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第3回バイオバンク連絡会 質疑録
○開催日時:平成30年2月10日(土)13:30~17:00
○場 所: 日本医療研究開発機構 20階 201会議室
○登壇者:
バイオチップコンソーシアム事務局長 中江裕樹様(座長)
日本製薬工業協会 研究開発委員会 専門副委員長 赤塚浩之様
日本臨床検査薬協会 法規委員会 副委員長 内山浩之様
国立がん研究センター研究所 分子細胞治療研究分野 主任分野長 落谷孝広先生
広島大学大学院 医歯薬保健学研究科 薬学講座教授 田原栄俊先生
東北メディカル・メガバンク機構 バイオクリニカル情報学分野 准教授 荻島創一先生
○概要(注:Qは質問、Aは回答、Cはコメントについての各発言を指す。)
【Ⅰ:製薬協、製薬企業利用に関する議論総括】
1. バイオバンクの利用ニーズについて
少量の試料を試しで使用。詳細データは余り必要無し。「分譲」を想定。
複数のバイオバンクに試料が跨がり、一つの「共同研究」では出来ないような場合にも期待。
2. 企業の使用目的において、
①化合物について
作用機序や化合物の反応性を見る際は細胞株やPDX等生きた物が必要。
確認だけなら保存試料もあり得る。
②バイオマーカーについて
探索段階では多量の試料が必要。検証段階では少数の試料がバンクにあれば、活用することもあ
り得る。社内(創薬研究)でこれを指標にして化合物評価をするような場合。
承認申請に提出する試料は管理された試料、データ。患者の診療情報が紐付いている必要あ
り。
※バイオバンク側の要望:
・社内開発段階、承認申請段階の各フェーズでバイオバンクに対して何を求めるか? を知りたい。
・承認申請時では前向き試験で試料を採らないと意味がないのか? の情報がわかるとバイオバンク
側は有り難い。
3. 創薬でのバイオバンク利用について
前臨床とフェーズⅠの間がバイオバンクの出番という話はよく聞く。フェーズⅠが始まる前に出来るだけ
効率的に予見するのが非常に重要。
4. 自由の利くバイオバンク利用への期待
製薬企業の場合、社内のIRBを通すためには目的外利用に対する強い制限有り。
民間企業で「共同研究」とは別に自由の利く(少数例でも手軽に使える、但し臨床情報は限られ
る)利用をバイオバンクに期待。
5. バイバンク利用種別について
・詳細な条件が必要な場合は「共同研究」
・プレリミナリーに試しに少量試料を使用するニーズは有りそう。
6. 外資系企業でのバイオバンク利用における社内審査
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Q1:スライド12の中ほど。「個人での変化あるいは背景が揃った試料を用いた、精密な解析を基本にした
創薬研究」について、試料を集めるときの条件が前もってわかるものか? または、膨大に深く集めれ
ばその中からわかってくることを期待しているのか? どの程度のものを前もって背景の揃った、あるい
はどのように揃わなければいけないか?
Q2:スライド14の中。プレリミナリーにちょっと試したいというニーズはあるのか?
Q3:バイオバンクに申し込んで、使えるようになるまでには大体どのぐらいの期間がかかるのか?
Q4:アウトプットが健康管理のための創薬という点では倫理的に問題ないと思える場面もあるが、どういう
倫理指針に今従っているのか?
Q5:外資系もみんな日本に倫理委員会等はあるのか?
Q6:外資系企業も基本的には日本で入手可能な試料について「人を対象とする医学系研究に関す
る倫理指針」を基に倫理委員会で判断されているという理解でよいか?
Q7:海外から購入したサンプルを使う会社もいるか?
Q8:製薬企業等が各診療科と直接交渉をすれば「共同研究契約」により詳細情報が得られる。それで
もやはりバイオバンクを使いたいという理由、ニーズを聞きたい。
バイオバンクはストックして情報を付けたもの。ユーザーはその中から欲しいものを選ぶ形。
Q9:スライドの8枚目。企業がどのような目的に使いたいのかを知りたい。
Q10:最終的に承認申請に提出する試料としては、どちらになるのか?本当に研究用に管理されたサ
ンプル、データを求めるのか?それとも日常的なクリニックでも使えるようなものでの性能を求めるのか?
Q11:12ページ目の疾患予後について。がんの場合、例えば本当に予防で、薬事承認で保険償還と
いう、本当にそこに入っていくつもりなのか?
