Devin for Enterprise
JJUGナイトセミナー
2025/7/29(Tue)
自己紹介
山河 征紀
ウルシステムズ株式会社 / AI駆動開発コンサルタント(自称)
分野 :エンタープライズシステム
技術系なら何でも
金融系(証券・FX)
得技 :分散処理・インメモリー処理
Apache Geode
(Apache Geodeコミッター)
YugabyteDB
趣味 :Devinの謎行動に付き合うこと
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Devin使ったことある人
エンタープライズシステムといえば…
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一方エンタープライズシステムの現状は…
◼Devinが考えるエンタープライズシステム
エンタープライズシステムの特徴
◼大規模エンプラシステム
⚫ 企業の中核である基幹業務を支える
⚫ 超重要、とにかくデカい
◼ あるある
⚫ 10年20年当たり前、技術は陳腐化
⚫ 増築に次ぐ増築で複雑化
⚫ 当然モノリス
⚫ ドキュメントない、更新してない
⚫ 安定優先、止められない
⚫ EoL対応でも莫大なお金がかかる
エンタープライズシステム開発をハッピーにしたい!
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DevinとJavaがタッグを組めば
エンプラシステム開発の未来をハッピーに出来る気がする!
Devinとは?
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進化するエンジニアリング向けAI
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◼Devinは開発者の横に並び「AIソフトウェアエンジニア」
として働いてくれる!
Code Completion AI Editor AI Software Engineer
コード提案による
コーディング速度改善
IDEに統合され
エンジニアのタスクをAIが支援
Devinがチームの一員
となって仕事をこなす
(Devinによるスケール)
Devinとは?
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◼世界初のAIソフトウェアエンジニア
⚫ Devinは最小限の人の指示から、自律的に計画をたて
「一人前のエンジニア」として一連のタスクを遂行する
ベストプラクティスに
基づいた設計
ソースコード全体の
作成
Issue(バグ)や
TODO対応
デバッグと修正
デプロイコード作成
手動デプロイ
ブラウザを利用したテスト
テストスクリプト作成
Devinの自律性は抜群!
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◼Devinは依頼されたタスクを人と同じようにこなす!
◼人の手を煩わせずミッションコンプリート!!
Devin’s ワークスペース
(Ubuntu)
Devin’s Brain
Chatによるタスク指示
ソースコード取得
(git clone)
ソース
コード
リポジトリ
(Private)
ソース
コード
ソースコード
参照・作成・変更
ログ参照・
ブラウザ起動
プルリクエスト作成
(git push&PR)
DB
アプリ
デプロイ・テスト
・デバッグ
デプロイ・テスト
・デバッグ
レビュー・CI結果チェック
開発者
Devinが使うツール!
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◼Devinも人同様にVSCodeやターミナル、ブラウザで開発
Shell Browser
最近はMCPサーバーも手に入れた!
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◼より人と同じことが出来るように!
Devinの良いところ!
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Autonomy
自律性
• 単なる支援ツールではない
• 自ら判断し設計から運用まで担う「一人前のエンジニア」
Speed
圧倒的スピード
• キャッチアップ時間ゼロ
• あらゆるエンジニアリングタスクを人間業ではないレベルで
処理
• 期待と違うものはすぐに捨てて新しい依頼ができる
Knowledge
圧倒的な知識量
• 世界レベルのコーディング
• 人間を上回る技術的ナレッジで、迷いなくコード作成・コマ
ンドを実行
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Devinは
なぜエンプラシステム開発に
向いているのか?
Devin AI駆動開発
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エンタープライズシステムには様々な壁がある!
①ドキュメントがないのに規模は膨大
⚫ とにかく膨大
⚫ レガシー、そして技術者は減少中
⚫ 調査に時間がかかる
⚫ EoL対応するだけでも莫大なお金が・・・
②CI/CDなんてもってのほか
⚫ 手動デプロイは当たり前
⚫ なんとかCIだけは整備しているところも
③ドキュメントはExcel方眼紙
⚫ マス目を器用に使う
Devinは
なぜエンプラシステム開発に
向いているのか?
①ドキュメントがないのに規模は膨大
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①ドキュメントがないのに規模は膨大
◼そろそろレガシーシステムをモダナイズしないとヤバい!
