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● ● ○ ● ● ● ● 紅 茶 と
● ● ● ● ● ● ビ ー ル と
● ○ ● ● ● 図 書 館 の 旅
Tee
坂本 拓 (附属図書館 雑誌情報掛)
八木澤 ちひろ (医学図書館)
梶谷 春佳 (附属図書館 参考調査掛)
ku-libarians #174 2014.02.20 Thu.
H25(2013)年度 海外研修報告
ジョン万プログラム
• 若手人材を対象に、海外経験等の機会
を支援し、国際的な活動を奨励・促進
することを目的として、大学が主体と
なって次世代のグローバル人材を積極
的に養成する全学的プログラム
• http://www.john-man.rp.kyoto-u.ac.jp/index.html [accessed
2014.02.16]
図書系職員海外調査研修
• 図書館職員が、海外の学術機関の図書館
における先端的運営の調査等を行うこと
により、得られた成果を本学の施策、業
務に活用することを目的とした研修プロ
グラム
11/11
University of Warwick
11/12
University of Oxford
11/13
Jisc Collections
11/14
City University London
11/15
Europe PubMed Central
(British Library)
Coventry
Oxford
London
11/10(日)出発
11/11(月)
ウォーリック大学
University of Warwick
11/12(火)
オックスフォード大学
University of Oxford
11/13(水)
英国情報システム合同委員会
Jisc
11/14(木)
シティ大学ロンドン
City University London
11/15(金)
英国図書館
British Library
11/16(土)移動日(英→独)
11/18
Universität Regensburg
11/20
Universität Göttingen
11/21
DFG
11/22
ZB-MED
Frankfurt
am Main
München
Regensburg
GöttingenKöln
Bonn
11/17(日)移動日
(Frankfurt→München)
11/18(月)
レーゲンスブルク大学
Universität Regensburg
11/19(火)予備日
11/20(水)
ゲッティンゲン大学
Universität Göttingen
11/21(木)
ドイツ研究振興協会
DFG
11/22(金)
ドイツ医学中央図書館
ZB-MED
11/23(土)帰国
本日のお品書き
• APC(論文投稿料)の管理と支援
+ドイツにまつわるエトセトラ
• 医学情報とオープンアクセス
• 大学図書館におけるモバイル端末向け
サービス
○ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
APCの管理と支援
+ ドイツにまつわるエトセトラ
1.
APC(Article Processing Charge)
とは何か?
学術情報の流通コスト・負担者の変化
◆従来 ◆現在
研究者
出版社図書館
論文の執筆
雑誌として編集雑誌のアクセス
環境の整備、
購読料の
支払い
研究者
出版社図書館
徐々に移行
調査機関と内容
■APC
イギリス
・Jisc Collections - Jisc APC Pilot Project
・Oxford 大学
ドイツ
・DFG - Open Access Publizieren
・ゲッティンゲン大学図書館
■その他
・DFG - ナショナル・ライセンス
・レーゲンスブルク大学 - EZB
調査機関と内容
■APC
イギリス
・Jisc Collections - Jisc APC Pilot Project
・Oxford 大学
ドイツ
・DFG - Open Access Publizieren
・ゲッティンゲン大学図書館
■その他
・DFG - ナショナル・ライセンス
・レーゲンスブルク大学 - EZB
イギリスにおけるOAの背景
• Finch レポートの発表 (2012年6月)
RIN(英国研究情報ネットワーク)が、英国でのOAは、Green
OA よりもGold OAによって実現されるべきであるとするもの。
• RCUKの新しいOA方針の発表(2013年4月)
RCUK(英国研究会議)の助成を受けた研究成果は、OA誌への投
稿、あるいはハイブリッド誌のOAオプションを利用すること等
を義務付けるもの。
↓
Gold OA処理の激増が予想され、Jisc Collections が
何らかのインフラを提供する必要が生じた。
Jisc APC Pilot Project
• 2013年4月から、1年間の期限付きのプロジェクト
• 目的:
1. 英国におけるAPCの実情の調査
2. 英国の大学、研究者、出版社が共同で使用
できるAPC処理のためのプラットフォームの構築
英国におけるAPCの実情の調査
• 全英の51機関への調査の結果
67%が、既にAPCのための財源を準備。
(全く準備していない機関が6%、現在検討中が16%)
0
5
10
15
20
25
30
35
40
Yes or in process No In discussion about setting
up fund
No response
Numberofinstitutions
Does your institution have a fund for paying APCs?