Q12:J-COGはがんの多施設「共同研究」に紐付くバイオバンクの調整を行っている。活用経験30社
(スライド5ページ目)はバイオバンクをどの程度認知しているのか?
Q13:8ページ目の開発の流れについて。特に標的分子・バイオマーカーでは、試料のみあれば評価可
能に見える。一方、12ページ目のところ。ある程度クリーニングされた臨床情報が必要にも読み取れる。
企業としては試料のみではなく、それに紐付く臨床情報がクリーニングされているとか、臨床研究に
紐付いているものであった方が良いとか、希望があるのかないのか?
Q14:秘匿検索のようなシステムは必要か?
外資系企業でも基本的には日本で入手可能な試料については「人を対象とする医学系研究に関
する倫理指針」を基に倫理委員会で判断。
7. バイオバンクに申し込んで使えるようになる迄の期間について
海外から入手する場合と同程度(1、2カ月位)が希望。
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【Ⅱ:臨薬協関係での議論総括】
Q15:製薬協も臨薬協も、「共同研究」で事は足りているはず。それでもバイオバンクを使う理由は何
か?
Q16:本当にバイオバンクの試料で創薬ができるのか? 測定系は割と出来やすいと思うが。
Q17:体外診断用医薬品開発の場合、新規マーカーの申請では2施設以上というPMDAの基準
がある。バイオバンクを使う場合は複数の施設という判断で良いか?
1. バイオバンクを利用する狙い
臨床性能試験は通常「共同研究」で実施。
倫理対応について全くレギュレーションが存在せず。医学研究に関する倫理指針のみが拠り所。
医療機関との「共同研究」締結には、研究倫理委員会で承認を得るのが現状。研究倫理委員会
に対する企業からの要求、説明に関して、研究倫理委員会での結論が速やかに出ない。
研究倫理委員会は医療機関の先生が申請。いつ開催し、いつまでに結論が出るのかスケジュール
感が把握できない。治験審査委員会(IRB)で審査をして欲しい。IRBは企業が申請可能。
バイオバンクの試料は既に臨床情報が付き、倫理的対応済み。
※バイオバンク側への要望:
バイオバンクの利用審査をクリアにした手続に簡素化して頂くと、はるかに早く予見性のある試験が
できる。そういう意味でバイオバンクは大きなメリット。
2. 予備臨床のような利用ニーズはある。
本格的な臨床治験の前に、開発しているマーカーが本当に検査の役に立つのかどうかを調べたい。
「共同研究」を組んで倫理委員会を通すのはハードルが高い。
3. バイオバンクの研究成果の公表について
既存の診断マーカーと比べて更に感度の良い新たな診断マーカー、ある疾病の診断マーカーの開発
が重要。この場合の臨床性能試験はバイオバンクをどこまで利用可能かが現状不明。
その(例えば疾病コホート研究成果から、そこのバンクにはこの疾病に関する有病検体と無病検体
が絶対に有るのではないかと推察できるような)ヒントとして各バンクの研究成果を広く公表して頂く
と、使うための環境として有り難い。
4. 体外診断用医薬品開発における新規マーカーの申請について
2施設以上という基準あり。BBJ等のような複数施設からの試料がまとめて入手可能なバンクは利
用メリットがある。
5. 1試料当たりのサンプルボリュームについて
量的に問題無し。分譲時に小分けをする際の凍結融解の品質がむしろ問題。
6. バイオバンクの倫理について
倫理的なリスクはほとんど収集段階で生じていて、出す段階においては極めてリスクは小さい。
7. 患者の参加者意識について
同意を取っている時に『企業に出す』と言うと逆に喜ぶ方がすごく多い。企業に出すと製品として自分
のところに戻ってくるが、純粋にアカデミックな研究に使われても論文で終わってしまうということが薄々
わかっている。患者の目的にもかない、そもそも疾患バイオバンクというのは新しい診断法や治療法を
作るため、出口に一番近い、目的にかなった利用法である。
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Q18:2施設以上からの検体を収集しているバンクから、150検体以上を入手すれば、それを以て2
施設以上の臨床治験をやったと判定あるいは宣言等を出す予定が臨薬協としてあるのか?
Q19:臨床治験を実施して申請データを取る前に、開発しているマーカーの有効性を試したいニーズがあ
る。マーカーの有効性を検討するために少量検体を使用する目的でのバンク利用はあり得るか?
