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2012, 24th August
イトクロ就活総研
「大学生のキャリア志向性・学習状況・大学への要望等に関するアンケート」
報告書(データ編)

                               Itokuro.Inc, All rights reserved
Contents

    No.

    1 イトクロ就活総研および本報告書の目的
    2 アンケート概要
    3 学生のキャリア観
    4 学習状況
    5 学習環境と身につけたい力
    6 今後の大学教育に対しての学生の想い




株式会社イトクロ                   2
1.イトクロ就活総研および本報告書の目的


 1. イトクロ就活総研および本報告書の目的


    イトクロ就活総研とは

   イトクロ就活総研は、ヒヤリングやアンケートをもとに学生の実情を明らかにすることで、適切な
   教育の在り方の検討とキャリア形成の実現を支援することをミッションとして創られました。次世
   代を担う人たちが生き生きと活躍できる職業のあり方について、独自の知見に基づく問題提起
   や関係各所への働きかけを行うことを目的としています。




    本報告書の目的


   日本の学生を対象として実施した、大学生活と個人のキャリア観に関するアンケート結果を集
   計することにより、学生の実情を明らかにして、適切な教育の在り方の検討とキャリア形成の実
   現の一助とすることを目的としています。




 株式会社イトクロ                                         3
1.イトクロ就活総研および本報告書の目的


 2. イトクロ就活総研報告書の活用


    大学生へのフィードバック
     今回の就活総研のアンケートはtwitter やFacebookなどのソーシャルメディアを通して、多くの大学生の方々にご回答いた
    だきました。ご回答いただいた方々にはFacebook上でダウンロードいただく形でご報告させていただき、より多くの学生の方
    々が自らの大学生活を振り返り、また就活におけるキャリア形成を考えるにあたっての一助となればと考えております。


    国立教育政策研究所へのフィードバック
     2011年11月15日をもちまして中川 元文部科学大臣より辞令を受け、弊社人材戦略部長 高見由香里※が国立教育政策研
    究所の評議員の任についております。

     国立教育政策研究所のウェブサイトには、その位置付けとして下記の記述があります。
    「本研究所は、教育政策に関する総合的な国立の研究機関として、学術的な研究活動から得た成果を、教育政策の企画・立
    案にとって有意義な知見として集約・提示する立場にあります。また、国際社会において日本を代表する研究機関であるとと
    もに、国内の教育に関係する機関や団体等に対して、情報を提供したり必要な助言・支援を行う立場にあります。」

     上記の目的をもった研究所に対し、今回の報告書についてはイトクロは産業に携わる側の者として、より現場・実態に近い
    情報を届けることを目的とし、イトクロ就活総研における情報を活用したいと考えております。


    大学へのフィードバック
     よりよい教育の在り方を検討するにあたっては、大学教育に携わる方々への情報提供が最も重要なことであり、今回の調
    査結果は大学/学部に関わらず、より多くの大学関係者の方々にお届けしたいと考えております。


    ※高見は株式会社リクルートおよび関連会社において長年、採用・人事労務業務に携わったあと、株式会社イトクロに参画し、一貫して海外
     拠点も含めた採用および人材戦略の構築・実行を行っております。また同時に、小学6年生および高校1年生の2児の母親であり、子供を
     持つ者としての観点でも教育のあり方を考える立場にあります。


 株式会社イトクロ                                                              4
Contents

    No.

    1 イトクロ就活総研および本報告書の目的
    2 アンケート概要
    3 学生のキャリア観
    4 学習状況
    5 学習環境と身につけたい力
    6 今後の大学教育に対しての学生の想い




株式会社イトクロ                   5
2. アンケート概要


 1. 母集団の構成(国籍)

  母集団構成(国籍)


                 大学名   N数
        日本              196
        アメリカ                74
        韓国                  59
        中国                  19
        イギリス                13
        フランス                13
        インド                  7
        カナダ                  5
        シンガポール               4
        ドイツ                  4
        イタリア                 3
        スペイン                 2
        モンゴル                 1
        ベルギー                 1
        フィリピン                1
        ギリシャ                 1
        オランダ                 1
        合計              404




 株式会社イトクロ                        6
2. アンケート概要


 2. 日本の母集団の構成(大学別、文理別、男女別)

  母集団構成(大学別)

                 大学名   N数
        慶應義塾大学              48
        東京大学                41
        京都大学                30
        早稲田大学               24
        一橋大学                 6
        青山学院大学               4
        東京工業大学               4
        立命館大学                4
        その他                 43
        合計              204




  母集団構成(文理別)                     母集団構成(男女別)




 株式会社イトクロ                                     7
2. アンケート概要


 3. 海外の母集団の構成(大学別、文理別、男女別)

  母集団構成(大学別)


                        大学名   N数
         ソウル大学                     53
         MIT                       51
         Yale                      36
         Harvard                   29
         Stanford                  13
         Princeton                  9
         UC Berkeley                4
         Pennsylvania               3
         Oxford                     2
         合計                    200




  母集団構成(文理別)                            母集団構成(男女別)




 株式会社イトクロ                                            8
2. アンケート概要


  4. アンケート実施方法

   アンケート実施方法について

  過去にイトクロの選考を受けて頂いた学生の方を中心に回答の依頼をし、WEB上で回答できるアンケート
  フォームを利用してアンケートを実施した。facebookやtwitterなどのソーシャルメディアを利用して広報し、
  404名の方々にご回答いただいた。
  海外の学生のアンケート回収についてはMasataka Yashiro(Yale Univ.)の協力を得た。


             アンケートフォーム                ソーシャルメディアを利用した広報




      ※イトクロのネットワークは就活生が大多数であるため、回答結果には一定の偏りがある可能性もあります。

 株式会社イトクロ                                                     9
Contents

    No.

    1 イトクロ就活総研および本報告書の目的
    2 アンケート概要
    3 学生のキャリア観
    4 学習状況
    5 学習環境と身につけたい力
    6 今後の大学教育に対しての学生の想い




株式会社イトクロ                   10
3. 学生のキャリア観


 0. 母集団の構成(国籍)

  母集団構成(日米韓の大学における国籍の内訳)


              日本                    アメリカ                       韓国


         国籍        N数              国籍      N数             国籍        N数
   日本               196     アメリカ             74     韓国               47
   中国                   7   イギリス             13     シンガポール               3
   韓国                   1   フランス             13     中国                   1
   合計               204     韓国               11     インド                  1
                            中国               11     フィリピン                1
                            インド                 6   合計               53
                            カナダ                 5
                            ドイツ                 4
                            イタリア                3
                            スペイン                2
                            オランダ                1
                            ギリシャ                1
                            シンガポール              1
                            ベルギー                1
                            モンゴル                1
                            合計              147




 株式会社イトクロ                                                                    11
3. 学生のキャリア観


 1. キャリアビジョンの有無(日本/海外)


  Q. 明確なキャリアビジョンはありますか?

  日本の学生は23%が「ある」と回答している一方、海外の学生は70%以上が「ある」と回答しており、海外の学
  生の方が明確なキャリアビジョンを持っていることが想定される。



              日本            アメリカ                韓国




 株式会社イトクロ                                                12
3. 学生のキャリア観


 2. キャリアビジョン決定のきっかけ(日本/海外)


    Q. キャリアビジョンが決まったきっかけはい            Q. キャリアビジョンが決まったきっかけは何
      つ頃ですか?                            でしたか?
    日本の学生は80%以上が大学生以降にキャリ
    アを決定している一方、海外の学生は70%近く
                                       (学生の割合)
    が高校生以前にキャリアを決定している。
     (学生の割合)




                                                          (キャリアが決まったきっかけ)




                      (キャリアが決まった時期)




                                       ※日本の学生は2014年卒の学生が多いため、回答に偏り
                                        が生じている可能性がある。

 株式会社イトクロ                                                             13
3. 学生のキャリア観


 3. キャリアビジョン決定のきっかけ(国別)


    Q. キャリアビジョンが決まったきっかけはい   Q. キャリアビジョンが決まったきっかけは何
      つ頃ですか?                   でしたか?




 株式会社イトクロ                                         14
3. 学生のキャリア観


 4. 将来活躍したい分野(日本/海外)


  Q. 将来どの分野で活躍したいですか?

  日本の学生はITが1位、サービスが2位、金融が3位となっており、海外の学生はエレクトロニクス、ITが同率
  で1位、2位が金融となっている。エレクトロニクスを志向する学生の日本と海外の差が顕著である。


              (活躍したい分野)




                                                (学生の割合)




 株式会社イトクロ                                                 15
3. 学生のキャリア観


 5. 将来活躍したい分野(国別)


  Q. 将来どの分野で活躍したいですか?




                        (学生の割合)




 株式会社イトクロ                         16
3. 学生のキャリア観


 6. 役職と期待年収(日本/海外)


    Q. 将来組織の中でどの役職を得たいと思いますか?        Q. 将来どの程度の年収を得たいと思いますか?
     日本の学生の方が海外の学生よりも社長へ              日本の学生は「1000万円以上」の回答が最も
     の志向性が強い。                         多く、海外の学生は「2000万円以上」の回答
     海外の学生は部長としての活躍を期待するも             が最も多い。海外の学生は日本の学生よりも
     のが多く、より現実的にキャリアを考えている            期待年収が高い。
     ことが想定される。                         (学生の割合)

        (学生の割合)




                                                               (期待する年収)

                          (期待する役職)




                                     ※海外の学生に対してはドルベースで質問を行っている。
                                      (ex) 10万ドル以上、20万ドル以上 etc
 株式会社イトクロ                                                           17
3. 学生のキャリア観


 7. 役職と期待年収(国別)


    Q. 将来組織の中でどの役職を得たいと思い   Q. 将来どの程度の年収を得たいと思います
      ますか?                    か?




 株式会社イトクロ                                       18
3. 学生のキャリア観


 8. 海外勤務への志向性(大学別)


   Q. 将来の勤務先として海外を検討していますか?




         ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、
          ソウル大学について傾向を比較している。
 株式会社イトクロ                                                                 19
3. 学生のキャリア観


 9. 海外生活経験(大学別)


   Q. 半年以上、海外に住んだことはありますか?


   今回の母集団では日本の学生の方が海外に住んだことがないと回答した割合が高く、海外の学生よりも海
   外での生活の経験が少ない。

                 (大学名)




                                                               (海外経験の長さ)




         ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、
          ソウル大学について傾向を比較している。
 株式会社イトクロ                                                                  20
3. 学生のキャリア観


 10. 転職回数(大学別)


   Q. 生涯のキャリアにおいて、何社程度の会社で働く予定ですか?


   日本の学生は「2~3社」の回答が最も多い一方、海外の学生は「4~5社」の回答が最も多い。海外の学生の
   方がより多くの会社で働くというキャリアを想定している。




         ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、
          ソウル大学について傾向を比較している。
 株式会社イトクロ                                                                 21
3. 学生のキャリア観


 11. 起業志向(大学別)


   Q. 将来のキャリアとして起業することを検討していますか?


   海外の学生の方が日本の学生よりも「機会があれば起業する」「起業するつもりだ」という回答が多く、海外の
   学生の方が日本の学生よりも起業への志向性が高いと想定される。




         ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、
          ソウル大学について傾向を比較している。
 株式会社イトクロ                                                                 22
3. 学生のキャリア観


 12. 引退する年齢(大学別)


   Q. 引退時期としては何歳を検討していますか?


   日本の学生の方が海外の学生よりも早く引退を考えていると想定される。




         ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、
          ソウル大学について傾向を比較している。
 株式会社イトクロ                                                                 23
3. 学生のキャリア観


 13. 海外志向性と起業志向性の関係(日本/海外)


   海外志向性と起業志向性について




    日本




    海外




 株式会社イトクロ                    24
3. 学生のキャリア観


 14. 海外志向性と転職観の関係(日本/海外)


   海外志向性と転職観について

   日本の学生は海外志向性が高い人ほど多くの会社で働くというキャリアを想定している一方、海外の
   学生はそういった関係は見られない。

    日本




    海外




 株式会社イトクロ                                          25
3. 学生のキャリア観


 15. 影響を与えたい範囲(日本/海外)


   将来どの範囲に対して影響を与えたいと思いますか?(複数回答可)

   日本の学生は影響を与えたい範囲に様々な分布が見られるのに対し、海外の学生は95%が世界に影
   響を与えたいと思っている。




         ※海外の学生の回答については自国に関する選択肢において、「自国」ではなく「日本」として聞いているため、「世界」との
          回答の比率が高まっている可能性がある。
 株式会社イトクロ                                                            26
3. 学生のキャリア観


 16. 影響を与えたい範囲(大学別)


   将来どの範囲に対して影響を与えたいと思いますか?(複数回答可)

   日本の大学別で見ると、世界に影響を与えたいと思っている学生の比率は早稲田大学、京都大学、慶
   應義塾大学、東京大学の順に多い。




         ※海外の学生の回答については自国に関する選択肢において、「自国」ではなく「日本」として聞いているため、「世界」との
          回答の比率が高まっている可能性がある。
 株式会社イトクロ                                                            27
Contents

    No.

