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"AIOps(最新型Wi-Fi)×AlertHub ランブック"による 運用の高度化・自動化ユースケース
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"AIOps(最新型Wi-Fi)×AlertHub ランブック"による
運用の高度化・自動化ユースケース
NTTコミュニケーションズ
湯本 紗季
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アジェンダ
1. Juniper Mistの概要
2. Kompira AlertHub概要
3. Xmanaged Platformの概要
4. ユースケース検証
5. 振り返り
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Copyright © NTT Communications Corp. All rights reserved.
- 4. © NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 4
1. Juniper Mistの概要
AI時代の無線ネットワーク:次世代クラウド管理型Wi-Fi
AIOps搭載
クラウド上にある人工知能「Marvis」が、常に管理パケットのモニタリングと機械学習を行うことで、
従来の人力ベースでは実現不可能だった高レベルな信頼性と運用性を実現
オープンAPIで100%プログラム可能
「ありとあらゆるデータをAPIで入出力可能」な構造のため、3rdPartyシステムと柔軟に連携可能。
(コントローラ)
AI
オープン
API
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2. Kompira AlertHub概要 ~新機能 ランブック~
Kompira AlertHubとは
名前の通り、アラートをハンドリングするモジュール
2022年 10月に大型アップデート
プレイブック機能(ランブック)が加わり、自動化が可能になった
最近はやりのノーコード ツール
ノーコード/ローコードは市場参入者も多く、最近注目度が高い ex.)MS「Microsoft Power Apps」
非エンジニアやプログラム経験ない方も扱えるため、外注の必要がなく、ユーザ自らが開発・運用
(DevOps)する内製化が可能。アジャイル開発とも相性がよい
コードを記述しないため、人為的なミスの低減が可能で、システム品質を保ちやすい
簡易な自動化フローを容易に作成可能⇔技術的制限があり、複雑なデータ等を扱う場合は、コツが必要
【ニュースリリース】
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3. Xmanaged Platformの概要
サービスSE/TAM
CIC (Tier1)
Executive Functions
お客さま
ポータル
サービス運用 (ITIL)
お客さま
IT部門
call、e-mail
お客さま
ICT環境
故障検知
変更
故障復旧
ネットワーク
クラウド
セキュリティ
お客さまへのバリュー
お客さまICT環境の可用性
(システムのダウンタイム
最小化)とパフォーマンス
を維持し、ICT起因による
ビジネスインパクトを最小
限に抑え込み
SRE
ネットワーク クラウド セキュリティ
Digital Worker Real Operator
高
度
化
自
動
化
標
準
化
機能
ICT監視 アラート
管理
レポート ダッシュ
ボード
データ
分析
サービスリクエスト
管理 ナレッジ管理
構成管理
(CMDB)
インシデント管理
変更管理
オート
ディスカバリ
ICT構成
ディスカバリー
問題管理
Digital
Communication
継続的な運用高度化
NTT Comの
インフラデータ活用
統一された
デジタルタッチポイント
お客さま
IT部門
デプロイ対応
高い現場力&技術力と実績に
もとづくテクニカルサポート
グローバル
フレームワーク
トラブル対応
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ユースケース作成・PoC評価
監視・運用基盤連携
• XmPF運用基盤への組み込み/APIを用いた自動連携
-AIによるWi-Fiの品質劣化アラートに対する予防的電波調整の自動化、および自動チケット起票フローの作成
セキュリティソリューション連携
• Juniper純正ソリューションおよび、NTTコム内ソリューションとの自動連携
-「セキュリティ製品で検出した感染端末の自動隔離」
位置情報のビジネス活用
• 混雑状況の検出やvBLEタグによるワーニング通知
- 9. © NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 9
AIOps機能の運用基盤への組み込みユースケース
Wi-Fiの品質劣化アラート発生時、電波調整およびチケット起票を自動化
アラート内容:Wi-Fi Coverage(電波のカバー範囲)低下
ア
ク
シ
ョ
ン
Mist(Mervis)
メッセージ
webhook
Pigeon
webhook
チケットシステム
(SNOW etc)
①WiFi品質劣化の検出/
アラート通知
運用者/
オペレータ
④チケットシステムへ起票
受
信
ス
ロ
ッ
ト
③Mistダッシュボード上”Optimize”を自動実行させる
(POST)
②通知されたAlertが“品質劣化の予兆検知”であること
を判断(条件分岐)
ランブック
⑤オペレーターが確認
- 10. © NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 10
AIOps機能の運用基盤への組み込みユースケース
Wi-Fi品質劣化時、”Optimize”自動押下により、電波調整機能を強制実行
Actionステップ:
API連携など外部のシステムを呼び出す
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2.セキュリティソリューション連携
-Juniper純正ソリューション
-NTTコム内ソリューションとの自動連携
- 12. © NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 12
Kompira AlertHubによるセキュリティ運用の自動化
受
信
ス
ロ
ッ
ト
ア
ク
シ
ョ
ン
監視システム
Ex.)WideAngle,NDR
etc
webhook
Pigeon
webhook
チケットシステム
(SNOW etc)
①セキュリティインシデ
ントの検出/アラート通知
運用者/
オペレータ
②AlertMailから被疑端末のIPアドレスを取得(正規表現検索)
LAN
MIST
