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「神の安息の約束」
ヘブル人への手紙 4:1-10
ヘブル人への手紙シリーズ_08
神の安息
• 現代の人たちにも、「安息」に入れる
約束が残されている(1、9節)
• 同じ安息の良い知らせ(福音)が旧
約時代の人たちにも同じように語ら
れていた
神の安息
「あのときは、その声が地を揺り動かしましたが、
このたびは約束をもって、こう言われます。『わたしは、
もう一度、地だけではなく、天も揺り動かす。』 この「も
う一度」ということばは、決して揺り動かされることのな
いものが残るために、すべての造られた、揺り動かさ
れるものが取り除かれることを示しています。 こういう
わけで、私たちは揺り動かされない御国を受けている
のですから、感謝しようではありませんか。こうして私
たちは、慎みと恐れとをもって、神に喜ばれるように奉
仕をすることができるのです。」 12:26-28
神の御心
• 全ての人が神の安息に入る事
–出エジプトの荒野の時代 (1450BC)
–ダビデの時代 (1050BC)
–ヘブル人への手紙の時代 (AD60)
神の約束
• 神の約束は信仰と結びつけなければ、
何の利益もない
–不信仰のゆえに不従順だった民は絶対に
安息に入れてもらえなかった
–ここでの約束は、神の御子(メシア)が誰
かという事と御子が多くの民を神の安息
に導くというもの
神の創世の初めからの計画
• 創世の働きが終わったら、安息に入る
–それを神の民も真似する義務(律法)
–律法の成就 = 神が彼らの間に住まわれ
ることによって安息を体験できる
出エジプト20:8-11
「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。六日間、働い
て、あなたのすべての仕事をしなければならない。しかし七日
目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もし
てはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなた
の男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在
留異国人も。――それは主が六日のうちに、天と地と海、またそ
れらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからで
ある。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言
された。」
御子の計画
「主よ、あなたは初めに地の基を据えられま
した。天もあなたの御手の働きです。それらは滅び
ますが、あなたはなくならず存在します。それらは
みな着物のように古びますが、 あなたはそれらを
上着のようにたたまれ、着物のように取り替えられ
ます。しかし、あなたは変わることがなく、あなたの
年は終わることがありません。」 2:10-12
創造との共通点
六日間の創造 安息
今の創造された天と地 御子の安息
エジプトでの奴隷生活 メシアの安息
創世の初め
• 働く時期の後に安息
– 神の民にそのパターンを神の似姿として真似させ
る
– 神が与える救い主(平和の君)によって実現する
永遠の安息の希望を教える
– 永遠の安息は天国のことではなく、この地上で神
がもたらす回復の状態
ヨシュアの時代
• イエス(ギリシャ語) =ヨシュア(ヘブライ語)
• 彼は神の約束どおりにイスラエルの民をカナ
ンの地に導き入れたが、第二世代の民も不
信仰のゆえに不従順であったがため、彼らの
時代に安息を与える救い主は来なかった
• ダビデの時代にも来なかった
神の安息に入れないとは
• 救いを失うことではない
– 御子の御声を信じ、従った者はキリストの兄弟と
され、栄光に導かれる
– 安息に入れなかったモーセやアロンやヨシュアや
ダビデたちは神の民
– 彼らが生きている間に彼らの不信仰のゆえにキ
リストが彼らの間に住まわれなかった
今の時代
• 神がキリストの敵を全て「キリストの足台」に
するまで、キリストは天で待機されている
– 今の天と地の時代が終わると、季節の衣替えと
同じように次の時代のものと置き換えられる
– キリストはそのタイミングで戻って来られ、人の間
に住まわれ、この天地に永遠の安息をもたらす
最後に(1/3)
• 神の恵みと約束は、それに対する信仰がな
ければそれを聞いた人になんの益ももたらさ
ない
– 信じることは、従うこと (行動によって確信を示
す)
– イエスが神の御子であることを信じ、もう一度戻っ
て来られる王として迎え入れる生活をしているか
• 信仰=この地上が全てであるという生活から解放され
る (11章)
最後に(2/3)
• 神は私たちを初めから祝福したいと願われて
いる
– 神は恵みと祝福を差し控えるような方ではない
– 自分たちが不信仰によってそれを拒絶しているだ
け
– イスラエルの悪い見本から学ぶ必要
最後に(3/3)
• 自分が神の安息に入れるか、恐れを持って
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– 神の家族と接点を持っている人で誰もそれを逃
す事がないようにお互いを励ます習慣
– 信仰を形にすることによって(従順)、周りの人た
ちが安息の希望とそれをもたらすキリストの主権
を目撃する事ができるように生きているか
“A Severe Mercy” by Sheldon Vanauken
"The best argument for Christianity is Christians: their joy, their
certainty, their completeness. But the strongest argument against
Christianity is also Christians - when they are sombre and joyless,
when they are self-righteous and snug in complacent consecration,
when they are narrow and repressive, then Christianity does a
thousand deaths. But, though it is just to condemn done Christians for
these things, perhaps, after all, it is not just, though easy, to condemn
Christianity itself for them. Indeed, there are impressive indications
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else. If that were certain, it would be proof of a very high order."

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