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【Microsoft Tech Summit の歩き方~DevOps編】
Tech Summit 2016 では 100 以上のセッションがあります。
2 日間を有意義に過ごしていただくための参考情報として「Tech Summit の歩き方~DevOps編」をまとめました。
セッションスケジュールに印をつけた「at a glance」とその「解説」から構成されています。
ぜひ、参加申込みされた方は、スケジュールビルダー (ご登録者様専用)にて、プランを立ててみて下さい。
DevOps は、Agile 開発に端を発するその概念の理解から始まり、各種プラクティスの実践へと、その道のりが決して短く
ありません。しかし、目を背けていては変わることはできません。マイクロソフトとともに、よりよい IT を追及し続けま
しょう。
<<<at a glance>>>
ページ3、4にて該当セッションに赤枠をつけたスケジュールを用意していますので御覧ください。
<<<解説>>>
【DevOpsとは何か?】
DevOps(デブオップス)という言葉を初めて目にする方もいらっしゃるかもしれません。一方で、一部では DevOps とい
う言葉がバズワード化しています。DevOps の「Dev」は開発者、Ops は「インフラエンジニア」を示しています。つまり、
DevOps とは、開発者とインフラエンジニアが協力してITによる価値を生み出す“活動”を意味しています。
開発者には古くから Agile という開発手法が知られています。長期間で大きな価値を一度に生み出すのではなく、短期間に
小さな価値を連続して生み出すための手法です。小さな価値を積み重ねることのメリットは軌道修正が効くということです。
例えば長期にわたる開発プロジェクトでは、開発の途中で革新的なテクノロジーを導入することは困難です。なぜならば、
設計工程がすでに完了している段階で新技術の検討を始めることは設計のやり直し、つまり手戻りになるからです。現在日
本国内で主に行われているのは、こうした工程に沿った開発手法です。水が上から下に流れるように開発プロセスを進める
ことからウォーターフォールと呼ばれることもあります。水を上に戻そうとすれば相当のコストが必要になります。Agile
の場合は小さな価値を生みだそうとするたびにテクノロジーを見直すことができます。
一方、インフラストラクチャーはどうでしょう?仮想化やクラウドが登場する以前、稼働後のインフラ設計変更には重大な
決断でした。新たなハードウェアの投資、ネットワークの敷設、環境設定、移行、下手をすれば工事が必要になるなど、事
実上不可能なことでした。だから、インフラも導入前にサイジングやキャパシティプラニングなど、十分な設計を行う必要
があったのです。この点はウォーターフォールのインフラ版と言えるでしょう。仮想化テクノロジーにより、そうした制約
は少し軽減されました。しかし、仮想化と言えどもハードウェアの制約を受けていることに変わりはありません。サーバー
の集約率は確かに高めることはできましたが、自由度を得ようとすれば、事前に“自由度を設計”する必要があったのです。
設計から逸脱した自由は得ることができませんでした。しかし、インフラストラクチャーにも新たな時代が到来しました。
そうです。クラウドです。ハードウェアにほとんど制約を受けないインフラストラクチャーが登場したのです。ようやくイ
ンフラストラクチャーにも Agile の思想を導入できるようになりました。言ってみれば Agile を獲得した開発者と同じ土俵
に立つことができたわけです。
そこで、DevOps です。
柔軟性と自由度と迅速さを手に入れた両者がタッグを組み、アプリの開発からリリースまでを短期間で行い価値を生み出し
続ける“活動”こそが DevOps なのです。決して「System Center を導入したら DevOps!」ではありません。そんな営業
がマイクロソフトにいたら無視してくださって結構です。以下は、弊社のエバンジェリストである牛尾 剛の言葉です。
「DevOps はジャーニーである」
そうなのです。DevOps は価値の創造を探求し続ける長い旅なのです。改善されたと思われたプロセスであっても、時間が
たてばたちまちそこに無駄が見え始めます。新しいテクノロジーの登場によって、その無駄が改善される可能性もあります。
そうした探求を繰り返し続けることで究極の DevOps に近づけていく旅なのです。私たちの多くは、いまそのスタート地
点に立ったばかりです。
今回の Tech Summit では DevOps の基本的な概念について触れるセッションは少数です。どちらかと言えば、DevOps
を実践するための手法について解説するセッションを多く取り揃えてあります。
DevOps の考え方について詳しく知りたい方は、是非事前に以下のビデオの視聴をお勧めします。de:code 2016 における
エバンジェリスト 牛尾のセッションです。
【ムービー】「日本でもできる!マイクロソフト技術をフル活用した DevOpsの具体的実現手法」
https://channel9.msdn.com/events/de-code/2016/DOO-014
1
(10 月 27 日:一部セッションタイトルを更新しています)
【セッションの紹介】
>>Value Stream Mapping(VSM)
ここではじめにご紹介したいのが、以下のセッションです。
 APP013 |ここはあえて紙とペン! Value Stream Mapping で開発サイクルの無駄を炙り出せ!
