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#エコミーム
SCI-Japanウェビナー シリーズD「サーキュラー&エコノミーの視点から」
生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ
−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−
2020.06.10
Ecologic...
世界26ヶ国を旅した後、HUB Tokyoにて社会的事業を仕掛ける起業家支援に
従事。その後、人間中心デザイン・ユーザ中心デザインを専門に、金融、人材、
製造など幅広い業界での事業開発やデジタルマーケティング支援、顧客体験
(UX)デザインを手...
エコロジーや生態系を切り口に、これからの時代の人間観やビジネスの在り方を探索する領域横断型プロジェクト
ヒトの生き方・暮らし方・群れ方が
様々な視点から問い直されている時代
惑星規模での持続可能性・
生命多様性の危機
飛躍するテクノロジーと人間存在
(AI/ロボティクス/xR/バイオテクノロジー etc..)
複雑系ネットワーク社会
での予測不可...
Vol.1 生態系とポスト
ヒューマンセンタードデザイン
Vol.2 自然と技術を融合するバイオミミクリ Vol.3 複雑系ネットワークと群れ方 Vol.4 身体知性とシステム変容
Salo n Series 2019
Vol.5東洋思想~因果...
Restoring the In-Between
2019.12.22
北鎌倉・建長寺
社会の変化を牽引していく都市
https://corp.netprotections.com/thinkabout/tag/小林泰紘/https://www.biotopetide.com/?p=180
生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ
−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−
都市のビジョンが問われている
これから都市はどこに向かっていくのだろうか?
本日の切り口
a. 生態学と都市 バルセロナ都市生態学庁を参考に
b. 精神性のインフラとしての都市 個のリズム・文明のリズム・自然のリズム
c. ポスト人間中心と都市 人に閉じない都市の新陳代謝
d. パンデミックと都市 現代都市の根本的な課...
生態学と都市
− バルセロナ都市生態学庁を参考に −
生態学の知見を都市づくりに活かすバルセロナ都市生態学庁
• 都市を生態系として捉える「Ecosystemic Urbanism(生態系
的都市づくり)」
• バルセロナをはじめとしたマスタープランづくり(バルセロ
ナ憲章)
• 政治や行政からは...
活動の 多様性を引き出すスーパーブロック
Source: https://www.revoprosper.org/wp-content/uploads/2020/04/Superblocks-and-Climate-change.pdf
(ボブレノ地区)
第一段階:交通整理(歩行者優先エリアや自動車使用制限など)
第二段階:タクティカルアーバニズム(遊具やベンチなどの設置)
( サンアントニ地区)
第三段階:構造レイヤー(街の構造そのものを長期的かつ根本的に作り替える)
Sou...
効果の可視化とコミュニケーション
大気汚染
歩行面積
騒音
滞在面積
Source: https://www.revoprosper.org/wp-content/uploads/2020/04/Superblocks-and-Climate-...
生態系としての都市の持続可能性:多様性
生態学に基づき、都市の持続可能性の総合指標を開発
Source: BCNecologia
エネルギー
複雑性(多様性)
生態系としての都市の持続可能性:多様性
Source: https://www.revoprosper.org/wp-content/uploads/2020/04/Superblocks-and-Climate-change.pdf
文 明 の生態学史観(植生遷移) / 梅 棹 貞夫
文 明 の生態学史観(遷移) / 梅 棹 貞夫
• 遷 移 は 主 体と し て の 植物 群 と 、 植物 群 を 取 り巻 く 環 境 とが 相 互 に 作用
し 、 そ の 結果 が 積 も りに 積 も っ て現 状 の 様 式で は ...
Performance
T i m e
A
B
Performance
B
A
梅棹貞夫さんの生態学史観でみるパラダイムシフトの構造
馬
Source: 梅棹貞夫, 文明の生態学史観を参考に筆者作成
車
サ ブ ネ ッ ト ワ ー ク A
鍛 ...
文 明 の生態学史観(遷移) / 梅 棹 貞夫
• 遷 移 は 主 体と し て の 植物 群 と 、 植物 群 を 取 り巻 く 環 境 とが 相 互 に 作用
し 、 そ の 結果 が 積 も りに 積 も っ て現 状 の 様 式で は ...
Performance
T i m e
A
B
Performance
B
A
C
梅棹貞夫さんの生態学史観でみるパラダイムシフトの構造
郵 便
電信
Source: 梅棹貞夫, 文明の生態学史観を参考に筆者作成
後段階が前段階を必ずしも完全に...
