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男女共同参画って何?
自分らしくいきいきと活躍する極意
2023年8月19日
東 浩司(あづまこうじ)
株式会社ソラーレ
男女参画推進委員と女性部による合同学習会
「男女共同参画」について深く理解し、
教職員と子供たちが性別に関わらず
自分らしくいきいきと活躍するために
必要なこと、できることを考える。
本日のねらい
• 講師自己紹介
• 男女共同参画とは
• 男性の育休
• 女性活躍推進
• アンコンシャス・バイアス
• まとめ
内容と進め方
ブレイクアウトルームを3回行います
講師自己紹介
東 浩司(あづまこうじ)
• 1971年2月生(52才)、逗子在住
名古屋出身、大阪大学人間科学部卒
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修了
• 妻(保育士・家事代行)、娘(高1・小6)
• 6回の転職を経て長女の誕生を機に研修講師で独立
専門:ワークライフバランス、働き方改革、父親育児
• NPO法人ファザーリング・ジャパン会員
• 町田市・逗子市・藤沢市で男女共同参画推進会議委員
私のテーマ 「自分らしくいきいきと働く」
主体性 人間関係
やらされ感
がないこと
とくに上司
との関係
趣味(好きなこと)は何時間やっても疲れないのに
仕事や家事育児になると疲れるのはなぜ?
「仕事」も「プライベート」も同じ
いい教職員ではなく
笑っている教職員になろう!
<プラス思考になるコツ>
l「プラス思考になろう!」とは思わない
意識すると逆にマイナス思考へ向かいます
l明るい言葉を口ぐせに
脳にプラスのスイッチが押されてプラス思考の体質に
教職員がいきいきと働く姿をみて
子供たちは未来に明るい希望が湧く
男女共同参画はプラス思考で
男女共同参画社会とは、
「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって
社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、
もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益
を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」
(男女共同参画社会基本法 第2条)
性別に関わらず、誰もが自分らしく生きる社会を実現!
男女共同参画社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する
最重要課題と位置付け、社会のあらゆる分野において、
男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っ
ていくことが重要である。
(男女共同参画社会基本法 前文)
しかし、現状は・・・
ü 「男の子は理数系、女の子は文系」といった
固定観念によって本人の個性や能力ではなく、
イメージや思い込みで進路を決めてしまう
ü 性的マイノリティ(性的指向・性自認)の問題で
悩み、自殺するまで追い込まれるケース
ü 子育てしながら働くことに罪悪感をもつ女性、
仕事優先で家庭がアウェイになっている男性
性別によって生き方が制限され、我慢を強いられ、
生きづらさを感じている人が多数存在する
日本は男女共同参画が遅れている
<ジェンダーギャップ指数> 日本は146カ国中 125位
*世界経済フォーラム、2023.6.21発表
(男女平等を実現している状態を100%としたとき)
教育 99.7%
政治 5.7% 経済 56.1%
健康 97.3%
⇒日本が遅れているのは政治と経済
<ジェンダー不平等指数> 日本は191カ国中 22位
*国連開発計画(UNDP)、2022.9.8発表
リプロダクティブ・ヘルス、エンパワーメント、労働市場への参加
女子大学の学生からよく聞いた話
私がキャリアカウンセラーを10年務めた女子大学で、
在校生や卒業生から似たような話を何度も聞きました
中学・高校・大学と女子校で過ごし、これまで「女性だから」と
意識したことはなく、不利益を感じた経験も全くなかった。
学校では女子がリーダーシップを発揮するのが普通だった。
それが就職活動で「女性というだけで不利」になる現実を知り、
さらに入社後の会社で人生初の「女の子扱い」をされて幻滅。
女性は常に補助的な役割で、男性を立てることを求められる。
何より、管理職は男性ばかりで出産育児に対する理解がなく、
この会社で働き続けるイメージをもつことが難しいです。
男女共同参画を進める施策
① ポジティブ・アクション (積極的格差是正措置)
女性の積極的登用、クオータ制
・・議席や委員数の30〜50%を女性に割り当てる
男女共同参画の法律ができ(1999年)意識啓発したが、
20年経っても状況が変わらない ⇒強制力が必要
② 働き方改革
長時間労働是正、ワークライフバランス
男性の育休取得促進、女性活躍推進、介護支援
⇒家事労働を担わない男性が有利になっている
職場のルールを見直す
男女平等教育
教師の何気ない発言が子供たちに与える影響が大きい
「男だろ」「女の子なのに」 「このクラスの女子は・・、男子は・・」
隠れたカリキュラム・・暗黙のうちに教えている規範
ü 男女別の名簿、ロッカー、整列・・男子が先
ü 役割分担・・男子がリードする、女子はお世話する
ü 名札など色で区別・・男子はブルー、女子はピンク
ü 男子は「くん」、女子は「さん」で呼ぶ
1993年 中学校、1994年 高校で家庭科の男女必修
性別特性論(男女は生まれながら異なる特性をもつ)では
子供の能力や適性を見逃し、自由な生き方や選択を奪う
「男女平等」と「個性尊重」のジレンマ
(男女平等教育の事例:九州のとある中規模都市 L小学校、2001年)
ランドセルの色が女の子は赤、男の子は黒と偏っていた。
筆箱や服など他の持ち物の色は様々であることを確認させ、
必ずしも性別によって色が決まっているわけではないと児童に
気づかせようとした。そして最後に、ランドセルの絵に好きな色
を塗って自分だけのオリジナルランドセルを描く作業を行なっ
たところ、女子5人の班が全員ランドセルを赤で塗っていた。
多賀太著 『男子問題の時代? 錯綜するジェンダーと教育のポリティクス』(学文社)
学校では男女平等を実現しても家庭環境では異なる場合も
・・ランドセルを買ってくれた祖父母の考えを否定することに
児童の「自分らしい選択」が、本当に「性別にとらわれない」
のかどうか、論理的に判別することは不可能なので悩ましい
小学生の「将来つきたい職業」
1位 ユーチューバー
2位 サッカー選手
3位 警察官
1位 パティシエ
2位 保育士・幼稚園教諭
3位 医師(歯医者含む)
