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Qlikヘルスケア勉強会 20210818
- 1. 1
- 4. 4 1. 本勉強会の趣旨 2. 第4回の内容（振り返り） 3. Qlik Senseの概要 4. データ探索編－各病院の病床機能 5. データ探索編－各病院の患者対応状況 6. データ加工編－MDC別のエクセルファイルを一気に結合 7. 今週のおまけ 8. Q&A 9. ご参考情報と次回のテーマ アジェンダ DPC調査 疾患別手術別集計 病床機能報告 施設票、病棟票
- 5. 5 1. 本勉強会の趣旨 • Qlik Senseを利用して医療関連データの扱い方を学ぶ • 参加者が活用事例等を共有し、医療データの活用方法を学ぶ • 参加者が情報交換できる場をご提供する
- 6. 6 2. 第4回の内容
- 7. 7 第4回の内容 1. データ探索編 • 病床機能報告とは？ • 病床機能報告アプリのご紹介 2. データ加工編 • 複数のテーブルの統合、不要なデータの削除
- 9. 9 組織内外の膨大なデータを収集/統合/分析し、エビデンスに基づく意思決定を支援 データソース 社内システム クラウド CSV Excel DWH データレーク データ準備 インメモリエンジン 連想技術 拡張知能 データ準備 データ接続 共用データ モデル ビジュアライゼーション 分析・共有 セキュリティ パフォーマンス 管理性 拡張性 再利用性（共有ライブラリ） 接続定義 拡張機能 軸・計算式 チャート データ加工 画面作成 Qlik Sense Qlik Senseの概要
- 10. 10 Qlik Senseの利用形態に応じた製品ラインアップ デスクトップ版 SaaS/クラウド版 ソフトウェア版 Qlik Sense Desktop (QSD) Qlik Sense Business (QSB) Qlik Sense Enterprise SaaS Qlik Sense Enterprise Client-Managed 利用形態 製 品 名 ※QSDは他の製品/サービスを購入すると付属。
- 11. 11 4. データ探索編 • 各病院の病床機能 • 各病院の患者対応状況
- 12. 12 R1病床機能報告の施設票データをロード • R2病床機能報告では”報告様式2”の項目の掲載がないため、R1を利用 • 前回作成したR2病床機能報告のデータ取り込みのスクリプトを一部修正 下記を修正して、R1の施設票のデータをロード 1. 取り込むデータファイルを再指定 2. 項目の変更箇所を修正 • オープンデータ医療機関コード • 構想区域コード、名称 • 設置主体
- 13. 13 R1病床機能報告の病棟票データをロード 病棟票 属性 報告内容１ 報告内容２ オープンデータ医療機関コード オープンデータ病棟コード １．算定する入院基本料・特定入院料等の状況 医療機関名 病棟名 ３．幅広い手術の実施状況 都道府県コード 建物情報 ４．がん・脳卒中・心筋梗塞等への治療状況 構想区域コード １．医療機能 ５．重症患者への対応状況 構想区域名 ２．許可病床数・稼働病床数 ６．救急医療の実施状況 市町村コード ３．一般病床・療養病床で算定する入院基本料・特定入院料及び届出病床数 ７．急性期後の支援・在宅復帰への支援の状況 市町村名称 ４．病棟部門の職員数 ８．全身管理の状況 ５．主とする診療科 ９．疾患に応じたリハビリテーション・早期からのリハビリテーションの実施状況 ６．入院患者数の状況 10．長期療養患者の受入状況 ７．入棟前の場所・退棟先の場所別の入院患者の状況 11．重度の障害児等の受入状況 ８．退院後に在宅医療を必要とする患者の状況 12．医科歯科の連携状況 ９．分娩件数（正常分娩、帝王切開を含む、死産を除く） 10．一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の基準を満たす患者の割合 11．リハビリテーションの状況 過去1年間の間に病棟の再編・見直しがあった場合の報告対象期間 黄色塗りのデータをロード
- 14. 14 施設票データの病院に位置（緯度経度）を追加 しようと頑張りましたが 次回持ち越し！！ ※病床機能報告とDPC調査の施設対照表 R1DPCとR2病床機能報告の 施設IDの紐づけを行いました。
- 17. 17 探索編の今後 1. R1病床機能報告を利用し、二次医療圏内での各病院の状況を概観する • 施設に位置情報を追加 • 圏内の人口推移（将来人口推計） 2. 病床機能報告とDPC調査を連結し、「1.」の内容を発展させられないか 次回 検討
- 20. 20 疾患別手術別集計はそのままでは分析に使いにくい 手術有無 1. 分析の軸となる項目が横に並んでいる。 2. 全ての列に見出しがついているわけではない。 3. シートが１８に分かれている。 本日はこれを解決 → 病名 電子点数表から設定するため、 ここは使わない。 施設名 施設概要表から設定 するため ここで使わない。 復習
