Adjuster vol29
- 2. FUJITSU
.]
週末 、 彼の両親に会うことになった。
どんな服を着ていこう、どんな言葉であいさつしよう …
。
心細くなった私は、 昼休みに公園で1守んでいた。
ふと 、 目線をあげれば 、 電車やバスで移動するビジネスマン 、
銀行のATMで順番を待つひとの列 、 コ
ン
ビニには、棚入れに忙しい店員さん。
私がなゃんでいる間にも 、 世の中は、 おかまいなしに動いている。
そんな、いつも通りの光景を眺めていたら 、 なんだか少し 、 気がラクになった。
想いの 「
先」まで支えていく。
富士通グルー
プのデー
タセンター
流通、 金融、 自治体、 医療など、 企業や社会、 そこで呂らす人々に
なくてはならないインフラやサー
ピスを 、 24時間365日 、
冨士通グループのデータセンター
が、しっかりと支えています。
shaping tomo「row with you
社会とお客様の豊かな未来のために
富士通エフ・アイ・ ピー
株式会社
http://www.fujitsu.com/j p/fip/ TEL.03-5531-0185
- 3. 四コンテンツテクノロジーの進化と
Netflixの日本上陸。
四
国
国
田
国
国
国
国
日 fにぷご]
ノ
ぶ□ふまいうけれと…」
~本当に怖いのは怪しくないメ ー
ルです!~萩原栄幸
一弓ぃ澤寺栢苦瓢
データは、“所有
”
から
“
利用
”
する時代へ
万全のセキュリティ ー
とグリー
ン化で、次世代を担う
—富士通エフ ・
アイ ・
ピー
株式会社 横浜デー
タセンター
パソコン修理・データ復旧
“
業界の技術巧者が語る。本音座談会~前半~”
道具は
“
なければ作れ"。デー
タ復旧には
“
神が降りる!?
”
――下田商会/ルキテック/PCレスキュ ー
/株式会社デー
タサルベー
ジ
; PoEは意外に手強い ベガシステムズ代表取締役若尾和正
``整備士の資格が第一
歩、
「レセコン」はスタンドアロンから遠隔サポー
トに進化
株式会社シィ・エム・エス(CMS)西日本営業部豊橋営業所 所長西土高雅氏(三級パソコン整備士)
匿
受験のきっかけは院長の引退騒動。
でも、今ではパソコン触るのが楽しくてしょうがないんです。
太田歯科医院受付勤務 瀧井佐知子氏(一級パソコン整備土)
人と出会いたい、触れ合いたい !
その強い思いで、ITサポー
ト会社を設立
有限会社コミュニケー
ション・ アンド・サポー
ト 代表取締役笹沼敏久氏
� IT教育の早期化がもたらす社会で忘れてはいけない 3つの視点
載 ~乳幼児のタブレット利用が拓く未来とは~ 渡辺敦子
璽弓
ー
涛腿料忌恥
園 使いやすいBTOパソコン、充実したサポー
ト、快適なゲー
ム環境を提供していきたい!
—株式会社ドスパラ
国 ドライバー
はもういらない!?自動運転技術の進化沼野武志
四 TH国技I術湖証I コンテナ管理ツー
ルDockerを検証 大五康彦
日 ・JAPA NEWS バ‘
ノコン整備士協会からのお知らせ
- 10. EN碍=門::翌》NT
--
7他
施
設
勤
務
の
社
員
で
も
ゲ
ス
ト
同
様
に
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
ー
チ
ェ
ッ
ク
ま
る
で
要
塞
を
思
わ
せ
る
、
重
厚
感
の
あ
る
外
観
。
そ
の
四
方
を
囲
ん
で
い
る
の
は
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
ー
ウ
ォ
ー
ル
。
横浜デー
タ セ ン タ ー
の コ ン セ プ ト は、 「セ ー
フテ ィ 」 「 オ ー
ト メ ー
シ ョ ン」 「 グ リ ー
ン」。 強 固 な セ キュ リ
テ ィ ー
と、 徹底 し た効率化 ・ 自 動化、 最新省エ ネ技術に よ る 環境負担低減 を 実現 し て い る最新鋭の
テー
タ セ ン タ _
広壁面の一
部は太陽光パネ ルで怒われているほか、 緑化ゾー
ンも設匹 さ れている。
こ
の
中
ヘ
一
歩
で
も
足
を
踏
み
入
れ
る
た
め
に
は
、
事
前
の
祖
類
申
請
は
も
ち
ろ
ん
、
訪
問
当
日
も
何
重
も
の
チ
ェ
ッ
ク
を
受
け
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
。
そ
ん
な
厳
し
い
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
ー
チ
ェ
ック
を
受
け
、
今
回
取
材
に
訪
れ
た
の
は
、
神
奈
川
県
横
浜
市
内
に
あ
る
富
士
通
エ
フ
・
ア
イ
・
ピ
ー
株
式
会
社
柚
浜
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
だ
。
同
社
は
富
士
通グ
ル
ー
プ
と
し
て
16
の
デー
タ
セ
ン
タ
ー
を
全
国
に
展
開
し
て
い
る
が
、
2
0
1
0
年
に
完
成
し
た
横
浜
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
は
、
日
本
に
数
あ
る
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
の
中
で
も
屈
指
の
規
模
と
最
新
の
テ
ク
ノ
ロ
ジ
ー
を
備
え
て
い