文 明 の生態学史観(遷移) / 梅 棹 貞夫
• 遷 移 は 主 体と し て の 植物 群 と 、 植物 群 を 取 り巻 く 環 境 とが 相 互 に 作用
し 、 そ の 結果 が 積 も りに 積 も っ て現 状 の 様 式で は ...
梅棹貞夫さんの生態学史観でみるパラダイムシフト
• 技 術 的 蓄 積
• 社 会 的 課 題 ・ ニ ー ズ
• 人 々 の 意 識 変 容 ・ 願 い
周 辺 領 域 に お け る
後 段 階 へ の 蓄 積 は な に か
自 分 た ...
#エコミーム
精神性のインフラとしての都市
- 個のリズム・文明のリズム・自然のリズム -
都市は安全か?
私たちにとって都市とはなんだろう?
ア メ リ カ 大 都 市 の 死 と 生
( ジ ェ イ ン ・ ジ ェ イ コ ブ ズ )
より良く
生きる舞台
安心・安全
装置
農 耕 革 命 ・ 定 住 生 活
経済活動
の集積地
ポ リ ス の ...
“The Object of Knowledge is
the control of Nature. Nature
has no purpose.”
Francis Bacon
(1561 - 1626)
知は自然を支配するためにある
人類はものごとを速く進められるようになったが
その結果自分自身を孤立させた
豊かさをもたらした機械のおかげで
もっと欲しがるようになった
知識によって人は懐疑的になり
賢さによって頑なで不親切になった
考えすぎる一方で 感情的になることは少ない...
ジ ェ イン・ジェイコブズの 4原則
Source: BCNecologia
小さな街区の必要性
街路の幅が狭く、曲がっていて、一つ一つのブロッ
クの長さが短い
新古の建物の必要性
古い建物と新しい建物が混在する
混合一次用途の必要性
各区域は...
都市の本質とは お互いに知らない人々が集まって
過度に干渉せずに関係が築けるということ
(ジェイン・ジェイコブズ / アメリカ大都市の死と生)
都市の余白:意図しない行為
音と文明 ーバラバラのリズム・調和したリズム
渋 谷 よ り も 音 ( デ シ ベ ル ) が 大 き い の に 、 熱 帯 雨 林 の 方 が な ぜ 静 か に 感 じ る の か ( 大 橋 力 )
個のリズム・文明のリスム・地球のリズム
個 の リ ズ ム 文 明 の リ ズ ム 地 球 の リ ズ ム
アミニズムの時代とか原始的な社会とか
人類史の大半は生活のリズムや文明のリズムが
自然のリズムとうまく同期していたと思うのです
...自然に対して支配的になってきた人間は
文明を主として自然を従とする構造へ急速にシフトし
人間だけのリズムを作り...
不調和・違和感を整えるためのライフスタイル(都市における余白・ 副交感神経)
身 近 にあるリソースに気付く余白 #コ ロ ナが気付かせてくれたこと
意識が生命や無意識から切り離され、知性が感性から切り離され、因果性
が偶然性から切り離されて、人間が人間だけの世界に閉じこもることで
「精神のエコロジー」の危機が進行していく。
(中沢新一, 熊楠の星の時間)
南方二書と神社合祀
Source:南方熊楠邸資料目録 , 「神社合祀に関する意見」
かくのごとく神社合祀は、第一に敬神思想を薄うし、第二、民
の和融を妨げ、第三、地方の凋落を来たし、第四、人情風俗を
害し、第五、愛郷心と愛国心を減じ、第六、治安...
#エコミーム
ポスト人間中心と都市
- 人に閉じない都市の新陳代謝 -
Source: THINK ABOUT https://corp.netprotections.com/thinkabout/3943/
アムステルダムやプネ、マルメや博多など紹介してきたリバブルシティの土台にあるのは
工業時代的な大規模開発や経済成長への過度な偏り
あるいはテクノロジーやデータ主導の都市デザインに対して
まちに人間性を取り戻していく潮流であり、
人の暮らしや豊か...
私たちにとって都市とはなんだろう?
ア メ リ カ 大 都 市 の 死 と 生
( ジ ェ イ ン ・ ジ ェ イ コ ブ ズ )
より良く
生きる舞台
安心・安全
装置
農 耕 革 命 ・ 定 住 生 活
経済活動
の集積地
ポ リ ス の ...
