2012アーバニズム_B2_アメリカと日本の都市におけるコミュニティ発達の場の違い_数見賢太郎_11N1040
- 3. 著者が都市が死なないために重要な要素としてあげているもの
「都市の本質とは、お互いに知らない人々が集まって、
過度に干渉せずに関係を築けるということだ。その関係が、
街路という公共的な場所を核として発達する。」
(Jane Jacobs 訳 山形浩生『アメリカ大都市の死と生』鹿島出版会 2010)
この本質を維持するためには地区の多様性が必要。
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その多様性を生むために著者は次の四つの条件が必要であるとした。
①複数の一次用途の必要性
②小さな街区の必要性
③古い建物の必要性
④密集の必要性
そして、四つの条件のすべての組み合わせが都市の多様性を生むには必要だとした。
- 11. 日本の都市② 東京 下町
建物と建物の間がなく密集している。軒下には植木が張り出している。
密集した軒によってうねりのある道が形作られている。