治療院スタッフのマニュアル化のためのセミナー資料です。 スタッフを雇用して治療院を経営していく場合スタッフ教育やスタッフ育成のマニュアル化というのは非常に重要なポイントになります。

1. スタッフ教育のマニュアル化 3 つの原則
スタッフに仕事を任せる事のメリット
メインベネフィット
・働く時間を減らすことが出来る
労働集約型の唯一の改善策
何のためにスタッフを雇うのか？
人を雇う２つの考え方
１．自分の補助として雇う[受付・アシスタント]
２．自分の代わりに働いてもらう
今回話しするのは、自分の代わりに働いてもらう。
働く時間を減らす為！
スタッフを雇っているのに働く時間が減らなくては意味がない
マニュアル化のメリット
○どんなスタッフでも成果を上げることが出来る
・スタッフの能力に左右されないから安定して売上を上げる事が出来る。

2. 接客がうまい人は売上が上がるけど口下手では患者さんがつかない。では意味がないし、スタッフ同士の上下関
係もできやすい。不要なマネジメントの元。
・技術レベルが一定なら余計な指名が減る。指名が入ることで予約がうまくまわらないことがある。忙しいスタ
ッフと暇なスタッフが出来上がってしまう。これもスタッフ間の上下関係を作ってしまう原因になる。
○経営者と従業員という明確な立場が出来上がる
・替えがきくようにしておくことでスタッフがつけあがるのを防ぐ。
[誰にでもできる仕事は時給が安いのと一緒]
・マネジメントしやすい
反論
○マニュアル人間になってしまうのでは？
○マニュアルが分厚いと読む気にならない
○スタッフが工夫しなくなるのでは？
３つの原則
１能力のない人材しか集まらない
・良いスタッフ来ないかな？
・もっとこんなスタッフがいればいいのに

3. ・引き寄せの法則
叶いません
能力の高い人材は自分でやった方がもうかることを知っているから独立する。
大切なのは辞める理由ではなく、やめてしまうという事実。
ビジネスで一番悪い数字は１．
１店舗
従業員１人
集客媒体１つ
一般的なマネジメントの理論には２つの考え方があります。
１．どんなスタッフにも等しく能力がある[マネジメントで引き出そう]
２．スタッフのモチベーションは上げられる
能力があっても、自社に生きるかはわからない
たとえば

4. 漫画がうまい
野球がうまい
料理がうまい
など、治療院経営とは関係のない能力
小さな治療院では、全てのスタッフの能力に合わせて仕事を振るのは現実的に不可能
モチベーション
モチベーションは感情です。
好き嫌いと一緒です。
人参が嫌いな人に、俺は人参が好きだ！お前は人参食べれる！といっても食べれるようにならない。
自分で作ってみたり農家に合ってみたり体に良い成分を聞いたりして食べたときに、好きになるかもしれないけ
ど、だめなものはダメ。
つまり、モチベーションは好き嫌いと一緒で管理することができないもの
この二つの考え方からわかるのは、
社長のクオリティを求めてはいけないということ
60 点主義に徹する

5. 原則２行動だけを管理する
モチベーションは管理できないけど行動は管理できる。
これがマニュアル化[チェックリスト化]
スタッフが何をやったか、何をやってないかを把握することができる
・チェックリストに従えば成果が出るようにする
・やっていなければ叱る
・できなければ教える
大切なのはチェックを埋めることではなく目的を達成すること
チェックリストの作り方
スタッフに作らせます
１．スタッフに仕事を教える
２．スタッフにチェックシートを作らせる
３．そのチェックシートを使って仕事をやってみる[内容をブラッシュアップ]
４．そのチェックシートで別のスタッフに教える
これを繰り返す。

6. このチェックシートを見たときにきっとあなたは満足しません。
なぜなら、原則１に戻りますが能力のない人材しか集まってこないから。
チェックリストを作るメリット
１．しかる基準ができる
２．できる分野がわかる
３．できない分野にもできることを見つけることができる。[使えない人材が使えるようになる]
４．目に見えないものに振り回されなくなる(やる気、もちべ、スタッフのなかが悪い)
５．任せられる仕事が増える[院長指名の患者さんでも実は院長じゃなくてもよい部分はたくさんある]
原則３働く時間を減らすというゴールから逆算する
・働く時間を減らすためにはスタッフに何を任せればいいのか
・それを任せるために、今何が必要か？
働く時間を減らすというゴール設定をせずに、いつかはスタッフに仕事を任せたいではいつまでたっても任せる
ことができない。

7. 以上３つ
１．能力のない人材しか集まらない
２．行動だけを管理する
３．働く時間を減らすというゴールから逆算する
この３つの原則を抑えることで、
・スタッフに振り回されなくなる。逆に振り回す側になれる
・精神的なストレスが軽減する。
・スタッフに対するイライラが減る[こんなこともできないの？というのがなくなる]
・しかるポイントがわかる。やらないとできないの区別がつく
ようになることできます。
ぜひ、あなたの治療院のマネジメントに役立ててください。

8. スタッフを雇用している治療院経営者
のための情報サイト
TECO の WEB サイトはこちらをクリック
http://www.nakamuneyutaka.com/
治療院コンサルタント 中宗豊