DevOps が価値を生み出し続ける改善の旅であることは説明した通りですが、その改善箇所を可視化するのが Value
Stream Mapping(VSM)です。このセッションでは VSM の実行手法について実際に書きながら解説します。DevOps に
興味を持った方は必見です。これを知らずして DevOps に着手することはできません。
>>Infrastructure as Code
DevOps を支えるテクノロジー(プラクティスと呼びます)の基本は「自動化」です。人手を介さず、自動化できるところ
はコンピューターに任せる。そうすることで間違いのない、確実な実行が可能です。クラウドの登場によってインフラストラ
クチャーの展開も、完全に自動化することが可能になりました。インフラの構成を EXCEL のパラメタ表や手順書ではなく
「コード」で表現し、それを読み込ませることでインフラを構成する手法、それが Infrastructure as Code です。
 DEP001 |Infrastructure as Code ! Linux な人から見た Azure Quickstart Templates の活用方法
 CLD008 |Azure Automation でハイブリッド&マルチクラウド環境をまるごと自動化!
Infrastructure as Code 系では、その世界の老舗でもある Puppet 社と Chef 社のエンジニアによるセッションも用意され
ています。同時通訳セッションとなりますが、是非本場のテクノロジーを堪能してください。
 DEP003 |Puppet Enterprise と PowerShell DSC の連携によるインフラの構成管理 - Infrastructure as Code で
DevOps 力を高めよう(同時通訳)(セッションタイトル変更)
 DEP012 |Azure の DevOps 力!Azure Team でも採用されてるChefの力~Chef社 の Solution Architect, Matt Ray
が解説!(同時通訳)
Tech Summit では実施されませんが、以下の収録セッションも参考になりますので合わせてのご視聴をお勧めします。
【ムービー】驚愕! Azure リソース マネージャを利用した Infrastructure as Code 実践
https://channel9.msdn.com/events/de-code/2016/INF-011
>>Azure Stack
実をいうと DevOps はパブリッククラウドの専売特許ではなくなりつつあります。オンプレミスのプライベートクラウドで
も同様のことができるようになるのです。それを実現するのが待ち遠しいのが Azure Stack です。リリースはもう少し先に
なりますが、Tech Summit では最新の情報をどこよりもいち早くお届けします。
 CLD005 |デモで比較! Azure & Azure Stack
 CLD020 |Microsoft Azure Stack IaaS Deep Dive
>>Server
価値の創造にはスピードが求められます。インフラストラクチャーの展開で最も時間をロスするのがサービスを乗せるサー
バーの展開です。サーバーの展開さえなければどれだけサービス展開が早く行えるでしょう。そのサーバー展開時間を大幅に
短縮できるテクノロジーがコンテナです。アプリケーション本体と必要最小限のリソースがパッケージ化されたコンテナは、
アプリケーションの展開時間を削減できるだけでなく、仮想マシンと比較して少ないリソース消費で済むというメリットもあ
ります。
 CLD007 |正式リリースした Windows Containers を使い倒す
 CLD026 |Nano Server ついに登場!小さな巨人と戯れてみませんか?
