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課題と整備による効果

 【道志村がかかえていた課題】
 ・ほぼ全村といえる97%(599世帯)がブロードバンド・ゼロ地域。
 ・ナローバンド(ISDN)も満杯であり新規加入できない。(キャンセル待ち)
 ・住民からのブロードバンド整備の要望(談話会及びアンケートより)
 ・村の中で情報格差がある。(本村の月夜野地区はBB整備済み)
 ・山間部の為、防災無線の難聴地域が多い。
 ・災害時の孤立化への不安(他地域への連絡道3本のみ)
 ・独居老人等の増加(若者の都市部への流出の為)

                本事業により通信基盤整備
                 ・村内のブロードバンド化(ブロードバンド・ゼロ地域の解消)
                 ・地域イントラネットの整備
  【事業実施により解消】
 ・都市部と同等のブロードバンド化による情報格差の是正
 ・若者の定住化及び都市部からの移住機会の創出による人口減少の歯止め
 ・SOHO等による産業の活性化
 ・有事の際に瞬時に村民への伝達(J-ARERT等と連携)
 ・センサー等による独居老人等の見守り(家族の不安解消)
 ・TV電話による村民同士のコミュニケーション
 ・防災無線難視聴地域の解消
事業の目的

 道志村の約97%がブロードバンドゼロ地域であり、他地域との情報格差が生
じている。本事業により村内全域に光ファイバを敷設し、FTTH方式によるイン
ターネット接続サービスの提供を行い、地域間の情報格差の是正と地域の活性化
を図る。また、行政情報提供システムにより防災行政無線の難聴対策及び住民の
ニーズに即した行政情報を提供する。

【整備事業の内容】
  ・村内に光ファイバ敷設(約62km)            ・ブロードバンドサービスの提供
  ・各世帯に告知用端末の整備                 ・小学校PC教室の整備
  告知端末の機能

・現在、防災無線にて放送している様な情報を、光ファイバを
使い、音声だけではなく文字等によりわかりやすく提供するこ
とができる。
・情報が保存されるため、不在でも帰宅後情報を確認できる。
・今までの防災無線のように一方的な放送ではなく、相互通信
機能により各家庭の端末から役場への通信も可能となる。
・今回整備する光ファイバを使い、村内無料のテレビ電話とし
て使用できる。
・グループ化することにより、必要な情報だけを送信することが
できる(グループ例:小学生、中学生、消防団等)


                                  テレビ電話の利用状況
道志村全体図

                                                                    久保公民館         月夜野公民館



                                                                      旧久保分校
                                                     道志小学校
                                            道志村役場
                                                             水源の森
                                          和出村公民館
                                                     集いの家

                                          歯科診療所
                                           診療
                                    保育所     所
                                             道志中学校
                           生活改善セン          屋内プール
                             ター       福祉センター  道志の
                     唐沢体育館                     湯

                  林業改善セン
                    ター
                           道の駅どうし




    善之木コミュニティセン
        ター




                                                                              凡       例
                                                                              新規敷設    イントラ・交付金事業整備芯線
                                                                              光ルート    (事業費按分)
                                                                                      交付金事業整備芯線


                                                                              道志村役場

                                                                              公共施設
今後実施していく取組

本事業により道志村内のほぼ全世帯に光ファイバが引き込まれました。
道志村では、今後次の様な取組を実施していきたいと考えてます。


○全国瞬時警報システム(J-ALERT)と連携
 緊急地震速報等現在防災行政無線でのみ情報提供が可能となっており
ますが、告知用端末とも連携させ、住民に対し幅広く周知する事が可能
となる。
○光ファイバを利用した遠隔医療の実施
 現在村営の診療所で1次医療を行っているが、大規模な病院と連携し
専門医に診察してもらう事で、早期の受診、及び移動時間の短縮を図る。

○テレビ電話を利用した高齢者支援
 道志村でも独居老人が増加しているので、テレビ電話を利用したコミ
ュニケーションを行うと同時に、センサーを利用した見守り支援を行う。

○大学と村内の学校をつなぎ遠隔講義を実施
 道志村では、現在東京の大学と連携事業を行い、教授を招いて特別講
義等を行っているが、今後はインターネットを利用した遠隔講義を行っ
ていく。

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