これまでの「生態系としての都市」は人の世界に閉じた系
個 の リ ズ ム 文 明 の リ ズ ム 地 球 の リ ズ ム
アントロポセンとこれからの都市(共繁栄のための文明装置=エコロジカル的転回)
個 の リ ズ ム 文 明 の リ ズ ム 地 球 の リ ズ ム
( 生 態 系 サ ー ビ ス )
自 然 環 境 か ら 資 源 や サ ー ビ ス を 享 受...
少ない多い
必要なエネルギー
再生・繁栄的なシステム
(エネルギー効率高)
搾取的なシステム
(エネルギー効率低)
Sustainable
負荷軽減/ニュートラル
Fragmented
分断・搾取
Conventional
保守・保全
システム...
Source: https://beyondthenexus.com/augmented_ecosystem/
Source: https://beyondthenexus.com/augmented_ecosystem/
• 建築・都市が生命体のように新陳代謝して状況の変化に対応し、サイズや機能を変化させて
いくことができないか(1960年代に盛り上が...
Source: 一般社団法人シネコカルチャーSource: https://www.biotopetide.com/?p=2524
Source: 一般社団法人シネコカルチャーSource: https://www.biotopetide.com/?p=2524
• シネコカルチャー(協生農法)とは、雑草や自然に生えてくる木、昆虫や動物も含めた多様
な生命がもつ自己組織化能...
地球規模の生態学的危機の根底にあるのは、人間
による自然支配という単純な問題ではない。
それと同時か、それに先立って、人は自然を支配
するように他人を支配し、他人を支配するように
自然を支配するという、幾十にも錯綜した支配ー
非支配の構図が、問...
「その人たちはなぜ気づかなかったのだろう。清浄と汚濁こそ生命だということに」
#エコミーム
都市のビジョンが問われている
これから都市はどこに向かっていくのだろうか
• 過度な集積のリバランス(地方ー都市の二項対立に陥らない)
• 都市文明におけるリズムの不調和(スマートの再考)
• 人の世界に閉じない再生的・共繁栄的な...
出 会 わない連帯感、間接的につながる集合知性( DEATH SOUNDING )
人知の「計らい」に固執する浅はかさを捨てた角度から物事の成
り行きをみてみるとそこには自然の流れというものがある。
実はそれこそが一人ひとりの人生にとって大切なものであり
現代文明にとっても大事なものである。
(川喜田二郎/創造性とは何か)
地球や生態系と深くつながった個人やビジネスの在り方を
新たな常識として取り戻す(回復する)ために、
Inter-connectedなシステムの全体性と、同時に僕ら生身の人間一人一人が生
きている、ということを統合するスペースをいかに創るか
2020.6.5 申込オープン
ベルリン在住のデザインリサーチャー
日比野 紗希 氏
Ecological Memes 発起人
小林 泰紘
ベルリン在住の日比野さんと考える
人の世界に閉じない共生社会 −身体感覚・エコロジー・アート−
- Regenerative Radio...
#エコミーム
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生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−
生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−
生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−
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生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−

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2020年6月10日に行われたSCI-Japanウェビナー シリーズD「生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える− 」での講演資料です。
https://www.facebook.com/ecomemes.project/posts/174648264004751

a.生態学と都市 バルセロナ都市生態学庁を参考に
b.精神性のインフラとしての都市 個のリズム・文明のリズム・自然のリズム
c.ポスト人間中心と都市 人に閉じない都市の新陳代謝
d.パンデミックと都市 現代都市の根本的な課題とこれから
(おまけ)e.自然の叡智から学びシステム変容を促すリジェネラティブ・リーダーシップ

<これから都市はどこに向かっていくのだろうか>
- 過度な集積のリバランス(地方ー都市の二項対立に陥らない)
- 都市文明におけるリズムの不調和(スマートの再考)
- 人の世界に閉じない再生的・共繁栄的な文明装置への進化
- 個が本来備えている生命・身体感覚の解凍( 集団的不感症)
- みえないつながりへの気付きを支えるテクノロジー(セルフ/システムアウェアネス)


HP: https://www.ecologicalmemes.me/
Facebook: https://www.facebook.com/ecomemes.project/
