2016年1月21日
シックス・アパート株式会社
長内 毅志
Movable Type クラウド版
ハンズオンセミナー
•長内毅志
–2011年~ Movable Typeプロダクトマネージャー
–2014年~ ディベロッパーリレーションマネージャー
–ダンス、ジョギング、家族が大好きです。
まず最初に
–アカウント情報を元に、アクセスできるか確認しましょう
•http://goo.gl/x23kZi
アジェンダ
• Movable Type の特徴
• 管理画面と基本操作
• クラウド版独自の機能を理解する
• プラグインとテーマ
Movable Type の特徴
Movable Typeとは
• 10年以上利用されているブログ・CMS(通称MT)
• MTタグ組み合わせでロジック生成
• テンプレートとDBが完全に分離している
(MVCライク)
• プラグインで拡張可能
• どんなコードも生成可能
最新10件のブログ記事をリンク付きで生成
<ul>
<MT:Entries limit="10">
<li>
<a href="<MT:EntryPermalink>">
<MT:EntryTitle>
</a>
</li>
</MT:Entries>
</ul>
特徴1
•静的生成でhtmlを出力
(スタティックパブリッシング)
•動的生成も対応可能
(ダイナミックパブリッシング)
•動的、静的生成どちらも対応することで、様々なサー
バー構成に対して柔軟に対応できる
基本的な構成
公開サーバー兼
CMSサーバー
管理者
閲覧者
(サイト訪問者)
ステージング環境
ステージング
サーバー兼
CMSサーバー
公開
サーバー
管理者 閲覧者
(サイト訪問者)
冗長構成
CMS
サーバー
公開
サーバー
(冗長構成)
ロード
バランサ
クラウド環境
–CMSサーバーをVMイメージで構築(Amazon EC2など)
–公開ページはコンテンツサーバーで構築
–AmazonS3 (Azure Webサイト) など
VMサーバー
AmazonEC2など
Amazon S3など
特徴2
•柔軟なテンプレートタグ
–四則計算なども可能
•Data API でデータを利用することが可能
–データはJSON形式で出力、RESTで取得可能
–独自アプリも開発可能
Data APIを利用したアプリ例:Movable Type Writer
Data API を利用したアプリ例:Movable Type for iOS
Data API を利用したサイト実装例:東京書籍様
特徴3
•中小企業から中-大規模企業、官公庁まで幅広い導
入実績
事例集
•http://www.sixapart.jp/business
Movable Typeの管理画面と
基本操作
管理画面
ウェブサイトとブログの違い
• ウェブサイト…
「サイト」「ホームページ」全体を管理する仕組み
• ブログ…
ウェブサイトの中にある、更新頻度の高いコンテンツを管理する仕組み
「ブログ」「ニュースリリース」「IR情報」
「新製品紹介」など
参考リンク3:
http://www.movabletype.jp/documentation/mt6/websites/
1つのWebサイトを構成する例
複数のWebサイトを構成する例
ダッシュボード
記事の作成
記事 => 新規、もしくは新規作成
ハンズオン
•最初の記事を投稿してみましょう
クラウド版独自の機能を理解する
Movable Type クラウド版とは
•シックス・アパートがサーバー管理
•管理画面の動作が速く快適
•常に最新版を使用可能
•テクニカルサポート付き
•独自機能
MTクラウド版の構成
•nginx+PSGI
–管理画面、再構築ともに最適化されている
•各種機能を実装
–後述します
nginxとは
• ロシアで開発されたウェブサーバー
• Apacheに続く第二位のシェア(netcraft社、2012/03)
• 軽量、高速。メモリ使用量が少ない
• デメリットもある(.htaccessが使えないなど)
Movable Typeクラウド版
オリジナル機能の説明
MTクラウドのドキュメント
•http://www.movabletype.jp/documentation/cloud
サーバー配信機能
サーバー配信機能とは
•MTクラウドで生成したコンテンツを外部のサーバー
へ配信して公開する機能
•MTクラウドをステージング環境として利用可能
•FTP(S)で配信
サーバー配信機能
•設定=>サーバー配信
Basic認証
Basic認証でできること
•公開しているウェブサイト・ブログに対してBasic認証
の設定ができます
•ファイルに対しても設定できます
•複数設定が可能です
Basic認証
• ウェブサイトから
クラウドサービス=>Basic認証
ハンズオン
•ウェブサイト・ブログにBasic認証をかけてみましょう
•サイトパスはMTクラウドで利用しているドメインを基
点として
「/」から相対パスで指定します
設定例
設定例 認証設定したいURL 設定内容
サイト全体に Basic
認証を設定したい
http://www.example.com/ /
一部のディレクトリに
Basic 認証を設定した
い
http://www.example.com/secret/ /secret/
一部のファイルに
Basic 認証を設定した
い
http://www.example.com/secret/file.ht