Q20:体外診断用医薬品の開発の場合、検査機器は多数の試料があるという前提で動く形。バイオ
バンクから提供するときに100mL、100μL等で提供しても動くような形に調整できるか?
【Ⅲ:アカデミア関係についての議論総括】(※落谷先生、田原先生のセッションをまとめて)
【落谷先生問題提起での質疑応答】
Q21:疾患の病名の書き方、あるいは病名検索と診断基準と両方あった場合、どうすれば良いか?
標準化まで行かずとも、そこのフィールドに何を入れるか?問題になることはないか?
Q22:アカデミアでナショナルセンターでも維持費が無ければ運営が成り立たない。欧州で独立系のバイオ
バンクも出来ている。バイオバンクの運営方法についてはどう考えるか?
Q23:維持するためのお金を賄うためには多少高くないと維持できないと思うがどうか?
【田原先生問題提起での質疑応答】
Q24:海外からバイオバンクの依頼が来たときにどうするかということについて何か情報はあるか?
Q25:疾患データ等の患者情報をクラウドに入れて良いのか?
Q26:バイオバンクがいろいろ違うと、バンクごとにチューブが違うので自動化できないのではないか?
【Ⅳ:横断検索における議論総括】
1. 臨床情報の付加、紐付けについて
本研究(miRNA解析)では、まず早期診断を主眼にしたため臨床情報は非常にシンプルなもの
でスタート。プロジェクトの最後で、全ての臨床情報をこのmiRNAの一つ一つに紐付けるという作業を
してデータベースに登録するので、ここからが問題になってくる。
2. バイオバンクへの支払いについて
バイオバンクが維持運営できるために「共同研究」として費用を支払う。「共同研究」の企業はちゃん
とお金を用意している。問題は能力の高い人材(リサーチ・コンシェルジェ等)安定的に雇用する人
件費。国、AMEDが面倒をみる仕組みが必要。
3. 海外への提供について
議論はこれから。外資系企業が日本のバイオバンクを使えるかどうかは非常に注目しているところ。
4. 疾患データ等の患者情報のクラウド化について
自サーバーに置くよりもクラウド化する方がセキュリティーは高くなりつつある。
1. 検索後のバンクへの問合せ対応について
ここが最も労力、時間を要する。手間をかける必要がありヒューマンエフォートが重要な問題。
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Q27:検索後にバイオバンクへ問合せメールを飛ばすことになる。ユーザーが使いたい研究目的が、バイオ
バンク等の目的と随分違うはず。問合せは非常に煩雑になることが心配。実際に横断検索が使われ
始めると多分すごいことになる。検索後の問合せはどのような体制にしようとしているのか?
Q28:問合せからワンクッション置いて相当手間をかけてデータクレンジングをすることになる。ここを整
備することができないか?
Q29:将来的に海外と繋ぐというのはどうか?
【V:総合討論での議論総括】
Q30:企業は細かいところまで研究内容を開示するのは抵抗がある立場。一方、バイオバンクは個人
情報、提供者の同意があるので、オプトアウトの必要が出てくる。こういうところで合わないのではな
いか?
Q31:海外にある日本の会社の拠点から、日本のバイオバンクを使いたいというような要望も出てくる
のではないか?
Q32:海外利用に関しての意見はないか?
Q33:体外診断用医薬品開発に使う場合には何本ぐらい必要か?量はどのぐらい必要か?
Q34: 企業では成果の供用や知財権の主張が非常に問題になり得る。バイオバンクが成果あるいは
知財の取扱いを放棄すれば、共同研究契約でそれ相応の研究費を出すことも可能という意見も
あるがどうか?
Q35:アカデミアで、知財権や成果のシェアを契約書から除いた分譲・提供はあり得るのか?
Q36:分譲コストを考えるとき、バイオバンクのハード、ソフト、準備をする人件費を入れたコストの試算
はどこかでしているのか?
Q37:有償分譲をどう考えるか?