る
の
が
特
長
。
最
新
鋭
の
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
ー
シ
ス
テ
ム
を
駆
使
し
て
い
る
の
は
も
ち
ろ
ん
の
こ
と
、
免
震
設
計
や
二
重
化
さ
れ
た
自
家
発
電
装
置
設
置
な
ど
、
災
害
へ
の
備
え
も
万
全
だ。
ま
た
、
24
時
間
常
駐
す
る
S
E
に
加
え
、
近
隣
に
社
員
寮
を
設
け
る
こ
と
で
緊
急
事
態
の
人
的
対
応
も
徹
底
、
万
が
一
の
復旧
体
勢
も
整
備
し
て
い
る
。
ま
さ
に
、
クラ
ウ
ド
時
代
の
最
新
テ
ク
ノ
ロ
ジ
ー
を
集
結
し
た
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
と
言
って
間
違
い
な
い
。
入館時、 ゲス ト は手のひ ら 静脈の登録と
有人受付の両方が必要だ。
館
内
に
入
る
に
は
、
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
ーゲ
ー
ト
を
通
る
必
要が
あ
る
が
、
こ
こ
で
も
あ
ら
ゆ
る
シ
ス
テ
ム
が
フ
ル
に
稼
働
す
る
。
ま
ず
、
有
人
受
付
の
は
か
手
の
ひ
ら
静脈
に
よ
る
生
体
認
証
登
録
が
行わ
れ
る
。
ま
た
、
バ
ソ
コ
ン
の
持
ち
込
み
に
対
し
て
は
検
疫
ス
テ
ー
シ
ョ
ン
で
安
全
性
を
徹
底
確
認
。
こ
れ
は
同
社
社
員
で
あ
っ
て
も
、
別
施
設
勤
務
で
あ
れ
ば
ゲ
ス
トと
同
じ
扱
い
だ
。
さ
ら
に
マ
シ
ン
室
へ
の
入
室に
は
、
画
像
認
識
カ
メ
ラ
を
用
いて
未
登
録
者
の
共
連
れ
入
室
防
止
な
ど
を
管
理
。
ゲ
ス
ト
に
は
超
音
波
タ
グ
の
つ
い
た
ゲ
ス
ト
カ
ー
ド
の
携
行
が
義
務
づ
け
ら
れ
、
所
在
地
を
集
中
管
理
。
自
走
式
の
カ
メ
ラ
に
よ
る
監
視
も
行
わ
れ
て
い
る
。
さ
て
、
横
浜
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
に
話
を
戻
そ
う
。
こ
こ
に
は
さ
ま
ざ
ま
東
日
本
大
震
災
直
前
に
完
成
免
震
構
造
の
威
力
を
発
揮
デ
ー
タ
は
、孟所
有
ふか
ら
益利
用
牛す
る
時
代
へ
万
全
の
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
ー
と
グ
リ
ー
ン
化
で
、次
世
代
を
担
う
こ
こ
で
一
度
、
日
本
に
お
け
る
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
の
変
造
を
振
り
返
っ
て
み
よ
う
。
現
在
の
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
の
元
と
も
言
え
る
大
型
軍
子
計
鈴
機
セ
ン
タ
ー
が
登
場
し
た
の
は
、
1
9
7
0
年
代
の
こ
と
。
そ
の
後
、
低
価
格
な
ワ
ー
ク
ス
テ
ー
シ
ョ
ン
の
開
発
や
計
算
機
自
体
の
ダ
ウ
ン
サ
イ
ズ
と
分
散
処
理
技
術
の
発
展
と
と
も
に
、
い
ま
の
形
に
変
化
を
遂
げ
て
き
た
。
富
士
通
エ
フ
・
アイ
・
ピ
ー
の
創
業
は
1
9
6
3
年
。
1
9
7
2
年
に
は
1
台
の
ホ
ス
ト
コ
ン
ピ
ュ
ー
タ
を
同
時
に
利
用
す
る
計
算
シ
ス
テ
ム
T
S
S
サ
ー
ビ
ス
を
ス
タ
ー
ト
。
そ
の
後
l
9
8
9
年
に
は
、
川
崎
に
第
1
号
の
セ
ン
タ
ー
を
開
設
し
て
い
る
こ
と
か
ら
も
、
I
T
ア
ウ
ト
ソ
ー
シ
ン
グ
サ
ー
ビ
ス
と
し
て
は
日
本
の
草
分
け
的
存
在
と
言
え
る
。
日
本
の
I
T
ア
ウ
ト
ソ
ー
シ
ン
グ
の
草
分
け
的
存
在
1 0
- 11. 地下に設置さ れた積府ゴム支承。弾
性すべ り支承との組み合わせで、 建
物にかかる地震の力を低減する。
な
技
術
が集
約
され
て
いる
が
、
ン
ター
新
設
に
あ
た
り、
何
よ
り
も
ま
ず
こだ
わ
った
点
に
そ
の
立
地
が
あ
った
と
い
う
。
ぷ
女心
•
安
全
ク
の
観
点
か
ら、
東
京
で
災
害
が
あ
っ
た
場
合
で
も
同
時
に
罹
災
し
な
い
こ
と
が
第
一
条
件
だ
っ
た
が
、
顧
客
の
多
い
東
京
の
都
心
部
か
ら
離
れ
す
ぎ
ない
こ
と
も
重
要
な
ボ
イ
ン
ト
と
され
た
。
検
討
の
結
果
、
活
断
層
や
洵
岸
か
ら
の
距
離
、
液
状
化
の危
険
性
な
ど
が総
合
で
判
断
され
、
安
全
性
と
利
便
性
の
両
面を
満
た
す
現
在
の場
所
が
選
ば
れた
。
奇
しく
も
横
浜
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
