Amazon Payのダイバーシティ勉強会にて講演

1. 仕事人の前に、人として
日野 紀子

2. 今日のテーマ軸な自己紹介 (日野紀子）
普通に、なれなかった
身長174cm（可愛いキャラになれない、女子高で彼氏役）
普通より、ちょっと憧れる環境
世界を相手に生きる・働く大人に囲まれて育つ。日本の普通以外に触れる機会
普通じゃ、嫌だった
専業主婦が当たり前の親世代、自立して自分の人生を生きるニューヨーカー
新しい価値観の提案
@NY Web 人の出会い・コミュニケーション インターネットWebデザイン5年
@NY NPO 生き方提案（地球大家族・お互い様の精神）のNPO創立20年運営
＠Google 働き方改革 「gCareer」 時
短・職場復帰
＠Fujitsu 働き方改革 「海外D＆I職場調査」 海外動向
「心理的安全性WS」
Global One Teamへ
「Brand Engagement」 EX→CX 意義と誇り

3. 「今までの普通」に「新しい価値観」を提案
Diversity Creativity
みんな違っていい
自己肯定感
自分らしさの開放
自分と向き合い
相手と向き合い
社会と向き合う
人・組織・社会の可能性を引き出す

4. 今日のキーワード
☺仕事人の前に「人」として
☺体験から体得
☺自分に、相手に寛容に
☺お互い様

5. ダイバーシティの街・ニューヨークに住む・働く
国籍
言語
宗教
性別
年齢
障害
性別
年齢
障害
教育
職種
経済的地位
価値観
文化
健康
みんな違う、が大前提

6. ダイバーシティの街・ニューヨークに住む・働く
安心安全の守られていた＆同調圧力の強い日本から、
何をしてもOK！自由と責任の生き方へ It’s up to you.

7. 7
2003年 NY de Volunteerを設立
はじめてみよう、NYでボランティア！
7

8. 新しい・生き方提案のNPO創立20年運営
挑戦の街ニューヨークで、ボランティア活動
個人モデル→社会モデル（中村さん）
地球大家族・お互い様の精神で、社会問題に取り組む
もしこの人が
親だったら、
子供だったら、
友達だったら、
私だったら、
「他人事」から「私たちの事」へ自分事化 TheyからWeへ
私に出来ることは何だろう？

9. ありがとう で始まる出会い

10. I am happy! 美を通した社会貢献活動

11. 異文化推進: 学童保育で日本文化体験
１.「普通って、誰の普通？」と考える
自分の普通は、相手の普通と違う。
どちらが良いとも悪いとも
一概に言えるものでもないはず
自分の価値観が正しいと思ってはいないか？
自分が多数派か少数派か？
同調圧力をかけていないか？を客観的に見るのが大事
日本人が普段は全く行かない貧困層のエリアに出向き
見向きもされない子供達に誠心誠意、愛情を注ぐ
VIDEO

12. 生活の範囲を超えた人と心が触れ合う
社会課題に苦しむ人 受益者
その解決に取り組む人 NPO・政府
取り組む人を応援する人 ボランティア・寄付者
自分が気づかなかった社会課題に直面する
全く違った価値観に触れる
自分の普通（価値観・思い込み）が揺さぶられる

13. 思いやりと寛容性を持つために
日頃からプロとしての信頼・リスペクトを得る。人として誠実に。
基本： プロとしてやることきちんとやる信頼を得る
（基本：時間守、約束守る、プロ：有能）
有能なプロの見える化：
実績、評価、プレゼン、外見（バーバル・ノンバーバ
ル）
人間性：誠実さ 相手を大切にする、意外な方法で人間関係構築
舐められない対策：
食うか食われるか競争社会、舐められる前提。
相手にメリットがあるかないか？
Q. USと比べると日本はマイノリティのグループに入ると思いますが、自分た
ちの意見をマイノリティーとしてしっかり伝える方法が伺いたいです。

14. 帰国後、Google Japan
現在離職中の方を対象としたインターンシッププログラム
セールス、サービス デリバリー、
マーケティング、デジタル広告、
プロジェクト管理の職務経験が 4 年以上の経験
gCareer Program
● プロジェクトの立ち上げ
● 東京、NYで人材の発掘
● プロモーション
Googleならでは、やりがいのある時短復帰

