報告者：株式会社フェリシモ 継承共創グループ 兼 MD推進部　児島 永作

1. 株式会社 フェリシモ
継承共創グループ 兼 MD推進部
児島 永作
〒650-0035
兵庫県神戸市中央区浪花町59番地
TEL：078-325-5762
FAX：078-325-5119
MAIL：kojima@felissimo.co.jp

2. ■被災地の現状（2012/03現在）
■全体としての求人や雇用は回復しつつあるが、
『年配の女性』の雇用は厳しい状況が続く
＜気仙沼ハローワーク求人専門援助部門・太田博氏 ＞
「若い方ですと別の仕事とか切り替えることとかも可能ですけど、年配の方は資格、経験
がないとなかなか採用してくれるところが少ないですから、そういった意味ではかなり厳し
い状況がある。（会社を立て直し）戻すときは、どうしても会社の核となる方ということで声
をかけるケースが多いので、男性や若い方ということがありますので、男性の雇用がすす
むこともあるが、年配女性はそれに対して厳しいということがある」
■仮設住宅での「孤独」はいまだ深刻な問題
「あれだけ社交的で明るかった母が最近めっきりひきこもりがちになってしまった。」
「避難所を出てみんなバラバラになっちゃったから…」「仮設住宅では近所付き合いもあまりなくてね」
など仮設住宅内でコミュニティの再構築化が進む一方で、同時にそのコミュニティに入れず孤立しがち
な方もたくさんいる現実。

3. 石巻
相川地区
石巻
北上地区
南三陸町
■2011/08 アバンティ渡邊社長から、手仕事ができる東北のお母さん方を紹介してもらう

4. ■支援商品1
在庫になっている昨シーズンのニットに
リボンを通してもらってリメイク
元々3900円の販売価格⇒5900円で発売

5. ■支援商品2
在庫になっている昨シーズンのシャツワンピースに
ステンシルでプリントを入れてもらってリメイク
元々3900円の販売価格⇒5900円で発売

6. ■「花咲かお母さんプロジェクト基金」のコンセプト
内職収入
みんなと集まる機会
他の人や地元のために
働く喜び
将来世代に何かを
残せる仕事

7. ■花咲かお母さんプロジェクト 第一弾商品『サシェ』
〈一回のお届けセット〉
同じ種類のポプリが入ったサシェ2個
作ってくれた人たちや町を紹介する情報カード1枚
大切な人へ贈りたい
手仕事のぬくもりと
花咲くふるさとへの想い
毎月1回、6種類の中から1セットずつお届けします。
東北 花咲かお母さんが作った
やさしさひろがるサシェ（香り袋）の会
1セット 980円
（⇒うち100円は基金として運用されます）
〈作ってくれている人たち〉
宮城県本吉郡南三陸町にある町工場で働いたグループ。
工場は津波で流され、従業員のほとんどが自宅を失いました。
社長の高橋正人さんは「従業員のみんなでできること」を
模索して、針仕事で人形作りなどをされていた時に、この
サシェ作りの話を聞いて参加を決めてくださいました。
地元に還元
内職支援
全国のお客さまに
販売
地元への
植栽

8. ■花咲かお母さんプロジェクト 『ワークショップの先生』に
5/8、5/9 そごう神戸店にて
サシェ作りのワークショップを開催！
南三陸町から2人のお母さんを
講師としてお招きしました。

9. ■花咲かお母さんプロジェクト 『ワークショップの先生』に
読売新聞（神戸版）朝日新聞

10. ■花咲かお母さんプロジェクト
これからの展開

11. ■花咲かお母さんプロジェクト 現在進行中の企画1
手作り雑貨カタログ「クチュリエ」の
手作りキットの「完成品」を作ってもらう
↓
〈発達物語〉
お母さんたちが手芸の先生になることも
可能なステップ。（クチュリエの検定を通じて
かぎ針編みの教室や、パッチワーク・キルト
の教室、タディングレース編みの教室など
を主催していくことも可能）

13. ■花咲かお母さんプロジェクト カバーする地域と参加されるお母さんたち（2012/04現在）
裂き織り商品
（南部裂き織りを南部地方
の復興の手仕事として復活させる）
南三陸町 サシェ（10名）
石巻 ニット、手作り商品
（相川5名+北上5名＝10名）
仙台 手作り商品
（岡田西仮設 20名）

14. ■花咲かお母さんプロジェクト 今後の展望
？
みなさまとのコラボレーションで、この種をより広く、
大きく育てていきたいと思っています！