    1 イトクロ就活総研および本報告書の目的
    2 アンケート概要
    3 学生のキャリア観
    4 学習状況
    5 学習環境と身につけたい力
    6 今後の大学教育に対しての学生の想い




株式会社イトクロ                   28
4. 学習状況


 1. 週の学習時間(日本/海外)


  Q. 大学の授業に関連することで、学習時間を1週間でどれくらいとっていますか?
  海外の学生の方が日本の学生よりも多い時間を学習に費やしている。

            (学生の割合)




                                            (週次の時間)




 株式会社イトクロ                                             29
4. 学習状況


 2. 学習の量:インプット(日本/海外)


   Q. 大学の授業に関連することで、年間に     Q. 大学の授業に関連することで、年間に
     何本の論文を読みますか?             何冊の書籍を読みますか?
   海外の学生の方が日本の学生よりも多くの論文を   海外の学生の方が日本の学生よりも多くの書籍を
   読んでいる。                   読んでいる。




 株式会社イトクロ                                          30
4. 学習状況


 3. 学習の量:アウトプット(日本/海外)


     Q. 大学の授業に関連することで、年間に10   Q. 大学の授業に関連することで、年間に何
       ページ以上のレポートを何本書きますか?      回のプレゼンテーションを経験しました
                                か?
      海外の学生の方が日本の学生よりも多くのレ    海外の学生の方が日本の学生よりも多くのプレ
      ポートを書いている。              ゼンテーションを行っている。




 株式会社イトクロ                                             31
4. 学習状況


 4. 論文数と書籍数の関係(日本/海外)



    読んだ論文数と書籍数については総じて関係性があり、論文をよく読む学生ほど書籍もよく読んでおり、イン
    プット量が多い傾向にある。



          日本                   海外




 株式会社イトクロ                                               32
4. 学習状況


 5. インプット・アウトプットの関係(日本/海外)


          プレゼン回数と読んだ論文の本数

          日本の学生はプレゼン回数が多いほど、読んだ論文の本数も多い傾向にある一方、海外の学生はそ
          の傾向が見られない。


           日本                    海外




 株式会社イトクロ                                                33
Contents

    No.

    1 イトクロ就活総研および本報告書の目的
    2 アンケート概要
    3 学生のキャリア観
    4 学習状況
    5 学習環境と身につけたい力
    6 今後の大学教育に対しての学生の想い




株式会社イトクロ                   34
5. 学習環境と身につけたい力


 1. 学習の重要性(日本/海外)


     Q. 学ぶ時間をとることは重要だと思いますか?

     日本の学生は94%の人が「重要」と回答している一方、海外の学生は32%しか「重要」と回答していない。
     海外ではすでに十分に学ぶ時間を確保していると学生が認識していることが想定される。

      日本                        海外




 株式会社イトクロ                                                 35
5. 学習環境と身につけたい力


 2. 学習時間を増やすために必要なこと(日本/海外)


     Q. 何があればもっと学ぶ時間が増えると思いますか?

     日本の学生は「学問と将来の仕事との関係性が見えること」「将来の夢/展望」という回答が多い一方、
     海外の学生は「奨学金制度の充実」「魅力的なカリキュラム」という回答が多い。

       日本                     海外




 株式会社イトクロ                                              36
5. 学習環境と身につけたい力


 3. 学生時代に身につけたいこと(日本/海外)


   Q. 学生時代に身につけたいことは何ですか?

     日本の学生は語学力が1位、現在の大学で学べる専門知識が2位、ビジネススキルが3位であるのに対
     し、海外の学生は教養が1位、現在の大学で学べる専門知識が2位、現在の大学で学べない専門知識
     と人脈形成が同率で3位となっている。




 株式会社イトクロ                                             37
5. 学習環境と身につけたい力


 4. 大学に求めること(日本/海外)


   Q. 大学に何を求めていますか?

       日本             海外




 株式会社イトクロ                  38
5. 学習環境と身につけたい力


 5. 大学に求めること(日本・大学別)

  Q. 大学に何を求めていますか?


  慶應義塾大学               東京大学




 早稲田大学                 京都大学




 株式会社イトクロ                     39
5. 学習環境と身につけたい力


 6. 大学に求めること(海外・大学別)

   Q. 大学に何を求めていますか?

  Harvard              MIT




  Yale                 ソウル大学




 株式会社イトクロ                      40
5. 学習環境と身につけたい力


 7. 大学で成功していること、成功していないこと(日本/海外)


   Q. 大学で成功していること、成功していないことはそれぞれ何だと考えますか?
   海外の学生の方が日本の学生よりも総じて大学における教育が成功していると回答している。
   日本の学生は職業にすぐに役立つ教育に対する不満が多い。海外の学生は日本の学生と比較すると
   相対的に少ないものの、専門に拘らない幅広い教育への不満がある人がいる。

   日本




   海外




 株式会社イトクロ                                         41
5. 学習環境と身につけたい力


 8. 大学で成功していること、成功していないこと(日本・大学別)

  Q. 大学で成功していること、成功していないことはそれぞれ何だと考えますか?


    慶應義塾大学                東京大学




   早稲田大学                  京都大学




 株式会社イトクロ                                  42
5. 学習環境と身につけたい力


 9. 大学で成功していること、成功していないこと(海外・大学別)

   Q. 大学で成功していること、成功していないことはそれぞれ何だと考えますか?

   Harvard                 MIT




   Yale                    ソウル大学




 株式会社イトクロ                                   43
5. 学習環境と身につけたい力


 10. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないこと(日本/海外)


  Q. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないことはそれぞれ何ですか?




      日本




      海外




 株式会社イトクロ                               44
5. 学習環境と身につけたい力


 11.大学で重要だと思うこと、重要だと思わないこと(日本・大学別)

   Q. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないことはそれぞれ何ですか?


    慶應義塾大学                 東京大学




    早稲田大学                  京都大学




 株式会社イトクロ                                45
5. 学習環境と身につけたい力


 12. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないこと(海外・大学別)

  Q. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないことはそれぞれ何ですか?


     Harvard              MIT




      Yale                ソウル大学




 株式会社イトクロ                               46
Contents

    No.

    1 イトクロ就活総研および本報告書の目的
    2 アンケート概要
    3 学生のキャリア観
    4 学習状況
    5 学習環境と身につけたい力
    6 今後の大学教育に対しての学生の想い




株式会社イトクロ                   47
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 2. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

   No.   大学名      今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。


   1     慶應義塾大学   インターネットでの知識の共有(講義、ノート)


   2     慶應義塾大学   日本の学生はもっと勉強するべきだと思います。


   3     慶應義塾大学   大学1〜2年で理系文系を問わず、自分の考えを表現する、批判的思考を身につける、カリキュラムを設けて欲しいです。


   4     慶應義塾大学   大学教育だけでなく、日本は中高教育も見直すべき。


   5     慶應義塾大学   学問領域に拘束されすぎない履修を組む事が出来ることを望む。


   6     慶應義塾大学   大学でももっと強制力のあるカリキュラムが必要だと思う。


   7     慶應義塾大学   1クラスあたりの人数をもっと減らすべき。


   8     慶應義塾大学   課題を提出してもフィードバックがもらえない所を改善してほしい。

                  自分で問題を発見し、それを解決するためには何をしたらよいのか、どういう解決策を取ったらよいのかを学生のうちに考えられる力を身につけておく必要があると
   9     慶應義塾大学
                  思います。問題発見、問題解決能力を高める教育をしていくことが何よりも大事だと思います。

   10    慶應義塾大学   日本は秋入学を小学生から大学教育まで導入するべきだと考えています。


   11    慶應義塾大学   日本:Discussion形式が少なすぎる。


   12    慶應義塾大学   日本の大学では、社会人になる前の就職活動に生徒の目が行き過ぎているように感じます。

                  グローバル化が進む中、これからの日本人として英語を話し、使えることが最低条件であると考えています。その中で日本の大学教育というのは秋入学なり、グロー
   13    慶應義塾大学
                  バル化する必要があると考えております。




 株式会社イトクロ                                                                                  48
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 3. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

   No.   大学名     今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

                 1、より実践的にすべき。
                 入学時の予想と違い、将来の役に立つ気がしなかった。(私の経済学部に比べ)商学部はまだテクニカルな分野が多いように思われる。
   14    早稲田大学   2、より現実的にすべき。
                 話が身近に感じられず現実味がない。話は壮大なのだが、経済市場や社会などの”氷山の全体像”がつかめないために、いまなにをしているか体系的にわからず、やる
                 気力が奪われるように思われる。
                 本当に何かに打ち込みたい人のために、大学に通うための費用をもっと安くするべき。
   15    早稲田大学
                 無償でもいいくらい。
                 ・将来のやりたい仕事等を見つけられるように講義を進める(具体例出しながら等)→興味・関心を持てれば、大学の講義抜きでも自ら学んだり知りたくなるものである。
                 ・各国、留学生を増やして(手段は色々ある)、各国の人々のすべてにおける考え方の視野を広げる。
   16    早稲田大学
                 ・e-learningなど、学生の興味を引き出す仕組みはを積極的に導入する(e-learnigは通常、今まで同様のアナログの授業とメリット・デメリットを埋め合わすべきであると思
                 う)。
                 日本の大学は入学までは難関と言われる一方で海外の大学は入学後卒業するまでが難関と言われています。
   17    早稲田大学   私自身付属の高校から現在の大学に入学したのですが、推薦で入学する学生が多いなか、日本のようなシステムでは海外の大学卒の人材にさまざまな面で敵わない
                 のではないかと感じるので、その点で見直すべきかと考えます。

   18    早稲田大学   教授が生徒と同じ目線になって意見交換を行い、対話できるようになるべき。ビジネス経験だけでなくマネジメント経験のある人材を教授として導入すべき。


   19    早稲田大学   将来を考えさせる環境(きっかけ)が教育であればもっといいかと思います。


   20    早稲田大学   世界の中の専門分野に特化した大学との交流はより持つべきだと感じます。


   21    早稲田大学   教授が生徒と同じ目線になって意見交換を行い、対話できるようになるべき。ビジネス経験だけでなくマネジメント経験のある人材を教授として導入すべき。


   22    早稲田大学   将来を考えさせる環境(きっかけ)が教育であればもっといいかと思います。


   23    早稲田大学   世界の中の専門分野に特化した大学との交流はより持つべきだと感じます。


   24    早稲田大学   アジアからもっと優秀な人材を集めるべき。特に東南アジア。


   25    早稲田大学   イトクロ様の取り組んでいらっしゃる就活総研の内容に興味を持ちました。



 株式会社イトクロ                                                                                              49
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 4. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