15. 「世界のダイバーシティ調査」
世界の働き方 一番の課題は、性別、世代
脳科学者の研究：差別はあるのが当然。道徳的に、良くないとしてふたをするの
ではなく、アンコンシャスバイアスがあることが基本の上で施策を立てる

16. 「心理的安全性」
外資では当たり前の、グローバル複数拠点、多様な人材（プロパー、転職組、ジ
ェネラリスト、専門家、世代、言語、法務、新規事業）
お互いの「普通」が違うことに気づかず、一部メンバーが萎縮
1. チームの中でミスをすると、たいてい非難される。
2. チームのメンバーは、課題や難しい問題を指摘し合える。
3. チームのメンバーは、自分と異なるということを理由に他者を拒絶することがある。
4. チームに対してリスクのある行動をしても安全である。
5. チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい。
6. チームメンバーは誰も、自分の仕事を意図的におとしめるような行動をしない。
7. チームメンバーと仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる。

17. ブランド改革 「エンゲージメント」
仕事への手応えや組織への帰属意識を感じる
多様性が成功の鍵
新卒からずっと 普通の共有度が高い 同調圧力・排他的
外資人材流入（Microsoft、SAP、McKinsey、PWC）
ジョブ型
EX → CX

18. 新しい・働き方改革 「心理的安全性」
第一に、日本の一般的なマジョリティの働き方に課題
仕事＞人生
お客様は神様
同調圧力・閉塞感
失敗への寛容性の低さ
長時間労働
我慢、、、嫉妬、、、
キラキラ女性の活躍って、そもそもキラキラしてない世界なのに？
そこにマジョリティが決めた施策
Q. 日本、ビジネスにおける最大のマイノリティイシューは何とお考え
でしょうか？

19. 新しい・生き方提案のNPO創立20年運営
発散フェーズ：多様な視点や意見（正しくない意見、異論も何でも含む）
どの意見も貴重
収束フェーズ：目的や判断軸が、明確で透明性がある
Q. マイノリティ発信の正しくない意見に対して、フェアに異論を唱えたいと
きには、どのようなプロセスが好ましいか。
発散 発散
収束 収束
決定プロセスに関わる事で納得感が高まる

20. 環境を見極める、自分らしく生きる場所とタイミングと人を見極める、ジワジワ広げる
Q.出来る限り自分らしく生きたいと思うと、時にそれは自己を表現しすぎて他の方とは「違う」と
いう目で見られることもあります。自分らしくいることと、社会との調和のバランスはどのように
取るのが良いのか、アドバイスがあれば嬉しいです
■NY
自分らしく生きる： 当たり前、全員違うが前提。そもそも問題にならない
社会の調和：
職場：
人間関係：
社会的：
ゲームが明確
パフォーマンスを出すか出さないか？
言語化して解決がディフォルト
ポリティカリーコレクト

21. 環境を見極める、自分らしく生きる場所とタイミングと人を見極める、ジワジワ広げる
Q.出来る限り自分らしく生きたいと思うと、時にそれは自己を表現しすぎて他の方とは「違う」と
いう目で見られることもあります。自分らしくいることと、社会との調和のバランスはどのように
取るのが良いのか、アドバイスがあれば嬉しいです
■帰国して、日系社会、日系企業、今の職場？
自分らしく生きる： 自分軸、自分の意見を持っている 職場で扱いにくいとされやすい。
意識高い系 変人 変な人→変える人
アドバイザー： 自分のしたいように持って行っている人を観察、サバイバルスキル伝授、動い
てもらう
仲間： 同じ苦しみをもっている変人同盟
ファン： よくぞ言ってくれました！変わっていて面白い！
新人教育の講師依頼、社内記事掲載
実績つくり： 今までと違う（多様性）を強みに他の人がやらなかったことをやる
グローバルメンバーとスムーズにプロジェクトがすすむ
勉強会講師、メイク企画、ニューヨークの専門家講師、コンサル、ニューヨーク視察、パーティ
外部評価を活用： メディア活用

22. 仕事人の前に、人として、思いやりを持つために
「普通って、誰の普通？」と考える
自分の普通は、相手の普通と違う。
どちらが良いとも悪いとも
一概に言えるものでもないはず
自分の価値観が正しいと思ってはいないか？
自分が多数派か少数派か？
強い立場から同調圧力をかけていないか？
客観的に多様な視点で見る を 楽しくゆるゆる体得

