨いだリリース計画＆調整 特定の人や外部企業への依存度が高くなっていませんか？ • ノウハウの属人化 • 保有技術の空洞化 • 定着しない新技術や方法論
- 8. マルチテナントの開発体制実現の支援機能 ▪ 開発者用のWebコンソールを利用した、セルフサービスでの開発が可能 o 下記などを利用したイメージビルド/デプロイの自動化が可能 ▪ Gitリポジトリに置いているソースコード ▪ コンテナイメージ (DockerやOpen Container Initiative (OCI) 仕様に準拠) ▪ Dockerfile ▪ 開発言語/ミドルウェア/データベースなどの開発環境のカタログ o 開発したコンテナイメージは、OpenShift内部のレジストリに保存され、他チームがデプロイに 利用することも可能 (イメージのバージョン管理により、デプロイの再現性や一貫性を向上) ▪ 管理者が予め設定した権限やリソース制限のもとで、開発者がコンテナアプリを開発 o 開発者が利用する、CPU/メモリ/ストレージの上限設定が可能
- 10. Red Hat OpenShift = Certified Enterprise Kubernetes Distribution Red Hat Enterprise Linux = Linux Kernel ＋ 本番運用を想定した品質/機能強化 Red Hat OpenShift ＝ RHEL CoreOS + Kubernetes + 本番利用を想定した品質/機能強化 ▪ 開発/運用/認証/権限設定をサポートする機能を含め 完全に統合されたアーキテクチャ ▪ セルフサービスのコンテナアプリ開発 ▪ CI/CD(Jenkins, Tekton Pipeline) ▪ Web IDE(Eclipse Che) ▪ コンテナレジストリ ▪ ロギング(Elasticsearch, Fluentd, Kibana) ▪ モニタリング(Prometheus) ▪ コンテナアプリの運用自動化 (Operator) ▪ デフォルトで強化されたセキュリティ ▪ root権限でのコンテナ実行禁止 ▪ SELinux有効 ▪ RBACによる権限管理 ▪ ハイブリッドクラウドへの自動デプロイ (Terraform) 、 統一されたインタフェース (OpenShift CLI) ▪ Over The Air (OTA) Updates
- 11. Microsoft Japan Digital Days フルマネージドの OpenShift サービス Azure Red Hat OpenShift
- 12. Azure Red Hat OpenShift (ARO) の概要 Azure におけるフルマネージドの Red Hat OpenShift サービス
- 13. IaaS に OpenShift を構築する場合 Virtual network Azure DNS Azure Load Balancer (Master) Azure Load Balancer (Router) Public IP Public IP Public IP Azure Active Directory OpenShift API/administration console App 1 App 2 User App definition Azure VMs (Master) Scale sets Azure Premium SSD Managed Disks Node 1 Node 2 Node 3 api-server • controller-manager • etcd Azure VMs (Infrastructure) Scale sets Azure Premium SSD Managed Disks Node 1 Node 2 Node 3 registry • router Azure VMs (Application) Scale sets Azure Premium SSD Managed Disks Node 1 Node 2 Node N application pods Azure Blob Storage OpenShift SDN 責任範囲 ユーザ管理 プロジェクトとクォータの管理 アプリケーションライフサイクル クラスタの作成 クラスタの管理 モニタリングとロギング ネットワークの設定 ソフトウエアおよびセキュリティ更新 プログラム プラットフォームのサポート お客様 Microsoft and Red Hat
- 14. Azure Red Hat OpenShift (ARO) の場合 Virtual network Azure DNS Azure Load Balancer (Master) Azure Load Balancer (Router) Public IP Public IP Public IP Azure Active Directory OpenShift API/administration console App 1 App 2 User App definition Azure VMs (Master) Scale sets Azure Premium SSD Managed Disks Node 1 Node 2 Node 3 api-server • controller-manager • etcd Azure VMs (Infrastructure) Scale sets Azure Premium SSD Managed Disks Node 1 Node 2 Node 3 registry • router Azure VMs (Application) Scale sets Azure Premium SSD Managed Disks Node 1 Node 2 Node N application pods Azure Blob Storage OpenShift SDN 責任範囲 ユーザ管理 プロジェクトとクォータの管理 アプリケーションライフサイクル クラスタの作成 クラスタの管理 モニタリングとロギング ネットワークの設定 ソフトウエアおよびセキュリティ更新 プログラム プラットフォームのサポート お客様 Microsoft and Red Hat マイクロソフト Red Hat
- 15. Azure Red Hat OpenShift の特徴 フルマネージド セルフサービスデプロイ スケーラビリティと信頼性 ハイブリッドかつセキュアな環境 シングルサインオン 統合サポート
- 16. フルマネージドの OpenShift サービス マイクロソフト と Red Hat が 共同でエンジニアリング、 運用、統合サポートを実施 Azure にデプロイされ、お客様 のサブスクリプションにご請求 Red Hat との個別契約不要 ファーストパーティの OpenShift サービス
- 17. Azure で OpenShift をすぐに利用開始 • ワンコマンドで OpenShiftの クラスターを Azure 上に作成可能 • 開発用、テスト用などの環境を 柔軟に追加 • 従量課金で必要な時に必要な リソースを利用
- 18. 高いスケーラビリティと信頼性 • クラウドの特徴を生かし、負荷変動にも柔軟にスケールして対応可能 • マルチ可用性ゾーンをサポートし、高信頼な OpenShift 環境を提供 可用性 ゾーン１ 可用性 ゾーン２ 可用性 ゾーン３ Azure Red Hat OpenShift アプリ 仮想サーバ アプリ アプリ アプリ アプリ
- 19. ビジネス継続性の確保 • Azure Red Hat OpenShift は東日本と西日本の両方の リージョンをサポート • 大災害への備えや、 広域負荷分散など、 国内複数リージョンを 組み合わせて活用可能
- 20. ハイブリッドかつセキュアな OpenShift 環境 Azure オンプレミス インフラ 他のAzureサービス、リソース 仮想ネットワーク 相互接続 Azure Express Route Red Hat OpenShift プライベートクラスター クライアント 企業 システム • お客様のオンプレミス ネットワークとAzure 上の OpenShift クラスターとの 相互接続により、 オンプレミスの環境を拡張 • プライベートなネットワークで セキュアにオンプレミスや 他の Azure サービスと接続
- 21. シングルサインオンによる統合された認証 • Azure Red Hat OpenShift の 管理者やアプリ開発者の認証 に、Azure Active Directory との統合による シングルサインオンをサポート • OpenShift でサポートされてい る様々な認証サービス連携 （LDAP、GitHub連携など） を利用可能
- 22. 共同サポートと運用体制 Azureポータル内の統合サポートは 24 時間 365 日利用可能 ISO 27001 準拠 B2B 通信チャネル Red Hat オンサイトチームとの共同サポート 統合チケットシステム Microsoft Help + Support Microsoft Azure Support Site Reliability Engineers Red Hat Customer Portal Red Hat Support Cross-team hand off Flexibility in support channels SSO access to Red Hat support Cross-product support Case exchange platform
- 23. Microsoft Japan Digital Days まとめ・関連資料
- 24. まとめ • OpenShift による DX の推進 • Azure Red Hat OpenShift による柔軟・高信頼・セキュアな OpenShift の利用 • マイクロソフトと Red Hat の統合されたエクスペリエンス
- 26. © 2021 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、公開日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。 本コンテンツの著作権、および本コンテンツ中に出てくる商標権、団体名、ロゴ、製品、サービスなどはそれぞれ、各権利保有者に帰属します。