   No   大学名    今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

               いわゆる有名大学の学生と話していて問題に感じるのは、大学や社会の諸問題に対する当事者意識の欠如である。大学の教育システムに対する不満にしろ、社会問題
               にしろ、問題について文句をを言ったり批評したりすることはあったとしても、自ら問題の解決に向けて思考するという学生にはほとんど会ったことがない。彼ら彼女らの
               典型的なキャリアを考えれば、そのような世の中にあふれる困難に将来第一線で取り組まなければならないにも関わらずである。大学で身につけた思考の様式を以て草
   26   東京大学
               の根的に一市民として活動できる人間が一定の割合で存在しなければ成熟した民主主義は成立しえない。
               東京大学が使命とする「世界的視野を持った市民的エリート」を育てる教育こそが大学教育に最も必要とされているものであり、そして現在の大学教育に欠けているもの
               だろう。
               実験系の研究室に所属する理系院生の立場から。
   27   東京大学   世界的に有名な研究室は、ほぼ確実に学生を馬車馬のように働かせることで成果を上げているだけということが分かった。無給かつ長時間労働を強いられている学生に
               とって、大学が「教育機関」という考えは消えてなくなっている。
                私は大学生のうちから、社会で働くということを具体的にイメージさせ、文系・理系に限らず若いうちからビジネスの感覚を身に付けさせることが重要だと思います。
                そのためには企業と大学との連携が必須だと考えています。大学の授業は基礎的なものや学問的で専門的な授業が多すぎると考えています。そのために就職の際に
               あまり学校での成績を考慮しない企業が多いのだと思います。
                私はそれを考慮して、学生が社会で求められる素質を重視し、それを身に付ける授業を企業側が提案して、学校に導入できるようになればよいと思います。また、講師
   28   東京大学   も企業の人が担当する機会を増やしたりして、社会人と学生の接点を増やします。さらに成績の付け方も、企業の意見を取り入れた方式にして、ビジネス視点で評価しま
               す。
                このように、早いうちからビジネス視点を学生に求めることで、社会にでてどんな能力が必要で、今時分に何が足りないのかを早くから意識することができます。また高
               学年になった時、自分の研究が社会でどのように使われているのかイメージしやすくなり、学業への意識が高まることで、日本全体の学力が向上するのではないでしょう
               か。
               東大はリベラルアーツの充実を謳っていながら、教養の教育が不十分。実際に教養の講義が行われるのは、2年の前期まで。それ以降は専門のみ。語学の講義も十分
   29   東京大学   に行われない。これは他の日本の大学も大体同じだと思う。専門を決められない学生に対して、教養の講義を通じて幅広い分野に触れさせることが重要だと思う。当然
               早くから専門を極めたい学生のニーズに応えた制度も必要だ。
               日本について、受身の授業は極力なくし、スタンフォードのように教授と双方向的な学びが出来る環境が必要だと思う。レポートや発表、議論などアウトプット中心の学習
   30   東京大学   環境が足りていない。世界的には、もっと交換留学制度が普及するべきと感じる。就職前に、異文化を理解し国際的な視野を得ることは、学生の進路選択に不可欠だと
               思うが、機会に恵まれない人は多い。また多くの学生に世界市民的意識が生まれれば、将来、国際協力はより促進されるだろうと思う。
                留学制度、海外からの留学生の受け入れを今後とも充実させていくべきだと思います。また、官庁や企業でも留学体験や語学力を明確に評価する制度を創り、その評
               価の度合いを客観的な指標(評価のうち占める割合等)と共に公開して、学生に海外経験を積むことや語学力をあげることについての強いインセンティブを与えることが
   31   東京大学   大切だと思います。
                また、官庁や企業の9月採用制度も今後はより拡大される必要があると思います。加えて、大学受験時から一定程度、会話力を図る試験を導入していくべきだと思いま
               す。TOEFL ibtの得点をセンター試験英語の得点に代替できる制度などもあってよいのではないかと思います。
               世界の大学教育がどうなのかはわかりませんが、日本では就職活動において優秀な人が集まるべきところに優秀な人は集まっていないと思うので、そういうところへ学
   32   東京大学
               生を送り出すようなシステムの構築は、大学にとどまらず社会全体に必要だと思います。

               日本の大学について幅広いことを学べる前期日程は重要ではあるがその分後期課程が短くより専門的に学ぶためには印に行かなければならない。学部でもより深く専
   33   東京大学
               門分野を学べるようにして欲しい

   34   東京大学   実践的な教育・研究体制が必要。2年生で研究室に軽い形で配属してもいいのでは?


   35   東京大学   今後よりグローバルに学習環境を広げないと、日本の教育水準はより低下してしまうと思います。

 株式会社イトクロ                                                                                 50
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 5. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。
  No   大学名    今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

  36   東京大学   行きたい人だけが行ったらええと思います

              専門分野の知識を深めていくことは時には将来役にたつのか分からないようなことももちろん学ぶと思いますし、それも重要だと思います。しかし、果たして役にたつのか
  37   東京大学   どうか分からない知識を詰め込むような教育はやはり学問に対する意欲を最大限には引き出せないと思います。一つの分野を徹底的に掘り下げる学問と、今の社会の
              流れに即してることを学ぶ学問のバランスのとれた学問が出来る場になればなと思います。
              ライフネット生命社長の出口さんがおっしゃられていましたが、卒業要件にTOEFLの点数(大学によって自由に定めればいいと思います)を課すというのはとてもよいアイ
  38   東京大学
              デアだと思います。
              以下は文系学部に関する認識・意見だと考えてください。
              ・記憶力への偏重が強く、議論や思考が重視されない(知識偏重の学習で卒業できる制度になっているため、議論力や思考力を鍛えるインセンティヴが与えられていな
              い)
              ・議論力や批判的思考力の強化自体を目的としたカリキュラムが十分に整備されていない(教員に指導するスキルがない・またはバラツキがある、1教室あたりの学生数
  39   東京大学   が多過ぎて訓練の機会が十分確保されてない)
              ・実社会に活きる知識が提供されていない(経済学・政治学・社会学・哲学といった学問はあくまで社会をよく理解するためのツールである筈だが、学問的な習熟自体を
              目的としたカリキュラム編成になってしまっており、実社会の現象・問題を理解するために理論を応用するという機会がカリキュラム上は確保されていない)
              ・日本の大学では、特に教養課程において、各学問の基礎的な理論の習得が軽視されている(多くの教官が、自分自身が書いた新書を教科書に指定するなど、体系的
              な導入とはかけ離れた授業をしているため、思考の基礎となる理論の習得が遅れる傾向にある)

  40   東京大学   奨学金の制度が日本ではとんちんかんなためまともな再分配になっていないそれが諸悪の根源。

              学生の未来の夢とよりつなげられるほうがいいではないでしょうかと考えています.知識そのものより思考の能力と自身の夢をどのように実現することが出来るか学校側
  41   東京大学
              からもっと多く指導とかがいいと思っています.

  42   東京大学   少なくとも日本の大学を卒業したら英語を話せるようなカリキュラムが望ましい。

  43   東京大学   大学に先生はひどい!

              大学に入った瞬間に「働くこと」、それも会社に入ったり(あるいは企業したり)ということを念頭に置いて学生生活を過ごさざるを得ないような状況があり、それは学生に
  44   京都大学   とっても社会にとってもあまり好ましいことではないと考えています。文科省主導のもと今進んでいる大学改革で、今後、大学の統廃合がより加速すると思いますが、一
              つのキャンパスで様々な学問分野がひしめいている(ことで学際的な発想も生まれやすい)という利点を放棄してまですすめるべき改革なのか、疑問です。
              全体に言えることは人材という貴重な資源を無駄にしないことが必要である。
               上位の大学は、人材を無駄にしないよう研究機関として優れた研究者を世に輩出するための制度を整えるべき。生産性のない教授陣は若い有能な席を譲るべき(いつ
              までも席を譲らなければ新しい研究者が育たない)。研究が本来の目的だが、就職する人間の方が多いので就職活動のサポートも必要だろう。
  45   京都大学
               タコつぼ化しており、他学部間との交流や、他大学・外国の学生との交流など、もっとオープンにしていく必要性がある。
               中位の大学については、地域の問題解決のための研究に特化すべきだが、研究機関としてパフォーマンスが期待できない下位の大学は、職業訓練機関として即戦力
              を育成すべき。
              稀に自分の専門を理解せず、もしくは持たずに教育を終える者が居るが、その大学教育に意味があったのかと愚考する。
              社会に出て専門と関係のない仕事に就くからと言って理解を怠り、まるで高校の延長のような事しか学ばないというのは、大学にいる意味がない気がする。
  46   京都大学
              しかし、今企業が欲しているのがそういう人材に就活のノウハウなるものが塗り付けられた似たり寄ったりな者ならば、何も言うまいと思う。
              ただ、私は今そのノウハウを学ぼうとするくらいならば、理論を深く追い求めることを、大学からでないと成せない事をしたいと思う。
 株式会社イトクロ                                                                                  51
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 7. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

   No   大学名    28.今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

               私は大学に入って、それまでの受動的な学習から能動的な学習(自分で考えることを求められる学習)への変化にも関わらず、教授からのフィードバックを受ける機会が
               ほぼないことに驚いた。ゼミは3年生からしか履修できず、それまでは自分の考えにたいするアカデミックな方の意見を貰うことはほぼできない。ゼミがあってもゼミ以外
               の内容で意見を貰うことはできない。
               オフィスアワーは限られており、普通の学生が貰うフィードバックといえば答案の点数のみだ
   47   京都大学
               私は地頭が悪いので努力で追いつくタイプだったのだが、自分の何がどう改善の余地があるのかが大学に入って非常に不明確になったためその努力が非効率になった
               と感じている。(非効率さからモチベーションも下がった。)
               私は学問の知見を深めることは実業教育より有意義だという立場だが、現状の大学教育では'もっと優秀になれた人材'をあまりにも放置しているように思う。
               (個人的には大学の講義はなくしてその分オフィスアワーかゼミを増やせば良いのにとさえ思っている。)

               日本の大学教育では専門知識を教授する(あるいは詰め込む)ことには成功しているかもしれないが、それを正しく咀嚼して自らに取り込み、他者へ発信する機会が少な
   48   京都大学   い。コミュニケーションスキルの向上が望めない環境であり、対人訓練の機会は専ら本人の積極性による。このことが全体として学生間の社会における能力格差を生ん
               でしまっている。これらを解消しないことには日本の大学生がリーダーシップをもって世界で活躍することは難しいだろう。


               大学だけでなく日本の教育全般に言えることではあるが、総じて公教育の質は低いと思う。授業を受けるよりも本で独学した方が効率が良いと思う場合が非常に多い。
               日本の公教育の質の低さは ①教育者の知識不足②教育者のやる気の欠如(競争が無い)③教材やカリキュラムの非効率性 の概ね3つに起因するものが考えられる。
   49   京都大学   しかし、公教育は万人を対象としたものであるため、柔軟な行動がとれないこともあるので、この現状を打破するには、民間企業が日本全国に低価格で質の高い教育を
               提供しなければならないと思う。せっかく情報技術が進化したのだから教育も進化すべきである。そもそも、本当に質の良い教育を提供できる人など少ないのだから、少
               数の有能な教育者の教育を、生の授業にこだわらずに一律配信・提供することによって、日本の大学教育の改善の余地があると思う。


               大学教育は極めて重要だと思います。
   50   京都大学   大学(学部)で専門領域の基礎知識と考え方(ロジカルシンキングなど)を身に付けることが望ましい。
               そのため、授業における実践的ゼミやワークショップの比率を増やしていきたいと考えます。

               まず個人的な身上から言えることを述べる。
               おそらく日本の大学教育は変質すると思うが、思うに理学部など純粋学問を研究する分野は社会に対して安易に柔和するべきではない。その意味において、私は現行
               受けている教育について、研究者を志望してはいないため、自分にマッチしたものではなくなってしまったが、納得はしている。
               これは一つの例であり、そもそもとして就職などより実務レベルでの活躍を前提にした教育と、純粋学問の教育を同じレベルで論じてはいけない。両者にはもちろん関わ
   51   京都大学   りあえる部分もあるが本質的に異なるものだと感じている。
               この前提において、今後の「実務レベル」に重きをおいた教育については是正されるべきではなかろうか。上記の質問事項にもあったようにレポート、プレゼンといった機
               会は多くとられないのが私に限らず大学の現状である。実践的なスキルを養うべしといった観点にたてば、よりアウトプットをする機会を学生に充填すべきである。(実際
               のところ、なされているのかもしれないが。)
               世界の大学教育については、留学などの経験が全くないので論じる材料を持ち合わせていない。




 株式会社イトクロ                                                                                 52
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 5. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