- 21. 21 横軸3段重ねへの対応 それぞれ縦に変換して、後で列で結合 A D E F G H I J K L M N O DPC6桁 010010 010020 010030 件数/日数 件数 在院日数 件数 在院日数 件数 在院日数 施設名 手術有 手術無 手術有 手術無 手術有 手術無 手術有 手術無 手術有 手術無 手術有 手術無 〇〇病院 10 11 1 5 0 3 4 2 5 0 8 3 △△病院 15 3 6 8 1 5 3 1 9 3 0 0 □□病院 8 4 3 4 12 4 9 2 8 2 3 7 列 DPC6桁 D 010010 E 010010 F 010010 G 010010 H 010010 I 010010 J 010010 K 010010 L 010010 M 010010 N 010010 O 010010 列 件数/日数 D 件数 E 件数 F 在院日数 G 在院日数 H 件数 I 件数 J 在院日数 K 在院日数 L 件数 M 件数 N 在院日数 O 在院日数 列 手術有無 D 手術有 E 手術無 F 手術有 G 手術無 H 手術有 I 手術無 J 手術有 K 手術無 L 手術有 M 手術無 N 手術有 O 手術無 1行名(Temp3) 3行名(Temp13) 4行名(Temp22) Join Join ※2行目の病名は使いません。 列 施設名 値 D 〇〇病院 10 E 〇〇病院 11 F 〇〇病院 1 G 〇〇病院 5 H 〇〇病院 0 I 〇〇病院 3 J 〇〇病院 4 K 〇〇病院 2 L 〇〇病院 5 M 〇〇病院 0 N 〇〇病院 8 O 〇〇病院 3 D △△病院 : E : : 5行名以降(Temp32) Join 1行目 3行目 4行目 5行目 以降 復習
- 23. 23 前回までの処理の流れ 処理 結果 Excelから全行ロード Temp 1行目を縦持ちに変換 Temp2 見出しを補填 Temp3 3行目を縦持ちに変換 Temp12 見出しを補填 Temp13 4行目を縦持ちに変換 Temp22 5行目を縦持ちに変換 Temp32 Temp3,Temp13,Temp22,Temp32を結合 Temp3 項目名変更、件数・在院日数を横並べ Temp4 不要データを除いてロード Temp5 最後に出来上がるテーブル これ以外は処理の都度削除
- 24. 24 前回使用したロードスクリプトの機能 復習 Left Join 最初(左）のテーブルに次（右）のテーブルの項目を追加する 両方のテーブルに存在する項目（列）が、結びつけるキーとなる Left Join(左テーブル) Load 項目名,… from または Resident AS 項目名の変更 項目名 as 新項目名 NoConcatenate Qlikでは、全く同じ項目のテーブルをロードすると、勝手に結合してしま うが、それを防ぐ NoConcatenate Load ....
- 25. 25 18の疾患別手術別集計シートを処理する 18のシートはレイアウト（列数）が異なる 同じ場所にある同じレイアウトのデータは ワイルドカードですべてまとめて読み込むことができます。 例： Load * from [lib://データフォルダ/明細データ_2021*.xlsx] 明細データ_202107,明細データ_202108 など *部分までが同じ名前のデータが全部読み込まれます。 しかし、 疾患別手術別集計シートはそれぞれ列数がことなり、 まとめて読み込むと、 それぞれ別のテーブルが作成されてしまいます。 ×
- 26. 26 18の疾患別手術別集計シートを処理する 18のシートについて、それぞれ処理を繰り返す For Each Next 処理 結果 Excelから全行ロード Temp 1行目を縦持ちに変換 Temp2 見出しを補填 Temp3 3行目を縦持ちに変換 Temp12 見出しを補填 Temp13 4行目を縦持ちに変換 Temp22 5行目を縦持ちに変換 Temp32 Temp3,Temp13,Temp22,Temp32を結合 Temp3 項目名変更、件数・在院日数を横並べ Temp4 不要データを除いてロード Temp5
- 27. 27 18の疾患別手術別集計シートを処理する For Each ~ Next 構文 For Each vFileName in Filelist ('lib://参考資料2/8.疾患別手術別集計_MDC*.xlsx') 変数: 処理を繰り返す都度、リストの値が順番に入る リスト: 指定フォルダにあるファイルのコンマ区切りのリスト 「 2/8.疾患別手術別集計_MDC」で始まる名前のすべての Exceファイル Next vFileName クォーテーションで囲む Temp: LOAD * From [$(vFileName)] (ooxml, no labels, table is [$(MDC*)]); 最初のExcelシートからの読み込みを変数に格納されたファイル名からに変更する。
