ICTSC 2018 の LT にて発表 ICTSC 2018 にて利用した自作クラウド基盤 n0stack の紹介です。

1. 自作クラウド基盤 n0stack in ICTSC 2018
ICTSC 2018 運営
@h-otter
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2. ICTSCの現状
● 手元の機材とVMを各チームに展開し、出題
● チーム数などに影響するものの、VM数を各チームに約30台、
合計約 500 台展開
⇒ クラウド基盤でVMを管理
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3. ちなみにVM数の推移
ICTSC 7: 38 VM * 15 チーム = 570 VM
ICTSC 8: 26 VM * 15 チーム = 390 VM
ICTSC 9: 23 VM * 15 チーム = 345 VM
ICTSC 2018: 40 VM * 16 チーム = 640 VM
⇒結構多かった
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4. 過去のICTSCのクラウド基盤
ICTSC 6
● CloudStackを利用
● hotstage中DBを直接操作したり、色々あってドキドキした
ICTSC 7 / 8 / 9
● OpenStackをPackStackで構築
● 普通に安定して動くが、ちょっと変わったことをしようとすると
膨大なコードから答えを推測する必要があった
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5. 今回のクラウド基盤
● 自作クラウド基盤 n0stack を採用
● gRPCを使ったシンプルな構成
● 現在約 20,000 cloc (自動生成含)
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6. hotstage中のn0stack
● 大量に開発を行った
○ 153 commits
○ version 47 ⇒ 92
つまり…
● デバッグ用のサンプルを使われることでDBが不整合を起こす
● ロールバックが走らないことによる不整合
● 並列数が高いことによる想定外の挙動
● UI / UXの文句
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7. hotstage中のn0stack
まぁでもクラスタ組み直さないと…
みたいな状況にはならない程度には安定していた
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8. hotstage中のn0stack
まぁでもクラスタ組み直さないと…
みたいな状況にはならない程度には安定していた
(と思ってる)
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9. とりあえず動いたことを把握した上で…
n0stackにいいところはなかったのか？
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10. ICTSCの問題点は…
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クラウド基盤のデプロイと問題VMの展開にかかる時間

11. ICTSCのhotstageの流れ
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Hotstage1 開始
2/16
Hotstage2 開始
2/23
本番
3/2
問題検証用の
クラスタ構築
本番環境検証用の
クラスタ構築
本番環境の
クラスタ構築
解答可否テスト用
問題展開
リハ用問題展開
本番問題展開
● クラスタ構築、問題の展開を繰り返す

12. 今回のクラウド基盤
CloudStack
● 構築はそれなりに早いけど、問題展開はそれなりにかかった記憶
OpenStack
● PackStackで構築した場合、約1時間
● 全チームの問題展開は約8時間
○ ICTSC 9ではfusion-ioを使ったが、問題展開には影響なかった
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13. つまり…
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1 hours * 3 + 8 hours * 3 = 27 hours
⇒ 展開にミスったときの手戻りがやばい

14. じゃあn0stackは？
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15. 今回の構成
● 物理的な構成は ICTSC 9 とおなじ
○ IBM System x3530 (E5-2430L 196GB)
○ Fusion-io ioDrive2 (1.2 TB)
○ Cyber Agentさんありがとうございます！！！
● ネットワークはVLANでバックボーンと接続
○ バックボーンの詳細はインフラ担当から
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16. デプロイ時間は…
1 hours (OpenStack) ⇒ 5 min (n0stack)
約 92 % 軽減
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17. VM展開時間は…
8 hours (OpenStack) ⇒ 1 hour (n0stack)
VMあたりの時間で比較すると約 90 % に軽減
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18. 18
Qcow2ファイルを生成
VMを起動
リソースを使い切ってデプロイを行えていることがわかる

19. まとめ
● デプロイ時間とVMの展開時間を10分の1まで軽減することができた
● 自己満足にならずに貢献できる点があってよかった
○ 多分トラコン的にはバグの対応時間をいれても総合的にプラス？
● クラウド基盤を開発するのは楽しい
○ 学生のみんなも自分の好きなクラウド基盤を開発してほしい
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20. https://github.com/n0stack/n0stack
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