Twitter: https://twitter.com/MemesEcological
Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCVXhCOMT5YNmZEWN9jmC2dg

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生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ−ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える−

  1. 1. #エコミーム SCI-Japanウェビナー シリーズD「サーキュラー&エコノミーの視点から」 生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ −ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える− 2020.06.10 Ecological Memes 小林泰紘
  2. 2. 世界26ヶ国を旅した後、HUB Tokyoにて社会的事業を仕掛ける起業家支援に 従事。その後、人間中心デザイン・ユーザ中心デザインを専門に、金融、人材、 製造など幅広い業界での事業開発やデジタルマーケティング支援、顧客体験 (UX)デザインを手掛けた。現在は共創型戦略デザインファームBIOTOPE にて、企業のミッション・ビジョンづくりやその実装、創造型組織へ変革など を支援。 自律性・創造性を引き出した変革支援・事業創造・組織づくりを得意とし、個 人の思いや生きる感覚を起点に、次の未来を生み出すための変革を仕掛けてい くカタリスト/共創ファシリテーターとして活動。座右の銘は行雲流水。趣味 が高じて通訳案内士や漢方・薬膳の資格を持つ。イントラプレナー会議主宰。 エコロジーを切り口に新たな時代の人間観やビジネスの在り方を探索する領域 横断型プロジェクト Ecological Memes発起人。 小林 泰紘 Yasuhiro Kobayashi Ecological Memes 発起人 / 株式会社BIOTOPE Creative Catalyst
  3. 3. エコロジーや生態系を切り口に、これからの時代の人間観やビジネスの在り方を探索する領域横断型プロジェクト
  4. 4. ヒトの生き方・暮らし方・群れ方が 様々な視点から問い直されている時代 惑星規模での持続可能性・ 生命多様性の危機 飛躍するテクノロジーと人間存在 (AI/ロボティクス/xR/バイオテクノロジー etc..) 複雑系ネットワーク社会 での予測不可能な変化 グローバル規模での ストレス・うつ社会 ウェウビーイング 内面的充足 自然との共繁栄・循環型の暮らし (REGENERATION) 身体知性・内蔵感覚の回復 自律分散や生命的な 組織・群れ方の模索
  5. 5. Vol.1 生態系とポスト ヒューマンセンタードデザイン Vol.2 自然と技術を融合するバイオミミクリ Vol.3 複雑系ネットワークと群れ方 Vol.4 身体知性とシステム変容 Salo n Series 2019 Vol.5東洋思想~因果から縁起へ~ Vol.6 生命と日本文化 ~お花を通じて考える自然との共生~ Vol.7これからの循環型社会と都市デザイン
  6. 6. Restoring the In-Between 2019.12.22 北鎌倉・建長寺
  7. 7. 社会の変化を牽引していく都市 https://corp.netprotections.com/thinkabout/tag/小林泰紘/https://www.biotopetide.com/?p=180
  8. 8. 生態系としての都市とリジェネラティブ・リーダーシップ −ポスト人間中心時代の人の群れ方・都市の在り方を考える− 都市のビジョンが問われている これから都市はどこに向かっていくのだろうか?
  9. 9. 本日の切り口 a. 生態学と都市 バルセロナ都市生態学庁を参考に b. 精神性のインフラとしての都市 個のリズム・文明のリズム・自然のリズム c. ポスト人間中心と都市 人に閉じない都市の新陳代謝 d. パンデミックと都市 現代都市の根本的な課題とこれから (おまけ)自然の叡智から学びシステム変容を促すリジェネラティブ・リーダーシップ
  10. 10. 生態学と都市 − バルセロナ都市生態学庁を参考に −
  11. 11. 生態学の知見を都市づくりに活かすバルセロナ都市生態学庁 • 都市を生態系として捉える「Ecosystemic Urbanism(生態系 的都市づくり)」 • バルセロナをはじめとしたマスタープランづくり(バルセロ ナ憲章) • 政治や行政からは影響を受けたに独立組織 • 系の全体性を捉える総合的な都市デザイン(歩行者空間・交 通・環境・物流・市民権 etc…) • 超領域横断型チーム(スタッフ約40名) - Salvador Rueda 生態学・生物科学/環境化学・心理学・ 社会科学 - 地理学やデータサイエンスなど極めて多様な分野の専 門家が集結
  12. 12. 活動の 多様性を引き出すスーパーブロック Source: https://www.revoprosper.org/wp-content/uploads/2020/04/Superblocks-and-Climate-change.pdf
