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2012アーバニズム_B2_J・ジェイコブズの考える都市の死と生_11n1122_二村恭平
- 1. 建築学科 二年 11n1122二村恭平 J・ジェイコブズの考える 都市の死と生とは
- 2. はじめに これはアメリカ人作家、J・ジェイコブス著 の「アメリカ大都市の死と生」について、著 者の主張を分析し、現代日本の都市のありか たについてまとめるものである。
- 3. Ｊ・ジェイコブズってだれ？ ジェイン・ジェイコブズ(Jane Butzner Jacobs) アメリカ合衆国の女性ノンフィ クション作家・ジャーナリスト。 郊外都市開発などを論じ、また 都心の荒廃を告発した運動家で もある。(ウィキペディアより引 用)
- 6. 多様性って？ 多様性(diversity) 多くの個性によって構成 すること。形式や種類が 多くあるさま。 また、社会の変化と発展 に、欠く事の出来ない要 素
- 7. つまり…. 交通(街路)、思想、人種、性別、貧富の差、 建築など様々な要素が複雑に絡み合い相互作 用を起こし、一体となっていること ただしこの要素には、確立したアイデンティ ティを持っていて、そのアイデンティティを 維持しながら互いを尊重することで、多様性 が生まれる。
- 8. J・ジェイコブズの主張する多様性 ①混用地域の必要性 ②小規模な街区の必要性 ③古い建物の必要性 ④集中の必要性
- 9. 都市の死にゆくプロセス 大成功を収めて有名になった都市 その都市の成功により、この地域への 立地の競争が激しくなる
- 10. この争いの勝者となるのはその地区のごく一 部の要素で、その要素が繰り返されて、ほか の要素は次第に消えていく。 そして…. 生き残った要素はほんの一握りで、極めて 複雑に絡み合っていた多様性は破壊されて しまう。
- 11. 日本の都市との比較 日本の都市において2,で触れた多様性の四つ の必要性に注目して考えてみることにする。
- 12. ①混用地域の必要性 混用地域とは人々が違った時間帯に顔をだし いつの時間帯にも活気や利便性があることを さします。 混用地域があることで常に人の目がある環境 になり街路の安全性や、近隣公園の利用につ いて意義があり、商店などに人々が訪れる意 味で経済的にもプラスになります。
- 13. ①混用地域の必要性 日本の都心と呼ばれるところでは昼夜関係な く人にあふれている。しかし、活気というと 疑問が残る。 逆に少し都心から離れた商店街に焦点をあて ると、時間帯によりかなり人の往来は変わる が活気にあふれている。
- 14. ②小規模な街区の必要性 小規模な街区とは一つの街区が短く、すぐ近 くの目的地でも角を曲がる回数が多く、いく つもの道順のある街区のこと。
- 15. ②小規模な街区の必要性 日本の都市を見てみると昔からの自然と地形 や地域に根ざした街区はそんなに長くなく、 小道や路地裏などがたくさんあり、小規模な 街区とにた性質のものがある。
- 16. ③古い建物の必要性 古さや条件の異なる各種の建物の混在した都 市。 そこには古い建物がたくさんあって、それが 生み出す経済収益が異なっていなくてはなり ません。
- 17. ③古い建物の必要性 現在は大型ショッピングモールの発達で シャーッター商店街という言葉ができるほど に衰退してしまいました。 日本の都市はあまりいい状態にないことは確 かだ。
- 18. ④集中の必要性 人口の密度が十分でなければいけない。 しかしこの密集性も一次用途が居住であると 意味を成さない。
- 19. ④集中の必要性 日本は一次用途が居住になってしまっている ところが多くみられる。 いわゆるドーナツ現象である。
- 20. 日本の都市との比較 ①の混用地域は商店や街路の混用は少ない ②の小規模街路は形成できている ③の古い建物(商店としてなど)は減少してい る ④の人口集中はドーナツ現象は起こっている ものの何とも言えない。
- 21. 日本の都市との比較 大型ショッピングモールにより同一的な都市 ができているのは改善していくべきで、どん どん多様性ができていくべき。 古い建物に入るような商店を衰退させ、すべ て同質的なものと化している。
- 23. 近代都市との比較 J・ジェイコブスの主張だと私が前回調べ た”ヴォワザン計画”や”輝く都市”などを 否定している。 だが、輝く都市の考え方は日本にあっている のではないか….
- 24. まとめ 今は都市計画をするにしても、すべてを一新 するという考えをなくし、“輝く都市”のオ フィスと居住の一体化なども取り入れつつ、 多様性が築けるような商店街であったり、混 用地域の実現が目指していければより良い都 市になるだろう。
- 25. END