   No   大学名    今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

               私は大学院生ですが、講師陣はほぼ全員が口をそろえて、「大学院とは研究機関であり、教育機関ではない。」と、おっしゃります。
               ある部分では理解するとのできる意見ですが、私の考えでは大学院とは「研究を通じて、社会で通用する人材を教育する。」機関であると思います。そのため、成長に繋
               がることであれば何でも幅広くやらせるべきだと思います。
               しかし、現状は教授やその研究に都合のいい学生を作りたがってばかりです。
   52   京都大学
               例えば、授業は取るな。とか、留学には行かせたくない。とか、就活は出来る限り減らせ。とか、挙句の果てには文系就職するなら院を辞めろ!とまで言い出す始末です。
               これでは大学院に入学しても偏った能力ばかりが大きくなってしまい(実際には研究も教授のための、単調な作業であるためどこまで能力が伸びるかはその人次第)、世
               界に広く通用する人間などできるようには思えません。
               大学もそうですが、大学院の教育にも、もっと考えるべき部分があると思います。
               日本と中国の大学教育の区別について下記のように感じました。
               日本の大学で学生が自分の意見を話すことは非常に重視されて、学生のコミュニケーションの能力とプレゼンテーションの能力は結構鍛えたと思います。
   53   京都大学   一方、専門科目が集中しすぎて、幅広い知識の獲得がちょっと足りないと思います。
               中国の大学で学生が宿題の解答と試験を重視し、発表の能力はあまり鍛えられていないと思います。逆に中国の大学教育が幅広くの授業が設置され、たくさんの知識
               が先生から教えられると思います(浅いですけど)。
               私は日本に4年10ヶ月の留学生活を過ごしました。自分の留学生活から得た感想:中国の大学教育に比べて、
               1.先生の指導が丁寧だと思います。
               2.研究室の研究雰囲気がいいです。
               3.日本人の学生はビジネス世界に対する意識が高いと思います。
   54   京都大学
               しかし、ちょっと足りないところもあります。
               1.院生の専門基礎がばらばらです。高いレベル学生が得るために、共通科目として数学・英語試験は、より難しくするはずと思います。
               2.英語のレベルを向上するために、学校から強制的な要求があったら効くと思います。例えば、卒業するために、TOEICの点数は550点が要るようなこと。
               3.博士に対して、民間で就職ための教育も必要と思います。このような改革があったら、人材をもっと生かせると思います。

               外国語大学や一部の私立大学だけでなく、全国の大学生のランゲージスキルの底上げが必要に思います。しかし、それは大学制に限ってというより、小中高を含めた日
   55   京都大学
               本の教育制度全体で考慮すべき問題のように思います。

               日本の大学のゼミでよく見られる、意見を出しにくい雰囲気や、何を学ぶのか方向のはっきりしない一方的な講義形態は非常に問題が大きいと感じる。留学生対象の授
   56   京都大学   業を受けると、彼らが必要なだけの課題をこなし、あるいはそれを授業内で理解しようとして積極的に意見する姿に感銘を受ける。学問をする環境を、日本人は高尚に考
               えすぎていると感じる。もっと方針がはっきりしていて、フランクに学べる現場を作っていくべきだと思う。
                私は現在医工学を専攻しているので,現在の日本の医工学教育について意見を述べる.
                日本の医療機器産業が成長する上での阻害要因の一つとして,医療機器の開発・実用化を担う人材,すなわち医工学の専門家不足が挙げられる.医工学は,医学,
               生物学,物理学,化学等,様々な知識を必要とする学際的領域であり,その発展を担う次世代の人材育成の為には独自の教育を必要とする.実際,医療機器の本場米
               国では,1950年代にバイオメディカル・エンジニアリングの教育プログラムが様々な学部及び大学院で開始され,そのプログラムで育った人材が医療機器産業を支えてき
   57   京都大学
               た.
                それに対し日本では,東北大学大学院医工学研究科など,限られた大学では似たようなプログラムが存在するが,普及というにはまだまだほど遠い.従って,医工学
               研究科の設立など,国を挙げて大学院レベルで医工学研究により力を入れることが,日本の医療機器産業を世界に対抗出来るレベルにする最善の方法なのではない
               かと思う.

   58   京都大学   日本の大学は入学するのは大変だが、卒業するのはそこまで難しくないという大学も多くみられるので、逆ではないかと思います。


 株式会社イトクロ                                                                                  53
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 5. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。
   No   大学名    今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。


        東京学芸   日本の大学で英語の授業を毎日やるべき。
   59
        大学     授業出席日数を重視すべき。レポートの質を上げるために教員による添削指導を徹底すべき


        東京工業
   60          日本は実線的授業、学習量の増加が必要だと思う。
        大学


        東京理科
   61          留学生の受け入れや、留学支援制度が不足していると思う。
        大学


        同志社大   講義ノートが販売されていたり、出席を取らない講義があるために、単位のために講義を登録している学生が多く、学問知識を深めようという学生が少ないので、大学も
   62
        学      出席を取れとは言いませんが、講義ノートを作られる様な授業をしない様にして頂きたいです。

               日本の学生とりわけ文系は9割方就職する。大学は学問をしる場という主張は現実にそぐわないし、理系大学院生もいわゆる文系就職が増えている。
               今後、日本の大学教育は二分化すべきだと考える。アカデミズムと専門職大学のようなものだ。科学技術などのアカデミズムは国力に直結するから最重要だ。だからア
               カデミズムの水準を引き上げる必要がある。
               しかし、文系就職する学生の大半は社会で通用する能力も心構えも身につかず、数年後には忘れてしまうような学習しかしていない。私は法学や経営学を専門職大学
               院に一元化し、学部はリベラルアーツやビジネススキルの習得に特化すべきだと考える。
        同志社大   ビジネススキルとは語学力や財務会計、ITスキル、ディベートやプレゼンなどを指す。そもそも週に20数コマ授業をいれても浅く広くしか学べず、広く学んだものも数年後
   63
        学      には忘却の彼方である。ハーバードの知人に聞けばアメリカでは週に数十コマだが、科目数はせいぜい5つや6つほどだちいう。しかし、課題が山積みであり、猛烈に読
               書をし、厳しい成績評価はそのまま就活の評価に直結するため、学ぶインセンティブもあるようだ。
               日本の大学の文系は府抜けた教員が多いため、実業家や外国籍などを積極採用し、実務能力と学問の深い探求を目指すべきだ。従来の処理能力を上げるための浅く
               広く大量の単位取得を目指す帝国大学のような教育は時代の役割りを果たしており、いまは転換の時期に差し掛かっている。
               ※スマートフォンで短時間で書いた乱文のため非常に落ち着かない駄文になってしまったと反省しておりますが、自由に書かせていただきました。見直しをしていないの
               で、誤字などはご了承ください。
               日本の大学に必要だと思うことは、所属学部を変えることへの柔軟な対応だと思います。今や大学は入ることが目的になっているということは事実だと思います。実際私
               の周りでも東北大学に入りたかったから、学部はレベルで決めたという人が少なくないです。他には私のように教育に興味があり教育学部に入りましたが、最近は経済
   64   東北大学
               や経営に興味がありその方面を学びたいと思っています。このように、大学入学後にやっとやりたいことが決まった人に対しての柔軟な対応というのが必要だと感じてい
               ます。
               日本の大学教育について。
               三年の間私自身が日本の大学教育というものを体験して思った事だが、高等教育であるにも関わらず、コミュニケーション能力の著しい欠如によって大学生活そのもの
   65   新潟大学
               を無意味に過ごしている学生があまりにも多すぎると強く感じている。
               大学の教育手法というよりも、その対象の人間の選抜方法に大きな問題を感じる。




 株式会社イトクロ                                                                                   54
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 5. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。
   No   大学名    今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。


   66   一橋大学   3年生から就活が始まる現状では、専門分野の勉強や教養を身につけるためには、1,2年生でゼミ授業など、考える、議論する授業を導入するべきだった。

               勉学をしなくても人間力で(面接)新卒でも職にありつける日本ですが、グローバル化が進む世界でこれだけ勉強しない日本の学生が今後世界と戦えるか疑問です。ヨー
               ロッパではMBAを取り、3ヶ国語を話せて要約仕事があるかないかです。そのためにみな勉強をがんばっていました。もちろん遊ぶなという意味ではありません、ですが
   67   明治大学
               机に向かうその割合が著しく低く、単位をとるためだけやどうやって楽をするかに努力が集中しているのが問題です。そして全く仕事が手にできない時に焦りは始めます。
               大学の始めから現状でどうしないとどうなるのかをもっと教えてもいいのではないでしょうか?
               私が大学に入学した理由は就職活動をするうえで、学歴というレッテルが必然的に必要なので入学しました。実際に、就職のために必要なことは大学では学べないし、も
   68   明治大学   しも学歴というレッテルがなくセミナーなどの課外活動もできるのならば、行かなくてもいいかなと思います。企業のセミナーなどの方が勉強になると思うので、そういう制
               度もあってもいいのではないかなと思います。
               時代に流れに合っていない。
               教員資格として、「実社会で5年以上働いた経験を持つ事」を条件とすべし。
               「昔だから出来た事」と「今だから出来る事」を知る必要がある。
               大学教育により「何をなすべきか」問いなおす必要がある。
        桃山学院   国として、「大学に何を期待するか」を明確にする必要がある。
   69
        大学     学力ではなく、「興味」「適性」を考慮した学生選びを行う必要がある。
               機会を、「いかにこれまでの価値観に合わせてきたか」ではなく、どうなりたいか、どういう考え方をしているかで選べるようにしたほうがいいと思う。
               複数の教育機関で連携し、「学生の興味」に応じて「専攻科目の増減」を行うようが良いと思われる。
               なぜなら、「興味の無い専攻分野では、タンイを取るためにコナス」となる可能性が高いからだ。
               だからこそ、「興味」で選ぶ事ができ、「誰もが入れるチャンス」を演出するべきではないかと思う。

        横浜国立
   70          専門性だけでなく、異分野を連携させるための空想力を身につける教育をすべき
        大学

               特に意識すべきなことの一つとしては中国の大学教育が挙げられる。中国経済の急成長に伴い、中国市場へのビジネスチャンスや参入余地は大きいが、中国の大学教
        立命館大
   71          育について考えると、東大より偏差値の高い大学が単大学辺り東大より多くの人材を毎年排出し続けているが、中国の大学教育がビジネスを作る人材を排出出来てい
        学
               るようには見えない。日本の大学、そして企業はそういった中国の人材を上手くマネジメント出来るようなトップに立つ人材を多く育てるべきであるように思う。




 株式会社イトクロ                                                                                  55
6. 今後の大学教育に対しての学生の想い


 5. 今後の大学教育

  Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。
   No   大学名          今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。

        立命館アジ
   72   ア太平洋         外国の留学生と学ぶ環境が重要になってくると思う。
        大学

                     各国とも大学間協定を増やし、学生の移動の円滑化を図る。それにより文化間におけるバックボーンに対する理解力及び語学力を養え、加えて世界に対する見聞を広
   73   龍谷大学
                     めることができると思う。


                     今や大学もグローバル化が進んでいるので、日本の大学も入学英語の試験をTOEFLに変えるとか、優秀な留学生を呼び込める工夫を凝らすべきであると思う。アメリカ
   74   yale
                     の大学に関しては、もっとアジア人留学生の入学者数割合を増やしたり、大学間での学生競争を激しくすべきだと思う。学校内の競争にとどまっている。

                     日本とアメリカの大学を経験して思うのは、日本の学生は遊び過ぎ、バイトのしすぎである。大学を休んで長期インターンをする人すらいる。
                     なんのための学生だ。
                     就活に時間を裂くぐらいなら、インターンをさせて単位を与えるべきだ。
                     日本の大学の講義は、教授が話すだけで、なんの生産性もない。
                     また、過度の学歴社会はいまだにあり、遊び倒している慶応早稲田の学生より、まじめにとりくんでいる地方国公立の学生が評価されないのは、どうかと思う。
                     さらに、大学卒が就職に最低ラインの資格となったため、大学の乱立により、奨学金制度が間に合わずに、多くの人が30歳を超えてもなお、利子で膨らんだ借金を返せ
                     ずにいる事態がある。
                     日本の大学のシステムに絶望したのも僕がアメリカの大学に編入を決めた理由の一つである。
        southeast
                     高齢者を守る政策はいいので、子育て教育支援を早くしてほしい。僕はこの国で子育てはしたくない。
        missouri
   75                高齢者を支えるために働く子供はかわいそうだ。
        state
                     そして、アメリカやヨーロッパの大学を見てきて、東大や京大よりも優秀で勉強している学校もあるので、東大京大は、(ノーベル賞などが理由であろうが)評価され過ぎだ
        university
                     と思う。
                     このままだと20年後、日本は後進国になる確信がある。
                     政治が全てを悪くしている。
                     そして、上位校の人たちは下を見ずに、自分たちが良ければいいと考え過ぎだと思う。
                     東大法学部や天下りがそれを象徴している。
                     僕は、たくさん稼いで、自分が恵まれた環境に生まれ育った責任を果たしたい。あと、国公立の研究費とかをもっといろんな学校にまわすべき。東大には、無駄な研究棟
                     が多すぎる。
                     最後に走り書きをし、まとめられず、感情的な思いだけを書き連ねた事を、本当に申し訳ないと思います。
        セントアン
                     日本:学校での宿題量、クラスのコミュニケーションが少ない。その代わり課外活動などが発達している。
   76   ドリュース
                     海外:学校内での活動がないため他との交流が少ない。勉強する環境は整っている。
        大学