  13. 13. (ボブレノ地区) 第一段階:交通整理(歩行者優先エリアや自動車使用制限など) 第二段階:タクティカルアーバニズム(遊具やベンチなどの設置) ( サンアントニ地区) 第三段階:構造レイヤー(街の構造そのものを長期的かつ根本的に作り替える) Source: https://urbannext.net/sant-antoni-market/
  14. 14. 効果の可視化とコミュニケーション 大気汚染 歩行面積 騒音 滞在面積 Source: https://www.revoprosper.org/wp-content/uploads/2020/04/Superblocks-and-Climate-change.pdf
  15. 15. 生態系としての都市の持続可能性:多様性 生態学に基づき、都市の持続可能性の総合指標を開発 Source: BCNecologia エネルギー 複雑性(多様性)
  16. 16. 生態系としての都市の持続可能性:多様性 Source: https://www.revoprosper.org/wp-content/uploads/2020/04/Superblocks-and-Climate-change.pdf
  17. 17. 文 明 の生態学史観(植生遷移) / 梅 棹 貞夫
  18. 18. 文 明 の生態学史観(遷移) / 梅 棹 貞夫 • 遷 移 は 主 体と し て の 植物 群 と 、 植物 群 を 取 り巻 く 環 境 とが 相 互 に 作用 し 、 そ の 結果 が 積 も りに 積 も っ て現 状 の 様 式で は 対 応 しき れ な く なる た め に 生 じる 。 • そ れ ぞ れ の遷 移 の 段 階が 、 前 段 階と 断 絶 し た非 連 続 的 な変 化 で あ り、 一 つ の シ ステ ム か ら 別の シ ス テ ムへ の 推 移
  19. 19. Performance T i m e A B Performance B A 梅棹貞夫さんの生態学史観でみるパラダイムシフトの構造 馬 Source: 梅棹貞夫, 文明の生態学史観を参考に筆者作成 車 サ ブ ネ ッ ト ワ ー ク A 鍛 冶 屋 騎 馬 速 達 郵 便 水 飲 み 場 サ ブ ネ ッ ト ワ ー ク B モ ー テ ル 交 通 裁 判 所 / 警 官 信 号 舗 装 道 路 ガ ソ リ ン ス タ ン ド フ ァ ー ス ト フ ー ド 納 屋 馬 の 手 入 れ 人 サブシステムを含めた全体としての共進化
  20. 20. 文 明 の生態学史観(遷移) / 梅 棹 貞夫 • 遷 移 は 主 体と し て の 植物 群 と 、 植物 群 を 取 り巻 く 環 境 とが 相 互 に 作用 し 、 そ の 結果 が 積 も りに 積 も っ て現 状 の 様 式で は 対 応 しき れ な く なる た め に 生 じる 。 • そ れ ぞ れ の遷 移 の 段 階が 、 前 段 階と 断 絶 し た非 連 続 的 な変 化 で あ り、 一 つ の シ ステ ム か ら 別の シ ス テ ムへ の 推 移 • 後 段 階 が 前段 階 を 必 ずし も 完 全 に駆 逐 す る わけ で は な い( 環 境 に 応じ て 共 生 が 可能 )
  21. 21. Performance T i m e A B Performance B A C 梅棹貞夫さんの生態学史観でみるパラダイムシフトの構造 郵 便 電信 Source: 梅棹貞夫, 文明の生態学史観を参考に筆者作成 後段階が前段階を必ずしも完全に駆逐するわけではない (環境に応じて共生が可能)
  22. 22. 文 明 の生態学史観(遷移) / 梅 棹 貞夫 • 遷 移 は 主 体と し て の 植物 群 と 、 植物 群 を 取 り巻 く 環 境 とが 相 互 に 作用 し 、 そ の 結果 が 積 も りに 積 も っ て現 状 の 様 式で は 対 応 しき れ な く なる た め に 生 じる 。 • そ れ ぞ れ の遷 移 の 段 階が 、 前 段 階と 断 絶 し た非 連 続 的 な変 化 で あ り、 一 つ の シ ステ ム か ら 別の シ ス テ ムへ の 推 移 • 後 段 階 が 前段 階 を 必 ずし も 完 全 に駆 逐 す る わけ で は な い( 環 境 に 応じ て 共 生 が 可能 ) • そ の 推 移 は漸 進 的 で ある 。 前 段 階か ら 断 絶 があ る が 、 あた か も 前 段階 の 資 産 を 継承 す る か のよ う に 、 後段 階 が 姿 を現 す ( コ ケか ら 陰 樹 性の 高 木 へ は いか な い )
  23. 23. 梅棹貞夫さんの生態学史観でみるパラダイムシフト • 技 術 的 蓄 積 • 社 会 的 課 題 ・ ニ ー ズ • 人 々 の 意 識 変 容 ・ 願 い 周 辺 領 域 に お け る 後 段 階 へ の 蓄 積 は な に か 自 分 た ち の 現 在 地 は ど こ か Performance A C 現 状 の 様 式 で は 耐 え ら れ な い 緊 張 構 造 ・ 蓄 積 は な に か 重 要 な こ と は す で に 起 こ っ た 未 来 を 確 認 す る こ と で あ る ( ピ ー タ ー ド ラ ッ ガ ー / 社 会 生 態 学 ) Source: 梅棹貞夫, 文明の生態学史観を参考に筆者作成
  24. 24. #エコミーム 精神性のインフラとしての都市 - 個のリズム・文明のリズム・自然のリズム -
  25. 25. 都市は安全か?