ml
/secret/file.html
利用しているMTクラウドのドメインが
「www.example.com」の場合
HTTPリダイレクト
HTTPリダイレクトとは
•あるディレクトリやファイルへのアクセスを
、自動的に他のURLに転送する仕組み
HTTPリダイレクト
• ウェブサイトから
クラウドサービス => HTTPリダイレクト
ハンズオン
•ウェブサイトのindex.htmlをYahoo!へリダイレクトして
みましょう。
• / => http://www.yahoo.co.jp
管理画面のセキュリティ設定
ブルートフォースアタック(総当り攻撃)
イラスト:「2014年版 情報セキュリティ10大脅威」より
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2014.html
ブルートフォースの例
[30/Aug/2014:22:09:48 +0900] "POST /wp-login.php HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:49 +0900] "POST /wp-login.php HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:50 +0900] "POST /wp-login.php HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:53 +0900] "POST /mt.cgi HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:54 +0900] "POST /mt.cgi HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:55 +0900] "POST /mt.cgi HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:56 +0900] "POST /mt.cgi HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
[30/Aug/2014:22:09:58 +0900] "POST /mt.cgi HTTP/1.0" 200 5529 "-" "-"
コード内の識別情報
管理画面のセキュリティ設定とは
•管理画面のURLを任意に変更することができます
•システム => クラウドサービス =>
セキュリティ
ハンズオン
•管理画面のURLを任意に変更してみましょう
•変更後、一度ログアウトして再ログインしましょう
ハンズオン
•管理画面にBasic認証を設定してみましょう
•管理画面のURLを元に戻しておきましょう
MT環境変数
MT環境変数とは
•MTの環境変数を管理画面から設定するこ
とができます。
–http://www.movabletype.jp/documentation/append
ices/config-directives/
•設定不可能な環境変数もあります
–http://www.movabletype.jp/documentation/cloud/specific
ations/config-directives.html
•システム => クラウドサービス =>
MT環境変数
ハンズオン
•環境変数
「AssetFileExtensions」にjpgと設定し、.jpg
ファイル以外のアップロードを禁止してみ
ましょう
•.jpgファイル以外がアップロードできるか試
してみましょう
参考
•AssetFileExtensions
–http://www.movabletype.jp/documentation/appendices/config-
directives/assetfileextensions.html
環境のリストア
環境のリストアでできること
•MTクラウドおよび公開済みのWebサイトのデータをす
べて任意の時点の状態に戻す機能
環境のリストア
•システム => クラウドサービス =>
環境のリストア
ハンズオン
•ウェブサイト・ブログで記事を書いた後、バックアップ
データからデータリストアを行ってみましょう
•最初の状態に戻っていることが確認できますか?
その他の機能
ディスクの使用量
•現在利用しているディスク容量が一目でわ
かるサービス
•システム =>
クラウドサービス =>
ディスクの使用量
自動アップデート
•MTを自動的に最新版にアップデートする
機能。無効にすることも可能。
サンドボックスサービス
サンドボックスサービスとは
•MTクラウドで構築した仮想マシンデータを
複製して使えるサービス
サービス利用料金
ご契約中のプランの月額料金1カ月分(+消
費税)
サンドボックス利用可
能期間
お申し込み月の翌月末日まで
申し込み期限
毎月25日まで(25日が休業の場合は直前の
前の営業日)
※ 26日以降のお申し込みは翌月1日のお申
し込み扱いとなります。
作成可能なサンドボッ
クスの数
Movable Type クラウド版 1契約につき1つ
まで
お申し込み・お支払い方法
•http://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/sandbox.
