ウェブエンジニアのための色の話
2017/04/06 kiban LT
珍田(@ckazu)
色とは
網膜の {L, M, S}錐体 への光の刺激によって知覚されるもの
光の波長に反応する錐体があり、それによって色を知覚する
色覚異常は錐体の感度の個体差
400
Violet Blue Cyan Green Yellow Red
0
50
100
420
S R M L
534498 564
500
Wavelength (nm)
Normalizedabsorbance
600 700
桿体: 暗所で光を感じる。色は感じない
※ 桿体の感度のピークは緑にあたる
=> 非常口案内の光は緑: 暗闇でも感知しやすい
光とは
17C: ニュートン「光とは粒子」 vs ホイヘンス「光とは波動」
18C: ヤングの干渉実験「光が波動であることの証明」
20C: アインシュタイン「光とは光子」
ウェッブエンジニアにおなじみのRGB(+A)
光の三原色: Red, Green, Blue
光の合成
混ぜると白になる
=> 加法混色
補足: RGB で色の明るさが揃わない問題
輝度の違い
RGB を使って緑だけ明るく見えて色が揃わないのは、緑の輝
度が高いから
色の感度比率の定義: R:G:B ≒ 0.2988 : 0.5868 : 0.1143 ≒
3 6 1
#f00#0f0#00f
#c33#3c3#33c
輝度≠ 明度
 明度 は測定可能な明るさ、  輝度 は人間が感じる感覚的な明るさ
 #f00, #0f0, #00f は同じ明るさだが輝度は異なる。人間にとって
は緑が一番明るく青が一番暗く見える
Adobe ユーザにおなじみのCMYK
色の三原色: Cyan, Magenta, Yellow, Black(Key plate?)
インクの合成.混ぜると黒になる
=> 減法混色(混ぜれば混ぜるほど、反射する光が減る)
※  CMY 100% もしくは CMY 0%, K 100% で真っ黒を作るのは難しく、色
を混合して 黒らしい黒 を印刷している
Pure Black, True Black, Rich Black...などと呼ばれる
混色以外の表現方法
マンセル表色系など
色を三次元的に定義した
色相: Hue
彩度: Chroma
明度: Value
ところで...
エンジニア「おされなウェブサービス作るぜ!」
エンジニア「赤ベースのサイトにしよう!!!」
#ff0000 #cc0000 #993333
いまいち...
ウェッブエンジニアにとってのRGB 以外の選択肢: hsl,
hsla
色相: Hue
彩度: Saturation
輝度(明度): Lightness (Luminance)
大体のブラウザで使える
http://caniuse.com/#feat=css3‑colors
※ もちろん、Sass とかless でもできる
色相: Hue
色相環: スペクトルを(赤紫を追加して無理やり)輪っかにした。
いくつかの色相環表現がある
0‑360 の角度で指定する. 0 が赤
補色や、近い色/遠い色というのがわかりやすい(色相環によっては
補色の定義が異なるので注意)
ただし、角度だけみて何色なのかを判断するのが難しい
彩度: Saturation
鮮やかさ
0‑100% で指定する
100% で最も鮮やかになる。原色や純色のようなイメージ。
0% はグレースケールになる
輝度: Lightness
明るさ(≠ 明度)
0‑100% で指定する
50% が標準的な輝度
100% で白になる
0% で黒になる
HSL を使用した色指定の例
https://rawgit.com/ckazu/76776cf4aaa804cd01d4a32c2a571b83/ra
w/2aaed5e6658e16cf9051ba17395ea9ff9dfbc4fd/hsl_example01.ht
ml
つまり...
鮮やかさと明るさ(すなわち、  トーン )を決めれば、統一された色セ
ットを定義できるはず!
さらに色彩調和
トーンを決めれば、後は 角度の組み合わせ で色の組み合わせを選
べば良い。センスは(あまり)必要ない!
ジャッドとかイッテンとか色んな人が言ってる
 色彩調和論 とか color harmony theory とかで調べると良い
参考: http://www.tigercolor.com/color‑lab/color‑
theory/color‑harmonies.htm
例えば...
https://rawgit.com/ckazu/006626fa04167eafe685e53a3f133dab/ra
w/cfdc635d2e61766fcce25b02f2d6ce709818fe09/hsl_example2.ht
ml
参考書籍

ウェブエンジニアのための色の話