Apple watchについて経済学者が考えてみた
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静岡大学情報学部の高口先生の講義でお話してきました。
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Apple watchについて経済学者が考えてみた
- 1. + Apple Watchについて経済学者が考えてみた 九州大学 実積寿也 18/05/01 ＠静岡大学情報学部
- 2. + Apple Watch 18/05/01＠静岡大学情報学部 Source: https://www.apple.com/watch/ 最もパーソナルなAppleのテクノロジーです。 そのサイズや手首の上という場所を最大限 に活かすために、Apple Watchはまったく新 しい操作方法やテクノロジーの数々を採り 入れています。これにより、慣れ親しんだ ことをよりすばやく、より便利に行えるだ けでなく、今まであり得なかったこともで きるようになります。 Apple Watchを使うことは完全に新しい体験 であり、かつてないほどパーソナルな体験 なのです。
- 3. + ウェアラブル端末/コンピュータ ウェアラブルコンピュータ（wearable computer）とは、身につけて 持ち歩くことが出来るコンピュータのこと。別にコンピュータやス マートフォンなどがあり、その周辺機器としての使い道を期待してい る場合に、ウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末と呼ぶこともあ る。 小さく軽いデバイスで構成され、腕時計のように普段身につけるガ ジェットを利用したものから、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の ように、身につけて出歩くことも不可能ではないガジェット、あるい は、衣類にコンピュータを統合したものまで、幅広く研究されている。 18/05/01＠静岡大学情報学部 ウィキペディアより
- 4. + ウェアラブル端末の種類（大元隆志氏による分類） A. アクティビティトラッカー ダイエットやスポーツの活動量を計測するデバ イス。代表的な製品として「NIKE+ FUELBAND SE」や「Fitbit One」 「UP by Jawbone」など。 B. スマートウォッチ これから市場が立ち上がると期待されているの が、スマートウォッチ。 C. スマートグラス 文字通り、メガネ型のデバイス。 D. その他のアクセサリ 資本力が乏しく「アイデア」で勝負するスター トアップは、個性的なデバイスで一攫千金を狙 う。 18/05/01＠静岡大学情報学部 出典：http://it.impressbm.co.jp/articles/-/11166
- 5. + ビジネス面での活用シーン 手術準備支援 18/05/01＠静岡大学情報学部 出典： http://www.murata-system.co.jp/products/yubi_kitasu_m/index.html
- 6. + ビジネス面での利用シーン 地上係員が身に着けたスマート ウォッチが、搭乗口（スポット）な ど14カ所に配置したアイビーコンの 電波を受信。現在地を空港内の 「JALオペレーションセンター」に 送信し、指令スタッフが把握するこ とで、係員を適切に配置することが できる。スマートウォッチは、手持 ちのスマートフォンを通じて情報を 送受信する。 オペレーションセンターでは、地上 係員の現在地をリアルタイムで画面 表示。係員の配置が一目でわかる仕 組みにした。動かしたい係員にメー ルを送信し、的確な指示を与えるこ とが可能となった。 18/05/01＠静岡大学情報学部 出典： http://www.aviationwire.jp/archives/41214
- 7. + ウェアラブル端末の本質 装着者自身、あるいは周辺環境に関するデータを収集するデバイス 軽量かつ小型のウェアラブル端末自身が搭載されている計算能力には限り があるため、収集したデータの処理は母艦であるスマホやインターネット 経由で接続したデータセンターなど、クラウドコンピューティングに依存 裏にビッグデータ解析が存在 データの処理結果をどのように返すのかについては様々 ウェアラブル端末自身で表示 画像やテキスト、音で表示 バイブレーションやLEDの点滅などで表示 スマホあるいは連携プロダクト上で表現される場合 （将来の話ではありますが）事業者側が提示する財・サービスで表現 処理結果を返さないという選択肢もあり 18/05/01＠静岡大学情報学部
- 8. + Ubiquitous computing Mark Weiser氏（ Xeroxパロアルト研究所）が1988年頃提唱 メインフレーム（みんなで1台）、パーソナル・コンピュー タ（1人で1台）に続く第3世代のコンピュータ利用形態 キーボード、アイコンとマウスといった伝統的なユーザー・イン ターフェイスに変わって、ペン入力や音声認識、そのほかのデバ イスを活用したコンピュータ操作、さらにはコンピュータ・ネッ トワーク側が個人や現実環境の状況を把握・判断し、アクティブ に働きかけるといったことまでが視野に入る。 Invisibleがポイント 究極的に「区別がつかないほど日常生活に織り込まれる」 18/05/01＠静岡大学情報学部
- 10. + 将来の方向性 集められる情報種類の拡大 各種生体センサの搭載 周辺環境知覚能力の拡大 連動できるアプリの拡大 家電の操作 交通機関との連携 uber オフラインへの展開 ホテル、レストランなど 個人の好みにあった財＝3Dプリンタによる個別生産 18/05/01＠静岡大学情報学部
- 11. + 将来の方向性 利用機会の拡大 身障者向け 視覚障害、聴覚障害、四肢欠損等への対応 高齢者向け スマート老眼鏡、スマート車椅子など 徘徊、要介護者向け 子供向け 見守り 教育用 18/05/01＠静岡大学情報学部
- 12. + 将来的には体内へ Implantable smartphones Healing chips Cyber pills that talk to your doctor Bill Gates’ implantable birth control Smart tattoos Brain-computer interface Meltable bio-batteries Smart dust The verified self Implantable 3D Smart Organs 18/05/01＠静岡大学情報学部 出典：https://wtvox.com/2014/10/top-10-implantable-wearables-soon-body/
- 13. + こんなビジネスが可能に？ 個人＋社会（＝多くの他者）の情報を個人に 日ごろの運動量や、食事内容、睡眠の質、通勤経路などによって保険料が 変動するような生命保険 手術後のリハビリ 社会（＝多くの個人）の情報を社会全体に 健康増進に役立つような運動プログラムの作成 習慣病の原因の疫学的特定 社会（＝特定他者）の情報を個人に 宇宙飛行士や探検家、スポーツ選手の目線をリアルタイムで経験できるよ うなエキストリーム３D 18/05/01＠静岡大学情報学部
- 16. + ウェアラブル端末で暮らしはどう変わる？ 自分自身のことを知ることが できる。 18/05/01＠静岡大学情報学部 自分自身のことを知ってもら うことができる。 気づき、便利、快適 便利、快適、楽しい 面倒くさい、鬱陶しい 気味悪い、怖い
- 17. + ウェアラブル端末の危険性、デメリットは？ データ収集機器としての危険性 自分が認識しないうちに自分の情報が収 集される可能性 他人が認識しないうちに周囲の情報を収 集してしまう可能性 誤った情報が収集されてしまう可能性 ビッグデータとしての危険性 自分の情報が自身に対して（必要以上 に）不利益に利用される危険性 誤った情報によって自身が判断されてし まう危険性 18/05/01＠静岡大学情報学部 盗撮や盗聴に関する懸念により、 グーグルグラスを着用すること に人々が消極的になりつつある。 出典：http://uk.pcmag.com/wearable- tech/36416/opinion/rest-in-peace-google-glass-2012-2014
- 18. + で問題。 アップルウォッチの価格の値段 はどのように決められていると 想像しますか？ 18/05/01＠静岡大学情報学部 Source: http://store.apple.com/jp/buy-watch/apple-watch-edition