Jisc APCのワークフロー
著者
出版社
著者or
所属機関
Jisc APC
プラットフォームシ
ステム内にて、ベ
ンダー(OAK)が、
Invoiceを基に
論文のメタデータ
を作成
Jisc APC
プラットフォームか
ら論文のメタデータ
を入力。
著者
Jisc APC
・デポジットした研究費
・APC支援財源 etc
管理者
論文の投稿
(アカウント有)
サイン・イン
(アカウント無)
Invoice送付
Invoice転送
APC支払い
必要の連絡
予算の選択
予算執行の
可否を判断
ステークホルダーの温度差
• 出版社
Elsevier等の大手出版社 - 消極的
中小規模の出版社・学会 - 非常に積極的
• 大学
UCL、Oxford、Manchester 等 - 消極的
中小規模の大学 - 積極的
調査機関と内容
■APC
イギリス
・Jisc Collections - Jisc APC Pilot Project
・Oxford 大学
ドイツ
・DFG - Open Access Publizieren
・ゲッティンゲン大学図書館
■その他
・DFG - ナショナル・ライセンス
・レーゲンスブルク大学 - EZB
オックスフォード大学のOA
• 以前から、学内でGreen OA を推進するOA
ポリシーが存在。
• Green OA はAPCを必要としないため。
• フィンチレポート以後、学内研究者より、
OAについての問い合わせが非常に増えたた
め、ガイダンスを開催するまでに至ってい
る。
調査機関と内容
■APC
イギリス
・Jisc Collections - Jisc APC Pilot Project
・Oxford 大学
ドイツ
・DFG - Open Access Publizieren
・ゲッティンゲン大学図書館
■その他
・DFG - ナショナル・ライセンス
・レーゲンスブルク大学 - EZB
DFG - Open Access Publizieren
• DFG(Deutsch Forscungsgemeinschaft):
ドイツ国内の研究者の自治機関。国内の研究インフラ整備
のためのファンディングを行う。
• Open Access Publizieren プログラム
・2010年~2014年までの5年期限プロジェクト。
・ドイツ国内研究者のAPCの75%を援助。
・純粋なOA誌のAPCのみ支援。(ハイブリッドは認めない)
・2,000€ 以内のAPCのみ支援。
現場での実際の運用(1)
• DFG支援外の25%については、各大学で準備する
必要性。→各大学がOAファンドを準備。
しかし図書館だけで負担することは難しい・・・
対策例:
・医学部等のOAの志向が強い学部から予算をもらったり、
・25%のうち、全て機関が負担するのではなく、著者も
何割か負担するCo-paymentの制度
現場での実際の運用(2)
・大規模研究大学は、8ヶ月でこの予算を使い
きってしまったり・・・
・若手研究者が、教授等の目上の研究者に遠慮を
して、彼らまでAPCが回ってこないことも。
対策例:
・1研究者につき支援論文数の上限の設定
・若手研究者のためだけの、予算の取り置き
プログラムの今後
• 契機:
・研究者より、APC専用の支援プログラムを求める声が寄せられ
できた。
・研究者個人への支援か、機関を通しての支援かで激しい議論
が起きたが、最終的には現在の形態に。
• 効果:
プロジェクト被支援機関の年間発表論文中、平均8%がOAに。
初年度から支援を受けている機関は、平均20% 。
• 今後:
・2015年以降は、現在の75%という支援割合を徐々に減らして
いき、最終的には、機関が独自に、永続可能な財政制度を確
立することを期待。
調査機関と内容
■APC
イギリス
・Jisc Collections - Jisc APC Pilot Project
・Oxford 大学
ドイツ
・DFG - Open Access Publizieren
・ゲッティンゲン大学図書館
■その他
・DFG - ナショナル・ライセンス
・レーゲンスブルク大学 - EZB
ゲッティンゲン大学のOA
• SpringerとのOpen Choice包括契約は、2011年を
もって終了。
• 2012年度、約3,400本の学術雑誌論文が執筆され、
その約10%がOA 。 (割合は年々増加傾向に。)
• 2012年度、104論文がDFGの支援によりOAに。そ
のうち約6割が医学系研究者による論文。
• APCの残り25%を支援するためのファンドを創設。
(図書館と医学部の予算による)
ゲッティンゲン大学でのAPCフロー
研究者
出版社
論文の投稿
査読後にInvoice
の送付
ゲッティンゲン大学
電子出版部署
(図書館内)
【確認】
・当該誌が、純粋なOA誌か
・APCは2,000€以下か
・学内研究者による論文か
図書館の受入シ
ステムにて支払
データを渡す。
経理
部署
課題
• 財政的・人員的に永続可能な枠組みの構築
・DFGによる、75%の支援が終了した場合、どうするのか?