現行
システム
調査
要件
定義
設計 実装・単体テスト テスト
ドキュメントがないの
でソースコードを信
頼するしかなくレガ
シー技術の調査を
するしかない
結構時間がかかる
新規要件はあまりない
現行踏襲でいいよね?の
確認が主
膨大なレガシーマイグレは大変
かなり時間がかかる
重要業務が多数あり、連携シス
テムも多いのでテストも大変
かなり時間がかかる
現行
システム
調査
実装・単体テスト
①ドキュメントがないのに規模は膨大
リバースエンジニアリング
◼レガシーコードを元に設計書をリバースエンジニアリング!
◼リポジトリを丸っと解析できる
現行システムコード
(レガシーコード)
設計書
リバース
エンジニアリング
①ドキュメントがないのに規模は膨大
DeepWiki
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◼コードベースから自動でドキュメントを生成
⚫ アーキテクチャ設計
⚫ 主要コンポーネント
の役割・設計
⚫ セットアップ方法
⚫ リポジトリの使い方
①ドキュメントがないのに規模は膨大
DeepWiki(おまけ)
◼OSSはURLを変えるだけで使用可能
https://github.com/spring-projects/spring-boot
https://deepwiki.com/spring-projects/spring-boot
◼複数リポジトリを横断してソースコードを調査
①ドキュメントがないのに規模は膨大
Ask Devin
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自然言語のよる調査
・仕様調査
・(問い合わせ対応)
・(障害調査)
等々
開発者
リポジトリ
#3
・・・
リポジトリ
#2
リポジトリ
#1
◼複数リポジトリを横断してソースコードを調査
①ドキュメントがないのに規模は膨大
Ask Devin
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自然言語のよる調査
・仕様調査
・(問い合わせ対応)
・(障害調査)
等々
開発者
リポジトリ
#3
・・・
リポジトリ
#2
リポジトリ
#1
①ドキュメントがないのに規模は膨大
人とAIの役割分担
◼設計書ができればあとはDevinがやってくれる!
人の代わりにタスクを実行
・ひたすらコードを書く
・もちろんテスト&デバッグも
Cloud環境
・・・
AI時代の新しい設計
・人はAIがコード書きやすいように環境整備
・レビューしやすいようにタスクを分割
さらにAIエディタ使ってこの作業もブースト
人間 Devin
◼Devinのアウトプットの品質を高めるための仕組みは重要
①ドキュメントがないのに規模は膨大
Devinに関与できるポイント
②Knowledge
③コーディングルール ⑥Devin活用ガイド
組織メンバーにAgentFirst、
AgentOps等のマインドやカルチャー
醸成から、活用する上での共通的な考
え方を組織にインストール
④レビューポイント
⑤テストポイント
①プロンプト/Playbook
レビュー結果・
修正版アウトプット
テスト環境
バイナリ
アウトプット
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開発 組織醸成
<整備するもの>
開発パターンごとに整備
アプリごとに整備
◼開発パターンごとに以下を整備し、Devinを最大限に活用
⚫ プロンプト/Playbook
⚫ レビューポイント
⚫ テストポイント
①ドキュメントがないのに規模は膨大
Devin AI駆動開発
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# 種別 開発パターン 難易度 実績回数 マージ回数 有識者
1 開発
DBカラム追加に伴う
画面、API項目追加
中 25 20 Bさん
2 開発 マスターデータ変更 中 30 28 Bさん
3 開発 画面固定文言修正 低 123 123 Aさん
4 新規開発 新規画面作成 高 5 2 Cさん
5 新規開発 新規API作成 高 3 1 Cさん
6 リファクタ 中
7 モダナイズ 高
8 要件定義 中
…… ……
*ダッシュボードはイメージ。このような考え方で整理出来ていれば良い
他の項目としてにも「所要時間」「利用AIツール(Copilot、Cursorなど)」がある
AI駆動開発ダッシュボード
#1向け
①プロンプト/
Playbook
④レビュー
ポイント
⑤テスト
ポイント
#2向け
……
リストが多いほどAI駆動開発が
出来ている
(人の代わりにAIが働いている)
①プロンプト/
Playbook
④レビュー
ポイント
⑤テスト
ポイント
①ドキュメントがないのに規模は膨大
Devinはガンガン並列で動かせ!
◼仕組みがあれば、Devinを並列で動かせる!
◼Devinを隙間なく働かせることが重要!!