(Q37-1)企業からお金を頂いて患者の検体を外に出すことに関して本当に大丈夫か?「人身売買で
はないか?組織売買ではないか?売血ではないか?」という見方。献血の場合はボランティアで血液
を頂き、日赤はコストをとって売り、保険の点数の中でやっている。倫理的に許容される仕組みと患者
の心情。混乱するところ。
(Q37-2)事業成立のポイントとして人件費をカウントするかどうか? サステナブルとなれば人件費は必
要。チューブ代だけもらっても人が居ない。どう整理するかについて怖がるバイオバンクはある。上手い仕
バンク側に研究がわかる人のいることが重要。
1. 海外利用の事例
UK Biobankは広く世界中に出している。解析したデータをバイオバンクに戻すという条件付き。
バイオバンクに戻って共通財産になるのであれば、外に出すことは随分可能性がある好例。
2. 『患者さんが枯渇しない限りバイオバンク検体が枯渇することは無い』
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組みを整備してもらうと非常に助かる。
C38:会場からのコメントを最後に紹介:
『患者さんが枯渇しない限りバイオバンクの検体が枯渇することはありません。』
患者の皆さんは、使って頂きたくて試料提供をしている。遠慮なく利用の相談をして欲しい。
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A1:一からだと「共同研究」という形。一方、バイオバンクで検索の中に同じ疾患の試料があるのかない
のか、例えばこういう患者の血液の試料を使いたいが、その患者の試料はあと2回あった、この患者は
1回、そういうことがわかれば良い。判断できるような見え方があれば有り難い。
A2:あると思う。海外から一部を入手し、OKなら残りを使いたいというニーズ。分譲が進めばニーズが出て
くる。
A3:海外から業者を通して入手する場合は1、2カ月位らしい。その位が希望ではないか。
A4:医学系倫理指針に従っている。個人情報で無くなった場合にも指針に沿って、あるいは業界でのガ
イドライン等々には従って使っている。ヒト試料を使う場合は、社内の倫理審査委員会を通すことにな
っている。
A5:把握できていない。
A6:その通り。社内で同じ「共同研究」だったら一方の倫理委員会を通せば良いということになっていると
思う。
A7:いる。日本のバンクを使っていない会社でもある。カタログもある。購入もしやすい状況になっている。
患者サンプルの購入という形になっている。
A8:バイオバンクに求めるのは、基本は「分譲」を想定。ちょっと使ってみる。それほど詳細なデータが必要
ではない場合。バイオバンクの中でフィットしたものがある場合。時間を稼ぐ場合。金銭的には「共同研
究」ほど高くないことを期待。
C8:検索ができて、バイオバンクで横断的にサンプルがあった場合、一つの「共同研究」ではできないような
場合もあり得る。
A9:バイオマーカーと化合物と2つに分かれていると考えられる。
化合物の方は、作用機序や化合物の反応性を比較的たくさんの化合物で見るとすると、細胞株や
PDX等、生きたものが必要。確認だけなら生体試料に直接もあり得る。
バイオマーカーは、検証段階だと本当に日常診療の場で開業医が採ったようなサンプルでも使えるの
かという検証が必要になる。探索段階では、多量の試料が必要。『実際の患者でも本当にマーカーに
なるのか? 進行具合で変わっているのか?』という場合、少数の試料がバンクにあれば、検証もあり
得る。
A10:臨床試験で使う場合は管理したもの。それ以外のマーカー、例えば社内でこれを指標に創薬をす
ることに関しては、外への申請に使うというよりも社内の創薬研究の中でこれを指標に、メルクマールに
して化合物評価をするような場合。
C10:特に製薬協の方に対して、承認申請に使うときと、社内の開発段階というようにフェーズを分けて、
バイオバンクにどちらをどのように求められるのかとか、承認申請では前向き臨床試験でとらないとほとん
ど意味が無い等、その辺のことがわかると創薬を実際にやらない者にとって有り難い。
A11:業界アンケートから出てきたもの。製薬業界としてそこに取り組んでいかなければいけないとは思って
回答、コメント一覧
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いるが、具体的にどのように取組み、製薬企業が入っていくのかどうかに関しては、業界としても各社の
戦略によっても意見が異なる。ここに広がっていきたいというビジョンを立てていることは間違いない。