 株式会社イトクロ                                                                                        56
Appendix


  Credit

     資料作成/就活総研調査実施

     Yukari Takami
     Fumi Tsukamoto
     Keisuke Baba
     Yosuke Amano
     Maki Kawakami


  株式会社イトクロ            57

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イトクロ就活総研「大学生のキャリア志向性・学習状況・大学への要望等に関するアンケート」報告書

  • 2. Contents No. 1 イトクロ就活総研および本報告書の目的 2 アンケート概要 3 学生のキャリア観 4 学習状況 5 学習環境と身につけたい力 6 今後の大学教育に対しての学生の想い 株式会社イトクロ 2
  • 3. 1.イトクロ就活総研および本報告書の目的 1. イトクロ就活総研および本報告書の目的 イトクロ就活総研とは イトクロ就活総研は、ヒヤリングやアンケートをもとに学生の実情を明らかにすることで、適切な 教育の在り方の検討とキャリア形成の実現を支援することをミッションとして創られました。次世 代を担う人たちが生き生きと活躍できる職業のあり方について、独自の知見に基づく問題提起 や関係各所への働きかけを行うことを目的としています。 本報告書の目的 日本の学生を対象として実施した、大学生活と個人のキャリア観に関するアンケート結果を集 計することにより、学生の実情を明らかにして、適切な教育の在り方の検討とキャリア形成の実 現の一助とすることを目的としています。 株式会社イトクロ 3
  • 4. 1.イトクロ就活総研および本報告書の目的 2. イトクロ就活総研報告書の活用 大学生へのフィードバック 今回の就活総研のアンケートはtwitter やFacebookなどのソーシャルメディアを通して、多くの大学生の方々にご回答いた だきました。ご回答いただいた方々にはFacebook上でダウンロードいただく形でご報告させていただき、より多くの学生の方 々が自らの大学生活を振り返り、また就活におけるキャリア形成を考えるにあたっての一助となればと考えております。 国立教育政策研究所へのフィードバック 2011年11月15日をもちまして中川 元文部科学大臣より辞令を受け、弊社人材戦略部長 高見由香里※が国立教育政策研 究所の評議員の任についております。 国立教育政策研究所のウェブサイトには、その位置付けとして下記の記述があります。 「本研究所は、教育政策に関する総合的な国立の研究機関として、学術的な研究活動から得た成果を、教育政策の企画・立 案にとって有意義な知見として集約・提示する立場にあります。また、国際社会において日本を代表する研究機関であるとと もに、国内の教育に関係する機関や団体等に対して、情報を提供したり必要な助言・支援を行う立場にあります。」 上記の目的をもった研究所に対し、今回の報告書についてはイトクロは産業に携わる側の者として、より現場・実態に近い 情報を届けることを目的とし、イトクロ就活総研における情報を活用したいと考えております。 大学へのフィードバック よりよい教育の在り方を検討するにあたっては、大学教育に携わる方々への情報提供が最も重要なことであり、今回の調 査結果は大学/学部に関わらず、より多くの大学関係者の方々にお届けしたいと考えております。 ※高見は株式会社リクルートおよび関連会社において長年、採用・人事労務業務に携わったあと、株式会社イトクロに参画し、一貫して海外 拠点も含めた採用および人材戦略の構築・実行を行っております。また同時に、小学6年生および高校1年生の2児の母親であり、子供を 持つ者としての観点でも教育のあり方を考える立場にあります。 株式会社イトクロ 4
  • 5. Contents No. 1 イトクロ就活総研および本報告書の目的 2 アンケート概要 3 学生のキャリア観 4 学習状況 5 学習環境と身につけたい力 6 今後の大学教育に対しての学生の想い 株式会社イトクロ 5
  • 6. 2. アンケート概要 1. 母集団の構成(国籍) 母集団構成(国籍) 大学名 N数 日本 196 アメリカ 74 韓国 59 中国 19 イギリス 13 フランス 13 インド 7 カナダ 5 シンガポール 4 ドイツ 4 イタリア 3 スペイン 2 モンゴル 1 ベルギー 1 フィリピン 1 ギリシャ 1 オランダ 1 合計 404 株式会社イトクロ 6
  • 7. 2. アンケート概要 2. 日本の母集団の構成(大学別、文理別、男女別) 母集団構成(大学別) 大学名 N数 慶應義塾大学 48 東京大学 41 京都大学 30 早稲田大学 24 一橋大学 6 青山学院大学 4 東京工業大学 4 立命館大学 4 その他 43 合計 204 母集団構成(文理別) 母集団構成(男女別) 株式会社イトクロ 7
  • 8. 2. アンケート概要 3. 海外の母集団の構成(大学別、文理別、男女別) 母集団構成(大学別) 大学名 N数 ソウル大学 53 MIT 51 Yale 36 Harvard 29 Stanford 13 Princeton 9 UC Berkeley 4 Pennsylvania 3 Oxford 2 合計 200 母集団構成(文理別) 母集団構成(男女別) 株式会社イトクロ 8
  • 9. 2. アンケート概要 4. アンケート実施方法 アンケート実施方法について 過去にイトクロの選考を受けて頂いた学生の方を中心に回答の依頼をし、WEB上で回答できるアンケート フォームを利用してアンケートを実施した。facebookやtwitterなどのソーシャルメディアを利用して広報し、 404名の方々にご回答いただいた。 海外の学生のアンケート回収についてはMasataka Yashiro(Yale Univ.)の協力を得た。 アンケートフォーム ソーシャルメディアを利用した広報 ※イトクロのネットワークは就活生が大多数であるため、回答結果には一定の偏りがある可能性もあります。 株式会社イトクロ 9
  • 10. Contents No. 1 イトクロ就活総研および本報告書の目的 2 アンケート概要 3 学生のキャリア観 4 学習状況 5 学習環境と身につけたい力 6 今後の大学教育に対しての学生の想い 株式会社イトクロ 10
  • 11. 3. 学生のキャリア観 0. 母集団の構成(国籍) 母集団構成(日米韓の大学における国籍の内訳) 日本 アメリカ 韓国 国籍 N数 国籍 N数 国籍 N数 日本 196 アメリカ 74 韓国 47 中国 7 イギリス 13 シンガポール 3 韓国 1 フランス 13 中国 1 合計 204 韓国 11 インド 1 中国 11 フィリピン 1 インド 6 合計 53 カナダ 5 ドイツ 4 イタリア 3 スペイン 2 オランダ 1 ギリシャ 1 シンガポール 1 ベルギー 1 モンゴル 1 合計 147 株式会社イトクロ 11
  • 12. 3. 学生のキャリア観 1. キャリアビジョンの有無(日本/海外) Q. 明確なキャリアビジョンはありますか? 日本の学生は23%が「ある」と回答している一方、海外の学生は70%以上が「ある」と回答しており、海外の学 生の方が明確なキャリアビジョンを持っていることが想定される。 日本 アメリカ 韓国 株式会社イトクロ 12
  • 13. 3. 学生のキャリア観 2. キャリアビジョン決定のきっかけ(日本/海外) Q. キャリアビジョンが決まったきっかけはい Q. キャリアビジョンが決まったきっかけは何 つ頃ですか? でしたか? 日本の学生は80%以上が大学生以降にキャリ アを決定している一方、海外の学生は70%近く (学生の割合) が高校生以前にキャリアを決定している。 (学生の割合) (キャリアが決まったきっかけ) (キャリアが決まった時期) ※日本の学生は2014年卒の学生が多いため、回答に偏り が生じている可能性がある。 株式会社イトクロ 13
  • 14. 3. 学生のキャリア観 3. キャリアビジョン決定のきっかけ(国別) Q. キャリアビジョンが決まったきっかけはい Q. キャリアビジョンが決まったきっかけは何 つ頃ですか? でしたか? 株式会社イトクロ 14
  • 15. 3. 学生のキャリア観 4. 将来活躍したい分野(日本/海外) Q. 将来どの分野で活躍したいですか? 日本の学生はITが1位、サービスが2位、金融が3位となっており、海外の学生はエレクトロニクス、ITが同率 で1位、2位が金融となっている。エレクトロニクスを志向する学生の日本と海外の差が顕著である。 (活躍したい分野) (学生の割合) 株式会社イトクロ 15
  • 16. 3. 学生のキャリア観 5. 将来活躍したい分野(国別) Q. 将来どの分野で活躍したいですか? (学生の割合) 株式会社イトクロ 16
  • 17. 3. 学生のキャリア観 6. 役職と期待年収(日本/海外) Q. 将来組織の中でどの役職を得たいと思いますか? Q. 将来どの程度の年収を得たいと思いますか? 日本の学生の方が海外の学生よりも社長へ 日本の学生は「1000万円以上」の回答が最も の志向性が強い。 多く、海外の学生は「2000万円以上」の回答 海外の学生は部長としての活躍を期待するも が最も多い。海外の学生は日本の学生よりも のが多く、より現実的にキャリアを考えている 期待年収が高い。 ことが想定される。 (学生の割合) (学生の割合) (期待する年収) (期待する役職) ※海外の学生に対してはドルベースで質問を行っている。 (ex) 10万ドル以上、20万ドル以上 etc 株式会社イトクロ 17
  • 18. 3. 学生のキャリア観 7. 役職と期待年収(国別) Q. 将来組織の中でどの役職を得たいと思い Q. 将来どの程度の年収を得たいと思います ますか? か? 株式会社イトクロ 18
  • 19. 3. 学生のキャリア観 8. 海外勤務への志向性(大学別) Q. 将来の勤務先として海外を検討していますか? ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、 ソウル大学について傾向を比較している。 株式会社イトクロ 19
  • 20. 3. 学生のキャリア観 9. 海外生活経験(大学別) Q. 半年以上、海外に住んだことはありますか? 今回の母集団では日本の学生の方が海外に住んだことがないと回答した割合が高く、海外の学生よりも海 外での生活の経験が少ない。 (大学名) (海外経験の長さ) ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、 ソウル大学について傾向を比較している。 株式会社イトクロ 20
  • 21. 3. 学生のキャリア観 10. 転職回数(大学別) Q. 生涯のキャリアにおいて、何社程度の会社で働く予定ですか? 日本の学生は「2~3社」の回答が最も多い一方、海外の学生は「4~5社」の回答が最も多い。海外の学生の 方がより多くの会社で働くというキャリアを想定している。 ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、 ソウル大学について傾向を比較している。 株式会社イトクロ 21
  • 22. 3. 学生のキャリア観 11. 起業志向(大学別) Q. 将来のキャリアとして起業することを検討していますか? 海外の学生の方が日本の学生よりも「機会があれば起業する」「起業するつもりだ」という回答が多く、海外の 学生の方が日本の学生よりも起業への志向性が高いと想定される。 ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、 ソウル大学について傾向を比較している。 株式会社イトクロ 22
  • 23. 3. 学生のキャリア観 12. 引退する年齢(大学別) Q. 引退時期としては何歳を検討していますか? 日本の学生の方が海外の学生よりも早く引退を考えていると想定される。 ※個別の大学については特にデータ数の多かった東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、MIT、Yale、Harvard、 ソウル大学について傾向を比較している。 株式会社イトクロ 23
  • 24. 3. 学生のキャリア観 13. 海外志向性と起業志向性の関係(日本/海外) 海外志向性と起業志向性について 日本 海外 株式会社イトクロ 24
  • 25. 3. 学生のキャリア観 14. 海外志向性と転職観の関係(日本/海外) 海外志向性と転職観について 日本の学生は海外志向性が高い人ほど多くの会社で働くというキャリアを想定している一方、海外の 学生はそういった関係は見られない。 日本 海外 株式会社イトクロ 25
  • 26. 3. 学生のキャリア観 15. 影響を与えたい範囲(日本/海外) 将来どの範囲に対して影響を与えたいと思いますか?(複数回答可) 日本の学生は影響を与えたい範囲に様々な分布が見られるのに対し、海外の学生は95%が世界に影 響を与えたいと思っている。 ※海外の学生の回答については自国に関する選択肢において、「自国」ではなく「日本」として聞いているため、「世界」との 回答の比率が高まっている可能性がある。 株式会社イトクロ 26