・医学部ほど研究費が潤沢でない学部の予算をどのように
確保するか?
• 迅速な支払処理
・査読終了後は、出版社も著者も、一刻も早い刊行に向け
て編集作業を進めたい。しかし図書館内での支払処理に
時間がかかり、遅延することも。
調査機関と内容
■APC
イギリス
・Jisc Collections - Jisc APC Pilot Project
・Oxford 大学
ドイツ
・DFG - Open Access Publizieren
・ゲッティンゲン大学図書館
■その他
・DFG - ナショナル・ライセンス
・レーゲンスブルク大学 - EZB
ドイツのナショナル・ライセンス(1)
Nationallizenz
• DFGにより2004年からスタート。
• 費用は全額DFGからの支援。
• コンテンツはEJのバックファイル、DB、E-Book。
• タイトルの選定や契約交渉などは、国内の大規模図書館
が担当。
↓
徐々に、カレント分への要求が研究者から高まる。
2008年-2010年、カレント分のナショナルライセンス
を目指して、パイロットプロジェクトを実施。
(Sage, Annual Review 等の中堅規模の12社が参加)
ドイツのナショナル・ライセンス(2)
Alianz-Lizenzen (2011-)
• Opt in 方式(契約に参加する機関のみ購読できる)
• “Moving Wall”
1年間のエンバーゴで、過去分はナショナル・ライセンスに。
• 費用の25%をDFGが支援。
• 契約実績
電子ジャーナル21製品(パッケージ含む)、
データベース10、電子ブック3 [2013年11月時点]
レーゲンスブルク大学のEZB
EZB (Elektronische Zeitschriftenbibliothek)
・600を超える参加機関による、相互入力式の電子ジャーナル
総合目録。(米国議会図書館も参加。)
・1997年(17年前!!)から実働。
・書誌と所蔵(EJのメタデータと各館の契約情報)のデータに
よって構成。
・約 72,600タイトルを収録。
・年間1,600万アクセス (各ジャーナルの書誌詳細画面)
EZB 検索結果一覧
青:OAで誰でもどこでも読める
ジャーナル。
黄:所属機関が契約しており、
認証を通過することでアクセス
可能になるもの。
赤:現在、アクセス権が無い
ジャーナル。
EZB 書誌詳細画面
論文からのリンクシステム
2回目の海外研修を終えて
• 大ケガは若い時にした方が良い
• 毎年、枠が有るというありがたさ!
• ただし、受入相手があってこその海外研修
○ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
医学情報とオープンアクセス
2.
オープンアクセス医学情報の需要
※ウイルス研・再生研・iPS研・放生研・放射性同位元素総合セ
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/stats [accessed 2014.02.16]
86%
14%
2013年総論文ダウンロード数:約110万件
医・関連部局※ …95万件
その他 …15万件
医学情報がオープンアクセスになると
• 高額な学術雑誌・論文のPPVを購入できな
いような、研究者や医師、メディカルス
タッフ、患者さんも、最新の研究成果を
無料で入手することができる!
!
