1. 【ケーススタディ②】
新日本プロレスの挑戦 ～V字回復とグローバル展開～
株式会社ブシロード
中山様
永塚 敬悟

2. 1
設問
① 新日本プロレスをV字回復へと導いた要因は何か？
② 今後、新日本プロレスは何をしていくべきか？

3. 2
これまでの変遷
【新日本プロレス売上推移】
総合格闘技との競争激化 主戦力レスラーの離反
ユークスの傘下へ
海外展開、ウェブ視聴サービス開始
ブシロード傘下へ メイ氏招聘

4. 3
新日本プロレスの再生
ブシロード買収前
ブシロード傘下後、戦略・マーケティング・組織・管理面から改革を行う
・新日本プロレスの広告強化・プロレス界の成長を担った世代の
引退、急逝
20
ブシロード買収後
・総合格闘技への人気拡大
・主戦力レスラーの離反
・社員モチベーションの低下
・プロレス自体のネガティブイメージ
・ブームの終焉、メディアの休刊
・レスラーのタレント性強化、メディア露出
・自発的な組織カルチャーの醸成
・経理・財務面の強化
・キャラクタービジネスの導入
・プロレス自体のエンターテインメント化
・社員モチベーションの回復

5. 新日本プロレスをV字回復へと導いた要因
4
■経理・財務
・管理ノウハウのある人材の導入、会社としてあるべき姿の構築
■マーケティング
・大規模プロモーションによるプロレスのエンターテインメント化、ターゲット変更
・テレビ朝日、アミューズ提携によるレスラーのタレント化、ブランディング
■戦略
・ブシロードのキャラクタービジネスのノウハウ導入 ・イベントコンセプトの設定
・興行収入メインからグッズ収入や配信収入の拡大、ポートフォリオの分散
■人材・組織
・代表取締役とプロパー社員との対話、アイディアの取入れ、情報共有の徹底
・「言ったもの負け」文化から、「言ったもの勝ち」文化への変化

6. 5
新日本プロレスの今後の課題と機会
日本国内の視聴者のTV離れ、視聴率の減少という課題はあるが、
ウェブ視聴サービスの海外ユーザーの拡大、レスラーの海外人気、
WWEでの活躍等、グローバル展開の可能性を秘めている

7. 6
今後、新日本プロレスは何をしていくべきか？
エンタメ性を強化したWWEと差別化をはかり、競技性を強調した
プロレスの強みを活かし、興行としてのクオリティを高め、ウェブ視聴
サービスの海外ユーザーの拡大・レスラーの海外認知を高めていく