>>マイクロサービス
現在、DevOps ギークから熱い視線が送られているのがマイクロサービスです。いや、逆かもしれません。マイクロサービ
スが DevOps を求めているといったほうが正しいでしょう。マイクロサービスとは、その名の通り小さなサービスです。大
量の機能を有するモノシリックな業務アプリは開発やテスト、展開に時間を要します。そこで、業務を複数の独立したマイク
ロサービスに分割し、それぞれを相互に連携させることで 1 つの業務を構成します。こうした概念は以前から存在している
ので特に目新しいものではありませんが、技術の進歩により以前よりも効率的に、そして高速なサービスを開発できるように
なりました。マイクロサービスはそれぞれが独立しているため、個々に開発と展開を進められ、開発から展開までのリードタ
イムを短縮できるという利点があります。当然、その開発 / 展開プロセスには DevOps が重要な役割を果たします。マイク
ロサービスの開発にとって DevOps は無くてはならないものであり、DevOps にとってマイクロサービスは DevOps 自身の
価値を高める格好の材料でもあります。
 APP002 |DevOps 2.0 - より進化した Microservices 環境における自動化の全技術
 APP012 |Linux/Java にも対応! Azure Service Fabric を使ったマイクロサービス開発
>>DevOps グローバルコンソーシアム
DevOps がバズワード化してから 2 年程度でしょうか。多くの記事や書籍が DevOps の真の目的、価値を訴求しているにも
かかわらず、相変わらず「この製品を導入すれば DevOps 実現」といった宣伝文句が見られます。そこで、古くからAgile、
DevOps にかかわってきた業界の重鎮達が「正しい DevOps」を訴求すべく動き出しました。DevOps グローバルコンソー
シアムの登場です。本邦初公開のコンソーシアムの登壇となります。必見です。
 SPL003 |【DevOps Global Consortium 発足記念】日本生まれの DevOps! DevOps スペシャリスト達のあくなき挑戦
2
Day1 : 11月1日
【Tech Summit の歩き方~ DevOps編】
3
Day2 : 11月2日
【Tech Summit の歩き方~ DevOps編】
4
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Tech summitの歩き方 dev-ops編

  • 1. 【Microsoft Tech Summit の歩き方~DevOps編】 Tech Summit 2016 では 100 以上のセッションがあります。 2 日間を有意義に過ごしていただくための参考情報として「Tech Summit の歩き方~DevOps編」をまとめました。 セッションスケジュールに印をつけた「at a glance」とその「解説」から構成されています。 ぜひ、参加申込みされた方は、スケジュールビルダー (ご登録者様専用)にて、プランを立ててみて下さい。 DevOps は、Agile 開発に端を発するその概念の理解から始まり、各種プラクティスの実践へと、その道のりが決して短く ありません。しかし、目を背けていては変わることはできません。マイクロソフトとともに、よりよい IT を追及し続けま しょう。 <<<at a glance>>> ページ3、4にて該当セッションに赤枠をつけたスケジュールを用意していますので御覧ください。 <<<解説>>> 【DevOpsとは何か?】 DevOps(デブオップス)という言葉を初めて目にする方もいらっしゃるかもしれません。一方で、一部では DevOps とい う言葉がバズワード化しています。DevOps の「Dev」は開発者、Ops は「インフラエンジニア」を示しています。つまり、 DevOps とは、開発者とインフラエンジニアが協力してITによる価値を生み出す“活動”を意味しています。 開発者には古くから Agile という開発手法が知られています。長期間で大きな価値を一度に生み出すのではなく、短期間に 小さな価値を連続して生み出すための手法です。小さな価値を積み重ねることのメリットは軌道修正が効くということです。 例えば長期にわたる開発プロジェクトでは、開発の途中で革新的なテクノロジーを導入することは困難です。なぜならば、 設計工程がすでに完了している段階で新技術の検討を始めることは設計のやり直し、つまり手戻りになるからです。現在日 本国内で主に行われているのは、こうした工程に沿った開発手法です。水が上から下に流れるように開発プロセスを進める ことからウォーターフォールと呼ばれることもあります。水を上に戻そうとすれば相当のコストが必要になります。Agile の場合は小さな価値を生みだそうとするたびにテクノロジーを見直すことができます。 