でびお 指示 レビュー テスト
・・・
指示 レビュー テスト
指示 レビュー テスト
指示 レビュー テスト
指示 レビュー テスト
指示 レビュー テスト
指示 レビュー テスト
指示 レビュー テスト
でびこ
でび太郎
でびたん
でびぞう
でびぴょん
でびりん
でびまる
・・・
指示
指示
指示
指示
指示
指示
指示
①ドキュメントがないのに規模は膨大
Devin管理はDevinにやらせろ!
◼しかしDevinに並列作業させているとDevinの作業状況把握が大変に
なる
◼階層型のIssueを使ってDevinに進捗報告させることで解決!
プロンプト:
• GitHub Issueでタスク化し
てください
タスク#1
コーディング
UT
レビュー
テスト(人の)
プロンプト:
• コーディングしてくださ
い。終わったらIssueをク
ローズしてください。
タスク#1
コーディング
UT
レビュー
テスト(人の)
タスク#1配下のサブIssue
の状態によってDevinの
作業状況がわかる!
①ドキュメントがないのに規模は膨大
PRレビューも自動で
◼GitHub ActionsにDevinセッションAPIを組み込み、全プルリ
クをレビュー
プルリクエスト作成 PRレビュー
結果確認
on: pull_request
jobs: run: curl -X POST
https://api.devin.ai/v1/sessions
-d '{ "prompt": "PRをレビューして
"}'
Actions
PR作成されたことをトリ
ガーにレビューを実施
Devinは
なぜエンプラシステム開発に
向いているのか?
②CI/CDなんてもってのほか
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②CI/CDなんてもってのほか
コードレビュー < テスト(重要)
◼コードレビューは仕組み(指示)があればそんなに指摘するところは
無くなってきた
◼大事なのはテスト!
◼並列でDevinを動かすと、テストの都度、いちいちgit pull/checkout
して立ち上げて、テストして、が、かなり手間
リポジトリ
PR
サーバ
アプリ
レビュー
git pull
起動
・テスト
手間がかかる・・・
②CI/CDなんてもってのほか
AI時代のCDの重要性
◼AI時代はテスト環境へのCDがキモ
◼CD後の実施した(モンキー)テストをDevinに指示して
E2E自動テストに反映するまでを一連の流れとする!
リポジトリ
PR
CI CD
サーバ
アプリ
レビュー
モンキー
テスト
E2Eテスト
モンキーテストの内容を
次回のE2Eテストに反映
ソースコードを見て
気になる点を動かす
Devinは
なぜエンプラシステム開発に
向いているのか?
③ドキュメントはExcel方眼紙
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③ドキュメントはExcel方眼紙
みんな大好きExcel方眼紙
◼エンプラ開発ではみんな大好きExcel方眼紙
◼ただし、ExcelはDevinの敵!
③ドキュメントはExcel方眼紙
Excel方眼紙は悪ではない
◼Excel方眼紙でもあると意外と中身はしっかり書いてあったりする
⚫ 以前はExcel読めなかった
のでわざわざ人手でMD化
していた
⚫ 最近はそのまま読める
⚫ 雑な指示で出来る
+α:セキュアであることは最低条件
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◼Enterpriseライセンスを選択することでセキュアに
(おまけ)Devinと上手く付き合うための工夫
思った通りに
動いてくれない
コンフリクトに苦戦
イメージした通りの
コードを書いて
くれない
捨ててやり直す
そもそも
コンフリクトしない
ようにする
細部にこだわらない
Devinに任せる
改善点
対策
(おまけ)Devinファースト
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「Devinで出来ないの?」
が最近の共通語。
まとめ
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What would you build with
an infinite army of junior
engineers?
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Devinとエンプラシステム開発の未来を変えたい!!
◼エンタープライズ開発をハッピーに!
⚫ DevinとJavaでレガシーに立ち向かえ
◼Devinがもたらす4つのギフト
1. ドキュメントレスでも安心
⚫リバースエンジニアリング
⚫DeepWiki & Ask Devin
2. AI時代はCDが重要
⚫Devin並列実行のテストを容易に
⚫E2Eテスト自動化組み込み
3. “Excel方眼紙”も味方に
⚫Excel方眼紙もそのまま読み込み
https://www.ulsystems.co.jp/services/devin-ai-driven-development.html 43

20250729_Devin-for-Enterprise