<男子> <女子>
Q. 高校生の将来つきたい職業は?
1位 エンジニア・プログラマー
2位 公務員
1位 公務員
2位 看護師
(学研2022年調査)
上野千鶴子著 『女の子はどう生きるか』(岩波ジュニア新書)
それまでの辞書にもないややこしい日本語が登場したのは
1990年代以降。わりと新しいコトバです。つくったのは政府、
つまり「男女共同参画」は日常用語にない、行政用語です。
なぜつくったのかといえば、当時の政権与党のオッサンたちが、
「男女平等」ってコトバがおきらいだったから、官僚が忖度した
んだともれ聞きました。
「男女共同参画」だと、男には男らしい参画、女には女らしい
参画がある、って聞こえるでしょ?
「男女共同参画」は造語
‘Gender equality’の訳語・・「男女平等」と同じ意味
⇒SDGs教育を受けた学生は「ジェンダー平等」に馴染みあり
「参加」と「参画」のちがい
苦
参加=出席する、参画=積極的に関わる
Q.「参加」にはなくて「参画」にあるものは?
ブレイクアウトルーム 1回目
男女共同参画に思うこと
学校現場の情報交換など
① 推進委員の進行で順番にお話しください
② 自己紹介+上記テーマで一人1分程度 ★15分間
③ ひととおり終わったら終了時間までフリートーク
*通信状況の確認で講師・事務局が各部屋にお邪魔します
某市の男女共同参画推進会議で起きた
「お〜いお茶事件」
• 事務局が出席者の飲み物で
提供した商品名に対して、
議長から物言いがついた
• 「お〜い、お茶」は亭主関白の
夫が妻に指図するフレーズで
あり、この場に相応しくない
• 大学の授業でこのエピソード
を紹介したところ・・
固定的性別役割分業意識
男は仕事、女は家庭
夫は外で稼ぎ、妻は家を守る
この考え方に
賛成ですか? 反対ですか?
内閣府「男女共同参画社会位関する世論調査」令和4年
世論調査の推移
60.1
57.8
47
45.2 44.9
41.3
51.6
4…
40.6
35.6
33.5
34
37.8
47
48.9
52.1
55.1
45.1
49.4
54.3
59.8
64.3
30
35
40
45
50
55
60
65
70
平成4年 平成9年 平成14年 平成16年 平成19年 平成21年 平成24年 平成26年 平成28年 令和元年 令和4年
賛成・どちらかといえば賛成 反対・どちらかといえば反対
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」の考え方について
クイズ: これは何の数字でしょう?
厚生労働省「2022年度雇用均等基本調査」
17.13 80.2
女性
男性
イクメンプロジェクトが掲げた目標:2020年までに13%
→異次元の少子化対策:2025年50%、30年85%
2010年6月 厚生労働省が
イクメンプロジェクトを始動
男性が育休を取得しない理由
連合「男性の家事・育児参加に関する実態調査2019年」
1位 47.3% 仕事の代替要員がいない
=職場に迷惑がかかる
1位は何でしょう?
2位 36.6% 収入が減る
3位 32.2% 男性が取得できる雰囲気が
職場にない
4位 13.9% 仕事にブランクができる
5位 11.3% 男性が取得するものではない
あるべき父親像が変わった
昭和
頑固カミナリ親父
父親の家庭不在
平成
モーレツサラリーマン
イク(育)メン・ブーム
令和
父親が育児するのは前提に
男性社員の8割が育休取得を希望
4つの育‘ジ’
①育児:わが子の子育て=イクメン
②育自:自分が成長=親育ち・共育
③育地:地域を育てる=イキメン
④育次:次世代育成、人類の未来創造
パパ業は地球で最も素敵な仕事!