  26. 26. 私たちにとって都市とはなんだろう? ア メ リ カ 大 都 市 の 死 と 生 ( ジ ェ イ ン ・ ジ ェ イ コ ブ ズ ) より良く 生きる舞台 安心・安全 装置 農 耕 革 命 ・ 定 住 生 活 経済活動 の集積地 ポ リ ス の 壁 の 外 で は 何 も 興 味 深 い こ と は 起 こ ら な い ( ソ ク ラ テ ス ) 1 万 年 前 5 0 0 0 年 前 都 市 の 形 成 科 学 革 命 ・ 産 業 革 命 G D P / 人 増 加 2 - 3 0 0 年 前 人間中心/ウェルビーイング 人 と 自 然 を 切 り 離 さ れ た 都 市 文 明 人 口 増 加 ・ 都 市 拡 張 に よ る 都 市 問 題 リバブルシティ 感 情 ・ 直 感 < 論 理 ・ 思 考 2 0 C 後 半 機 械 よ り も 人 間 性 が 必 要 な の だ ( チ ャ ッ プ リ ン )
  27. 27. “The Object of Knowledge is the control of Nature. Nature has no purpose.” Francis Bacon (1561 - 1626) 知は自然を支配するためにある
  28. 28. 人類はものごとを速く進められるようになったが その結果自分自身を孤立させた 豊かさをもたらした機械のおかげで もっと欲しがるようになった 知識によって人は懐疑的になり 賢さによって頑なで不親切になった 考えすぎる一方で 感情的になることは少ない 機械よりも 人間性が必要なのだ 知識よりも 親切さと優しさがほしい そういう感情なしには 世の中は暴力で満ち 全てが失われてしまう ( 絶望してはいけない / チャールズ・チャップリン「独裁者」より)
  29. 29. ジ ェ イン・ジェイコブズの 4原則 Source: BCNecologia 小さな街区の必要性 街路の幅が狭く、曲がっていて、一つ一つのブロッ クの長さが短い 新古の建物の必要性 古い建物と新しい建物が混在する 混合一次用途の必要性 各区域は、二つ以上の機能を果たす 密集の必要性 人口密度ができるだけ高いこと
  30. 30. 都市の本質とは お互いに知らない人々が集まって 過度に干渉せずに関係が築けるということ (ジェイン・ジェイコブズ / アメリカ大都市の死と生) 都市の余白:意図しない行為
  31. 31. 音と文明 ーバラバラのリズム・調和したリズム 渋 谷 よ り も 音 ( デ シ ベ ル ) が 大 き い の に 、 熱 帯 雨 林 の 方 が な ぜ 静 か に 感 じ る の か ( 大 橋 力 )
  32. 32. 個のリズム・文明のリスム・地球のリズム 個 の リ ズ ム 文 明 の リ ズ ム 地 球 の リ ズ ム
  33. 33. アミニズムの時代とか原始的な社会とか 人類史の大半は生活のリズムや文明のリズムが 自然のリズムとうまく同期していたと思うのです ...自然に対して支配的になってきた人間は 文明を主として自然を従とする構造へ急速にシフトし 人間だけのリズムを作り始めた その結果を今受け取っているのだと思います (鎌田東二)
  34. 34. 不調和・違和感を整えるためのライフスタイル(都市における余白・ 副交感神経)
  35. 35. 身 近 にあるリソースに気付く余白 #コ ロ ナが気付かせてくれたこと
  36. 36. 意識が生命や無意識から切り離され、知性が感性から切り離され、因果性 が偶然性から切り離されて、人間が人間だけの世界に閉じこもることで 「精神のエコロジー」の危機が進行していく。 (中沢新一, 熊楠の星の時間)