A12:大きなバンクは認知している。日本にいろいろなバンクがあることについて、AMED情報ポータルサイ
トで検索できるようになり、便利だという声がある。
C12:JCOGでバンクに取り組んだのはまだ数年。問い合わせがあったのは過去に1回あるかないかくらい。
本当に興味があるのか疑問。
A13:患者の情報、診療の情報は紐付いている必要あり。試料だけではない。
A14:検索は秘匿でなくても良いか。問合せの際、研究内容を聞かれるのは困る。
A15:臨薬協の立場では、臨床性能試験で「共同研究」を行うのが現在。ただし、製薬協と違い、臨床
検体の試験について倫理対応について全くレギュレーションが存在しない。どこまでなら良いのか、現
時点で参考にしているのは「医学研究に関する倫理指針」が拠り所。何回か倫理指針が改定されて、
要求事項は益々ハードルが高くなってきている。新たに医療機関と「共同研究」を結ぶ際に、倫理委
員会に対しての我々の要求、説明に対して、倫理委員会で結論がなかなか出ない。現状、倫理委
員会でしか承認が得られない。治験審査委員会、IRBに審査して欲しい。IRBなら我々が申請でき
る。研究倫理委員会の場合は先生方にお願いする。先生に通してもらう建て付けなので、いつ開催
されて、いつまでに結論が出るのかスケジュール感がわからない。
一方、バイオバンクの試料は既に臨床情報も付いて、倫理的対応も済んでいる。利用審査をクリ
アにした手続に簡素化して頂ければ、はるかに早く、予見性のある試験が可能。そういう意味でバイ
オバンクは大きなメリット。
C15-1:市民の意識の中には、製薬企業が使うということに関しての拒否反応、ノーと言う意識は相当
強い。なおさらバイオバンクがうまく機能してもらえば良いと思う。
C15-2:法整備に関して国内で話し合っているよりも、外圧を利用する意味でも標準化等の動向を利
用していくことも可能。一つのトリガーとして、国際的な標準が出来ているから法整備をしなさいという、
動機付けには確かになる。
A16:前臨床とフェーズⅠの間、これはバイオバンクの出番という話はよく聞く。なるべく効率的に、フェーズ
Ⅰが始まる前に予見するのは非常に重要。是非やりたいという話は聞く。
C16:臨床検査薬の場合は、これまでの既存の診断マーカーと比べて更に感度の良い、ある疾病の診断
マーカーの新規開発が重要。この臨床性能試験はバイオバンクをどこまで利用できるかが今わからない。
各バンクのサイトで研究成果を公表している中に、疾病コホートに関する成果を時々見かける。ある疾
病に対するマーカーを開発している企業にとっては、その疾病コホートから、そこにはこの疾病に関する
有病検体と無病検体が絶対にあるだろうと推測する。我々が必要とする検体がそこにあると考える。そ
の意味で、研究成果を広く公表していただくことは、我々が使うための環境として非常に有り難い。
A17:複数のバンクから試料を集めて実施する手段もある。BBJの場合は複数施設の検体が集まってい
る。BBJは単独でも2つ以上のデータを採れるので複数施設と同等(PMDA審査室との意見交換
での考え)。大学病院等の地域と連携している場合も、地域の試料が病院にbankingされている。
その場合でも2つ以上で複数施設と言える。要は、どこの由来から得たかという情報を審査で提供す
れば大丈夫というやり方。費用面等大分助かる。
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A18:臨薬協が手引書を作成して臨薬協の中で公表して説明会も行う。初版は承認申請データへの
利用をテーマにしている。PMDAとは随時確認しながらやっていく。
A19: サンプル数にもよる。基本的に配布の方向に向かっている。試料を配布する場合は、試料配布
委員会で倫理的な審査、科学的な妥当性を評価する。一定の基準に応じて、少数のサンプル数で
あれば対応可能にしたい。慎重に同意を得ながら進めている。臨床情報を全て付けて「共同研究」で
ない形で配布するのは倫理的に承認されない。倫理の問題が非常に大きい。国全体として考えて欲
しい。
C19-1:製薬企業の場合、臨床試験で各施設のIRBを通すためには、目的以外は極めて制限される。
民間企業では自由が利かないところはバイオバンクも含めて補い合っていければ良い。
C19-2:企業は大きな傘の中で集めたものを別目的に使うのは非常に難しい。大学研究室でのプレリミ
ナリー・エクスペリメントは大きな傘の端っこで動ける。そのため、企業が少数例でも使えるシステムが出
来ることは重要なこと。