html
Movable Type
ソフトウェア版との違い
クラウド版でできて、ソフトウェア版でできないこと
•サーバー配信機能
•Basic認証
•HTTPリダイレクト
•環境リストア(定期バックアップ)
•自動バージョンアップ、他
ソフトウェア版でできて、クラウド版でできないこと
•ブログの公開パスに制限があります
–クラウド版は「/data/file/static」以下のみ
–FTPからアクセスすると「/static」ディレクトリのみ確
認できます
.htacessが使えない
•.htaccessの設定はできない
•各種の代替機能を実装
–リダイレクト
–Basic認証
•Movable Type のプログラムファイルの改変はできま
せん。
–alt-search、alt-tmpl などの設定は可能
•サーバーへのSSH接続は不許可
–クラウド版は許可していません
•一部環境変数は使用できない
–StaticWebPathなどのファイルシステム関連
–SQLSetNamesなど、DB関連
その他の制限事項
•http://www.sixapart.jp/movabletype/cloud/specifica
tion.html
ソフトウェア版からの
移行時のポイント
留意点
•DBデータレベルの移行はできない
–MTの標準機能「バックアップと復元」を基本とした移行を
–移行後は「blogId」の変更に注意
例
•MT5のサイトデータ移行
1. MT5のバックアップデータをMT5でバージョンを合わせて復元
1. バージョンに注意(5.13=>5.13など)
2. MT5からMT6へバージョンアップ
3. MTクラウドへ投入
ハンズオン
•「バックアップ」を行ってみましょう
•左メニューの[ツール] => [バックアップ]
•バックアップファイルのダウンロード
コメントやトラックバックがない場合
•MTのテーマ機能+データのエクスポートによる移行も
選択肢
移行用のテンプレート
•「バックアップと復元」や「エクスポート」が使えない場
合、テンプレートを利用したデータ作成という手があ
る
–https://github.com/movabletype/mt-
recipes/blob/master/Export%20entry%20data%20in%20MT%20for
mat.md
留意点
•nginx+PSGIという環境
–Apacheの機能を多用したサイトの移行には注意が必要
–MTクラウドのリダイレクト・ベーシック認証をうまく活用
価格
IDCフロンティアプラン
購入方法(仕入方法)
購入経路
エンドユーザー様
UNIBaaS
ECバイ
ヤーズ
ソフトバンク
C&S
Movable Type クラウド版
制作・開発会社
購入方法
1. ECバイヤーズ(ECサイト)からの購入
2. 既存の取引先からの購入
3. UNIBaaS参加企業からの購入
ECバイヤーズ(ECサイト)からの購入
• http://www.ecbuyers.com/sixapart/catalog/?cPath=6_91&prmcd=mt6_
cl_sa_20131017
ECバイヤーズとは
• ソフトバンク・テクノロジー(株)が運営するECサイト
• 個人でも企業でも購入可能
• 標準価格での販売
既存の取引先からの購入
• MTクラウドは、ソフトバンク コマース&サービス株式会社を経由し
て、一般に流通していますので、ソフトバンク コマース&サービス
株式会社と取引口座を持つ販売会社から購入可能
• 販売価格は各販売会社へご確認ください
ソフトバンク コマース&サービス社様からの仕入れ
• http://bbwebmarketing.jp/
UNIBaaS参加企業からの購入
• http://www.sixapart.jp/pronet/unibaas.html
UNIBaaSとは
• UNIBaaSは、シックス・アパートが提供する販売支援プラットフ
ォームです(CRM+MTクラウドのセットアップ機能)。
• UNIBaaSは、シックス・アパートのパートナープログラム「
ProNet」にご参加いただいている企業様であれば、参加可能
です。
UNIBaaSの特徴
• 利用中のバージョンを継続して利用可能
(バージョンアップの回避)
• サンドボックス機能を12時間に限り何度でも無料で使用可能
プラグインとテーマサイト
• http://plugins.movabletype.jp
事業会社による各種のソリューション
• http://www.sixapart.jp/movabletype/solutions/
GitHub
•mt-theme-XXXX
•mt-plugins-XXXX
プラグインの開発方法
• https://github.com/movabletype/Documentation/wiki/Japanese-
developer-guide
テーマの開発
• http://www.movabletype.jp/documentation/#designer-guide
人気のあるプラグイン(Movable Type プラデミー賞)
• http://www.movabletype.jp/blog/pludemy-goes-to.html
MTコミュニティとイベント
• MT蝦夷
• MT東北
• MT東京
• MTなごや
• MT愛媛
• MT鹿児島
• MT関西
• MT広島
• MT福岡
• MT長野
• MT ∗/ NIIGATA(新潟)
• MT SAGA
MTDDC Meetup TOKYO 2015
各地で勉強会開催中
•ぜひご参加ください!
Any Questions?

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