  37. 37. 南方二書と神社合祀 Source:南方熊楠邸資料目録 , 「神社合祀に関する意見」 かくのごとく神社合祀は、第一に敬神思想を薄うし、第二、民 の和融を妨げ、第三、地方の凋落を来たし、第四、人情風俗を 害し、第五、愛郷心と愛国心を減じ、第六、治安、民利を損じ、 第七、史蹟、古伝を亡ぼし、第八、学術上貴重の天然紀念物を 滅却す …わが国の神社、神林、池泉は、人民の心を清澄にし、国恩の ありがたきと、日本人は終始日本人として楽しんで世界に立つ べき由来あるを、いかなる無学無筆の輩にまでも円悟徹底せし むる結構至極の秘密儀軌たるにあらずや。 加之(しかのみなら ず)、人民を融和せしめ、社交を助け、勝景を保存し、史蹟を 重んぜしめ、天然紀念物を保護する等、無類無数の大功あり。
  38. 38. #エコミーム ポスト人間中心と都市 - 人に閉じない都市の新陳代謝 -
  39. 39. Source: THINK ABOUT https://corp.netprotections.com/thinkabout/3943/
  40. 40. アムステルダムやプネ、マルメや博多など紹介してきたリバブルシティの土台にあるのは 工業時代的な大規模開発や経済成長への過度な偏り あるいはテクノロジーやデータ主導の都市デザインに対して まちに人間性を取り戻していく潮流であり、 人の暮らしや豊かさ(ウェルネス)と支える舞台として都市を捉えていく 人間中心の思想をベースとした都市づくりの流れだった。 だが、それらはまだ、連載冒頭で書いたような 惑星規模での持続可能性や生物多様性への危惧への応答になっているとは言い難い もう一歩踏み込んだ、人間だけの世界に閉じないポストヒューマンセンタードな視点 すなわちほかの生き物や地球環境との共生に踏み込んだ視点から 都市を捉えることはできないだろうか? https://corp.netprotections.com/thinkabout/3943/
  41. 41. 私たちにとって都市とはなんだろう? ア メ リ カ 大 都 市 の 死 と 生 ( ジ ェ イ ン ・ ジ ェ イ コ ブ ズ ) より良く 生きる舞台 安心・安全 装置 農 耕 革 命 ・ 定 住 生 活 経済活動 の集積地 ポ リ ス の 壁 の 外 で は 何 も 興 味 深 い こ と は 起 こ ら な い ( ソ ク ラ テ ス ) 1 万 年 前 5 0 0 0 年 前 都 市 の 形 成 科 学 革 命 ・ 産 業 革 命 G D P / 人 増 加 2 - 3 0 0 年 前 人間中心/ウェルビーイング 人 と 自 然 を 切 り 離 さ れ た 都 市 文 明 人 口 増 加 ・ 都 市 拡 張 に よ る 都 市 問 題 リバブルシティ 経 済 は 私 達 が 繁 栄 す る か ど う か に 関 係 な く 成 長 を 必 要 と し て い る ( ケ イ ト ・ ラ ワ ー ス ) 感 情 ・ 直 感 < 論 理 ・ 思 考 環 境 革 命 ( 大 転 回 ) 近 代 産 業 社 会 の 終 焉 2 0 C 後 半 機 械 よ り も 人 間 性 が 必 要 な の だ ( チ ャ ッ プ リ ン ) 持続可能性・生物多様性 に お け る 危 機 共繁栄のための 文明装置
  42. 42. これまでの「生態系としての都市」は人の世界に閉じた系 個 の リ ズ ム 文 明 の リ ズ ム 地 球 の リ ズ ム
  43. 43. アントロポセンとこれからの都市(共繁栄のための文明装置=エコロジカル的転回) 個 の リ ズ ム 文 明 の リ ズ ム 地 球 の リ ズ ム ( 生 態 系 サ ー ビ ス ) 自 然 環 境 か ら 資 源 や サ ー ビ ス を 享 受 す る こ と は あ っ て も 共 に 繁 栄 し 生 命 多 様 性 を 高 め て い く よ う な 視 点 や メ カ ニ ズ ム を 上 手 く 組 み 込 め て こ な か っ た ?