が
完
成
した
の
は、
2
0
1
0
年
の
12
月
。
東
日
本
大麗
災
の
起
こる
わ
ず
か3
カ
月
前
だ
。
し
か
し
、
検
討
が
重
ね
ら
れ
た
現
在
の
場
所
と
、
高
い
免
震
構
造
な
ど
が
大
震
災
の
揺
れ
を
効
果
的
に
吸
収
、
セ
ン
ター
内
に
い
た
ス
タ
ッ
フ
は
、
大
き
な
揺
れ
を
感
じる
こ
と
も
なか
った
と
い
う
。
大
捉
災
後
は
さ
ら
に
災
害
対
策
へ
の
関
心
が
裔
ま
り
、
大
き
な
地
震
で
も
ま
っ
た
<
被
害
の
出
な
か
っ
た
同
セ
ン
タ
ー
は
注
目
され
、
行
政
な
ど
の
見
学
も
多
くな
っ
た
と
言
う
。
セ
東
日
本
大震
災
を
は
さ
ん
だ
こ
こ
数
年
で
、
デ
ータ
セ
ン
タ
ー
や
ク
ラ
ウ
ド化
へ
の
ニ
ー
ズは
急
激
に
裔
ま
り
、
そ
れ
と
と
も
に
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
に
求
め
ら
れ
る
フ
ァ
シ
リ
テ
ィ
自
体
も
大
き
く
様
変
わ
り
し
よ
うと
し
て
い
る
。
特
に
日
本
の
デ
ー
タ
セ
ンタ
ー
全
体
で
使
用
さ
れ
る
電
力
は
、
日
本
の
消
牧
電
カ
の
い
%
(※
)
と
言
わ
れ
る
だ
け
に
、
省
エ
ネ
化
へ
の
取
り
組
み
は
必
須
だ
。
そ
こ
で、
柚
浜
デ
ー
タ
セ
ンタ
ーが
重
視
し
て
いる
のが
、
グ
リ
ー
ン
化
だ
。
建
物
外
壁
の
一
面
と
屋
上
防
音
壁
に
は
太
陽
電
池
バ
ネ
ル
を
設
置
。
事
務
所
棟
の
廊
下
や
共
用
部
の
照
明
は、
こ
の
電
力
に
よ
り
ま
か
な
わ
れ
て
いる
。
こ
のほ
か
に
風
力
発
電
な
ど
も
行
われ
、
約
3
日
間
の
蓄
電
が
可
能
だ
と
い
う。
一
番
の
電
力
消
費
と
な
る
マ
シ
ン
室
は
、
配
列
を
冷
暖
分
離
方
式
と
し
て
ラ
ッ
ク
毎
に、
温
度状
況を
見
え
る
化し
、
ロ
ス
のな
い
効
率
的
な
空
調
環
境
を
実
現
し
て
い
る
。
グ
リ
ー
ン
化
の
追
求
を
コ
ス
ト
低
滅
に
つ
な
け
て
セ キ ュ リ テ ィ 向上の た め マ シ
ン室へ と 続 く 廊下には、 案内板
な ど は一
切ない。
東
京
都
で
は
サ
ー
バ
のク
ラ
ウ
ド
化
に
よ
る
省
エネ
化
な
ど
を
目
的
に
、
こ
の
11
月
か
ら
主
に
中
小
企
業
を
対
象
と
し
た
「ク
ラ
ウ
ド
化
に
よ
る
省
エ
ネ
支
援
助
成
事業
」
を
開
始
す
る
予
定だ
。
こ
う
し
た動
き
は
全
国
的
に
も
高
ま
る
こ
と
が予
測
され
、
現
在
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
を
利
用
し
て
い
ない
中
小
の
企
業
な
ど
の参
入
も
見
込
ま
れ
る。
ま
さ
に
具
現
化
し
つ
つあ
る
、
そ
i
プ
ー
タ
を利
用
する
時
代
ク
の
本
格
到
来
は
目
の
前
だ
。
そ
ん
な
時
代
の流
れ
の
中
で
、
日
本の
デ
ー
タ
セ
ン
タ
ー
をけ
ん
引
す
る
富
士
通
エフ
・
ア
イ
・
ピ
ー
の
動
き
に
、
今
後
も
注
目
し
た
い。
今後、 テー
タ は
“
所有
"
か ら
“利用
`'
への時代 だ と 言 わ れ、
ク ラ ウ ドのサー
ピ ス と し て 利
用 す る 形に移行す る と 考 え ら
れています。 こ う した背景を考
え る と、 デー
タセンタ ー
はlaaS
(Infrastructure as a Service)
やネ ッ ト ワ ー
ク も含めた全体
の基盤 と して展開 し て い く こ
とが重要 だ と 感 じ ています。
ま た、 環境負荷軽減も デー
タ セ ン タ ー
を利用 す る 大 き な
メ リ ッ ト と し て 認識 さ れつつ
あるいま、 ク リ ー ン化を いかに
追求す る か も、 弊社に と っ て
重要課題だと考え ます。
米出典.roc Japanプレスリリース「国内データセンターの電力消費予測を発表」(2014年12月3日)
● 企業DATA ■
富士通エフ ・ ア イ ・ ビー
株式会社
全国のデー
タ セ ン タ ー
を基盤に「アウ ト ソー
シ ン
グ」、 「クラウ ド」、 「ソ リ ュー
シ ョ ン」 の3つのサー
ビ
ス を提供。横浜デー
タ セ ン タ ー
は こ の16番 目 の
デー
タ セ ン タ ー
に 当 た り、 同社がア ウ ト ソー
シ ン
グペンダー
と し て培っ た長年の ノ ウ ハ ウ と 最新
テ ク ノ ロ ジー
を結集 し た ク ラ ウ ド時代に対応 し
た最高水準を誇る。
全国のデー
タ セ ンタ ー か ら、 アウ ト ソー
シ ングサー
ビス を提供しているのは約800社。ASP/Saasなど
の共用サー
ビスも含め る と、 サー
パ台数は約22,000
台という国内最大級の運用実績 を もっている。
- - t
地下の免撰 ピ ッ ト に は 東 日 本大震
