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脳のいきいき健康教室の取り組み20150807
- 3. 認知症の発見時期と介入の効果 3 通常 老化 ＭＣＩ 初期 認知症 中期 認知症 重度 認知症 認 知 症 ス テ ー ジ前駆段階 ４００万人 ４６２万人 判定方法 画像検査・脳脊髄 MMSE・ＡＤＡＳ-cog・CDR-J・画像診断 介入方法 非薬物治療 薬物治療・非薬物治療
- 5. 入居型介護施設の種類 ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 5 中～重 中～重 中～重
- 6. 認知症短期集中リハビリテーションへの期待 6 認知症に対する認知症短期集中リハビリテーションが、中 核症状及びBPSDの改善に有効 • 認知症短期集中リハビリテーションは極めて有効であり、臨床的認 知症重症度の進行予防、心の健康維持（意欲、活動性）を通じて、Ａ ＤＬの改善が認められる （６０点から２４０点・今回の改正でも増加） • 周辺症状の改善によって在宅系居所への復帰効果が期待される 「認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクト」 認知症短期集中リハビリテーションの実践と 効果に関する検証・研究事業班（班長 鳥羽研二）
- 7. 認知症短期集中リハビリ加算 （平成２１年改定） ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 7
- 8. 施設でのリハの現状と問題点 • 一般的には、折り紙、クラフトワーク等での介入とな り、マンネリ化を招いたり効果の測定も困難 • カリキュラムをどう組み立てれば良いか解らない • より効果的な介入を目指して療法士が手作りのリハ ビリツールで実践しているケースもあるが、属人的 要素が多く、効果や再現性の点で不明確 • 実施メニューが少ないとコミュニケーション機会が減 り、療法士との関係構築が図れない • 3カ月しか加算がつかないため、開始時期が遅れる と施設側にとって経営的にマイナス 8
- 9. 新たなリハプログラム構築の背景 • リハビリ効果が可視化できるプログラムの現 場からの要望 • 高次脳機能障害、発達障害など異分野で認 知機能に対する有効性が確立されている ツール、システム、や機器の応用の可能性 • 総合的なシステムにすることで効果的なプロ グラムの構築が期待できる 9
- 10. 新たなプログラムに期待される成果 • 実施に対する負担が少ないため、療法士の人的な コストの影響が軽減される • 多様なメニューはスタッフである療法士と利用者の 関係構築の機会を提供するため、リハビリテーショ ンの効果的な実践につなげることが可能となる • ツールを活用することにより、数値的な達成感を感 じる機会を提供できるため、利用者の積極的なリハ ビリの参加につながる • 報告書の自動作成機能等を付加する事で加算の申 請が容易となり、施設経営にも寄与する 10
- 15. 構成ツールのコンセプト 15 Quality - 高い品質が確保された Evidence - 科学的根拠に基づいた Technology -高い技術で創製された Science -メカニズムが明らかにされた Safety - 安心、安全が担保された Intelligence - 知的情報が蓄積された
- 17. 認知機能バランサー ◇ 認知機能の5側面に振り分けられた、実績ある12種類のプログラムにより、 継続的なトレーニングと認知機能のチェック ◇ 多数の高次脳機能障害のリハビリを担当した専門医である橋本圭司医師の手 法を認知症予防に応用 ◇ 施設向けに96名までのデータ記録管理が可能。 ◇ 利用者それぞれの年齢や認知機能の状態に合わせた難易度のカスタマイズが 可能。 17 アセスメント トレーニング 計画力 記憶力 注意力 空間認 識力 見当識
- 18. ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 18
- 21. 21
- 22. 音楽療法 • 対象者（クライアント）の身体的、感情的、認知的、 精神的、社会的なニーズに対応するために、音楽を 意図的に使用する療法 • 資格をもった音楽療法士によって行われる • 認知症の人の気分や意欲に効果があり、高齢者へ の癒しなどにおいて有効性が示されている • 歌うときに脳血流が増加するという報告もある • 音楽療法には参加型の能動的音楽療法と受動的 音楽療法があり、多くの介護施設や病院でも取り組 まれている ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 22
- 24. 24 【安静時(試聴前)】 【試 聴 時】 【安静時(試聴後)】 東洋大学工学部 機械工学科 人見憲司教授（自然言語処理研究室） 音源試聴前後の脳のトポグラフ 一般的音楽療法用の音源より、 ①短時間で副交感神経優位の状態にし、 長くその状態を維持する。 ②脳の特定部位ではなく、ほぼ全体を活性化する。 ③聴者の資質などによる効果の個人差が少ない。 ⇒単独による使用だけでなく、 作業療法等と相互効果が期待できる。 音楽療法～聴覚トレーニング～ トレーニング
- 26. 実施形態について 音楽療法～聴覚トレーニング～ トレーニング 【専用スピーカーによる実施形態】 【基本的な実施形態】 受動的音楽療法として、専用ヘッドフォンによる 個別実施が望ましい。 ・ 音に集中できる環境 ・ 20分程度の時間 ・ 新鮮さを保つため、新しい音源での実施 高周波の音の劣化などに対応した、 専用の再生システムによる実施。 （ヘッドフォンより効果は落ちる） ベッドによる実施 他の治療との併用例
- 27. 運動プログラム ノルディックウォーク 歩行改善と認知機能向上効果 Ｊ-ダーツ 感覚器刺激による脳活性・巧緻性向上効果 コグニサイズ 身体と脳の連携・判断力・空間認知力の向上効果 27 トレーニング
- 28. コグニサイズとは？ • 国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題を組 み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称 cognition (認知) とexercise (運動) を組み合わせた造語 • コグニサイズは、どのような運動や認知課題でも以下の内容 が考慮されていれば成立 • 運動は全身を使った中強度程度の負荷（軽く息がはずむ程 度）があり、脈拍数が上昇する（身体負荷のかかる運動） • 運動と同時に認知課題を実施。運動の方法や認知課題自体 をたまに間違えてしまう程度の負荷 • 「課題を考えること」も大事な課題です。 ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 28
- 29. ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 29
- 31. 五感の衰えと認知障害 ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 31
- 32. はからめ ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 32
- 33. ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 33 嗅覚同定能力アセスメントツール
- 34. 聴覚 国際医療福祉大学耳鼻咽喉科 中川雅文教授 ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 34
- 35. 視覚 かわばた眼科 川端秀仁院長 ©2014 Doctor Planets Inc. All Rights Reserved. 35
- 37. 【利用者様】 • 新たな取組みに挑戦し結果を出すことで、利用者様の「やる 気」や「元気」が生まれるきっかけになる。 【職員】 • 利用者様の生活の質を向上させる担い手となることを実感でき るので、仕事へのモチベーションがアップする。 • 結果を数字で表せるため、利用者やご家族、ケアマネへの説 明がしやすい。 【施設】 • 結果を出せる施設として地域からの信頼が得れる • 「認知症短期集中リハビリ加算」により経営に貢献 37 利用者様・職員・施設 の笑顔を！
- 38. 実践風景 38