  • 27. 3. 学生のキャリア観 16. 影響を与えたい範囲(大学別) 将来どの範囲に対して影響を与えたいと思いますか?(複数回答可) 日本の大学別で見ると、世界に影響を与えたいと思っている学生の比率は早稲田大学、京都大学、慶 應義塾大学、東京大学の順に多い。 ※海外の学生の回答については自国に関する選択肢において、「自国」ではなく「日本」として聞いているため、「世界」との 回答の比率が高まっている可能性がある。 株式会社イトクロ 27
  • 28. Contents No. 1 イトクロ就活総研および本報告書の目的 2 アンケート概要 3 学生のキャリア観 4 学習状況 5 学習環境と身につけたい力 6 今後の大学教育に対しての学生の想い 株式会社イトクロ 28
  • 29. 4. 学習状況 1. 週の学習時間(日本/海外) Q. 大学の授業に関連することで、学習時間を1週間でどれくらいとっていますか? 海外の学生の方が日本の学生よりも多い時間を学習に費やしている。 (学生の割合) (週次の時間) 株式会社イトクロ 29
  • 30. 4. 学習状況 2. 学習の量:インプット(日本/海外) Q. 大学の授業に関連することで、年間に Q. 大学の授業に関連することで、年間に 何本の論文を読みますか? 何冊の書籍を読みますか? 海外の学生の方が日本の学生よりも多くの論文を 海外の学生の方が日本の学生よりも多くの書籍を 読んでいる。 読んでいる。 株式会社イトクロ 30
  • 31. 4. 学習状況 3. 学習の量:アウトプット(日本/海外) Q. 大学の授業に関連することで、年間に10 Q. 大学の授業に関連することで、年間に何 ページ以上のレポートを何本書きますか? 回のプレゼンテーションを経験しました か? 海外の学生の方が日本の学生よりも多くのレ 海外の学生の方が日本の学生よりも多くのプレ ポートを書いている。 ゼンテーションを行っている。 株式会社イトクロ 31
  • 32. 4. 学習状況 4. 論文数と書籍数の関係(日本/海外) 読んだ論文数と書籍数については総じて関係性があり、論文をよく読む学生ほど書籍もよく読んでおり、イン プット量が多い傾向にある。 日本 海外 株式会社イトクロ 32
  • 33. 4. 学習状況 5. インプット・アウトプットの関係(日本/海外) プレゼン回数と読んだ論文の本数 日本の学生はプレゼン回数が多いほど、読んだ論文の本数も多い傾向にある一方、海外の学生はそ の傾向が見られない。 日本 海外 株式会社イトクロ 33
  • 34. Contents No. 1 イトクロ就活総研および本報告書の目的 2 アンケート概要 3 学生のキャリア観 4 学習状況 5 学習環境と身につけたい力 6 今後の大学教育に対しての学生の想い 株式会社イトクロ 34
  • 35. 5. 学習環境と身につけたい力 1. 学習の重要性(日本/海外) Q. 学ぶ時間をとることは重要だと思いますか? 日本の学生は94%の人が「重要」と回答している一方、海外の学生は32%しか「重要」と回答していない。 海外ではすでに十分に学ぶ時間を確保していると学生が認識していることが想定される。 日本 海外 株式会社イトクロ 35
  • 36. 5. 学習環境と身につけたい力 2. 学習時間を増やすために必要なこと(日本/海外) Q. 何があればもっと学ぶ時間が増えると思いますか? 日本の学生は「学問と将来の仕事との関係性が見えること」「将来の夢/展望」という回答が多い一方、 海外の学生は「奨学金制度の充実」「魅力的なカリキュラム」という回答が多い。 日本 海外 株式会社イトクロ 36
  • 37. 5. 学習環境と身につけたい力 3. 学生時代に身につけたいこと(日本/海外) Q. 学生時代に身につけたいことは何ですか? 日本の学生は語学力が1位、現在の大学で学べる専門知識が2位、ビジネススキルが3位であるのに対 し、海外の学生は教養が1位、現在の大学で学べる専門知識が2位、現在の大学で学べない専門知識 と人脈形成が同率で3位となっている。 株式会社イトクロ 37
  • 38. 5. 学習環境と身につけたい力 4. 大学に求めること(日本/海外) Q. 大学に何を求めていますか? 日本 海外 株式会社イトクロ 38
  • 39. 5. 学習環境と身につけたい力 5. 大学に求めること(日本・大学別) Q. 大学に何を求めていますか? 慶應義塾大学 東京大学 早稲田大学 京都大学 株式会社イトクロ 39
  • 40. 5. 学習環境と身につけたい力 6. 大学に求めること(海外・大学別) Q. 大学に何を求めていますか? Harvard MIT Yale ソウル大学 株式会社イトクロ 40
  • 41. 5. 学習環境と身につけたい力 7. 大学で成功していること、成功していないこと(日本/海外) Q. 大学で成功していること、成功していないことはそれぞれ何だと考えますか? 海外の学生の方が日本の学生よりも総じて大学における教育が成功していると回答している。 日本の学生は職業にすぐに役立つ教育に対する不満が多い。海外の学生は日本の学生と比較すると 相対的に少ないものの、専門に拘らない幅広い教育への不満がある人がいる。 日本 海外 株式会社イトクロ 41
  • 42. 5. 学習環境と身につけたい力 8. 大学で成功していること、成功していないこと(日本・大学別) Q. 大学で成功していること、成功していないことはそれぞれ何だと考えますか? 慶應義塾大学 東京大学 早稲田大学 京都大学 株式会社イトクロ 42
  • 43. 5. 学習環境と身につけたい力 9. 大学で成功していること、成功していないこと(海外・大学別) Q. 大学で成功していること、成功していないことはそれぞれ何だと考えますか? Harvard MIT Yale ソウル大学 株式会社イトクロ 43
  • 44. 5. 学習環境と身につけたい力 10. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないこと(日本/海外) Q. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないことはそれぞれ何ですか? 日本 海外 株式会社イトクロ 44
  • 45. 5. 学習環境と身につけたい力 11.大学で重要だと思うこと、重要だと思わないこと(日本・大学別) Q. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないことはそれぞれ何ですか? 慶應義塾大学 東京大学 早稲田大学 京都大学 株式会社イトクロ 45
  • 46. 5. 学習環境と身につけたい力 12. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないこと(海外・大学別) Q. 大学で重要だと思うこと、重要だと思わないことはそれぞれ何ですか? Harvard MIT Yale ソウル大学 株式会社イトクロ 46
  • 47. Contents No. 1 イトクロ就活総研および本報告書の目的 2 アンケート概要 3 学生のキャリア観 4 学習状況 5 学習環境と身につけたい力 6 今後の大学教育に対しての学生の想い 株式会社イトクロ 47
  • 48. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 2. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No. 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 1 慶應義塾大学 インターネットでの知識の共有(講義、ノート) 2 慶應義塾大学 日本の学生はもっと勉強するべきだと思います。 3 慶應義塾大学 大学1〜2年で理系文系を問わず、自分の考えを表現する、批判的思考を身につける、カリキュラムを設けて欲しいです。 4 慶應義塾大学 大学教育だけでなく、日本は中高教育も見直すべき。 5 慶應義塾大学 学問領域に拘束されすぎない履修を組む事が出来ることを望む。 6 慶應義塾大学 大学でももっと強制力のあるカリキュラムが必要だと思う。 7 慶應義塾大学 1クラスあたりの人数をもっと減らすべき。 8 慶應義塾大学 課題を提出してもフィードバックがもらえない所を改善してほしい。 自分で問題を発見し、それを解決するためには何をしたらよいのか、どういう解決策を取ったらよいのかを学生のうちに考えられる力を身につけておく必要があると 9 慶應義塾大学 思います。問題発見、問題解決能力を高める教育をしていくことが何よりも大事だと思います。 10 慶應義塾大学 日本は秋入学を小学生から大学教育まで導入するべきだと考えています。 11 慶應義塾大学 日本:Discussion形式が少なすぎる。 12 慶應義塾大学 日本の大学では、社会人になる前の就職活動に生徒の目が行き過ぎているように感じます。 グローバル化が進む中、これからの日本人として英語を話し、使えることが最低条件であると考えています。その中で日本の大学教育というのは秋入学なり、グロー 13 慶應義塾大学 バル化する必要があると考えております。 株式会社イトクロ 48
  • 49. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 3. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No. 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 1、より実践的にすべき。 入学時の予想と違い、将来の役に立つ気がしなかった。(私の経済学部に比べ)商学部はまだテクニカルな分野が多いように思われる。 14 早稲田大学 2、より現実的にすべき。 話が身近に感じられず現実味がない。話は壮大なのだが、経済市場や社会などの”氷山の全体像”がつかめないために、いまなにをしているか体系的にわからず、やる 気力が奪われるように思われる。 本当に何かに打ち込みたい人のために、大学に通うための費用をもっと安くするべき。 15 早稲田大学 無償でもいいくらい。 ・将来のやりたい仕事等を見つけられるように講義を進める(具体例出しながら等)→興味・関心を持てれば、大学の講義抜きでも自ら学んだり知りたくなるものである。 ・各国、留学生を増やして(手段は色々ある)、各国の人々のすべてにおける考え方の視野を広げる。 16 早稲田大学 ・e-learningなど、学生の興味を引き出す仕組みはを積極的に導入する(e-learnigは通常、今まで同様のアナログの授業とメリット・デメリットを埋め合わすべきであると思 う)。 日本の大学は入学までは難関と言われる一方で海外の大学は入学後卒業するまでが難関と言われています。 17 早稲田大学 私自身付属の高校から現在の大学に入学したのですが、推薦で入学する学生が多いなか、日本のようなシステムでは海外の大学卒の人材にさまざまな面で敵わない のではないかと感じるので、その点で見直すべきかと考えます。 18 早稲田大学 教授が生徒と同じ目線になって意見交換を行い、対話できるようになるべき。ビジネス経験だけでなくマネジメント経験のある人材を教授として導入すべき。 19 早稲田大学 将来を考えさせる環境(きっかけ)が教育であればもっといいかと思います。 20 早稲田大学 世界の中の専門分野に特化した大学との交流はより持つべきだと感じます。 21 早稲田大学 教授が生徒と同じ目線になって意見交換を行い、対話できるようになるべき。ビジネス経験だけでなくマネジメント経験のある人材を教授として導入すべき。 22 早稲田大学 将来を考えさせる環境(きっかけ)が教育であればもっといいかと思います。 23 早稲田大学 世界の中の専門分野に特化した大学との交流はより持つべきだと感じます。 24 早稲田大学 アジアからもっと優秀な人材を集めるべき。特に東南アジア。 25 早稲田大学 イトクロ様の取り組んでいらっしゃる就活総研の内容に興味を持ちました。 株式会社イトクロ 49