災 での揺れ を 示 す、 最大5セ ンチの
けがきハリの軌跡が残さ れている。
東
京
都
で
は
、
ク
ラ
ウ
ド
化
に
よ
る
省
エ
ネ
支
援
助
成
事
業
も
ス
タ
ー
ト
ソ リ ュー
シ ョ ンサー ビス推進本部
主席部長( フ ァ シ リ テ ィ 担当)
駒井勝久氏
施設の屋外で使われている
電灯は、 太陽光・風力の両発
電によるハイ ブ リ ッ ドだ。
'I
ず ら り と並ぶ、 サー
パラ ッ ク。延床面
積最大約26000rr/ を も ち、 第1棟に
は2,100の ラ ッ ク が収容可能。 そ れ
と同等の収容力を も つ第2棟もすで
に完成 し ている。
1 1
- 14. �..........................................j
PoE は 意 外 に 手 強 い
PoEは伝送系の規格ではかな り 新 し い、
そ
れゆ え
”
フ ー
ル ・
プル ー
フ
”
機能が し
っ
か り 盛 り 込
ま
れ てお り 、 ユ ー
ザー
には 、
大 し た知識が無 く て も 使用 可能とな
っ
て い る 。 最近特にPoE
の使用 が増 え て い る 。 電気工事不要の メ リ ッ
ト
は 大 き い よ
う
で、 監視
カ
メラなど屋外設悩の機器での祁 入が進
ん
で い る よ
う
だ。 PoEは伝送経路の規格では新 し く 、
そ
の内容 も 精緻に梢
成さ れている。 特箪すべ き はエ ネ ル ギー
伝送回路であ る に も 関
わ ら ず、 か な りのフ ー
ル ・ プル ー
フ 設計とな
っ
て い る こ とで あ
ろ
う
。 た だ し 、 こ れは両
刃の剣で、 恐ろ し いのは 使用者は勿論
施工者 も
そ
の梢造 • 原理を 意識 し な く な る 点だ。 PoEは送電側
(PSE) と受電側 (PD) で構成 さ れ、 こ れに中継用や電源分離
機器などの拡張 さ れた機器が
製
造 さ れて い る。
PoEはエ ネ ル ギー
用とし てDC50V前後の伝送信号よ り は格
段に 高 い電圧が印加
さ れ る 。 伝送信乃はJ.'il波数の高 い父流
(高周波) で、 PoEエネルギー
iじ源と併{f 可能。 PSEはA方式
とB方式があ り 、
そ
れ ぞれ印加する 電線のロ ケ ー
シ ョ
ン
が異な
る。
そ
れ ぞれ、 1/2、 3/6 (A方式) 4/5、 7/8 (B方式)
を使用
す る 、 DCの二枢であ る た め
、
送電に はペアの二本で
一
極を
使
用 す る 構造とな
っ
てお り 、 細い電線での送電を助け て い る。 遥
線径での理論 I
→
. の電流容 械を過信 してはならない。 PSEはA
ま
たはBのいずれかを採用 す る が、 PDはPSEがいずれの方式
であ
っ
て も 受電し 、 エ ネ ル ギー を取
り 出す構造に し な ければな
ら な い。 更に 、 使用 す る LAN ケー
プル がク ロ スケ ー
プル であ
って も 極性を腋合す る 仕組
み
も 備え な ければな ら ない。
.<
LANケー ブルに詳しい方なら、 ここで疑問が生ずると思う ,
1 00BaseTXなら配線の未使用部分、 4/5、 718を使用する
なら理解出来るが、 1 OOOBaseTの様に8本全部使用する場
合はどのような仕組みなのか? 1 00BaseTXであっても、 ク ロ
スケー
ブルを使用した時はどうなるのか? 実はこの部分が特に
重要で、 この基本構造を理解しておかないとPoEのトラブル対
応に苦慮することになる これは機器のみならず後述するLAN
ケープルの問題点と密接に絡んでくる。 PoEに関して最も重
要なのは電気理論・
電気回路理論であるが、 普段は機器の設
定など、 画面を通しての操作では、 この2つの理論を1本感出来
ない。 回路テスター
等で回路における状態を把握出来ないとト
ラブルでの原因究明に手間取ってしまう ネットワー
クのエキス
パー
トと言われる方々でも、 この辺りはハードルが高いと思う。
PoE機器は こ れ らの仕様に加
え 、 PSEか らの接続先がPD以
外、 つ
ま
り PoE非対応の場合 に は送電 し な いのは 勿論だが、
PDの仕様 に よ
っ
て送電エ ネ ル ギー
を 制 御 す る 仕
組
み を 有 し
てい る 。 こ れ に よ
っ
て、 使用者は は とんど意識せずに 機器を
接続 ・
使用 出来 る 。 当然製造 メ ー
カ
ー が同 ー
であ る 必要 も 無
い。 こ こ で問題とな
っ
て く るのが伝送 ケ ー
プル 、 つ
ま
り LAN
ケ ー
プル で あ ろ
う
。 LAN ケ ー
プルのモ ジ
ュ
ラー
プラ グは施工
の簡易性が第一
目 的 で作 ら れて い る 。 無論、 エ ネ ル ギー
伝送
等は 開発時点 で想定外で あ る 。 構造上2つの大 き な 問題があ
り 、 こ れが ト ラ プルの主因とな
っ
て い る 。 一番の問題は ケ ー
プル と電極が
カ
シ メのみ で接合 さ れ て い る 点 で、 電極の精度
や加工時の僅かな ズレ で接触部分が 「点」 と な
っ
て し
ま
う
恐
れが高 い事に あ る 。 幾 ら ペア で二系統あ
っ
て も 、 接触部分が
点では持た な い。 電線径の電流容麓などは参考 に な ら な い。
そ
の電線径であ る が、 最近良 く 使わ れ る フラ ッ ト 形状のケ ー
プル は この芯線が極 め て細 く 、 製品 に よ