  44. 44. 少ない多い 必要なエネルギー 再生・繁栄的なシステム (エネルギー効率高) 搾取的なシステム (エネルギー効率低) Sustainable 負荷軽減/ニュートラル Fragmented 分断・搾取 Conventional 保守・保全 システムの活性度(多様性) 高 低 (Designing Regenerative Cultures, 2016 をもとに筆者作成) Reconciliatory 調和・和解 Regenerative 再生的・繁栄的 サステイナビリティからリジェネレーションへの移行
  45. 45. Source: https://beyondthenexus.com/augmented_ecosystem/
  46. 46. Source: https://beyondthenexus.com/augmented_ecosystem/ • 建築・都市が生命体のように新陳代謝して状況の変化に対応し、サイズや機能を変化させて いくことができないか(1960年代に盛り上がったメタボリズム建築の再考) • 社会変化に対して有機的に成長する都市や建築を志向したメタボリズムは、生命の新陳代謝 の機構をアナロジーとして構想しながらも、その本質的な活動基盤が機械論的ではあるまい か • 「野山などの自然に相対する感覚でメタボリズム構築を見たときに感じる違和感ー表面の滑 らかさや空間的構成の多様性の生物らしさに対する、内部メカニズムの冷徹なまでの機械文 明的効率への依存性」は、メタボリズムが本来含意していた持続可能性への自然な転換から むしろ遠ざかっている 人は明日どう生きるのか 未来像の更新(ICF)より「メタ・メタボリズム宣言/ソニーSCL船橋氏」
  47. 47. Source: 一般社団法人シネコカルチャーSource: https://www.biotopetide.com/?p=2524
  48. 48. Source: 一般社団法人シネコカルチャーSource: https://www.biotopetide.com/?p=2524 • シネコカルチャー(協生農法)とは、雑草や自然に生えてくる木、昆虫や動物も含めた多様 な生命がもつ自己組織化能力を多面的・総合的に活用しながら、生態系そのものを回復・構 築していく農法技術 • 生物が海から陸に上陸し、動植物が協同して陸地の表土の仕組みを作り上げた地球の生命の 歴史に基づいており、学術的には「拡張生態系(Augmented Ecosystem)」と呼ばれる考え 方が基盤 • 人の手が介入することで、自然環境の再生産が成されていく文明装置であり、人と地球環境 との関係性をリ・ジェネラティブ(再生的)なものへと転換していく試み
  49. 49. 地球規模の生態学的危機の根底にあるのは、人間 による自然支配という単純な問題ではない。 それと同時か、それに先立って、人は自然を支配 するように他人を支配し、他人を支配するように 自然を支配するという、幾十にも錯綜した支配ー 非支配の構図が、問題を深刻化させてきた。 (中略) どんなに自然を含めた倫理的共同体における振る 舞いを考えようとしても、人間と自然の<あいだ >を認めない論理(ロゴス)を拠り所としている 限り、近現代社会が直面する危機は乗り越えられ ないのではないか (あいだを開く-レンマの地平/木岡伸夫)
  50. 50. 「その人たちはなぜ気づかなかったのだろう。清浄と汚濁こそ生命だということに」
  51. 51. #エコミーム 都市のビジョンが問われている これから都市はどこに向かっていくのだろうか • 過度な集積のリバランス(地方ー都市の二項対立に陥らない) • 都市文明におけるリズムの不調和(スマートの再考) • 人の世界に閉じない再生的・共繁栄的な文明装置への進化 • 個が本来備えている生命・身体感覚の解凍( 集団的不感症) • みえないつながりへの気付きを支えるテクノロジー(セルフ/システムアウェアネス)
  52. 52. 出 会 わない連帯感、間接的につながる集合知性( DEATH SOUNDING )
  53. 53. 人知の「計らい」に固執する浅はかさを捨てた角度から物事の成 り行きをみてみるとそこには自然の流れというものがある。 実はそれこそが一人ひとりの人生にとって大切なものであり 現代文明にとっても大事なものである。 (川喜田二郎/創造性とは何か)
  54. 54. 地球や生態系と深くつながった個人やビジネスの在り方を 新たな常識として取り戻す(回復する)ために、 Inter-connectedなシステムの全体性と、同時に僕ら生身の人間一人一人が生 きている、ということを統合するスペースをいかに創るか
  55. 55. 2020.6.5 申込オープン
  56. 56. ベルリン在住のデザインリサーチャー 日比野 紗希 氏 Ecological Memes 発起人 小林 泰紘 ベルリン在住の日比野さんと考える 人の世界に閉じない共生社会 −身体感覚・エコロジー・アート− - Regenerative Radio #2 - 2020. 6.20 sat 16:00 – 17:30@オンライン配信 Ecological Memes 鈴木 望美
  57. 57. #エコミーム HP Facebook Twitter Youtube

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