  • 50. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 4. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 いわゆる有名大学の学生と話していて問題に感じるのは、大学や社会の諸問題に対する当事者意識の欠如である。大学の教育システムに対する不満にしろ、社会問題 にしろ、問題について文句をを言ったり批評したりすることはあったとしても、自ら問題の解決に向けて思考するという学生にはほとんど会ったことがない。彼ら彼女らの 典型的なキャリアを考えれば、そのような世の中にあふれる困難に将来第一線で取り組まなければならないにも関わらずである。大学で身につけた思考の様式を以て草 26 東京大学 の根的に一市民として活動できる人間が一定の割合で存在しなければ成熟した民主主義は成立しえない。 東京大学が使命とする「世界的視野を持った市民的エリート」を育てる教育こそが大学教育に最も必要とされているものであり、そして現在の大学教育に欠けているもの だろう。 実験系の研究室に所属する理系院生の立場から。 27 東京大学 世界的に有名な研究室は、ほぼ確実に学生を馬車馬のように働かせることで成果を上げているだけということが分かった。無給かつ長時間労働を強いられている学生に とって、大学が「教育機関」という考えは消えてなくなっている。 私は大学生のうちから、社会で働くということを具体的にイメージさせ、文系・理系に限らず若いうちからビジネスの感覚を身に付けさせることが重要だと思います。 そのためには企業と大学との連携が必須だと考えています。大学の授業は基礎的なものや学問的で専門的な授業が多すぎると考えています。そのために就職の際に あまり学校での成績を考慮しない企業が多いのだと思います。 私はそれを考慮して、学生が社会で求められる素質を重視し、それを身に付ける授業を企業側が提案して、学校に導入できるようになればよいと思います。また、講師 28 東京大学 も企業の人が担当する機会を増やしたりして、社会人と学生の接点を増やします。さらに成績の付け方も、企業の意見を取り入れた方式にして、ビジネス視点で評価しま す。 このように、早いうちからビジネス視点を学生に求めることで、社会にでてどんな能力が必要で、今時分に何が足りないのかを早くから意識することができます。また高 学年になった時、自分の研究が社会でどのように使われているのかイメージしやすくなり、学業への意識が高まることで、日本全体の学力が向上するのではないでしょう か。 東大はリベラルアーツの充実を謳っていながら、教養の教育が不十分。実際に教養の講義が行われるのは、2年の前期まで。それ以降は専門のみ。語学の講義も十分 29 東京大学 に行われない。これは他の日本の大学も大体同じだと思う。専門を決められない学生に対して、教養の講義を通じて幅広い分野に触れさせることが重要だと思う。当然 早くから専門を極めたい学生のニーズに応えた制度も必要だ。 日本について、受身の授業は極力なくし、スタンフォードのように教授と双方向的な学びが出来る環境が必要だと思う。レポートや発表、議論などアウトプット中心の学習 30 東京大学 環境が足りていない。世界的には、もっと交換留学制度が普及するべきと感じる。就職前に、異文化を理解し国際的な視野を得ることは、学生の進路選択に不可欠だと 思うが、機会に恵まれない人は多い。また多くの学生に世界市民的意識が生まれれば、将来、国際協力はより促進されるだろうと思う。 留学制度、海外からの留学生の受け入れを今後とも充実させていくべきだと思います。また、官庁や企業でも留学体験や語学力を明確に評価する制度を創り、その評 価の度合いを客観的な指標(評価のうち占める割合等)と共に公開して、学生に海外経験を積むことや語学力をあげることについての強いインセンティブを与えることが 31 東京大学 大切だと思います。 また、官庁や企業の9月採用制度も今後はより拡大される必要があると思います。加えて、大学受験時から一定程度、会話力を図る試験を導入していくべきだと思いま す。TOEFL ibtの得点をセンター試験英語の得点に代替できる制度などもあってよいのではないかと思います。 世界の大学教育がどうなのかはわかりませんが、日本では就職活動において優秀な人が集まるべきところに優秀な人は集まっていないと思うので、そういうところへ学 32 東京大学 生を送り出すようなシステムの構築は、大学にとどまらず社会全体に必要だと思います。 日本の大学について幅広いことを学べる前期日程は重要ではあるがその分後期課程が短くより専門的に学ぶためには印に行かなければならない。学部でもより深く専 33 東京大学 門分野を学べるようにして欲しい 34 東京大学 実践的な教育・研究体制が必要。2年生で研究室に軽い形で配属してもいいのでは? 35 東京大学 今後よりグローバルに学習環境を広げないと、日本の教育水準はより低下してしまうと思います。 株式会社イトクロ 50
  • 51. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 5. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 36 東京大学 行きたい人だけが行ったらええと思います 専門分野の知識を深めていくことは時には将来役にたつのか分からないようなことももちろん学ぶと思いますし、それも重要だと思います。しかし、果たして役にたつのか 37 東京大学 どうか分からない知識を詰め込むような教育はやはり学問に対する意欲を最大限には引き出せないと思います。一つの分野を徹底的に掘り下げる学問と、今の社会の 流れに即してることを学ぶ学問のバランスのとれた学問が出来る場になればなと思います。 ライフネット生命社長の出口さんがおっしゃられていましたが、卒業要件にTOEFLの点数(大学によって自由に定めればいいと思います)を課すというのはとてもよいアイ 38 東京大学 デアだと思います。 以下は文系学部に関する認識・意見だと考えてください。 ・記憶力への偏重が強く、議論や思考が重視されない(知識偏重の学習で卒業できる制度になっているため、議論力や思考力を鍛えるインセンティヴが与えられていな い) ・議論力や批判的思考力の強化自体を目的としたカリキュラムが十分に整備されていない(教員に指導するスキルがない・またはバラツキがある、1教室あたりの学生数 39 東京大学 が多過ぎて訓練の機会が十分確保されてない) ・実社会に活きる知識が提供されていない(経済学・政治学・社会学・哲学といった学問はあくまで社会をよく理解するためのツールである筈だが、学問的な習熟自体を 目的としたカリキュラム編成になってしまっており、実社会の現象・問題を理解するために理論を応用するという機会がカリキュラム上は確保されていない) ・日本の大学では、特に教養課程において、各学問の基礎的な理論の習得が軽視されている(多くの教官が、自分自身が書いた新書を教科書に指定するなど、体系的 な導入とはかけ離れた授業をしているため、思考の基礎となる理論の習得が遅れる傾向にある) 40 東京大学 奨学金の制度が日本ではとんちんかんなためまともな再分配になっていないそれが諸悪の根源。 学生の未来の夢とよりつなげられるほうがいいではないでしょうかと考えています.知識そのものより思考の能力と自身の夢をどのように実現することが出来るか学校側 41 東京大学 からもっと多く指導とかがいいと思っています. 42 東京大学 少なくとも日本の大学を卒業したら英語を話せるようなカリキュラムが望ましい。 43 東京大学 大学に先生はひどい! 大学に入った瞬間に「働くこと」、それも会社に入ったり(あるいは企業したり)ということを念頭に置いて学生生活を過ごさざるを得ないような状況があり、それは学生に 44 京都大学 とっても社会にとってもあまり好ましいことではないと考えています。文科省主導のもと今進んでいる大学改革で、今後、大学の統廃合がより加速すると思いますが、一 つのキャンパスで様々な学問分野がひしめいている(ことで学際的な発想も生まれやすい)という利点を放棄してまですすめるべき改革なのか、疑問です。 全体に言えることは人材という貴重な資源を無駄にしないことが必要である。 上位の大学は、人材を無駄にしないよう研究機関として優れた研究者を世に輩出するための制度を整えるべき。生産性のない教授陣は若い有能な席を譲るべき(いつ までも席を譲らなければ新しい研究者が育たない)。研究が本来の目的だが、就職する人間の方が多いので就職活動のサポートも必要だろう。 45 京都大学 タコつぼ化しており、他学部間との交流や、他大学・外国の学生との交流など、もっとオープンにしていく必要性がある。 中位の大学については、地域の問題解決のための研究に特化すべきだが、研究機関としてパフォーマンスが期待できない下位の大学は、職業訓練機関として即戦力 を育成すべき。 稀に自分の専門を理解せず、もしくは持たずに教育を終える者が居るが、その大学教育に意味があったのかと愚考する。 社会に出て専門と関係のない仕事に就くからと言って理解を怠り、まるで高校の延長のような事しか学ばないというのは、大学にいる意味がない気がする。 46 京都大学 しかし、今企業が欲しているのがそういう人材に就活のノウハウなるものが塗り付けられた似たり寄ったりな者ならば、何も言うまいと思う。 ただ、私は今そのノウハウを学ぼうとするくらいならば、理論を深く追い求めることを、大学からでないと成せない事をしたいと思う。 株式会社イトクロ 51
  • 52. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 7. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 28.今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 私は大学に入って、それまでの受動的な学習から能動的な学習(自分で考えることを求められる学習)への変化にも関わらず、教授からのフィードバックを受ける機会が ほぼないことに驚いた。ゼミは3年生からしか履修できず、それまでは自分の考えにたいするアカデミックな方の意見を貰うことはほぼできない。ゼミがあってもゼミ以外 の内容で意見を貰うことはできない。 オフィスアワーは限られており、普通の学生が貰うフィードバックといえば答案の点数のみだ 47 京都大学 私は地頭が悪いので努力で追いつくタイプだったのだが、自分の何がどう改善の余地があるのかが大学に入って非常に不明確になったためその努力が非効率になった と感じている。(非効率さからモチベーションも下がった。) 私は学問の知見を深めることは実業教育より有意義だという立場だが、現状の大学教育では'もっと優秀になれた人材'をあまりにも放置しているように思う。 (個人的には大学の講義はなくしてその分オフィスアワーかゼミを増やせば良いのにとさえ思っている。) 日本の大学教育では専門知識を教授する(あるいは詰め込む)ことには成功しているかもしれないが、それを正しく咀嚼して自らに取り込み、他者へ発信する機会が少な 48 京都大学 い。コミュニケーションスキルの向上が望めない環境であり、対人訓練の機会は専ら本人の積極性による。このことが全体として学生間の社会における能力格差を生ん でしまっている。これらを解消しないことには日本の大学生がリーダーシップをもって世界で活躍することは難しいだろう。 大学だけでなく日本の教育全般に言えることではあるが、総じて公教育の質は低いと思う。授業を受けるよりも本で独学した方が効率が良いと思う場合が非常に多い。 日本の公教育の質の低さは ①教育者の知識不足②教育者のやる気の欠如(競争が無い)③教材やカリキュラムの非効率性 の概ね3つに起因するものが考えられる。 49 京都大学 しかし、公教育は万人を対象としたものであるため、柔軟な行動がとれないこともあるので、この現状を打破するには、民間企業が日本全国に低価格で質の高い教育を 提供しなければならないと思う。せっかく情報技術が進化したのだから教育も進化すべきである。そもそも、本当に質の良い教育を提供できる人など少ないのだから、少 数の有能な教育者の教育を、生の授業にこだわらずに一律配信・提供することによって、日本の大学教育の改善の余地があると思う。 大学教育は極めて重要だと思います。 50 京都大学 大学(学部)で専門領域の基礎知識と考え方(ロジカルシンキングなど)を身に付けることが望ましい。 そのため、授業における実践的ゼミやワークショップの比率を増やしていきたいと考えます。 まず個人的な身上から言えることを述べる。 おそらく日本の大学教育は変質すると思うが、思うに理学部など純粋学問を研究する分野は社会に対して安易に柔和するべきではない。その意味において、私は現行 受けている教育について、研究者を志望してはいないため、自分にマッチしたものではなくなってしまったが、納得はしている。 これは一つの例であり、そもそもとして就職などより実務レベルでの活躍を前提にした教育と、純粋学問の教育を同じレベルで論じてはいけない。両者にはもちろん関わ 51 京都大学 りあえる部分もあるが本質的に異なるものだと感じている。 この前提において、今後の「実務レベル」に重きをおいた教育については是正されるべきではなかろうか。上記の質問事項にもあったようにレポート、プレゼンといった機 会は多くとられないのが私に限らず大学の現状である。実践的なスキルを養うべしといった観点にたてば、よりアウトプットをする機会を学生に充填すべきである。(実際 のところ、なされているのかもしれないが。) 世界の大学教育については、留学などの経験が全くないので論じる材料を持ち合わせていない。 株式会社イトクロ 52