世界最大の医学・生命学関連OAアーカイブ
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/
[accessed 2014.02.16]
NIH(米国国立衛生学研究所)の助成を受けた研究成果論文は、発行後12ヶ月以内にPMC
への登録が義務付けられている
イギリスにおけるOAの義務化
• 2013.04- RCUKによるオープンアクセス
指針を施行
• くわしくは坂本さんの担当分で!
ドイツにおけるOAの義務化
• “Gesetz zur Nutzung verwaister und vergriffener
Werke und einer weiteren Änderung des
Urheberrechtsgesetzes”
• http://dipbt.bundestag.de/extrakt/ba/WP17/524
/52444.html [accessed 2014.02.19]
(ドイツ連邦議会)
• 2013.10.01 著作権法第38節を改正。施行は2014年
から。50%以上公的資金を投入された研究成果は、
出版から12カ月後以降には公開する。
• 参考:
http://kluwercopyrightblog.com/2013/12/03/ope
n-access-to-scientific-articles-comparing-italian-
with-german-law/ [accessed 2014.02.19]
日本には…
• 国立医学図書館や医療情報の中心機関
が、現在のところ存在しない(構想はあ
ります→”日本版NIH”)
• オープンアクセスの医学文献ポータルが
ない(有料ならあります→医中誌Web)
• 公的資金投入研究成果の公開義務
(mandate)がない →Coming Soon…?
リポジトリの視認性 - ORA
• ORA (Oxford University Research Archive)
• http://ora.ox.ac.uk/ [accessed 2014.02.16]
リポジトリの認知度を上げるには
• 研究の流れを知る協力者を増やす(リ
サーチ・アドミニストレータ、サブジェ
クトライブラリアンなど)
• 研究者に「研究成果が利用されている」
と目で見てわかるように!
(views/downloads)
• フルテキストの掲載が望ましいが、不可
能であれば書誌情報でも有効(ID/OA)
価値ある医学情報を提供する
- Europe PubMed Central
• PMC(米国)のミラーサイト:UK PubMed Centralとしてスタート
• http://europepmc.org/
分野特化型のOAポータル
• 査読済(←Point)のフルテキストを掲載
• Welcome Trustをはじめ欧州の24の助成
機関が参加
• 本家PMCの論文情報だけでなく独自コン
テンツを拡張
• 研究者に知名度を上げたい
• 機関リポジトリのデータと統合していく
方策を探っている(行き届いていないリ
ポジトリへの危惧)
学会とタッグを組む - gms
• ドイツ医学中央図書館ZB-MEDが運用する、質の高い医学論文の
オープンアクセス出版プロジェクト
• http://www.egms.de/dynamic/de/index.htm
図書館員=編集者
• 査読はドイツ科学医学会連合(AWMF)が担
当、ZB-MEDは編集作業・連絡調整・プ
ラットフォームの提供
• 2013.11現在11誌が刊行、うち7誌が
MEDLINEに収録
• 図書館員が学会に赴き、広報を行ってい
る
• 取り組みは学会側にも理解が得られ、10
年以上継続して一定の成果をあげている
まとめ
• Gold OAを推進したポリシーが施行され
てもGreen OAも増加している
• Goldの手段とGreenの手段が共存してい
く必要性(保存=図書館の役割)
• どちらの手段も適切に助言できる人員が
大学内に必要
Gold GreenOR ではなく Gold GreenAND
これからできること?
• リポジトリの視認性を高める(公的資金による義務化も検
討に入れる)
• OA誌への投稿・リポジトリへの投稿の流れを解説する説明
会やフライヤーを作る?
• フルテキストの有無にかかわらず、論文情報を掲載する
• View数・Download数を視覚的に
• Article Linkerからリポジトリに直接ジャンプできるように
する
• 京都大学研究活動データベースからリポジトリにジャンプ
できるようにする
• リポジトリを利用した査読付ジャーナルを刊行する
etc.…いうだけならタダ
研修のススメ
• 英語ができるできないではなく、伝えた
いことを伝えられる力が必要
• もやっとした疑問の言語化
• たのしい
○ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
大学図書館におけるモバイル端末向けサービス
3.