C19-3:「共同研究」は非常にクローズ、封鎖性があり、それによって学術的結果も、そこから成果を得よ
うというバイアスがかかり得る。「バイオバンク」は割とニュートラル、オープン。「共同研究」とは違った使い
方が可能。
C19-4:体外診断薬の臨床性能試験ガイドラインをPMDA、行政、臨薬協の間で作成中。GCPの
適用を受けていない他に拠り所がないのは体外診だけ。倫理的問題を破綻させないための取組み。
ガイドラインは通知レベル。法ではない。基本を整理して3月から具体的にルール化に向け進めている
ところ。バンク利用も想定した内容も含む。
A20:バンクが持っている1試料当たりのサンプルボリュームは量的には全く問題ない。逆に、貴重な検体
を同等性試験で使い1試料無くなってしまうのは、貴重な試料の喪失になる。小分けして保管、ある
いは分譲時に小分けという行為が発生し得る。その際、品質が問題。凍結融解。今後整備すべき点。
C20-1:NCGGでは分譲実施済み。
C20-2:NCNPでは臨床検査会社2社程から有償分譲あり。数十検体で開始。1社は「共同研究」
に繋がった。バイオバンキングにおいて倫理的なリスクは、ほとんど集めている段階で生じていて、出す段
階においては極めてリスクは小さい。患者に同意を取る際、『企業に出す』と言うと逆に喜ぶ方がすごく
多い。皆さん、純粋にアカデミックな研究に使われても論文で終わってしまうことが薄々わかっている。企
業に出すと意識の高い方ほど喜ぶ。製品として自分のところに戻ってくるということ。患者の目的にも適
う。そもそも疾患バイオバンクとは新しい診断法や治療法を作るためにある。その意味で出口に一番近
い目的に適った利用法。
C20-3:2006年頃、バイオバンクを始めたときは、日本企業は倫理的リスクを気にして1つの化合物で
しか使えない検体を集めていた。海外、外資系からの要望は当時の考慮すべき事項C(何に使って
も良い)の試料がほとんど。結構な率で提供できた経験あり。意識の高い患者は協力するフェーズ。
A21:早期診断を先ず主にやっているため、臨床情報に関しては非常にシンプルなものでスタート。問題
ではない。プロジェクトの最後には、全ての臨床情報をこのmiRNAの一つ一つに紐付けるという作業を
してデータベースに登録するので、そこからが問題になってくる。
早期マーカーであっても、がんの転移で変化する、あるいはオペ後には、あるいは化学療法で減ってくる
等の動きをするmiRNAも同時にあるため、臨床情報とどのように紐付けるかというのは、AIのチームとダ
イナコム社が入ってやっていく。ここは臨床の先生とのこれからの大きな問題点。
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A22:ちゃんとペイすべき。バイオバンクの維持運営のため、「共同研究」として検体数を予め計画書に書
きバイオバンクに支払う。企業が使う際は、「共同研究」の企業が金を用意している。問題はリサーチ・
コンシェルジェの人件費。能力の高い人を安定的に雇用する。是非、国、AMEDが面倒を見るような
仕組みがバイオバンクに対して予算が下りてこなければいけない。
A23:NCCの整理は、「共同研究」と「共同研究以外」の2分。「共同研究以外」を「分譲」と言う。
NCCは「分譲」を始めていない。「分譲」に関しては実費を取る予定。積み上げ方式で試算をすると
1万円/血液サンプル。バイオバンク・ジャパンの企業向け料金と同じと思う。「分譲(共同研究以
外)」は他施設に既存試料を提供するのみ。NCCのIRBにはかけない。「共同研究」はIRBにかける
必要があるため、企業は医学系指針に定めた内容を全て書いた研究計画書をNCCのIRBに提出。
NCC職員が企業を共同研究先として提出。「分譲」の場合は「共同研究」ではないので、企業側が
企業のIRBにかける。NCCは企業のIRBを通したという報告だけ受け、後は簡単な目的等を書いて
試料配布審査会に出す。パイロットスタディーをクイックに行うのは「分譲」で可能。その場合、臨床情
報は限られる。詳しい臨床情報を取ろうと思うと、研究者がCRCを雇ってカルテから取る必要あり。
A24:認知症のJ-ADNI等はアメリカで可能と聞く。全てが大丈夫かは不明。海外はグローバルの臨床
治験の一つとして考えている。CLIA認証、ISOが無いとできない。今、急いでやっているところ。
C24-1:BBJは産業振興のためでもあったので、日本企業の産業振興に使われることを是として議論さ
れてきた。
C24-2:日本法人の海外拠点からは良いのか?というのは難しい問題。