一方、インフラストラクチャーはどうでしょう?仮想化やクラウドが登場する以前、稼働後のインフラ設計変更には重大な 決断でした。新たなハードウェアの投資、ネットワークの敷設、環境設定、移行、下手をすれば工事が必要になるなど、事 実上不可能なことでした。だから、インフラも導入前にサイジングやキャパシティプラニングなど、十分な設計を行う必要 があったのです。この点はウォーターフォールのインフラ版と言えるでしょう。仮想化テクノロジーにより、そうした制約 は少し軽減されました。しかし、仮想化と言えどもハードウェアの制約を受けていることに変わりはありません。サーバー の集約率は確かに高めることはできましたが、自由度を得ようとすれば、事前に“自由度を設計”する必要があったのです。 設計から逸脱した自由は得ることができませんでした。しかし、インフラストラクチャーにも新たな時代が到来しました。 そうです。クラウドです。ハードウェアにほとんど制約を受けないインフラストラクチャーが登場したのです。ようやくイ ンフラストラクチャーにも Agile の思想を導入できるようになりました。言ってみれば Agile を獲得した開発者と同じ土俵 に立つことができたわけです。 そこで、DevOps です。 柔軟性と自由度と迅速さを手に入れた両者がタッグを組み、アプリの開発からリリースまでを短期間で行い価値を生み出し 続ける“活動”こそが DevOps なのです。決して「System Center を導入したら DevOps!」ではありません。そんな営業 がマイクロソフトにいたら無視してくださって結構です。以下は、弊社のエバンジェリストである牛尾 剛の言葉です。 「DevOps はジャーニーである」 そうなのです。DevOps は価値の創造を探求し続ける長い旅なのです。改善されたと思われたプロセスであっても、時間が たてばたちまちそこに無駄が見え始めます。新しいテクノロジーの登場によって、その無駄が改善される可能性もあります。 そうした探求を繰り返し続けることで究極の DevOps に近づけていく旅なのです。私たちの多くは、いまそのスタート地 点に立ったばかりです。 今回の Tech Summit では DevOps の基本的な概念について触れるセッションは少数です。どちらかと言えば、DevOps を実践するための手法について解説するセッションを多く取り揃えてあります。 DevOps の考え方について詳しく知りたい方は、是非事前に以下のビデオの視聴をお勧めします。de:code 2016 における エバンジェリスト 牛尾のセッションです。 【ムービー】「日本でもできる!マイクロソフト技術をフル活用した DevOpsの具体的実現手法」 https://channel9.msdn.com/events/de-code/2016/DOO-014 1 (10 月 27 日:一部セッションタイトルを更新しています)
  • 2. 【セッションの紹介】 >>Value Stream Mapping(VSM) ここではじめにご紹介したいのが、以下のセッションです。  APP013 |ここはあえて紙とペン! Value Stream Mapping で開発サイクルの無駄を炙り出せ! DevOps が価値を生み出し続ける改善の旅であることは説明した通りですが、その改善箇所を可視化するのが Value Stream Mapping(VSM)です。このセッションでは VSM の実行手法について実際に書きながら解説します。DevOps に 興味を持った方は必見です。これを知らずして DevOps に着手することはできません。 >>Infrastructure as Code DevOps を支えるテクノロジー(プラクティスと呼びます)の基本は「自動化」です。人手を介さず、自動化できるところ はコンピューターに任せる。そうすることで間違いのない、確実な実行が可能です。クラウドの登場によってインフラストラ クチャーの展開も、完全に自動化することが可能になりました。インフラの構成を EXCEL のパラメタ表や手順書ではなく 「コード」で表現し、それを読み込ませることでインフラを構成する手法、それが Infrastructure as Code です。  DEP001 |Infrastructure as Code ! Linux な人から見た Azure Quickstart Templates の活用方法  CLD008 |Azure Automation でハイブリッド&マルチクラウド環境をまるごと自動化! Infrastructure as Code 系では、その世界の老舗でもある Puppet 社と Chef 社のエンジニアによるセッションも用意され ています。同時通訳セッションとなりますが、是非本場のテクノロジーを堪能してください。  