背景と目的
国内におけるスマートフォンの普及
• Google “Our Mobile Planet” …全体で 約25%の普及率(2013)
18-24歳と25-34歳ではそれぞれ52%、44%
http://www.thinkwithgoogle.com/mobileplanet/ja/
• 総務省による実態調査「平成25年度青少年のインターネット・リ
テラシー指標等」では高校1年生の84%がスマートフォンを保有
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000120.html
英独2ヶ国の大学図書館におけるモバイル端末サービスの現状や課題
等を調査し、日本や本学におけるサービスの検討・改善に繋げる
今後モバイル端末を通した図書館サービスや、
学術情報へのアクセスの需要が高まると考えられる
モバイル端末
向けサービス
アプリ
端末にインストールが必要
蔵書検索や図書館
情報等の提供
Univ. Warwick
City Univ. London
OAコンテンツを含む
学術情報の提供
Mobile EZB
(Univ. Regensburg)
レスポンシブ
Webデザイン
端末にインストール不要
学術情報リテラシー
教育(オリエンテーション)
Univ. Oxford
Webでアクセス
可能なものも
アプリとレスポンシブWebデザイン
Native App Web App Responsive Web
概
要
モバイル端末向けの
アプリケーションで
端末にインストールし
て利用される。
モバイル端末からWeb
上でアクセスできるア
プリ。端末へのインス
トールは不要。
あらゆるデバイスに最
適化したWebサイトを
単一のHTMLで実現す
る制作手法。
利
点
レスポンスが速い。
オフライン機能。
デバイスに備わる機能
を利用できる。
発見しやすくインス
トールの手間がない。
開発コストが低い。
リアルタイム更新。
メンテナンスしやすい。
URLを統一できる。
欠
点
インストールの手間。
OSや端末ごとのテス
ト・開発が必要。
ストアの承認審査等。
レスポンスはネイティ
ブアプリよりも遅い。
デバイスに備わる機能
の利用は限定される。
構築にかかるコスト。
表示速度が遅くなる場
合も。
○ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
University of Warwick Library
概要
University of Warwick
創立 1965年
学生数 学部学生13,091人・大学院生9,853人→計22,944人
教職員数 5,075人(Academics 988人・Researchers 617人)
所在地 イングランド中部ウェスト・ミッドランズ州コベントリー
URL http://www2.warwick.ac.uk/
Library
蔵書冊数 約130万冊
登録利用者 25,000人以上
職員数 約175人 (c.125 full time equivalent)
モバイル端末向
けサービス
• モバイル端末向けOPAC
• モバイル端末向けのアプリを2種作成・提供
• アプリの他にも、iPadを使った“Roving enquiry
support”や“Branded QR codes”も
URL http://www2.warwick.ac.uk/services/library/
(1) Library App とは
• Android, iPhone, iPod touch, iPad 向けアプリ
http://www2.warwick.ac.uk/newsandevents/interactive/mobileapps/libraryapp/
• 2011年公開
• Google play や app store で無料インストール可能
• 2014.2.17現在のインストール数は Google play で
「100-500」
• 蔵書検索などの様々な機能を持つ
• app store における図書館のプレゼンスを高める試み
Library App - Home
Menu Contents
0. ロゴ・インフォメーション アプリの説明
1. 検索窓 検索場所や書影の表示の有無を設定
2. Opening Hours 各施設のアクセスや開館時間、マップなど
3. Floor Plans フロアマップを表示
4. Classmark Locations 請求記号からフロアマップを表示
5. Available Workstations 各施設のPC利用状況のサイトを表示
6. My Account ログイン
7. Library Website 図書館ウェブサイトを表示
Library App とモバイル OPAC の比較
モバイルOPACシステム “AirPAC”
http://m.lib.warwick.ac.uk/
• モバイルOPACの方が詳細な情報
を確認できる
• 「利用者もモバイルOPACを
よく利用しているのでは?」
→モバイル端末向けのOPACでも、
情報や機能が十分に利用できる
