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20060316 ku-librarians勉強会 #76：京都大学における電子ジャーナルをとりまく現状：購入に関わる実務を中心に
- 4. 購入の側面から見た電子ジャーナルの
種類
電子ジャーナル
電子ジャーナル
購 入 非 購 入
各雑誌タイトル毎
各雑誌タイトル毎
タイトル パッケージ 論文単位の
論文単位の購入 オープンアクセス誌
オープンアクセス誌
冊子＋
冊子＋オンライン 冊子＋
冊子＋オンライン
E-Only E-Only
- 12. EJ用語
DDP ＝ Deep Discount Price
FTE ＝ Full Time Equivalent
CAP ＝ Price Cap（値上げ率の上限設定）
- 14. Elsevier社 Science Direct ２
京都大学はフリーダム・コレクションで契約
実際はコンプリート・コレクション契約部分の金
額を支払い
コンプリートコレクションを選択した時点
＝冊子のキャンセルが付きまとう構造
→ 悪夢の始まり？
- 15. Elsevier社 Science Direct ３
SDにおける「購読誌」とは
冊子購読タイトル
電子ジャーナル購読タイトル
（参照：京大購読タイトルリスト）
購読タイトル ≠ 閲覧可能なEJタイトル
非購読タイトルは契約終了後の保障なし
- 16. （５）Elsevier購読形態と利用件数
Elsevier購読形態と
購読形態
Elsevier購読形態別
Elsevier 購読形態別 タイトル 数 ( 2005 )
2005) Elsevier利用件数
Elsevier 利用件数
（2005
2005.
（ 2005 .1 - 9 )
購読誌
非購入誌
556, 26%
249,569,
32%
購読誌
（Online） 購読誌（冊
非購読誌 購 読誌 104,056, 子）,432,850,
1,542, 71% （ Onli ne ） 13% 55%
63, 3%
- 17. パッケージ契約モデル：概念図（京都大学の場合）
出版社は契約額をPrintとOnlineの
2005年契約 総額で捉えている
100
Print（各部局が負担） Online
（全学で負担）
全学で負担）
コンソーシア
80 20 ムの交渉結果
は、主に値上
がり分の抑制
研究室等で購読中止 として実現さ
2006年契約 したPrintの価格は れる
Online価格に追加
Online
Print（各部局が負担） Print購読 （全学で負担）
全学で負担）
中止分 値上がり分
70 10 20 5
35
105
京大独自の値下げ交渉へ
京大独自の値下げ交渉へ 出版社からみた値上がりは５％
出版社 ５
７５％
Onlineのみの値上がりは７５％
７５
- 18. Elsevier社 Science Direct ６
冊子との連動を止めるには？
E-Onlyモデルへの移行？／タイトル毎の購読？
エルゼビア社はE-Onlyモデルを推奨
E-Only部分が大きい方が割引率が大きい
10％→
国内で完全E-Onlyの大学はまだないとのこと
- 20. Wiley社 InterScience １
すでにE-Onlyモデルに移行
京都大学では数年前に導入を継続するか審議
された際に、従来型の冊子＋電子モデルに置き
換えて導入を続けることに（当時の委員会審議
記録より）
しかし、この点はどれくらい広まっているのか疑
問？
- 21. Wiley社 InterScience ２
JANUL提案モデル －京大モデルへ置換
全タイトル＋2002.1以降追加タイトル（クロスアク
セス）
冊子代理店と電子ジャーナル代理店を同一に
一括契約区分「T」
割引の余地：2%キャンセル許容
2.5%内でWiley商品を購読（例年12月頃までに
決定）すると、その分の基礎金額が割引される
継続機関：アクセス料金を割引
- 24. Springer社 （2005.9試算）
Springer社価格モデル
Springer 社価格モデル 比較図
社価格 モデル
100,000
90,000
80,000
70,000
60,000 DDP
50,000 EJ
冊子
40,000
30,000
20,000
千円
10,000
0
(参考） 2006年 2006年
2005年実績 従来型モデル E-Onlyモデル