DEP003 |Puppet Enterprise と PowerShell DSC の連携によるインフラの構成管理 - Infrastructure as Code で DevOps 力を高めよう(同時通訳)(セッションタイトル変更)  DEP012 |Azure の DevOps 力!Azure Team でも採用されてるChefの力~Chef社 の Solution Architect, Matt Ray が解説!(同時通訳) Tech Summit では実施されませんが、以下の収録セッションも参考になりますので合わせてのご視聴をお勧めします。 【ムービー】驚愕! Azure リソース マネージャを利用した Infrastructure as Code 実践 https://channel9.msdn.com/events/de-code/2016/INF-011 >>Azure Stack 実をいうと DevOps はパブリッククラウドの専売特許ではなくなりつつあります。オンプレミスのプライベートクラウドで も同様のことができるようになるのです。それを実現するのが待ち遠しいのが Azure Stack です。リリースはもう少し先に なりますが、Tech Summit では最新の情報をどこよりもいち早くお届けします。  CLD005 |デモで比較! Azure & Azure Stack  CLD020 |Microsoft Azure Stack IaaS Deep Dive >>Server 価値の創造にはスピードが求められます。インフラストラクチャーの展開で最も時間をロスするのがサービスを乗せるサー バーの展開です。サーバーの展開さえなければどれだけサービス展開が早く行えるでしょう。そのサーバー展開時間を大幅に 短縮できるテクノロジーがコンテナです。アプリケーション本体と必要最小限のリソースがパッケージ化されたコンテナは、 アプリケーションの展開時間を削減できるだけでなく、仮想マシンと比較して少ないリソース消費で済むというメリットもあ ります。  CLD007 |正式リリースした Windows Containers を使い倒す  CLD026 |Nano Server ついに登場!小さな巨人と戯れてみませんか? >>マイクロサービス 現在、DevOps ギークから熱い視線が送られているのがマイクロサービスです。いや、逆かもしれません。マイクロサービ スが DevOps を求めているといったほうが正しいでしょう。マイクロサービスとは、その名の通り小さなサービスです。大 量の機能を有するモノシリックな業務アプリは開発やテスト、展開に時間を要します。そこで、業務を複数の独立したマイク ロサービスに分割し、それぞれを相互に連携させることで 1 つの業務を構成します。こうした概念は以前から存在している ので特に目新しいものではありませんが、技術の進歩により以前よりも効率的に、そして高速なサービスを開発できるように なりました。マイクロサービスはそれぞれが独立しているため、個々に開発と展開を進められ、開発から展開までのリードタ イムを短縮できるという利点があります。当然、その開発 / 展開プロセスには DevOps が重要な役割を果たします。マイク ロサービスの開発にとって DevOps は無くてはならないものであり、DevOps にとってマイクロサービスは DevOps 自身の 価値を高める格好の材料でもあります。  APP002 |DevOps 2.0 - より進化した Microservices 環境における自動化の全技術  APP012 |Linux/Java にも対応! Azure Service Fabric を使ったマイクロサービス開発 >>DevOps グローバルコンソーシアム DevOps がバズワード化してから 2 年程度でしょうか。多くの記事や書籍が DevOps の真の目的、価値を訴求しているにも かかわらず、相変わらず「この製品を導入すれば DevOps 実現」といった宣伝文句が見られます。そこで、古くからAgile、 DevOps にかかわってきた業界の重鎮達が「正しい DevOps」を訴求すべく動き出しました。DevOps グローバルコンソー シアムの登場です。本邦初公開のコンソーシアムの登壇となります。必見です。  SPL003 |【DevOps Global Consortium 発足記念】日本生まれの DevOps! DevOps スペシャリスト達のあくなき挑戦 2
  • 3. Day1 : 11月1日 【Tech Summit の歩き方~ DevOps編】 3
  • 4. Day2 : 11月2日 【Tech Summit の歩き方~ DevOps編】 4 Microsoft は、米国 Microsoft Corporation および、またはその関連会社の商標です。その他記載されている、会社名、ロゴ等は、各社の登録商 標または商標です。 © 2016 Microsoft Corporation. All rights reserved.