っ
ては銅箔が糸 に 巻
き つ け て あ る 物 も あ り 、 最大30W に も な る PoEPlusでは電流
容批が心配に な
っ
て く る 。 つ
ま
り 、 現物 を精究 し な い と電流
容醤 は 算 出 出来な い ケ ー
ス があ る 。 通常のLAN ケ ー
プル は
24AWGで、 芯線径は0.51 mm、 こ れが ミ ニ
マ
ム と思わ れ る 。
と こ ろ が フ ラ ッ ト に な る と32AWGで0.20mmとな る 、 当然抵
抗値 も 増大す る 。 線径 も 重要だが、 一番恐ろ し いのは
カ
シ
メ
の部分で、 こ こ の発熱、 ひ い ては電圧降下の発生が大 き な ト
ラブルとな る 恐れがあ る 。
PoEは断線な どでの電力 供給遮断は仕様 に あ る が、 末端の
電圧降下 を検知す る 仕様は 見当 た ら ず、 ケ ー
プル が原因の
ト
ラプル は 障害の切 り 分 け が手間
取
る 事が予想 さ れ る 。 PoEの
設置はPSEとPD間 に 距離があ る 場合が多 く 、 単独での障害対
応 は 厄介であ る 。 特 にLAN ケ ー
プル での ト ラ プル は 構造上交
換す るのが障害切 り 分け に は 有効 で あ る が、
実
際の現場 では
難 し い。 こ の対策と し て、 移動が節単な PSE を
取
り 外 し 、 PD
の近 く
ま
で移動 さ せ 、 コ ー
ド リ ー
ル 等 で給電 し 、 短 い LAN
ケ ー
プル で試
験
を す る 方法 で対応 し て い る 。 LAN ケ ー
プルの
場合、 途中 での不良は 断線以外に は 少な く 、 多 く は プラ グの
交換 で解決す る 場合が多 い。 コ ー
ド リ ー
ルや交換用のプラ グ
等 を 修理 に は持参 さ れ る こ と を おす す め す る 。
ま
た、 施工時
はPD側の余長 を メ ン テ ナ ン スのた め に多 め に すべ き であ る 。
ご輿味の )i は 「'egaSystems コ ン ピ ュ ー タ ウ ェ プサ イ
ト 」 に ア ク セ ス 下 さ い
https: www.faccbook.com vegasystcms.jp?fref=nf
PoEを 含め、 コ ン ピ ュ ー
タ 関連梢報が掲載 さ れて い ま す。
戸麟讐雪雪冒1 4
- 15. 所長
株式会社 シ ィ ・ エ ム ・
エ ス (CMS)西 日 本営業部
西土高雅 氏
豊橋営業所
(三級 パ ソ コ ン 整備士)
整備士の資格が第一
歩、
「レセコ ンJはス タ ン ドアロ ンから遠隔サポー
ト に進化
「 レ セコ ン」 はス タ ン ドア ロ ン か ら ネ ッ ト ワー
ク対応型へ と進化 し、 メ ンテナンスも難 し く な っ て き て い る 。
今回ご紹介する の は 、 そ の現場で活躍する西土 さ んだ。
レ
セ
コ
ン
、
こ
の
言
葉
に
ピ
ン
と
く
る
人
は
少
な
い
だ
ろ
う
。
レ
セ
コ
ン
と
は
レ
セ
プ
ト
コ
ンピ
ュ
ー
タ
の
略
で
、
1
9
7
0
年
代
に
登
場
し
始
め
た
診
療
報
酬
明
細
書
を出
力
す
る
コ
ン
ピ
ュ
ー
タ
の
こ
と
で
あ
る
。
この
レ
セ
コ
ン
を
取り
扱
う
会
社に
勤
務す
る
の
が
今
回
ご
紹介
す
る
西
土
高
雅
さ
ん
で
あ
る
。
具体
的
に
は
、医
療
系
、
薬
局
系
の
レ
セ
コ
ン
の
サ
ボ
ー
ト
業
務
を
さ
れ
て
いる
。
西
土
さ
ん
が
3
級
パ
ソコ
ン
整
備
士
を
受
験す
る
き
っか
け
と
なっ
た
の
は
、
会
社
か
ら
の
ス
キ
ル
ア
ッ
プ
の
指
示
だっ
た
。
「
何
を
受
けよ
う
か
調
べ
て
い
る
際
、自
分
は
バ
ソ
コ
ン
を整
備
す
る
業
務
な
の
で
、
まず
は
パ
ソ
コ
ン整
備
士
か
な
と
思
いま
し
た
。
実
際
に
受
け
て
み
る
と
、
3
級
は
バ
ソ
コ
ン
の基
礎
知
識
が
身
につ
い
て
いれ
ば
決
し
て
難
し
く
は
な
い
と
い
う
印
象で
し
た
。
ひ
とつ
の
資
格
を
取
得
し
た
と
い
う
意
味
はあ
りま
し
た
。
で
す
が
早
く
、
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
の知
識
が
深
ま
る
2
級
を
受験
し
た
い
で
す
。
と
い
う
の
も、
昔
は
レ
セ
コン
は
スタ
ン
ド
ア
ロ
ン
で
動
作
す
る
も
ので
し
た
が
、
最
近
は
イ
ン
タ
ー
ネ
ッ
ト
に
繋
がり
、
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
越
し
に
保守
や
修
正
デ
ー
タ
の
パ
ッ
チ
を
当
て
た
り
す
る
よ
う
に
な
り
、
便
利
に
な
った
反
面、
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
の知
識
が
不
可
欠
に
な
っ
て
いる
か
ら
で
す
」
個
人
情
報
や
重
要
な
経
営
デ
ー
タ
を
扱
う
シ
ス
テ
ム
はセ
キ
ュ
リ
テ
ィ
の
万
全
を
期
すた
め
、
ス
タ
ン
ド
ア
ロ
ン
で
構
築
す
る
こ