育児する男は子供たちのロールモデル!!
PTAで感じたジェンダーギャップ
ü 私以外のPTA役員は全員女性、運営委員会
(委員長の会議)で、私以外は女性(校長も女性)
ü PTA主催の行事で集まる保護者はほとんど女性
ü 逗子市の他校のPTA会長は男性5名・女性1名、
副会長は全員女性
ü 日本PTA全国研究大会でスタッフの8割は女性、
壇上に並んだ来賓30名のうち女性は1名のみ
・・しかも唯一の女性は県庁の担当者
PTAはジェンダー・バランスが悪すぎる組織でした
娘たちの通う小学校でPTA会長を3年務めました
女性活躍推進について
指導的地位(管理職)に占める女性の割合を30%に
<30%の根拠>
l 2016年「女性活躍推進法」施行 →「202030」は未達
⇒「2020年代の可能な限り早期に」と再設定
l 管理職の女性比率:係長20.7%、課長12.4%、部長7.7%
「男女共同参画白書 令和4年度」
少数派が30%を超えると意思決定に影響をもつよう
になり、組織文化に変化をもたらす・・マイノリティが3割
を超えるとマイノリティではなくなり、意見が通りやすくなる
ロザベル・モス・カンター教授
(ハーバード大学)
黄金の3割
l 茨城県 公立学校 女性管理職の割合:26.1% (全国平均22.3%)
文部科学省「令和3年度公立学校教職員の人事行政状況調査」
教員は男女平等か?!
女性が働き続けやすく男女平等の職業とみられる一方で、
小中高・教科で男女比にばらつきあり、女性の管理職が少ない
(参照)国立女性教育会館「学校における女性の管理職登用の促進に向けてⅡ」
① (女性本人が望むのであれば)働きたいと
思う女性が、企業において安定的・長期的
に働き続けられる状態
② (女性本人が望むのであれば)成果を出し
て社会的上昇を果たしたいと思う女性が、
企業において高いパフォーマンスを発揮し、
職位を上昇させられる状態
中原淳先生による「女性活躍」の定義
(立教大学教授)
中原淳『女性の視点で見直す人材育成』ダイヤモンド社、2018年
「女性の昇任意欲が低い」には訳がある
• 管理職に必要な経験を積んでおらず能力不足を感じる
• 組織や上司から自分に対する期待が感じられない
Ø 自信がもてない
Ø 管理職に魅力を感じない
• 責任が重いわりに見返りが薄い、残業が常態化
⇒管理職になるのは罰ゲーム状態
Ø ジェンダー規範に縛られる
• 「人の上に立つリーダー役割は男性の方が向いている」
• 「女性は控えめに」「縁の下の力持ち」を要求されてきた
<好意的性差別をする人の傾向>
一見、女性を賛美し、労っているようにみえて、女性の
能力向上を阻害し男性中心の体制を維持する言動。
「女はダメだ」といった敵対的性差別と
正の相関がある。
「好意的性差別」にご用心
ü 女性にのみ「無理しなくていいよ」と言う
ü 男性に責任が重い仕事や出張などの業務を振って
「女性には気の毒だ」と最初から与えようとしない
大沢真知子編『なぜ女性管理職は少ないのか
女性の昇進を妨げる要因を考える』青弓社、2019年
ブレイクアウトルーム 2回目
男性の育児や女性活躍
について思うこと
自分自身のことや身近にあった
ケースの紹介など *脱線OK!
★10分間
休 憩
ジェンダー平等を実現する鍵は
アンコンシャス・バイアス
無意識に持っている偏った見方や考え方
〜思い込み、先入観、固定観念、ステレオタイプ〜
n 無意識 unconscious
自分自身が気がついていない
n 偏見 bias
ある集団や個人に対して十分な根拠なしに
偏った判断や意見をもつこと
アンコンシャス・バイアスの例
ü いまどきの若者は打たれ弱い
ü 高齢者はITが使えない
ü 外国人は自己主張が強い
ü 公務員は真面目である
ü B型の人は変わっている
ü 関西人は面白い 等
十把一絡げにして当てはまらない人もいる
講師(私)の失敗例
男性育休の研修で「父親が育児するメリットは?」のテーマ
でグループの話し合いをしようとしたら、参加者から「父親
はメリットがないと育児しないんですか!」と指摘を受けた
タイムマネジメント研修でPTAの働き方改革を行った話題を
した際に「PTAにボスママがいた」と語ったら、アンケートに
参加者の一人から「講師には偏見がある」と書かれた
就職相談で「中学生の息子がいるので仕事に出れない」
と言う母親に、「中学生だったら一人で留守番しても大丈夫
でしょ」と受け流したところ、息子さんが不登校が続いて悩
んでいると吐露された。軽はずみな発言をしたことを謝った
内閣府男女共同参画室 令和3年度 「無意識の思い込み(アンコンシャス
・バイアス)チェックシート」より一部抜粋
p 男性は結婚して家庭をもって一人前だ
p 家事・育児は女性がするべきだ
p 女性には高い学歴やキャリアは必要ない
p 組織のリーダーは男性の方が向いている
p 男性は人前で泣くべきではない
p 女性は感情的になりやすい
p 女性は正規雇用にこだわらなくともよい
p 男性は仕事をして家計を支えるべきだ
★アンコンシャス・バイアス チェック!
