2017年のChromeのアップデートまとめ
- 10. 主なアップデート
• Web Bluetooth APIへの対応
• CSSプロパティ position: sticky; のサポート
• デフォルトのコンテンツ配信がHTML5に移行
• WebVRのOrigin Trialの試験的リリース
• WebGL 2.0 APIが利用可能に
• Payment Request APIの変更
- 16. 主なアップデート
• display: grid;によるCSSグリッドレイアウトに対応
• Media Session APIのサポート
• Payment Request APIの改善
• CSSプロパティcaret-colorを利用してテキスト入力カーソルの色を変更可能に
• CSSプロパティtext-decorationによって開発者が線の色やスタイルに独自の視覚効果を設定可能に
• Fetch APIのResponseクラスがredirected属性をサポートするようになり、意図せず信頼されないリダイレクト先が開か
れるリスクが軽減された
• IndexedDBのグローバルエイリアスで-webkit-接頭辞を削除可能に
• padStartとpadEndによって、テキストにパディングを設定することが可能に
- 18. Media Session API
Media Session APIを使用すれば通知画
面やロック画面上でのオーディオ情報の
表示や操作が可能になる。
Webでもユーザーに対してネイティブアプリのような視聴体験の提供が可能に。
- 20. 主なアップデート
• IndexedDB 2.0を完全サポート
• display: fullscreen;対応
• iframeのsandbox属性として指定可能なキーワードとしてallow-top-navigation-by-user-
activationをサポート
• display: flow-rootをサポート
• PointerEvents.getCoalescedEvents()をサポート
• data: URLsを使ってWorkerやSharedWorkerが作れるようになったことで、オリジンの匿名
性が排除され、Workerを利用した開発がより安全に
- 27. Image Capture API
Image Capture APIを使えば、ブラウザ
の実行環境のデバイスに搭載されたカメ
ラを使用して、フル解像度で画像の高度
な撮影が可能になる。
従来は、解像度や設定に利用上多くの制約があったカメラ機能がより高度に活用
できるようになった。これによって、ズーム、明るさ、コントラスト、ISO、ホワ
イトバランスといった項目も細かくコントロールできるようになった。
- 29. 主なアップデート
• Paint timings APIのサポート
• font-displayのサポート
• WebAssembly APIの正式サポート
• Web Budget APIのサポート。プッシュ通知やデータの同期のように負荷のかかるバックグラウンド処
理に関して、事前に確保したBudget(予算)の中で処理を行うことが可能になった。
• PushSubscription.expirationTimeがサポートされ、期限切れのサブスクリプションを通知可能に
• Object restとObject spreadのサポート。オブジェクトのマージやシャローなクローン生成といった操
作がより簡単に。
- 30. Paint Timings API
Paint Timings APIを使えば、描画の読み込み段階に応じて、パフォー
マンス指標を取得することができる。
パフォーマンスの改善や初回の描画のチューニングに役立ち、
Headless Chromeを使ったテストにも有効。
- 33. その他
• Web Budget APIのサポート。プッシュ通知やデータの同
期のように負荷のかかるバックグラウンド処理に関して
、事前に確保したBudget(予算)の中で処理を行うことが可
能になった。
- 35. 主なアップデート
• Javascript Module(ES6 Modules)のサポート
• Web Share APIのサポート
• WebUSBのサポート
• scroll-behaviorプロパティを利用したページ内でのスムーズなスクローリング
• 16進数によって4桁または8桁のカラーコードを記述する際に、末尾にアルファ値を記述することで
透過度を指定できようになった。
• Visual Viewport APIによって、画面上に表示されたコンテンツに対してサイトからの相対位置でア
クセスできるようになりました。これによりピンチアクションによるズームの実装などが容易にな
る。
- 40. 主なアップデート
• Network Information APIの改良
• OpenTypeの可変フォントをサポート
• DOM要素からメディアのライブキャプチャが可能に
• HTTPページ上でユーザーが入力フォームにデータを入力する場合、アドレスバーに警告を表
示
• iOSのChrome上でPayment Request APIが利用可能に
• WebVRのOrigin Trialのバージョンアップ
- 41. Network Information API
新たなNetwork Informantion APIは、(
従来のように理論的な接続環境の推測で
はななく)デバイスの実際の接続状況から
ネットワーク回線のパフォーマンスを判
定し通信速度やスループットを指標とし
て提供してくれる。
弱いネットワーク環境にいるデバイス向けに軽量なバージョンを配信するといっ
た、ネットワーク環境に応じた動的なアプリケーションの配信が可能になる。
- 45. 主なアップデート
• Javascirpt modulesの動的インポートが可能に
• 非同期イテレーター(Async Iterators)と非同期ジェネレーター(Async
Generators)のサポート
• CSSのoverscroll-behaviorプロパティのサポート
• パーミッションUIの変更
• Promiseインスタンスでfinallyが利用可能に
• 新しいDevice Memory APIによって、ユーザーデバイスのメモリサイズを把握でき、メモリサイズに応じた軽量なアプリ
ケーションを配信するといったことが可能になった。
• Intl.PluralRules APIをサポート
- 47. Async Iterators & Generators
非同期イテレーター(Async Iterators)と非
同期ジェネレーター(Async Generators)を
使えば、非同期処理の反復処理が効率的に
記述できる。
非同期の反復処理がよりスマートに記述できるようになる。