と
が
多
か
っ
た
が
、
今
や
そ
れら
も
ネ
ッ
ト
に
繋い
で
し
ま
う
時
代だ
。
ハ
ー
ド
や
ソ
フ
ト
の
保
守
だ
け
で
な
く
、
医
療
の
個
人
情
報
や
経
理
デー
タ
ま
で
保
護し
な
く
て
は
な
ら
ない
。
西
土
さ
ん
の
会
社
で
は、
社
内
で
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
の
勉
強会
を
定
期
的
に
開
い
てセ
キ
ュ
リ
テ
ィ
を
強
化
し
て
いる
と
い
う
。
「
医療
改
正
が
2
年
に
1
回
あり
、
昔
は
そ
の
都
度
、
シ
ス
テ
ム
更
新
用
の
デ
ー
タ
C
D
を
顧
客
に
郵
送
し
て
い
た
の
で
す
が
、
現
在
は
ネ
ッ
ト
か
ら
ダ
ウ
ン
ロ
ー
ド
す
る
よ
う
にな
り
ま
し
た
。
ま
た
、
顧
客
の
シ
ス
テ
ム
を
弊
社
か
ら
遠
隔
操
作
で
サ
ボ
ー
ト
で
き
る
よ
う
に
な
り
ま
し
た
。
今
は(
薬
剤
師
の
先
生
が
投
薬
履
歴
な
ど
を
閲
覧
す
る
た
め
の
)
iPa
d
を
使
った
シ
ス
テ
ム
の
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
を
担
当
し
て
い
て
iP
a
dを
触
る
機
会
が増
え
て
い
ま
す
」
I
T
の
進化
と
と
も
にサ
ボ
ート
の
守
備
範
囲
も
広
が
っ
て
い
る
。
C
M
Sで
は
自
社
開
発
のド
ク
タ
ー
デ
ス
ク
ト
ップ
と
い
う
シ
ス
テ
ム
が
あ
り
、
日
本
医
師
会
のオ
ル
カ
シ
ス
テ
ム
と
連動
し
て
いる
。
そ
の関
係
で
オ
ル
カ
シス
テ
ム
も
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
で
き
る
よ
う
に
、
専
門
の
資
格を
取
得
し
て
いる
と
い
う
。
ソ
フ
ト
ウ
ェ
ア
の
サ
ボ
ー
ト
に
は
医
療
知
識
も
駆
使
し
な
け
れ
ば
な
ら
ない
。
そ
れ
に
よ
り
ソ
フ
ト
面
、
ハ
ー
ド
面
の
両
方
を
ワン
ス
ト
ップ
で
サ
ポ
ー
ト
す
る
体
制
を
整
え
て
い
る
のだ
。
ま
さ
に
ネ
ッ
ト
ワ
ーク
が
重
要
視
さ
れ
る
2
級
パ
ソ
コ
ン整
備
士
、
そ
し
て
1
級
。ハ
ソコ
ン
整
備
士
と
ス
テ
ップ
ア
ッ
プ
し
て、
よ
り
充
実
し
た
サ
ポ
ー
ト
に役
立
て
て
頂
きた
い
。
レセコンは明細円を印刷することが命。 プリンター
の修理需要が多いため、
自社内でメー
カー
認定の條理サボー
トを行っている。
1 5
- 16. 太田歯科医院 受付勤務
瀧井 佐知子 氏 (ー級 パ ソ コ ン 整備士)
受験の き っ かけは院長の引退宜言。 で も 、今では
パ ソ コ ン触る のが楽 し く て し ょ う がないんです。
兵庫県神戸市元町。東京 · 銀座、大阪 ・ 心斎橋な ど と共に、 老舗が立ち並ぶ名門高級商店街と し て名高い元町商店街が あ る 。 そ の商店街の一
角 にひ っ そ り と
あ る太田歯科医院。 そ こ で勤務 さ れ る瀧井 さ んは今年、 1 級パ ソ コ ン整備士に合格 さ れた。彼女は容姿から は想像できない今年60歳に な る方であ る。
「
初
め
て
バ
ソ
コ
ン
整
備
士
を
受
け
よ
う
と
思っ
た
の
は
、
51
歳
の
時で
し
た
。
歯
科
医
院
の院
長
に
:
そろ
そ
ろ
引
退
す
る
よ
:
と
い
わ
れ
た
の
で
、
パ
ソ
コ
ン
を
勉強
し
て
転
職
に役
立
て
よ
う
と
思
い
、
購
入
し
た
の
が
始
ま
り
で
し
た
」50
代
か
ら
の
遅
め
の
ス
タ
ー
ト
だ
っ
た
。
「
モデ
ム
と
。ハ
ソコ
ン
が
自
宅
に
届
き
、
取
扱
書
を見
な
がら
自
分
で
一
か
ら
全
部
接
続
し
た
ん
で
す
よ
。テ
レ
ビ
の
機
能
や
無
線
L
A
N
の
設
定
や
。
中
でも
セ
キ
ュ
リ
ティ
の
設
定
が
難
し
く
て
一
日
が
か
り
で
や
りま
し
た
」
普
通
な
ら
、こ
こ
で
根
を
あげ
そ
う
な
の
だ
が、
彼
女
は
違
っ
て
い
た
。
「
好奇
心
旺
盛
な
の
か
、あ
ち
こ
ち
触
っ
て
い
る
う
ち
に
ト
ラ
プ
ル
が
い
っ
ば
いあ
り
ま
し
て、
知
人
と
か
周
り
の
人
に電
話
し
て
聞
い
た
り
、サ
ボ
ー
ト
セ
ン
タ
ー
に電
話
し
た
り
し
て
い
る
う
ち
に
す
っ
か
り
ハ
マ
っ
て
し
まい
ま
し
た
。サ
ボ
ー
ト
セ
ン
タ
ー
の
方
が
適
切
に
サ
ポ
ー
ト
し
て
く
ださ
っ
て
、
す
ご
い
な
っ
て
、
そ
の
時
感動
し
たん
で
す
。
私も
自
分
で修
理
が
で
き
る
よ
う
に
な
り
た
い
な
と
。そ
れ
がき
っ
か
け
だ
っ
た
ん
で
す
。
バ
ソ
コ
ン
触
っ
て
い
る
の
が
面白
く
て
、
楽
し
く
て
し
ょう
が
なか
っ
た
ん
で
す
」
そ
し
て
、
友
人
か
ら
教
え
て
も
ら
っ