C24-3:NCNPは2件海外への提供経験あり。日本人の試料は特にメタボロームの業界で人気がある
らしい。人種差が少ないというよりも生活習慣が揃っている点が良いと言われる。アメリカでは中国系は
中華料理、イタリア人はイタリア料理ばかり。日本人は食事のレパートリーが揃っているため非常に良い。
C24-4:海外への提供については、未だ議論していない、認識をしたという状況。ゲノム医療実現推進
協議会で一回質問が出た。文科省でも認識を持ち始めたのが今の状況。貯めるバンクから使われる
バンクへという話になってきたのはつい最近のこと。使われることに対しての議論が余りされてこなかった。
東北メディカル・メガバンク等では、一概に外国にというよりも、外国資本と国内資本の状況や、日本
に研究拠点がある場合には良いのではないか等、中で運用されているようだ。個人情報保護法等が
しっかりしていない国に出して良いのか?と言う問いに誰も回答を持っていない。
C24-5:海外の企業にも使われ、結果として作られる新薬に日本人の遺伝的背景が考慮された方が
良い。そういった議論も進め、コンプライアンスの面でも解決して進めば良い。
A25:1つのコンピュータにデータを入れて、それを金庫に入れて置くことが本当に安全か?盗られてしまっ
たらわからない。どこかに置き忘れたら駄目。当初からもそれは危ないと考え、サーバー型に全部保存し
てIRBを通している。ログインID等のアクセス、サーバー自体のセキュリティーという課題はある。最近、ブ
ロック化して全部違うサーバーにして、1つに集めないとデータ化できないようなことをするベンチャーも出
てきている。セキュリティーを高めながらクラウド化して、ログインできた人はその認証の中で情報が見られ
る。臨床の先生方が自分達で集めた情報は見られるが、分与して頂く側は限定的に見られる形にす
る方が良い。クラウド化もセキュリティーがかなり進み、企業自体もサーバーをクラウド化する方が、はる
かにセキュリティーが高いと言われている時代。それにより、我々の利便性も向上。患者のセキュリティー
も守ることができる方向になると考える。
A26:全部バラバラというのは困る。このバイオバンクはこのプロトコルでマシンを動かすということは可能なの
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で、チューブの大きさや高さ等、そこまでのアクセスができれば、ある程度は自動化可能な自動機はある
と思う。
A27:今回の研究開発のテーマとしては横断検索のところまで。次に検討すべき課題。東北メディカル・メ
ガバンク機構の場合、メールでの問合せ後もメールのラリーが続く。電話応対も含め。問合せをする人
の研究目的が違うため、研究に即したデータ、試料であるかの調整にはすごく時間を要する。ヒューマン
エフォートが極めて重要なところ。3~4人体制。教員で3人程度。バンク側に研究がわかる人がい
るということが極めて重要。
A28:東北メディカル・メガバンクでもデータクリーニングをどうやっていくか、外に出すデータを作るところは本
当に大変な努力を払っている。マンパワーをかけるところが各バイオバンクによって状況が違う。重要な
問題だが、今できることとして今回は共通項目をここまで絞った。
C28:外から見えないと意味がないという点で、これは極めて重要なプロジェクト。その先も見据えていただ
くと現場の人間としては助かる。
A29:今 の段 階 で海 外 と接 続 することは、この研 究 課 題 の中 では全 然 考 えてない。昨 年 Global
Biobank Weekがストックホルムであり、どう繋げられるか、向こうがどうやっているかという状況は把握し
た。我々がどうやっているかの紹介もした。そういったコミュニケーションが今はできていると考えている。
C29:国際標準化になると日本で後押ししてくれる人がなかなかいない。その結果、どんどん他の国の意
向で進められるのがとても気になっている。
A30(赤塚様):詳細内容の開示となると「共同研究」になる。バンキングしている試料を使うのは、少数
サンプルで簡易に検証してみたいという使い方が多いと思う。そのときに出せる情報は限られてしまう。
A31(赤塚様):海外にある日本企業の拠点もそうだが、日本に元々拠点があることが多いので、そこは
大丈夫と思う。今の動きでは、外資系の企業の方がすごく注目している。外資系の企業が使えるのか
どうかというところは非常に注目しているところ。
C32-1:UKバイオバンクは広く世界中に出している。解析したデータをバイオバンクに戻すことが条件。利