ことが重要
(2) libmap とは
• 2012年8月公開のAndroid, iPhone, iPod touch, iPad 向けアプリ
• Google play や app store で無料でインストール可能
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.library.libmap
https://itunes.apple.com/jp/app/libmap/id551032708?mt=8
• 2014.2.17現在のインストール数は、Google playで「100-500」
• iOS端末では…
• Webブラウザからアクセス可能なものもある
http://www2.warwick.ac.uk/services/library/using/libspaces/main/floorplans/
Menu Contents
1. Home ロゴ、アプリの説明や動画へのリンク
2. Browse 館内立体図からフロアを選択、各エリアの説明や写真を確認
3. Search 請求記号やエリア名からフロアマップを検索
libmap - Photo
libmap – 開発の背景
• アプリは利用者に1つの機能を提供すべき、という考え
のもと「館内の施設や資料の所在を探す機能」に特化
• 短期間での開発
• Gemixin社に課題を伝え、デザインワークを任せる
• ❝ デザイン経験のある企業が見つかれば、自身の課題
を相手に伝え、自分自身で解決しないように ❞
資料等の所在に関する問い合わせが常に寄せられる
(問い合わせ記録によって利用者のニーズを把握)
将来求められる機能
“Near Field Communication”
10cm程度の範囲内で、接触せずに双方向の通信を行う技術
○ ● ● ● ● ● ● ● ● ●
CITY UNIVERSITY
LONDON
City University London
歴史
1852年に遡る歴史を有し、1894年にノーサンプトン研究
所として設立、1966年に大学となった
学生数
Full-time:13,501人・Part-time:5,837人
→計19,338人
所在地 ロンドン中心街
URL http://www.city.ac.uk/about
概要
City University London Library
蔵書冊数 約30万冊
モバイル端末
向けサービス
アプリ “Library Anywhere” を導入
URL http://www.city.ac.uk/library
Library Anywhere とは
• LibraryThing 社の Android, BlackBerry, iPhone向けアプリ
• Google playやapp storeで無料でインストール可能
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.phonegap.LibraryAnywhere
https://itunes.apple.com/jp/app/libanywhere/id397718881?mt=8
• モバイル端末のブラウザからアクセスできるバージョンもある
https://www.libanywhere.com/m/229
• 複数の図書館が導入・利用→利用者は利用館を設定して利用
• 主な機能は…蔵書検索、貸出期間更新、ブックマークなど
• 各館のトップページは図書館側でカスタマイズ可能
• 低コスト(金銭面および管理面)
Library Anywhere の利用設定
➊ Select a library ❸ United Kingdom ➎ City Univ. London
❷ Browse
all libraries
❹ London
City University London のトップページ
Menu Contents
0. ロゴ
1. Hours and locations 各館のアクセスや開館時間など
2. My account ログイン
3. Mobile Friendly databases モバイル端末で利用可能なDBへのリンク
4. Online Subject Guides モバイル版 LibGuide へのリンク
5. Contact your Subject Librarian サブジェクトライブラリアンにメール
6. Follow us on twitter Twitter(@CityUniLibrary)にアクセス
City University London の Library Anywhere
City University London の Library Anywhere
利用状況
• 図書館側で利用統計を出力・表示可能
• 実際の利用状況は…
• 利用者の反応・フィードバックは…
• 広報は…
【約4年前】アプリの導入を検討
• モバイル端末上で図書館ウェブサイト等を十分に閲覧できない
• 最も重要と思われた蔵書検索をモバイル端末上で可能にしたい
導入の背景
予算・機能・管理面の利点から Library Anywhere を導入