た
3
級
パソ
コ
ン
整
備
士
を
受
験
。
創
造
力開
発
セン
タ
ー
主
催
の
講
座
を
51
歳
の
秋
に
受
け
て
取
得
。
翌
年の
春
に2
級
を
受
験
し
合
格。
「
3
級
は
テ
キ
ス
ト
を
し
っか
り
覚
え
れ
ば
難
し
く
な
い
で
す
。
2
級
は
内
容
を
き
ち
ん
と
理
解
し
て
い
な
い
と
問
題
が
解
けな
い
な
と
思
い
ま
し
た
。自
作
パ
ソコ
ン
の
購
座
が
あ
り
ま
し
て
、受
講
し
て
、ハ
ー
ド
ウ
エ
ア
を
自
分
で
組
み
立
て
、
そ
れ
にO
S
を
イ
ン
ス
ト
ー
ル
し
て
。そ
の
よ
う
に
実
際
や
って
み
る
と
、
より
理
解
で
き
ま
し
た」
今
年
合格
し
た
1
級
は
ど
う
だ
っ
た
の
だ
ろ
う
。
「
3
回
チ
ャ
レ
ンジ
し
ま
し
た。
80
%
の
合
格
基部
は
、
完
璧
に
解
答
し
た
と
自
分
で
思
っ
て
も
、
ぎ
り
ぎ
り
合
格
圏
内
と
い
う
難
し
さ
だ
と
思
い
ま
す
。
1
度
落
ち
て
か
ら
、ち
ょっ
と
寄り
道
し
て
基
本
情
報
処
理
技
術
者(
以
降、
基
本
情
報
)
を
取
得
し
ま
し
た
。
l
級
整
備
士
は
テ
キ
ス
ト
以
外
の
知
識
が
全
く
対
応で
き
な
か
っ
た
で
す
。
だ
か
ら
次
の
受
験
ま
で
に
テ
キ
ス
ト
以
外
の
こ
と
、
わ
か
ら
な
い
こ
と
を
イ
ン
タ
ーネ
ッ
ト
で
調
べ
て
、
そ
こ
か
ら
枝
葉
を
伸
ば
し
て
、
テ
キ
ス
ト
に
書
き
込
み
、
そ
の
テ
キ
ス
ト
を
持
ち
歩
い
て
学
習
し
て
い
ま
し
た
。私
の
唯
一
の
勉
強
時
間
と
いう
の
が
、
電車
の
中
と
、
仕
事
の
合
間
の
お昼
休
み
で
し
た
。
基
本情
報
の
午
前
試
験
と、1
級
の
テ
ス
ト
の
内
容
が
、
セ
キ
ュ
リ
テ
ィ
や
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
な
ど
重
複
す
る
と
こ
ろが
あ
り
ま
し
た。
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
や
ハ
ー
ド
ウ
エ
ア
は
1
級
の
方
が
深
いで
す
ね
」
基
本
情報
を
受
け
た
こ
と
で
、
知
y
識が
よ
り
深
まっ
た
と
い
う
。と
こ
ろ
が
、
基
本
情
報
を
受
けた
後
、
実
父
が
が
ん
で
入
院
、
亡
くな
る
と
い
う苦
難
を
乗り
越
え
る
こ
と
に
。
「
去
年
3
回
忌
を
終
え
た
の
で
、
そ
れ
で
ま
た
最
初
の
目
標
を
達
成
し
な
い
と
な
ん
と
な
く
中
途
半
端
な
感
じ
が
し
て
。
そ
れ
で
去
年
の
年末
く
ら
い
か
ら
、
ま
た
テ
キ
ス
ト
を
読
み
直
し
て
、
今、
ど
ん
な
問
題
が
出
題
さ
れ
てい
る
の
か
な
と
思
い
な
が
ら
、
と
りあ
え
ず
1
回
受
け
て
み
よ
う
と
思
った
ん
で
す
」
結
果
は
見
事
合
格。
1
級
合
格
者
は
ま
だ
数
少
な
い
。
女
性合
格
者
は
さ
ら
に
希
少
で
あ
る
。お
見
事
の
一
語に
尽
き
る
。と
こ
ろ
で
、
転
職
は
さ
れ
るの
だ
ろ
う
か
。
「
院長
は
70
歳
過
ぎ
で
す
が
、
結
局
ま
だ
続
ける
そ
う
で
す(
笑
)
私
も
引
退
まで
、
今
の
仕
事
を
続け
よ
う
と
思
いま
す
」
そ
れ
で
も
、
院
長
引
退
後
は
、
転
職
の
機
会
を
楽
し
み
に
し
てい
る
と
い
う
0
60
歳
と
は
思
え
な
い
ハ
ツ
ラ
ツ
と
し
た
瀧
井
さ
ん
。
こ
れ
か
ら
も
後
進の
パ
ソ
コ
ン
整
備
士
た
ち
のH
標
に
な
る
よ
う
、
チ
ャ
レ
ンジ
を
続
けて
頂
き
た
い
と
思
う
。
1 6
- 17. /
>
’
代表取締役
有限会社コ ミ ュ ニ ケー
シ ョ ン ・
ア ン ド ・
サポー
ト
笹沼敏久 氏
人 と 出会いた い、触れ合いた い !
その強い思いで、 ITサポー
ト 会社を設立
会社勤務を経て、自身でIT関連企業を創業し た笹沼氏。
「人と触れ合いたい」 という強い気持ちが、人生を変えたと言います。
「
机に
し
が
み
つ
く
だ
け
の
人
生
で
終
わ
り
た
くな
い
、
い
ろ
んな
人
に
出
会
い
、
触
れ
合
え
る
仕
事
が
し
た
い」
こ
の
強
い
思
い
か
ら
2
0
0
4
年に
有
限会
社
コ
ミュ
ニ
ケー
シ
ョ
ン
・ア
ン
ド
・
サ
ボ
ー
ト
を
創業
し
、
w
e
bサ
イ
ト
の
企
画
・
運
営
・デ
ザ
イ
ン
や、
パ
ソ
コ
ン
の出
張サ
ボ
ー
ト
事
業
を展
開
す
る
の
が
笹
沼
敏
久
さ
ん
だ。
同
社
は
こ
れ
以
外
に
も
H
P
制
作
や
パ
ソ
コ
ン
関
連
の
セ
ミ
ナ
ー
各
種
を
開
佃
し、
バソ
コ
ン
整
備
士
協
会
の
認
定
校
と
し
て、
パ
ソ
コ
ン
整
備
士
2
.