NTTCom セキュリティ・ソリューションで検出した感染端末の自動隔離
Juniper製品における”自動隔離”の挙動をリバースエンジニアリング
ランブック
メッセージ
⑥チケットシステム
へ起票
⑦オペレーターが確認
③IPアドレスからMACアドレスを取得(GET)
④MACアドレスをBlockListへ追加(POST)
⑤クライアントをReconnect(POST)
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3.位置情報のビジネス活用
-混雑状況の検出やvBLEタグによるワーニング通知
- 15. © NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 15
位置情報ユースケース:
1. Zone機能を利用した混雑アラート
2. vBLEビーコンを利用した部屋入口にて来場者スマホへの注意喚起
3. ServiceNOWチケット起票による誘導員手配要請
受
信
ス
ロ
ッ
ト
ア
ク
シ
ョ
ン
webhook
webhook
チケットシステム
(SNOW)
ランブック
メッセージ
特定
Zone
運用者/
オペレータ
⑦オペレーターが確認
誘導員手配要請
MistAP MistAP
MistAP
①Zone内のWfi端末と
BLE端末の位置情報を
把握し台数をカウント
②Zone内の端末数が閾値
(上限値)に達すると
アラートとして検知
入
口
Virtual Bluetooth
Low Energy
ビーコン
フロアマップ
⑦Zone入口で来場者ス
マホに注意喚起を実行
③混雑アラートを連携
④アラート種類を判定
⑤イベント内容を取り出し
⑥チケットシステムへ起票
⑥ビーコンメッセージ
を変更
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位置情報ユースケース:
1. Zone機能を利用した混雑アラート
混雑状態発生
閾値超過状態
の%を通知
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位置情報ユースケース:
2. vBLEビーコンを利用した部屋入口にて来場者スマホへの注意喚起
田町16F入口付近で来場者に
混雑状態を通知する
vBLE
ビーコン
vBLE
ビーコン
vBLE
ビーコン
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位置情報ユースケース:
2. vBLEビーコンを利用した部屋入口にて来場者スマホへの注意喚起
スマホへのポップアップメッセージ表示
注意:Mist専用アプリのみ対応
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位置情報ユースケース:
3. ServiceNOWチケット起票による誘導員手配要請
自動化ツール Kompira AlertHubのプレイブック
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位置情報ユースケース:
3. ServiceNOWチケット起票による誘導員手配要請
混雑アラームをServiceNOWに自動起票
アラーム詳細を引数でSNOWの説明画面へ連携
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【参考】AIとvBLE技術を応用したリアルタイムな位置情報の追跡
高さ:2.5〜4.5m
設置間隔:8〜15m
• APがクラウドに送るデータと、デバイス(iOS/Android
アプリケーション)がクラウドに送るデータを組み合わせて
分析することによって、デバイスの位置を特定
• 精度1-3m, リアルタイムな位置情報の追跡が可能
Mist
• Mist APに搭載された8対のvBLEアレイが全方位的に
vBLE電波を送受信し、直径15mエリアをカバー
• vBLE Array が送出するビームの特性上、水平に設置する必要があります
• 金属板など、電波を反射する材質のものからは離れて設置する必要があります
• 設置に高額なサイトサーベイは不要です(設置されたデバイス毎に、Mist Intelligent Wireless Cloud上で機
械学習し、信号損失から設置場所に最適な電波強度に調整されます)
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ランブックの進化
2022年10月リリース当初、APIのURL部のパラメータとして、固定値は扱えたが、変数が扱えなかった。
具体的には、「alert_id」をキーに、アラート情報内の情報を取り出そう(GET)としたが、変数指定が
できず、エラーとなっていた。
ユーザーコミュニティで以下を問合せし、11/9に機能追加が行われる旨の回答があり、実際11/9に改善
された。
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ランブックのお作法
JSONの配列型データの指定方法が分からない。
具体的には、example_body.ralations内に、配列の0番目のデータを取り出したい
ユーザコミュニティにて、質問したところ、配列のままデータは扱えず、
「example_body.ralations.0」指定にて、データを取り出し、変数化して扱うことで配列型データを扱
うことも可能なことが判明。
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ランブック使用する上での注意点(当時は…)
ランブックを動かすには、必ず“トリガー”が必要
“トリガー” = Webhook or Mail
一定時間ごと(1日1回,5分置きなど)の処理は不可能 期待ポイント
実行可能な内容は多少制限あり
値の加工やForループの処理(=配列のデータ型を入力値として扱うこと)は難しい 期待ポイント
→既に作られているランブックの中身も参考にしつつ、ある程度見様見真似で動かしてみる
エラー時の切り分けがしづらい/Debugの仕組みが弱い 期待ポイント
テストメール出力をさせて、値を確認する必要アリ
ステップのCopyは不可(ランブックそのものをCopyすることは可)
同様の処理を繰り返し実施したい場合など、ステップのCopyが出来ると便利 期待ポイント
複数のステップをまとめて位置変更出来たりしても便利だなぁ
その他にも… (当時は…)
・ランブック、“保存”を忘れない!
・ランブック作成の時は、複数のタブでAlertHubを開ける。参考フローを別画面で見つつ、進められるのが便利!
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【参考】Fixpoint社コミュニティサイト
投稿することにより、Kompiraサポートチームが迅速・正確に状況を確認し、回答や改善を実施。
日本語かつ迅速な対応をいただけて有難い!