More Related Content
More from Kenji Takasaki (11)
トビムシ
- 11. 小口分散所有の課題 ・ 長期計画施業、集団(効率)施業、機械化の導入が困難 ⇒ 高コスト体質(非採算)の恒常化 ⇒ 長期投資(人材及び機械設備)が難しい ⇒ 計画的効率施業のためには 集約化が必要 ・ 木材の計画的販売、量的・質的安定供給が困難 ⇒ 取引価格の不安定さに基づく収入(経営)の不安定化 ⇒ 長期投資(人材及び機械設備)が難しい ⇒ 計画的安定供給のためには 長期施業が必要
- 12. tobimushi Inc. 株式会社トビムシ トビムシたちは、森林土壌の中にたくさん棲んでいます。 その数は、1平方メートルあたり数万から 10 万匹にもなると言われています。 ほとんどの人が存在することすら知らないトビムシたち。 でも実は土壌中の有機物の分解プロセスにおいてとても重要な役割を担っています。トビムシたちが、落ち葉を食べて噛み砕き、糞を出すことで、バクテリアやカビなどの微生物が活性化するのです。 つまり、トビムシたちは、森の物質循環を支えています。 私たちは、人知れず森の循環を支えているトビムシたちのように、森を支え、そして森とともにある社会と人々の暮らしを支えいく存在になりたいと考えています。
- 14. 小口分散所有と共有の森事業(トビムシ) そこで、 共有の森事業 にすると、 ・ 集約化により、計画的効率施業 が可能となる ⇒ 計画的効率施業に基づくコストダウン ・ 長期施業委託により、計画的安定供給が可能となる ⇒ 計画的安定供給(販売)に基づく売上アップ(又は安定) (結果)⇒ 収益性、信頼性、事業の持続性の向上
- 20. 間伐(材)の課題 ・ 間伐材が本格的な柱材利用に適う状態になるには 10 年かかる ⇒ それまで、収益性を担保した森林整備が必須 ⇒ そのためには、 収益を確保し得る木材(小径木)利用 が必要 ・ 間伐材利用の最適解はカスケード利用(段階的な複数回利用) ⇒ ペレットやチップ、おが粉等の利用が期待されるものの、 売価 3000 円 / ㎥程度では、製造コストがあわない ⇒ そのため、上記製品化前工程の 破砕粉砕等を要する (前工程分のコスト吸収可能な)木材利用 が必要
- 22. ■ ワリバシ 日本の森と土の再生に貢献し コストメリットもあって なによりお客様に喜ばれる 国産間伐材の無垢の割り箸 の使用をご提案します。
- 23. 間伐(材)と割箸(ワリカン) そこで、 WA RE BASHI にすると、 ・ ( 柱材としては材積不足の) 小径木 間伐材の利用が可能となる ⇒ 間伐及び間伐材利用が促進する(森林整備&材積増加) ・ 割り箸の製造端材の利用が可能となる ⇒ 端材利用(製品化)が促進する(更なる収益機会、 物質&エネルギーの有効利用機会の確保)
- 25. 間伐(材)のこれから ・ 2 0 年~ 50 年程度の間伐材を割箸の原材料として利用 ※ 割箸 250 億膳がすべて国産間伐材から製造されることになると 100 万㎥ / 年の間伐材利用が可能になります ・ がゆえ、間伐で収益があがる ・ がゆえ、間伐(管理)も植林(投資)も 進む ・ がゆえ、森は、人の手が入り、明るく、植生豊かになる
- 29. . 最上流部には立派なブナの木が茂る若杉原生林があります。 若杉原生林から少し下流におりたところに、樹齢 100 年を超える立派なスギ人工林があります。適切な管理が 100 年間にわたって継続された理想の森林の姿がここにあります。 40 年から 50 年生を迎える人工林の多くが、このような状況です。枝打ちもされていてそれなりの手入れがなされてきたものの、ここしばらくは人手が入らずに暗い森林になってしまっています。 このような森の多くが、かつて採草地、つまり牛のエサを採るための草地でした。牛がトラクターに置き換わり、不要になった採草地を、価値のあるものして次世代につなぐため、植林が行われました。 せっかくここまで育った森。そして、ここに木を植えた人々の想い。これらを、ここで捨ててしまうわけにはいかないのです。 過疎と高齢化が進むことで地域がだめになっていくのではないと考えています。地域が捨ててはいけないものを捨ててしまったとき、過疎という悪循環から抜けられなくなるのではないでしょうか。 ■ 50 年の森から 100 年森へ
- 31. (株)トビムシ 資金調達 投資家対応 施業管理支援 素材販売支援 森林 所有者 作業班、林業事業者、土建業者 森林施業、作業道開設等 投資家 施業収益分配金 長期施業管理 委託契約 出資契約 委託 配当 出資 FSC 森林認証 グループ加入 国 共有の森ファンド (特別勘定) 委託 高性能林業機械購入費用、 FSC 認証 年次監査費用、作業道開設費用 等 林業経営基盤整備費用 施業販売協定 ミュージックセキュリティーズ(株)仲介 西粟倉村役場 長期施業管理受託 FSC グループマネジメント 財務管理 大手製材会社等 百年の森林事業 特別会計 素材販売収入 地元製材工場 委託 国庫 補助金 ㈱西粟倉・森の学校 地域メディア事業 産直住宅事業 部材供給事業 地場産品企画・販売 大工等住宅 建設事業者 消費 委託 住宅販売収入 部材販売収入 ツアー収入 等 雇用対策協議会 リクルート業務 移住・定住支援 起業支援 販売支援報酬 施業収益分配金 村内事業者 人材 森林組合 施業計画立案 施業管理 補助金受給事務 素材販売業務 森林管理 基本合意書 ※ 小口投資に限定し 多数の参加を得る 機械レンタル料 農産品等 販売収入 ■ 西粟倉村 百年の森林構想(概要図)