3
級
の
誂
座
も
開
講
し
て
い
る
。
維
沼
さ
ん
が
最
初に
I
T
関連
の仕
事
に
就い
た
の
は、
日
本
の
ポ
ー
タ
ル
サ
イ
ト
の
草
分け
的
存
在
と
も
言
え
る
、
株
式
会
社
イン
フ
ォ
シ
ー
ク
。そ
の
後
、
大
手
印
刷
会
社
の
W
in
do
ws
ソフ
ト
開
発
な
ど
を経
験
し
起
業
し
た
。
「
当時
の
仕事
も
楽
し
かっ
た
の
で
す
が
、
開
発部
署
は
人
と
接
す
る
機
会
も
限
ら
れ
ま
す
し
、
も
っ
と
人
と
触
れ
合
え
る
仕
事
が
し
た
い
と
い
う
気
持
ち
が
徐
々
に
大
き
く
な
っ
た
ん
で
す
。
独
立
し
て
か
ら
は
毎
日
が
楽
しい
で
す
ね
。
常
に
安
定
し
た
売
上
が
あ
る
と
は
限
り
ま
せ
ん
し
責
任
g;:--,_
V
受講者は50-60代が8割、 次いで多いのが20代30
代の女性だと言う。
会
社
勤
務
を
経
て
2
0
0
4
年
に
創
業
と
ころ
で
今
回
、
笹
沼
さ
ん
を
取材
さ
せ
て
い
ただ
い
た
―つ
の
き
っ
か
け
が
、
授
業
内容
の
而
白
さ
だ
。
自
社
H
P
で
も
;ノ
ー
ス
スタ
デ
ィ
形
式
で
の
授
業
こ
娑
?
た
っ
て
いる
通
り
、
同
社
が
開
謡
す
る
各
講
座
には
、
実
践
授
業
や
、
現
場
で
の
体
験
談
を盛
り
込
ん
だも
の
が
多
い
。
2
1
3
人
に1
台
の
パ
ソ
コ
ン
を提
供
し
、
解
体
や
メ
モ
リ
の
取り
付
け
を
行
い
、
再
度
、
起
動
さ
せ
る
授
業
な
ど
も
行
っ
て
い
る
。
「
パ
ソ
コ
ン
を学
び
始
め
た
ば
か
り
の
方
に
と
っ
て
の
。ハソ
コ
ン
は
ま
だ
ク、
ブ
ラ
ック
ボ
ッ
ク
ス
ク
oで
す
が
、
解
体
な
ど
を
経
験
す
る
こ
と
で、
プ
ラ
ッ
ク
ボ
ッ
ク
ス
では
な
く
な
る
。
ま
た
、
テ
キ
ス
ト
に
書
か
れ
て
いる
技
術
的
な
側
面
に
加
え
、
パ
ソ
コ
ン修
理
な
ど
の
現
場
で
は
¢
とん
な
こ
と
に
困
っ
た
り
焦
っ
た
りす
る
の
か
て
と
い
う
具
体
例
を
出す
こ
と
で
、
よ
り理
解
度
が
深
まる
と
考
え
て
いま
す
。
生
徒
さん
に
と
っ
て
、
興
味
が
あ
る
の
は
や
はり
¢
土の
声
ク
や
、
じ
ま
、起
き
て
い
る
事
象
こ
興
味
を
ひ
く
の
は
、
現
場
の
生
の
声
も
大
き
い
で
す
が
、
そ
れ
で
も
今
が
楽
し
い
」
二人三脚で会社を支えている奥さまの美和
さんは、 「いろんなことに自らが桃瑕し、それを
生徒さんに伝える、そんな姿勢が評価されて
いるのだと思います。これからもたくさんの方
に講座を聞いて欲しいですねjと話す。
セミナー
会場にもなっている、 神奈川県大和
市の大和商工会請所前で。
し
かし
、
セ
ミ
ナー
開
講
と
ひ
と
こ
と
で
言
っ
て
も
、
そ
れほ
ど
集
客
は
簡
単
で
は
な
い
は
ず
だ。
「
広
告
を
打
ち
なが
ら
、
試
行
錯
誤
し
て
い
ま
す(
笑
)
。
そ
ん
な
中で
工
夫
し
た
のが
、
筋
工
会
談
所
の
レン
タ
ル
ル
ー
ム
で
の
開
講。
場
所
的
な
安
心
感
も
高
ま
り
ま
すし
、
女
性
一
人
で
も
受
講
し
や
す
い
よ
う
です
。
ま
た
、
受
講
し
て
くだ
さ
っ
た
生
徒
さ
ん
と
の
つ
な
が
り
が
、
開
発
や
デ
ザ
イ
ン
仕事
に
つ
な
が
る
こ
と
も
多
い
ん
で
す
。
リ
ア
ル
な
人
と
の
つ
な
が
り
で
生
ま
れ
るも
の
は
大
き
い
と
改
め
て
実
感
し
て
い
ま
す
」
創
業
し
て
約
10
年
、
ま
だ
ま
だ
や
り
た
い
こ
とが
多
く
あ
る
と
話
す
笹
沼
さ
ん。
「タ
ブ
レ
ッ
トや
ス
カ
イ
プ
を
使
っ
た
通
信
教
育
が
でき
れ
ば
楽
し
い
で
し
ょ
う
ね。
整
備
士
購
座
を
痔
門
学
校
の
コ
ー
ス
に
取り
入れ
て
も
ら
え
る
よ
う、
声
を
か
け
て
み
たい
と
も
思っ
て
い
ま
す
。
ま
だ
ま
だ
が
ん
ば
っ
て
い
き
ま
す
よ
」
コ
ミュ
ニ
ケ
ー
シ
ョン
・
ア
ン
ド
・サ
ボ
ー
ト
東
京
巾
務
所
/
束
京
都
港
区
南
青
山
2
,11
,13
南
青
山
ビル
4
F
TE
L
:
03
,5
8
6
0
,
6
5
2
5
h
t
t
p
:
\
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w
w
.s
e
m
in
a
r.
c
a
n
d
s,
g
ro
u
p.c
o
m
1 7