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QUNOG13 @ 博多
「Internet Week 2018 IP Meeting
ここが変だよ、⽇本のインターネット
〜こんな良いところもあるよ〜」
のサマリー
Internet Week 2015
JPIXJPNE
⽇本ネットワークイネイブラー株式会社
Akira Nakagawa
JPIX
⽇本インターネットエクスチェンジ株式会社
2019年2⽉8⽇
⽇本インターネットエクスチェンジ㈱ (JPIX)
中川あきら

2. 2
本セッションについて
https://www.nic.ad.jp/iw2018/program/d4/
Internet Week 2018 IP-Meeting で⾏なったパネルのサ
マリーをご紹介します。

3. 3
このパネルの経緯
2018年5⽉、
Internet Week ショーケース in 広島
の2次会のお酒の席で、
ヤンさんのつぶやきから・・・
・⽇本には独特の商習慣がある !
・など。
IW2018で何かをやろう !!
誰も
覚えてませんが・・・
ここだけ
覚えてました。

4. 4
当⽇の登壇者
In
Out
Return
⽇本 外国
Stay
and
Biz trips
Jan Hilberath さん
Open-Xchange (OX Dovecot 株式会社)
⽩畑 真 さん
さくらインターネット株式会社
兵頭 弘⼀ さん
アリスタネットワークスジャパン合同会社
吉村 知夏 さん
NTT Innovation Institute, Inc.
世話役
中川あきら
⽇本インターネットエクスチェンジ株式会社

5. 5
1) ⽇本特有の⽂化・商習慣
1) ⽬指すところ
• 完璧主義 vs 合理主義
• (時間がかかっても)ミス無しの追求 vs (多少ミスがあっても)スピード重
視
• 技術的先進性の追求 vs 経済効率性重視
• ⼀番になりたくない。(⼀番はリスク)
2) 合議制 vs 意思決定者を中⼼とした決定
3) ピラミッド構造、丸投げ、責任の所在 vs ユーザとメ
ーカーが⼀緒になって新しいものを作り上げよう
4) ⽇本⼈はルールを守る。(例 : 経路のパンチングホール
を避ける vs 全経路 /24を広報)
5) ⽇本には、(Singaporeと⽐較して)事業者を超えたオ
ペレーターコミュニティー(例:Janog)が存在

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2) ワークスタイル
1) ⾮合理でもルール・プロセス・礼儀を重視 vs 合理的
2) 独⾃の運⽤・業務フロー vs ベストプラクティス
3) 業務の属⼈化 vs マニュアル化
4) 道具(Internet)が変わっても働き⽅は変わらない。
• 昔の働き⽅を続けるために、合理的な道具・機能を停⽌w。

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3) ⽇本特有の品質
1) 顧客の要求が⾼い・妥協無き品質向上・懸念の払拭 vs
割り切って別のことに着⼿
• 正常動作以上の要求
• 安い機器でも全数受け⼊れ検査
2) 品質拡充 vs ゼロからの創⽣
• 70%からのカイゼン・緻密 vs 0%〜80% ⽣み出す
• 新プロダクト市場投⼊時の完成度 100% vs 50〜60%
3) ⼿厚い運⽤
• Public Peeringにおいて、Peering先にメンテ通知をする vs
まずしない
• 障害の原因追求をどこまでも vs Bizに直結しない/障害前提の
設計
4) エンジニアのレベルが⾼い

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4) ⽇本のインターネットを⽀えるためには
1) ⼈⼝減少・GDP停滞からのインフラ集約化・効率化
§ ⽇本はアジアの⼀部へ
2) 国際化が浸透する(ヒトの動くところに通信ニーズが発
⽣する)
§ ⽇本に外国⼈が増える・海外とのビジネスが増える。
§ グローバル需要の取り込み
§ グローバルスタンダードが浸透する。
§ ⽇本の品質に対する特別扱いは徐々に減少?
3) プロダクト開発⽅法の⾒直しも視野に⼊れてみては
• 例: リーンスタートアップ⼿法 (後述)

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吉村さんの資料より(1)

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吉村さんの資料より(2)

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当⽇のまとめ
• ⽇本の組織は、
– ⾮常に慎重で緻密であり、スピード感に⽋ける。
– 品質の追求に妥協がなく、製品やサービスの信頼性が⾮常に⾼い。
• 海外の組織は、
– スピードを重視する。
– コストに⾒合った品質以上を求めない。
• 今後は、
– スピードと品質のバランスが重要ではないか。
– 細部にこだわる⽇本の持ち味が武器になる場合もある。
→ 場⾯に応じた使い分けが必要ではないか !!

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これを機に、
みなさまの周囲を
振り返ってみてはいかがでしょうか。

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