• OSごとの開発・テストが必要
• アプリを利用するには存在を知る必要がある
• アプリを利用するにはダウンロードが必要
レスポンシブ Web デザインを志向
全てのサービスを全ての端末で同じように利用可能にすることが重要
Universitätsbibliothek
Regensburg
Mobile EZB
• Android端末向けのEZB公式アプリ
• Universitätsbibliothek Regensburg が開発
• 2013年3月公開、Google play で無料でインストール可能
https://play.google.com/store/apps/details?id=de.unibib.regensburg.ezb&hl=ja
• 2014.2.17現在のインストール数は Google Play で
「1,000-5,000」
主な機能
1. ジャーナル名等での検索
2. アルファベット順リストや分野でのブラウズ・絞り込み
3. 青・黄・赤の信号アイコンを用いたフルテキスト利用可否の表示
4. 各ジャーナルの詳細情報やフルテキストへのURLの表示
5. IPアドレスによる所属機関の自動選択
Mobile EZB - Photo
https://play.google.com/store/apps/details?id=de.unibib.regensburg.ezb&hl=ja
利用者の反応と今後の課題
• 利用者からの反応は批判的
機能がデスクトップ版とほとんど同様で、アプリ独自の
追加機能や付加価値が少ないため
• 実際は…
端末の画面サイズに合わせた見やすいインターフェース
モバイル端末におけるネット使用料金に配慮してデータ
転送を圧縮
• 今後の課題は…
レスポンシブで、異なる環境のOS間でも共通して使える
クロスプラットフォームのWebインターフェースの構築
Oxford University Bodleian Libraries
University of Oxford
学生数
学部学生11,772人
大学院生・Postgraduate Research 5,403人
・Postgraduate Taught 4,447人
VRO(Visiting and Recognised student) 494人 →計22,116人
教職員数 10,998人
URL http://www.ox.ac.uk/
概要
Bodleian Libraries
概要 2000年に設立、約40の図書館で構成
蔵書冊数 11,171,048冊
職員数 530.5(FTE)
利用者
University cards 46,223人
Library card (external) 19,698人
モバイル端末
向けサービス
オンライン式オリエンテーションを開発。ラドクリフサイエ
ンス図書館などでは“Mobile use survey”を実施。
URL http://www.bodleian.ox.ac.uk/
Library Assistant for Oxford Freshers
• ボードリアン図書館が開発した、モバイル端末向けのオン
ライン式オリエンテーション(以降「オリテ」)
URL:http://www.bodleian.ox.ac.uk/assistant
• 2012年にJISC “Programme Strand A – Enhanced
student exercise” に採択されたプロジェクト“Ask ALF -
Developing a mobile induction for Oxford University
Libraries” によって作成
• 2013年10月から提供、対面式のオリテと並行して使用
Jisc - Programme Strand A - Enhanced student experience:
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/transformations/stranda.aspx
Menu Contents
0. 検索窓
1. Which libraries to use どの図書館を利用するか
2. Understanding reading lists 文献リストの読み方を解説
3. Finding and borrowing 資料の見つけ方と貸出方法
4. Printing, photocopying and scanning 印刷サービス等の概要
5. Computers, WiFi and passwords 端末のログインやWiFi接続方法等を掲載
6. Library induction and tours カレッジ等に応じたオリテの検索
7. Supportfor students with disabilities 障がいのある学生へのサポート
8. Library A-Z and opening times 詳細な図書館情報へのリンクや開館時間
9. Help and contacts FAQやチャット、LibGuidesへのリンク等
入学後に必要となる重要な
情報を必要な時に利用可能!