用料は不明。そのようにして出してもやはり意味があるということでGSKとRegeneron社が50万人全
部のエクソームシークエンスをやり、終了後9カ月で公開をするという話をしていた。バイオバンクに戻って
共通財産になるのであれば、外に出すことは随分可能性があるのだろう。
C32-2:欧州は特に治験データの公開等、もちろん契約での公開等、かなり情報の共有は進んでいるよ
うだ。
A33:承認申請の場合、品目によって異なるが、相関性試験は50から100検体まで。臨床性能試験
の場合には2施設で150検体以上。量については、自動分析でやるかどうかにもよるが、1回のサン
プルボリュームは大体20μLレベル。複数回やるのであれば、通常、各バンクで被験者から1回にとる
採血量で十分間に合う量。
A34(赤塚様):バンキングしている試料と「共同研究」の違いは知財権が一つある。簡易な検証で
使う場合、知財権は企業側という形。その後、「共同研究」に展開する場合があり得る。そのときは契
約の範囲の中で知財権やその他の権利が出てくる。研究のフェーズによって知財権を企業で保持した
い場合と、一緒に知財が生まれるのであれば契約に入っても良いという状況。
12
A35-1(田原先生):最初にある程度、どのようにするかということを決める場合がある。ただ、コントリビュ
ーションがどのくらいになるかということも関係してくる。成果が出たときに知財に関してはもう一度相談し
て、どうするかを決めるという形になっている。アカデミアは、その辺の匙加減がわからないことが結構ある。
そういう事がわかる方と相談しながらやるということも、アカデミアの立場からすると大事。
A35-2(落谷先生):NCCでの「共同研究」の場合は、出願、特許になった場合は、知財が契約の段
階で確実にNCCが出願の権利を得ることと、さらにNCC側の責任者が発明者に入るという契約にな
る。
A35-3(吉田先生):「分譲」においてNCCの知財は一切無し。データの返却も求めない。
C35:制度整備がされれば、企業の側もずっと使いやすくなるということが少しは見えてきた。
A36:筑波大学では既に有償分譲を実施済み。当初は消耗品等の積み上げだけの経費で行い、1本
のチューブに組織片が入ったものを12,000円の手数料で「分譲」。分譲手数料を見直し、設備費、
人件費等を全部積算した額で算出して大体12万円程度/検体の手数料。ホームページでも公開
済み。積算内容は費用全部を含め、どれぐらい「分譲」されるかで算出。筑波大学の場合だと大体
300症例分位/年間の検体が入る。サンプル数にして掛ける10ぐらいの数。そのうち5%も無い位が
実際に「分譲」される。残っているものを維持する経費も含めると、結局その位のコストになってしまう。
C37-1:30年位前から細胞をアメリカから輸入して販売している。アメリカの場合はドナーからの組織等
を企業が直接買うのではなく、ドナーが無償で提供し、その団体が企業に配付。当初から、それが臓
器売買等に繋がるのではないかという懸念はあった。基本的には患者、ドナーとのお金の遣り取りは無
し。団体から企業に組織を運搬代行しているイメージ。バンクから企業に渡しているところでお金は動い
ているが、単にコストを負担しているだけ。ドナーにお金が回っていなければ良いのではないかという考え
方。元々臓器を使ってはいけないというのは、移植法のところで最終的には焼却しなければいけないと
いう、その一文だけがずっと生き残っていて、それを皆気にしているとのこと。厚労省はそれを言わず、経
産省はそれを活用しようというところ。各団体が日本人の細胞を使いたいと、厚労省に働きかけても上
手くいかないという話は時々聞く。
C37-2:研究のためにヒトのサンプルを入手しようとすると、アメリカのある会社は大学病院と組んで、冷
凍庫を開けると臓器がたくさん入っているのを見たことがある。そこで病理所見を付けて販売しているよ
うな会社もあるし、UKの有名な会社もあるし、海外の検体に関しては有償で研究に使うことが可能。
日本国内ではカタログに臓器や血液を載せているところはほとんど無いという難しい状態。それを解決し
ないと日本の検体は今後も余り使われないと思う。このままにして何も動かなければ使われないという
状態。そうなると日本人サンプルの特性を生かした成果が社会に還元しないという状態になる。
外資系の儲けと考えるのか、それとも日本人の遺伝的バックグラウンドを踏まえた医療に繋がると考え
るのか、いろいろな側面があると思う。まだまだ議論は必要と思う。

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