23. 仕事人の前に、人として、思いやりを持つために
「Away体験」
コンフォートゾーンにいるのは楽ちん。
Away体験はちょっとドキドキ。
いつもと異なる立場を経験してみよう
違う属性、違う価値観に飛び込んでみよう！
心をオープンに、活動範囲を広げる、視点を増やす
をプチ冒険 楽しくゆるゆる体得

24. I am OK
You are OK
We are OK
それぞれが自分らしく
みんなで分かり合う
お互い様な心で
☺仕事人の前に「人」として
☺体験から体得
☺自分に、相手に寛容に
☺お互い様

25. プロフェッショナルな集団が高いパフォーマンスを出す(出さないといけない)は基本。それでお給料もらっているんだから
で、私たちはサイボーグじゃなくて、人間である。
いい時悪い時がお互いにある、得意なことと苦手なこととある
心に余裕がない時がある、は全ての人に当てはまること
百戦錬磨の完璧サイボーグはまわりに逃げ場が無くなる
短期的には、 自分に、そういう余裕がない自分もOKにする、
相手に、余裕がない自分もOKして欲しい、別の機会にさせて欲しい
課題は理解している、多様な視点や意見を大切に考えていることを明確に共有
今の業務においての短期的目的と判断基準においては、この判断とした、プロセスを共有
長期的には、 余裕のある時に、余裕もてるテーマで関係をあたためる（ワークショップ、雑談、勉強会、など業務以外も活用）、
ワークグループなど通常業務以上に継続・巻き込み型な施策デザイン：チームで課題、ありたい姿、施策を検討・立案、業務の最適化を図る
四半期、年度目標などの項目に追加、定期的にPDCAで回す
Q1.他者への共感・配慮ができるようになるためには、自分自身の心の
余裕やキャパシティが足りていないとできないことがあります。余裕が
ないときにはどのようなふるまいをするのがいいのでしょうか？

26. 深読みしすぎは対話が足りない？
でも会話しても本音言わない?だから深読みしている？
やらないといけない・丁度良い範囲はどこ？
まず人間関係が温かいことが大事！
相手を理解するときに本気でアクティブリスニング。
これ知っているのと出来ているのは違って実際は本当に難しい。
私が個人的にやっていることは、
もし私があなたの「友達」だったら、何と言いますか？と聞きます。
「かぎかっこ」の中に入るのは、同級生、子供、兄弟、親、状況によって変えます。
相手も、「職場の立場としての意見」と「一個人としての意見」には差異が当然あります。
その本音を聞きます。私も話します。
Q２.共感するために深読みしすぎて疲れてしまうことがあります。どの
ようにバランスをとることが大事でしょうか？

27. ダイバーシティ溢れる日本
国籍・年齢・性別を問わず
プロアクティブに人と繋がり
違いを認め合い
お互いから学ぶ
自由な自分らしい
生き方
自身の可能性に気づき
リーダーシップをとり、
自発的に動く
寛容性の低い文化
同調圧力
閉塞感
安心して参加できる
ダイバーシティ
体験・交流機会
地域社会と外国人との
交流・体験を通して
グローバルレベルの
コミュニケーション
の実現
希薄なコミュニティ
本質的なコミュニケーションが取れない
必要以上に人間関係を持とうと思えない
交流の場が無い
集団を優先して
個人を殺す生き方
自分の良さ、強みが
わからない
低い自己肯定感
自己表現ができない
「多様性、創造性」を切り口に異なるバックグランドの人との交流アクティブラーニング体験の場を提供
市民の社会参加への推進とグローバルリーダー育成を通して、広い視野を持ち、自発的に行動できる人材を社会に送り出します。
個人が自由に自分らしい生き方ができるダイバーシティ溢れる豊かな日本社会を目指します。
提供価値：自分が知らない世界に安心して一歩足を踏み入れるキッカケの場がある＋いつもと違う視点で出会い、同調圧力がなく
多様性を認め合える仲間が出来るような、直接顔を合わせるリアルとオンラインの両方な場を提供
レバレッジポイント
日本の
負の
サイクル
日本の
正の
サイクル