  • 53. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 5. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 私は大学院生ですが、講師陣はほぼ全員が口をそろえて、「大学院とは研究機関であり、教育機関ではない。」と、おっしゃります。 ある部分では理解するとのできる意見ですが、私の考えでは大学院とは「研究を通じて、社会で通用する人材を教育する。」機関であると思います。そのため、成長に繋 がることであれば何でも幅広くやらせるべきだと思います。 しかし、現状は教授やその研究に都合のいい学生を作りたがってばかりです。 52 京都大学 例えば、授業は取るな。とか、留学には行かせたくない。とか、就活は出来る限り減らせ。とか、挙句の果てには文系就職するなら院を辞めろ!とまで言い出す始末です。 これでは大学院に入学しても偏った能力ばかりが大きくなってしまい(実際には研究も教授のための、単調な作業であるためどこまで能力が伸びるかはその人次第)、世 界に広く通用する人間などできるようには思えません。 大学もそうですが、大学院の教育にも、もっと考えるべき部分があると思います。 日本と中国の大学教育の区別について下記のように感じました。 日本の大学で学生が自分の意見を話すことは非常に重視されて、学生のコミュニケーションの能力とプレゼンテーションの能力は結構鍛えたと思います。 53 京都大学 一方、専門科目が集中しすぎて、幅広い知識の獲得がちょっと足りないと思います。 中国の大学で学生が宿題の解答と試験を重視し、発表の能力はあまり鍛えられていないと思います。逆に中国の大学教育が幅広くの授業が設置され、たくさんの知識 が先生から教えられると思います(浅いですけど)。 私は日本に4年10ヶ月の留学生活を過ごしました。自分の留学生活から得た感想:中国の大学教育に比べて、 1.先生の指導が丁寧だと思います。 2.研究室の研究雰囲気がいいです。 3.日本人の学生はビジネス世界に対する意識が高いと思います。 54 京都大学 しかし、ちょっと足りないところもあります。 1.院生の専門基礎がばらばらです。高いレベル学生が得るために、共通科目として数学・英語試験は、より難しくするはずと思います。 2.英語のレベルを向上するために、学校から強制的な要求があったら効くと思います。例えば、卒業するために、TOEICの点数は550点が要るようなこと。 3.博士に対して、民間で就職ための教育も必要と思います。このような改革があったら、人材をもっと生かせると思います。 外国語大学や一部の私立大学だけでなく、全国の大学生のランゲージスキルの底上げが必要に思います。しかし、それは大学制に限ってというより、小中高を含めた日 55 京都大学 本の教育制度全体で考慮すべき問題のように思います。 日本の大学のゼミでよく見られる、意見を出しにくい雰囲気や、何を学ぶのか方向のはっきりしない一方的な講義形態は非常に問題が大きいと感じる。留学生対象の授 56 京都大学 業を受けると、彼らが必要なだけの課題をこなし、あるいはそれを授業内で理解しようとして積極的に意見する姿に感銘を受ける。学問をする環境を、日本人は高尚に考 えすぎていると感じる。もっと方針がはっきりしていて、フランクに学べる現場を作っていくべきだと思う。 私は現在医工学を専攻しているので,現在の日本の医工学教育について意見を述べる. 日本の医療機器産業が成長する上での阻害要因の一つとして,医療機器の開発・実用化を担う人材,すなわち医工学の専門家不足が挙げられる.医工学は,医学, 生物学,物理学,化学等,様々な知識を必要とする学際的領域であり,その発展を担う次世代の人材育成の為には独自の教育を必要とする.実際,医療機器の本場米 国では,1950年代にバイオメディカル・エンジニアリングの教育プログラムが様々な学部及び大学院で開始され,そのプログラムで育った人材が医療機器産業を支えてき 57 京都大学 た. それに対し日本では,東北大学大学院医工学研究科など,限られた大学では似たようなプログラムが存在するが,普及というにはまだまだほど遠い.従って,医工学 研究科の設立など,国を挙げて大学院レベルで医工学研究により力を入れることが,日本の医療機器産業を世界に対抗出来るレベルにする最善の方法なのではない かと思う. 58 京都大学 日本の大学は入学するのは大変だが、卒業するのはそこまで難しくないという大学も多くみられるので、逆ではないかと思います。 株式会社イトクロ 53
  • 54. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 5. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 東京学芸 日本の大学で英語の授業を毎日やるべき。 59 大学 授業出席日数を重視すべき。レポートの質を上げるために教員による添削指導を徹底すべき 東京工業 60 日本は実線的授業、学習量の増加が必要だと思う。 大学 東京理科 61 留学生の受け入れや、留学支援制度が不足していると思う。 大学 同志社大 講義ノートが販売されていたり、出席を取らない講義があるために、単位のために講義を登録している学生が多く、学問知識を深めようという学生が少ないので、大学も 62 学 出席を取れとは言いませんが、講義ノートを作られる様な授業をしない様にして頂きたいです。 日本の学生とりわけ文系は9割方就職する。大学は学問をしる場という主張は現実にそぐわないし、理系大学院生もいわゆる文系就職が増えている。 今後、日本の大学教育は二分化すべきだと考える。アカデミズムと専門職大学のようなものだ。科学技術などのアカデミズムは国力に直結するから最重要だ。だからア カデミズムの水準を引き上げる必要がある。 しかし、文系就職する学生の大半は社会で通用する能力も心構えも身につかず、数年後には忘れてしまうような学習しかしていない。私は法学や経営学を専門職大学 院に一元化し、学部はリベラルアーツやビジネススキルの習得に特化すべきだと考える。 同志社大 ビジネススキルとは語学力や財務会計、ITスキル、ディベートやプレゼンなどを指す。そもそも週に20数コマ授業をいれても浅く広くしか学べず、広く学んだものも数年後 63 学 には忘却の彼方である。ハーバードの知人に聞けばアメリカでは週に数十コマだが、科目数はせいぜい5つや6つほどだちいう。しかし、課題が山積みであり、猛烈に読 書をし、厳しい成績評価はそのまま就活の評価に直結するため、学ぶインセンティブもあるようだ。 日本の大学の文系は府抜けた教員が多いため、実業家や外国籍などを積極採用し、実務能力と学問の深い探求を目指すべきだ。従来の処理能力を上げるための浅く 広く大量の単位取得を目指す帝国大学のような教育は時代の役割りを果たしており、いまは転換の時期に差し掛かっている。 ※スマートフォンで短時間で書いた乱文のため非常に落ち着かない駄文になってしまったと反省しておりますが、自由に書かせていただきました。見直しをしていないの で、誤字などはご了承ください。 日本の大学に必要だと思うことは、所属学部を変えることへの柔軟な対応だと思います。今や大学は入ることが目的になっているということは事実だと思います。実際私 の周りでも東北大学に入りたかったから、学部はレベルで決めたという人が少なくないです。他には私のように教育に興味があり教育学部に入りましたが、最近は経済 64 東北大学 や経営に興味がありその方面を学びたいと思っています。このように、大学入学後にやっとやりたいことが決まった人に対しての柔軟な対応というのが必要だと感じてい ます。 日本の大学教育について。 三年の間私自身が日本の大学教育というものを体験して思った事だが、高等教育であるにも関わらず、コミュニケーション能力の著しい欠如によって大学生活そのもの 65 新潟大学 を無意味に過ごしている学生があまりにも多すぎると強く感じている。 大学の教育手法というよりも、その対象の人間の選抜方法に大きな問題を感じる。 株式会社イトクロ 54
  • 55. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 5. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 66 一橋大学 3年生から就活が始まる現状では、専門分野の勉強や教養を身につけるためには、1,2年生でゼミ授業など、考える、議論する授業を導入するべきだった。 勉学をしなくても人間力で(面接)新卒でも職にありつける日本ですが、グローバル化が進む世界でこれだけ勉強しない日本の学生が今後世界と戦えるか疑問です。ヨー ロッパではMBAを取り、3ヶ国語を話せて要約仕事があるかないかです。そのためにみな勉強をがんばっていました。もちろん遊ぶなという意味ではありません、ですが 67 明治大学 机に向かうその割合が著しく低く、単位をとるためだけやどうやって楽をするかに努力が集中しているのが問題です。そして全く仕事が手にできない時に焦りは始めます。 大学の始めから現状でどうしないとどうなるのかをもっと教えてもいいのではないでしょうか? 私が大学に入学した理由は就職活動をするうえで、学歴というレッテルが必然的に必要なので入学しました。実際に、就職のために必要なことは大学では学べないし、も 68 明治大学 しも学歴というレッテルがなくセミナーなどの課外活動もできるのならば、行かなくてもいいかなと思います。企業のセミナーなどの方が勉強になると思うので、そういう制 度もあってもいいのではないかなと思います。 時代に流れに合っていない。 教員資格として、「実社会で5年以上働いた経験を持つ事」を条件とすべし。 「昔だから出来た事」と「今だから出来る事」を知る必要がある。 大学教育により「何をなすべきか」問いなおす必要がある。 桃山学院 国として、「大学に何を期待するか」を明確にする必要がある。 69 大学 学力ではなく、「興味」「適性」を考慮した学生選びを行う必要がある。 機会を、「いかにこれまでの価値観に合わせてきたか」ではなく、どうなりたいか、どういう考え方をしているかで選べるようにしたほうがいいと思う。 複数の教育機関で連携し、「学生の興味」に応じて「専攻科目の増減」を行うようが良いと思われる。 なぜなら、「興味の無い専攻分野では、タンイを取るためにコナス」となる可能性が高いからだ。 だからこそ、「興味」で選ぶ事ができ、「誰もが入れるチャンス」を演出するべきではないかと思う。 横浜国立 70 専門性だけでなく、異分野を連携させるための空想力を身につける教育をすべき 大学 特に意識すべきなことの一つとしては中国の大学教育が挙げられる。中国経済の急成長に伴い、中国市場へのビジネスチャンスや参入余地は大きいが、中国の大学教 立命館大 71 育について考えると、東大より偏差値の高い大学が単大学辺り東大より多くの人材を毎年排出し続けているが、中国の大学教育がビジネスを作る人材を排出出来てい 学 るようには見えない。日本の大学、そして企業はそういった中国の人材を上手くマネジメント出来るようなトップに立つ人材を多く育てるべきであるように思う。 株式会社イトクロ 55
  • 56. 6. 今後の大学教育に対しての学生の想い 5. 今後の大学教育 Q. 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 No 大学名 今後の大学教育について、自由にご意見をお書きください。 立命館アジ 72 ア太平洋 外国の留学生と学ぶ環境が重要になってくると思う。 大学 各国とも大学間協定を増やし、学生の移動の円滑化を図る。それにより文化間におけるバックボーンに対する理解力及び語学力を養え、加えて世界に対する見聞を広 73 龍谷大学 めることができると思う。 今や大学もグローバル化が進んでいるので、日本の大学も入学英語の試験をTOEFLに変えるとか、優秀な留学生を呼び込める工夫を凝らすべきであると思う。アメリカ 74 yale の大学に関しては、もっとアジア人留学生の入学者数割合を増やしたり、大学間での学生競争を激しくすべきだと思う。学校内の競争にとどまっている。 日本とアメリカの大学を経験して思うのは、日本の学生は遊び過ぎ、バイトのしすぎである。大学を休んで長期インターンをする人すらいる。 なんのための学生だ。 就活に時間を裂くぐらいなら、インターンをさせて単位を与えるべきだ。 日本の大学の講義は、教授が話すだけで、なんの生産性もない。 また、過度の学歴社会はいまだにあり、遊び倒している慶応早稲田の学生より、まじめにとりくんでいる地方国公立の学生が評価されないのは、どうかと思う。 さらに、大学卒が就職に最低ラインの資格となったため、大学の乱立により、奨学金制度が間に合わずに、多くの人が30歳を超えてもなお、利子で膨らんだ借金を返せ ずにいる事態がある。 日本の大学のシステムに絶望したのも僕がアメリカの大学に編入を決めた理由の一つである。 southeast 高齢者を守る政策はいいので、子育て教育支援を早くしてほしい。僕はこの国で子育てはしたくない。 missouri 75 高齢者を支えるために働く子供はかわいそうだ。 state そして、アメリカやヨーロッパの大学を見てきて、東大や京大よりも優秀で勉強している学校もあるので、東大京大は、(ノーベル賞などが理由であろうが)評価され過ぎだ university と思う。 このままだと20年後、日本は後進国になる確信がある。 政治が全てを悪くしている。 そして、上位校の人たちは下を見ずに、自分たちが良ければいいと考え過ぎだと思う。 東大法学部や天下りがそれを象徴している。 僕は、たくさん稼いで、自分が恵まれた環境に生まれ育った責任を果たしたい。あと、国公立の研究費とかをもっといろんな学校にまわすべき。東大には、無駄な研究棟 が多すぎる。 最後に走り書きをし、まとめられず、感情的な思いだけを書き連ねた事を、本当に申し訳ないと思います。 セントアン 日本:学校での宿題量、クラスのコミュニケーションが少ない。その代わり課外活動などが発達している。 76 ドリュース 海外:学校内での活動がないため他との交流が少ない。勉強する環境は整っている。 大学 株式会社イトクロ 56
  • 57. Appendix Credit 資料作成/就活総研調査実施 Yukari Takami Fumi Tsukamoto Keisuke Baba Yosuke Amano Maki Kawakami 株式会社イトクロ 57