アンコンシャス・バイアスが注目された背景
<問題意識>
大学を卒業する女性の割合が増え、能力的に
男女互角なのに、指導的な地位に就く女性が
増えないのは、どうしてなのか?
女性の登用が進まない元凶は
ジェンダーバイアスにあった!
アメリカで1980年代から研究されるようになった
ブラインド・オーディション
• アメリカで音楽学校を卒業した女性は40%超だが
プロ楽団員のほとんどが男性で、女性は5%以下
• このような状況に問題意識をもったオーケストラ
が楽団員の選考方法を工夫した
受験者と審査員の間に衝立て
を置き、音(演奏)のみで評価
審査に合格する女性の
割合が大幅に向上した
この結果から分かったこと
ü オーケストラの審査員は、自分たちは公平に演奏
だけで評価していると信じていた
ü しかし、「男性の演奏の方が優れている」といった
無意識の思い込みが審査に影響を与えていた
l 他のオーケストラもブライド・オーディションを採用
⇒楽団員全体の女性比率はおよそ40%に
l 以前はほとんどいなかった非白人も合格するように
⇒オーケストラのダイバーシティ(多様性)が向上
生育歴や原体験が元になって刷り込まれている
為、自分がもっているバイアスを意識化しにくい
アンコンシャス・バイアスは誰もがもっている
常識とは、18歳までに身につけた
偏見のコレクションである
アインシュタイン
「常識的に言って」「絶対に」「みんな」「誰もが」
「べき」「はず」「普通なら」といった発言の裏には
偏見が隠れていることが多い
Aさんのケース
Aさんは地元で生まれ育った。今も地元に住んでいる。
息子が小学4年になった時、妻から「中学受験どうしよう?」
と相談をもちかけられた。
Aさんは公立で小中高校を過ごし、とくに問題はなかったので
中学受験に反対だった。私立は学費がかかるし、公立に行く
方が友達と一緒になれるのでよいと思った。
しかし、中高と私立出身の妻は受験させたかった。「4年生に
なるとみんな塾に行くようになるし、一人だけ受験をさせない
のは可哀想」と主張した。
この件で話し合うたび互いの溝が深くなり、妻から「あなたと
は分かり合えない!」と言い渡されて離婚危機に発展した。
<宗教の黄金律>
l 人にしてもらいたいと思うことを人にしなさい
l 己の欲せざる所、人に施すことなかれ
自分らしくいきいきと活躍する極意
みんなちがって、みんないい!
=ダイバーシティ(多様性の尊重)
⇒でも、自分と他人が望むことは違うかもしれない
一人ひとりが違うことを前提に付き合う
私は「男と女のちがい専門家」を止めました
「男と女のちがい」をテーマにした企業研修が好評でした
ü 2015年頃から研修のアンケートで違和感の声が出る
ü 根拠の有無に関わらず、ジェンダー・バイアスを助長
する内容を扱うのは良くないと判断して封印しました
ブレイクアウトルーム 3回目
次のお題でお話しください
男女平等を進めるために
必要なこと、できること
その他、研修の感想など
★15分間
<経済成長・バブルを経験した50代以上>
・経済成長を前提、対前年度アップの目標設定
・稼ぎ主役割から降りることができていない
世代交代が起きてパラダイムシフト(価値観転換)
<Z世代・ミレニアム世代>
・社会貢献や持続可能性(SDGs)の目標に共感
・共働き前提、性別に囚われない、男性も育児
あと10年経つと社会の価値観が変わる
(私の仮説) 体罰禁止の流れが決定的になったのは
戦中戦後に軍隊教育を受けた世代の影響力がなくなった為
さいごに
「イクメン」「女性活躍」「男女共同参画」の言葉が
不要となって誰もがいきいき生きていける社会へ
Ø 「男女共同参画」は深い
フェミニズム,男性学,家族社会学など、学ぶほど奥が深い
自分の当たり前が覆される感覚を味わう・・「常識の関節外し」
Ø 「男女共同参画」は手強い
日本社会に根付いているバイアスはなかなか変わらない
あの手この手を使ってなんとか引っくり返す

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