株式会社コパイロツトで使用している、問題・課題・施策・実施（タスク・ToDo）という言葉の定義と、その言葉をつかった問題の深堀の方法をまとめました。

1. CONFIDENTIAL
イシューフレームワーク 問題・課題・施策・実施の言葉の定義 ver.2.0
1
問題（Issue）
「現状」と「あるべき姿」のギャップ。
議論されるべき判断があいまいなポイント。
Issueの中に以下に分類されるものも存在する。
Problem:
深刻でありすぐ解決しなけれならない、マイナスからゼロにす
るもの
Challenge:
ハードルが高く挑戦的であり、ゼロからプラスにするもの
課題（Subject, Topic）
問題を解消するために解決すべきこと。
Subject: 大きな課題
Topic: 小さな課題
施策（Solution）
課題解決のための具体的な方法
実施（Task, ToDo）
施策を実行するアクション。基本的には実施により検証するサ
イクルを回すため、何を学びたいか？を事前に想定しておく。
Task:
複数のアクションのまとまり
ToDo:
作業手順が明確になっているアクション・作業
現状 あるべき姿
問題
課題 課題課題
施策 施策 施策 施策 施策施策
実施 実施 実施 実施 実施実施

2. CONFIDENTIAL2
コパイロツトの「問題の明確化」についての考え方
現状 あるべき姿
問題
現状の詳細
情報探索
個人の感じている違和感や問題意識などの情報をバイアスが入っていない状態で引き出す
あるべき姿
の根拠
なぜ？ なぜ？
どのようになる？ どのようになる？
原因 結果 原因 結果
テーマ
問題解決の範囲を定義するものであり、各項目の妥当性を判断する基準となる。
テーマを中心とした4つの概念をバランスを取りながら決定することで
取り組むべき本当の問題を明確化させる

3. CONFIDENTIAL3
コパイロツトの「問題の明確化」の手順
2. テーマの
仮説設定
ヒアリングした「情報」が、
「テーマ」「現状」「あるべき姿」「問題」のどこ近い
か判断し、まずは「テーマ」を明確にする
テーマを明確にするために、その他の要素についても議論を深める。
テーマは複数になる場合もありうる。
テーマを中心とした4つの概念を
バランスを取りながら決定することで
取り組むべき本当の問題を明確化させる
各項目を議論しながら埋めながら実際の問題を洗い出す。
あるべき
姿
問題
現状
テーマ
1. 情報探索
個人の感じている違和感や問題意識などの
「情報」をバイアスが入っていない状態で引き出す
最初からフレームワークや人の意見に押し込まれないように、
まずは実際の声などを聞き取る
4. 施策まで
ブレイクダウン
「問題」が「課題」になるまで分解を行い
そこから「施策」を作り出す。
問題を深掘りして課題を洗い出し、そこから最適な施策を考案する。
問題
課題 課題
施策 施策施策
3. 問題の仮説設定
と
ブラッシュアップ
初期のヒアリングした情報
実施結果に
よりどこまで
戻るかを検討
5. 実施を行い、
フィードバック 実施 実施 実施 実施 実施
「施策」から「実施」を行い、全体のプロセスに
フィードバックを行う。
実施の結果を元に次のアクションを決める。

4. CONFIDENTIAL4
イシューフレーム活用事例
テーマ： 既存業務があるなか新規事業開発に稼働をもっと割きたい
既存業務が多くその他のことを考える余裕がない
現状の働き方では新規事業のための利益が出ない
現状 AsIs あるべき姿 ToBe
常に既存業務のカイゼンを行いたい
問題 Issue
既存事業の収益性をあげる 収益性を可視化できていない
80%稼働で成立
の検証
課題 Subject
そもその指標の見
える化をする
業務効率を上げる コストを下げる
提案コストを下げる
チームメンバー採用
施策 Solution
既存業務をパッケー
ジ化
広報活動を促進する
相談がくる状況づく
り
メンバーがたりない
収益性が高い案件を選別
する
プロジェクト定
期ふりかえり
実施 implementation
自社見積もり事例収
集
収益性が高い案件事例
収集 求人媒体選定
提案フォーマット
刷新
新規事業に20%の稼働を割きたい
リファラル
サービス検討
指標策定委員会
発足
メンバー決定・キッ
クオフMTG開催
納得してもらいやす
い実績づくり
広報戦略見直し
稼働できる人を増やす