H23.1-H23.3のわがやの省エネコンテストの取り組み事例を紹介する。低炭素杯2011最優秀賞を受賞している。リフォーム部門と創意工夫部門（生活習慣の工夫）の２部門に各30、50世帯が参加。CO2削減効果や電気代の削減などのデータも併せて紹介する。

1. 低炭素杯2011最優秀賞受賞
プラチナ構想ネットワーク第３回シンポジウム
わがやの省エネコンテスト
取組事例(H23.1～H23.3)
北海道大樹町（たいきちょう）

2. ■８０世帯参加（町内３％）
◆リフォーム部門 30世帯
内窓改修＋モニタリング
◆創意工夫部門 ５０世帯
創意工夫による生活
（生活習慣の工夫）
CO2排出量による比較
2

3. ■エネルギー消費、環境モニタリング

4. ■CO2削減量
◆「リフォーム部門」
平均co2削減率 ３８％
もっとも多かった方： 73％
もっとも少なかった方： -21％
◆「創意工夫部門」
平均co2削減率 ２０％
もっとも多かった方： 66％
もっとも少なかった方： -24％

5. ■リフォーム部門CO2削減量
ビフォア・アフター
8,820㎏CO2
(30世帯)
1世帯=約3.7トンCO2/月
2,632世帯=9,738トンCO2/月
97.3haの天然林が吸収するCO2

6. 灯油
電気
電気
灯油

7. リフォーム部門全体でのCO2削減割合
電力
22%
0% 水道
灯油 6%
LPG
72%
灯油
創意工夫部門全体でのCO2削減割合
14% 電力
電力 水道
29% 57% LPG
LPG 灯油
0%

8. ■創意工夫部門取り組み事例
・隙間風に関する工夫

9. ■リフォーム部門取り組み事例
２２度
２９度
出窓のバケツの水 水温上昇後

10. ■設備導入事例
＊ＬＥＤ導入と電気代の削減
省エネコンテスト全期間データ：消費電力モニタリング
3.5
3
2.5
2
1.5
1
0.5
0
受電電力量 kWh
ビフォア期間 1月10日～2月6日 アフター期間 2月20日～3月21日
過去４年間の３月の電気使用量データを比較（二世帯家族世帯人数５人）
2008年：632 → 2009年：625 → 2010年：787 → 2011年：335kwh

11. ■設備導入事例
＊ＬＥＤ導入と電気代の削減
過去４年間の３月の電気使用量データを比較
（二世帯家族世帯人数５人）
平成20年：632kwh
平成21年：625kwh
平成22年：787kwh
平成23年：335kwh
電気料金：22円/Kwh → 一月当たり約１万円削減
年間換算で約118,800円の節約
今回のLED導入費は４７，０００円⇒約５か月で回収

12. ■町やその他の機関への要望
（アフター後アンケートによる）
◆補助優遇制度
・補助制度の増加
◆具体的には
・太陽光発電パネル・内窓サッシ・ＬＥＤ
設置者への助成制度の創設

13. ■大樹町独自の補助制度の創設
◆住宅用太陽光発電システム導入補助金
・最大50万円
◆内窓サッシ設置補助金
・住宅エコポイント制の創設（国と同様）
・窓の大きさにより、ポイントを付加
「大」窓面積2.8m2以上 18,000ポイント
「中」窓面積1.6～1.8m2 12,000ポイント
「小」窓面積0.2～1.6m2 7,000ポイント
・地域商品券12万円助成

14. SB11 Helsinki Conference
サステイナブルビルディング国際会議２０１１－ヘルシンキ
省エネコンテストを通した住宅運用情報のヒエラルキー
に関する研究
東京大学 生産技術研究所 野城研究室 発表

15. 御清聴ありがとうございました。
大樹町 メム メドウズ