文部科学省 大学入学者選抜
改革推進委託事業 情報分野
中野 由章
神戸の高校教員
(神戸高校にて)
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本日のメニュー
 文部科学省 大学入学者選抜
改革推進委託事業 概説
 思考力・判断力・表現力の定義
 情報教育の参照基準
 CBTシステムの体験
 CSU(ジョニーを探せ)
文部科学省 大学入学者選抜
改革推進委託事業 概説
高大接続システム改革会議
(最終報告)
対象とする教科・科目等
次期学習指導要領下における基本的
枠組み(平成36年度~)
 次期学習指導要領における教科「情
報」に関する中央教育審議会の検討と
連動しながら,適切な出題科目を設定
し,情報と情報技術を問題の発見と解
決に活用する諸能力を評価する
タイムライン
 2022年度
新学習指導要領
 2025年度(2024年度実施)
新課程による大学入試
「高大接続改革について」より7
「高大接続改革について」より
8
学力の3要素
 知識・技能
 思考力・判断力・表現力等
 主体性を持って多様な人々と協働
して学ぶ態度
事業の目的
 「思考力等」をより適切に評価す
る教科・科目横断型・総合型の評
価手法
 「主体性等」をより適切に評価す
る面接等の手法に関する研究・開
発
DNSKSIJ
 人文社会分野(地理歴史科・公民科)
 人文社会分野(国語科)
 理数分野
 情報分野
 主体性等分野
人文社会(地歴公)
 高大接続改革に資する,思考力・
判断力・表現力等を問う新たな入
学者選抜(地理歴史科・公民科)
における評価手法の調査研究
 早稲田大学ほか
人文社会(国)
 個別学力試験「国語」が測定する
資質・能力の分析・評価手法に関
する研究~記述式問題を中心に~
 北海道大学ほか
理数
 高大での教育改革を目指した理数
分野における入学者選抜改革
 広島大学ほか
主体性等
 各大学の入学者選抜改革における
課題の調査分析及び分析結果を踏
まえた改革の促進方策に関する調
査研究と「主体性等」をより適切
に評価する面接や書類審査等
教科・科目によらない評価手法の
調査研究
 関西学院大学ほか
情報分野
 情報学的アプローチによる「情報
科」大学入学者選抜における評価
手法の研究開発
 大阪大学
 東京大学
 情報処理学会
委員の所属大学
 東京大(萩谷,角谷)
 電気通信大
(角田,久野,中山)
 青山学院大(伊藤)
 國學院大(高橋)
 専修大(松永)
 津田塾大(稲葉)
 日本大(谷)
 明治大(山崎,秋岡)
 早稲田大(筧)
 放送大(辰己)
 神奈川大(永松)
 慶應義塾大(村井,植原)
 文教大(佐久間)
 長野大(和田)
 大阪大(萩原,増澤)
 大阪市立大(松浦)
 大阪学院大(西田)
 大阪工業大(中西)
 大阪電気通信大(中野)
 畿央大(竹中)
 島根大(鈴木)
活動内容
 「情報科」入試実施における評価
手法の検討
 「情報科」CBTシステム化に関す
る研究
 情報技術による入試の評価に関す
る研究
 広報活動と動向調査研究
思考力・判断力・表現力
の定義
最新版
思考力・判断力・表現力の評価手
法ついて(4.3版)
 思考力・判断力・表現力を定義
評価のためのもの
TJE
 Tr Thinking - reading
 TcThinking - connection
 Td Thinking - discovery
 Ti Thinking - inference
 Ju Judgement
 Ex Expression
Thinking - r
 Tr (reading)
(自分にとって必ずしも馴染み
のない)記述を読んで意味を理
解する力
問題:記法の定義やその定義を
参照する記述の読解ができてい
ることを見る設問
Thinking - c
 Tc (connection)
(一見関連が分からないところ
から)結び付きを見出す力
問題:多数の事項の中から結び
付きを発見できるかを見る設問
Thinking - d
 Td (discovery)
(Tcで結び付きを発見したもの
を含めた事項の集まりに関して)
直接に示されていない事柄を発
見する力
問題:事項の記述を与えた上で
新たな事柄を発見できるかを見
る設問
Thinking - i
 Ti (inference)
(Tcで結び付きを発見したもの
やTdで発見したものを含めた)
事項・事柄の集まりに対し推論
を適用する力
問題:推論の正しさ判別を見た
り,推論そのものを構築させる
設問
Judgement
 Ju
(優先順位づけを含め)複数の事項(ト
レードオフを含む)の中から,与えられ
た基準において上位ないし下位のものを
選択する力
問題:設問によって与えられた事項や,
Tcの結び付きの中から,Tdで発見した
事柄の中から,あるいはTiの推論の道筋
の中から,正しいものや重要なものを選
ぶ設問
Expression
 Ex
(与えられた基準において有用な)
表現を構築/考案/創出する力
問題:設問によって与えられた事項
や,Tcの結び付きについて,Tdの
発見した事柄について,あるいはTi
の推論の道筋について,適切な表現
を構築する設問
情報教育の参照基準
基盤材料
 学士課程教育の構築に向けて(答
申):中央教育審議会
 大学の分野別質保証のための教育
課程編成上の参照規準 情報学分
野:日本学術会議
 学習指導要領:文部科学省
学士力
 知識・理解
 ジェネリックスキル (汎用的技能)
 態度・志向性
 総合的な学習経験と創造的思考力
知識体系
1. 情報一般の原理
2. コンピュータで処理される情報の原理
3. 情報を扱う機械および機構を設計し構
築するための技術
4. 情報を扱う人間社会に関する理解
5. 社会において情報を扱うシステムを構
築し活用するための技術・制度・組織
ジェネリックスキル
1. 創造性
2. 論理的思考・計算論的思考
3. 課題発見・問題解決
4. コミュニケーション能力
5. チームワーク・リーダーシップ・
チャンス活用
6. 分野開拓・自己啓発
学習内容/水準/方法
A) 情報およびコンピュータの原理
B) 情報の整理と創造
C) モデル化とシミュレーション・最適化
D) データとその扱い
E) 計算モデル的思考
F) プログラムの活用と構築
G) コミュニケーションと協調作業
H) 情報社会と倫理・法・制度
I) 論理性と客観性
J) システム的思考
K) 問題解決
A) 情報および
コンピュータの原理
 情報が持つ特性やその表現方法に関する知識
・理解 (S1,S2)
 L1: 情報 (知らせ) とは何かということ (e)
 L2: 情報を外部化 (書き記すなど) により記
録・表現できるということ (e)
 L3: ディジタル/アナログ~多様な情報の表
現方法 ○
 L4: 個体や組織とそれらにとって情報のやり
とりが持つ意味 ☆1
H) 情報社会と倫理・
法・制度
 情報倫理を理解しネット上でよき市民とし
て行動する態度 (G3,G4,G5)
L1: 黄金律・正直・約束・平等・人命尊
重などの原則を守ることができる (e)
L2: 情報社会の法・規則・秩序を理解し
た上での倫理的判断が行なえる (j)
L3: ジレンマや社会における問題を認識
した上で自分の考えを決められる ○
L4: 社会とコミュニケーションの関係を
考え自身の行為を判断できる ☆1
CBTシステムの体験
高校での試行
 費用 無料
 実施日 2018年2月頃
 試験時間 40分程度
 会場 各学校のPC教室
 採点 自己採点
CSU(ジョニーを探
せ)
CSアンプラグド
csunplugged.jp
暫定的に置きます
nakano.ac/?CBT
お問い合わせ
info@nakano.ac

三情研2017