Library Assistant for Oxford Freshers
Library Assistant
Library Assistant
Library Assistant
背景
図書館 学生 モバイル端末利用
• 100以上の図書
館があり多様
• カレッジの図書
館は独自運営
• 他館のオリテで、
何がカバーされ
ているか未把握
• オリテには時間
的制約等がある
• 役立つ情報が異
なるサイトに散
らばっていて見
つけづらい
• 複数の図書館に精通する必
要があるが、分かり辛い
• Freshers’ Week中のオリ
テでは、情報過多で詳細を
覚えられない
• 複数のオリテに出席するの
は時間がかかり内容も重複
時間割上参加できない事も
• 教えるタイミングの問題
• PC等のパスワードが分か
らなくて困る場合がある
• 第1週から読書課題がある
• イギリス16-24
歳の80%以上が
モバイル端末で
ネットに接続
• 必要な時にモバ
イル端末から利
用できるサービ
ス等の需要増加
目標
学部生が関係する全図書館をカバーし、入学直後に新
入生が必要とする情報に焦点を当て、必要な時に繰り
返し参照可能なモバイルオリエンテーションを作成
学内の図書館が連携し、各図書館特有の機能や分野に
特化した有用性の高い情報に専念する時間を得ること
によって、対面式のオリエンテーションを変化させる
モバイルオリエンテーションの開発
• JISC Mobile Learning Infokit などを活用
• 異なる画面サイズに対応するレスポンシブWebサイト
として作成
Transformations Bodleian Libraries University of Oxford
https://jiscinfonetcasestudies.pbworks.com/w/page/68165262/Transformations%20Bodl
eian%20Libraries%20University%20of%20Oxford
開発とその成果
学生のフォーカスグループ
新入生の情報ニーズや
困難だったこと等を尋ねる
||
内容
職員のフォーカスグループ
学生のフォーカスグループを
元にメニューの並び等を決定
||
配列
学生によるユーザビリティテスト = 肯定的評価
図書館に関する膨大な情報の中で入学直後に必要な情報に絞る
開発とその成果
Oxford中の図書館員を集めオリテの改善を考察
これまでは…
• 各館個別に開発
• 他館のオリテに
ついて知らない
• 内容に重複
• オリテに対するより深い理解
• 内容の重複を減らす
• 詳細情報はLibrary Assistant
を案内し独自の情報を提供
• オリテ以外の活動でも連携す
べきとのコンセンサス
職員の連携
• カレッジの図書館や異なる分野から図書館員を巻き込み、
ワーキンググループを作成
• 職員のフォーカスグループには全ての図書館員を招待し、
多くの図書館員が参加
• 図書館員と話す時間を多く持つことで、図書館員らが、
自らをプロジェクトの一員であると感じる
• ブログで情報発信することで活動を追いかけられる
マーケティング・広報
• 情報過多な新入生に認知させるのは課題の1つ
• 専門のグラフィックデザイナーが広報物などを作成
• ウェブサイト、スマートフォンサイズのフライヤー、
ポスター掲示、Fresher’s Fairなどで広報
• 9月の図書館員向け最終ワークショップでアナウンス
• オリテ実施館に宣伝を依頼、PPTスライドを送付
• 学生を惹きつける広報物をデザインするために、適切な
マーケティング予算を有することは極めて重要
今後
• Google Analyticsで利用状況を分析
• 新学期に学生のフォーカスグループを実施予定
• 大学院生やビジターなど、学内の他の利用者グループ
に対する、モバイル端末向けオリエンテーションの需
要がある
• 情報の更新の問題
アプリ
端末にインストールが必要
蔵書検索や図書館
情報等の提供
Warwick Univ.
City Univ. London
OAコンテンツを含む
学術情報の提供
Mobile EZB
(Univ. Regensburg)
レスポンシブ
Webデザイン
端末にインストール不要
学術情報リテラシー
教育(オリエンテーション)
Univ. Oxford
⇩
レスポンシブ
対応が課題
⇩
City Univ. Londonは
レスポンシブを志向
★アプリとして開発する意義
★アプリとしての存在意義まとめ
海外研修に参加して…
海外研修は…
• 海外の図書館員と会い議論・海外の図書館を実見
• 貴重かつ刺激的な機会
• 語学のスキルアップ
何年か先にまた機会があれば…
• 語学力を高めて突っ込んだ議論を
• 私からもプレゼン・情報提供を
• 今度はおもてなしする側になれたら…

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20130529 ku-librarians勉強会#163:国立国会図書館のILLサービス
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20130215 ku-librarians勉強会#159:新人企画その2「twitterを手にした人環・総人図書館は、附属図書館を超えうるか」(山口)
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20090216「aquabrowserについての考察」 (大綱浩一)
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20120713 ku-librarians勉強会#151:書誌データベースの漢字処理
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20120530 ku-librarians勉強会#148:32歳が語る 昨年度いちばんアツかったこと!!(西川「もし明日参考調査掛に配属されたら」)
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20140220 ku-librarians勉強会#174 :海外研修報告:紅茶とビールと図書館の旅