2019/08/02の勉強会で発表されたものです。

1. Python開発は仮想化しろ
2019/08/02 ふみたろう

2. 目次
• はじめに
• 良くない開発環境例
• 解決策
• 開発環境の仮想化
• 環境構築プログラムの
紹介
• venv
• 仮想環境の作成
• 仮想環境の有効化
• 仮想環境の無効化
• 依存関係の管理
• まとめ
• 参考資料

3. はじめに
• このスライドでは
Python3系を前提としており、
パッケージ管理ツールはpip3を使用します。

4. 良くない開発環境例
• 実行時に（詳細な）バージョンを毎回指定している
• ローカル環境ではエラーが出るため、
共用環境とは別に設定を変更している
• 機能を増やす度に、
ライブラリを手動インストールしている

5. 解決策
• 環境設定をローカル毎に設定するのではなく、
パッケージ毎に保持させる

6. 開発環境の仮想化
• モジュールやパッケージ単位で
ローカル環境から分離させる管理方法
→ 仮想化（パッケージ管理）
• 開発者同士が同じ環境で開発しやすい
• 依存関係も仮想環境上で管理できる

7. 環境構築プログラムの紹介
• Pythonにおける仮想環境構築プログラムは複数存
在する
• venv ← 当スライドはこれを扱う
• virtualenv
• pyenv
• pipenv

8. venv
• Python 3.4以降、
標準搭載された仮想環境のプログラム
• 作成した仮想環境をgit管理することで、
開発者間で環境を共有できる
※ 環境ディレクトリが重いため、
管理対象から外すことが多い

9. 仮想環境の作成
1. $ cd プロジェクト
2. $ python3 -m venv [環境名]
• 上記コマンドで仮想環境が作成される
• 仮想環境を利用するには、
有効化する必要がある

10. 仮想環境の有効化
1. cd [作成した環境名]
2. $ source [作成した環境名]/bin/activate
• シェルに(環境名) $ という表示が出ていれば
有効化されている

11. 仮想環境の無効化
• 仮想環境を無効化する → 仮想環境から出る
• $ deactivate

12. 依存関係の管理
• 設定ファイルで
依存関係をまとめて管理することができる
1. ルートにrequirements.txtを作成
2. 依存関係を記述
3. $ pip3 install -r requirements.txt

13. まとめ
• ローカルの環境のまま作業を行うのは
設定を汚してしまう
• プロジェクト毎に仮想環境を作るべし
• venv（仮想環境構築プログラム）を利用するべし
• 依存関係もまとめて管理するべし

14. 参考資料
• https://blog.codecamp.jp/programming-python-
virtual-environment
• https://blog.sakaki333.com/blog/view/4