- 28. 28 For Each ~ Next を追加時の考慮 前回までのスクリプトにFor EachとNextだけつけて実行すると、Temp5が18個できます。 項目名変更、件数・在院日数を横並べ Temp4 不要データを除いてロード Temp5 原因 Temp4からTemp5をロードする時に、 これらは同じ項目のテーブルだが、自動結合しないように NoConcatenateを使用している。 それぞれのExcelファイルから作成されるTemp5は結合 してほしいが、NoConcatenateのため結合せず別テー ブルとなってしまう。
- 29. 29 For Each ~ Next を追加時の考慮 対策例： Temp5のロード時にNoConcatenateの使用をやめて、18のTemp5が結合されるようにする。 Temp5がTemp4に結合しないように、Temp4とTemp5は異なる項目のテーブルとしておく。 Temp4で実施していた項目名Aの施設IDへの変換をやめて、Temp5ロード時に項目名 変換を行う。
- 30. 30 データ加工のスクリプト１ For Each vFileName in FileList('lib://参考資料2/8.疾患別手術別集計_MDC*.xlsx’) NullAsValue *; Set NullValue = 'NULL'; Temp: LOAD * From [$(vFileName)] (ooxml, no labels, table is [$(MDC*)]); Drop Fields B,C; Temp3への結合まで前回と同様 ← Forを追加 ← 変数からのロードに変更
- 31. 31 データ加工のスクリプト２ Temp4: Load A, DPC6桁, 手術有無等, 数値 as 件数 Resident Temp3 Where 件数_日数='件数'; Left join(Temp4) Load A, DPC6桁, 手術有無等, 数値 as 在院日数 Resident Temp3 Where 件数_日数='在院日数'; Drop tables Temp3; Temp5: Load A AS 施設ID, DPC6桁, 手術有無等, 件数, 在院日数 Resident Temp4 Where 件数 > 0 or 在院日数 > 0; Drop tables Temp4; Next vFileName; ← 項目変換をやめてAのまま ← 項目変換をやめてAのまま ← NoConcatenateをやめる ← 項目変換 ← Nextを追加
- 33. 33 今月のおまけ！
- 34. 34 質問が届きました！ 入院日、退院日のデータがあり、ある時点（日）の入院患者数を集計したい。 患者 入院日 退院日 諸星弾 2021/02/11 2021/02/17 郷秀樹 2021/02/14 2021/03/03 北斗星司 2021/03/01 2021/03/22 南夕子 2021/03/02 2021/03/14
- 35. 35 対応案:入院日、退院日の間の日付のデータを作る 入院日、退院日の間の日付のデータを作ります。日別に集計できるようになります。 患者 入院日 退院日 諸星弾 2021/02/11 2021/02/17 患者 日付 諸星弾 2021/02/11 諸星弾 2021/02/12 諸星弾 2021/02/13 諸星弾 2021/02/14 諸星弾 2021/02/15 諸星弾 2021/02/16 諸星弾 2021/02/17
- 36. 36 IntervalMatchを使って自動作成 不連続数値を1つ以上の数値間隔に一致させるテーブルを作成します。 入退院日 カレンダー 日付 2021/02/11 2021/02/12 2021/02/13 2021/02/14 2021/02/15 2021/02/16 2021/02/17 2021/02/18 2021/02/19 患者 入院日 退院日 諸星弾 2021/02/11 2021/02/17 郷秀樹 2021/02/14 2021/03/03 北斗星司 2021/03/01 2021/03/22 南夕子 2021/03/02 2021/03/14 マッチ後のテーブル 日付 入院日 退院日 2021/02/11 2021/02/11 2021/02/17 2021/02/12 2021/02/11 2021/02/17 2021/02/13 2021/02/11 2021/02/17 2021/02/14 2021/02/11 2021/02/17 2021/02/14 2021/02/14 2021/03/03 2021/02/15 2021/02/11 2021/02/17 2021/02/15 2021/02/14 2021/03/03 2021/02/16 2021/02/11 2021/02/17 2021/02/16 2021/02/14 2021/03/03 ： ： ： IntervalMatch (不連続の数値が含まれた項目) ロード文 または Select 文
- 37. 37 処理の流れ １. 入院日・退院日を持つテーブルをロードする ２. カレンダーをロードする Qlik Senseのマスターカレンダー作成テンプレート ３. IntervalMatchを使って、日付毎に入退院日を持つテーブルを作る Inner Join (入退院日) IntervalMatch ( 日付 ) LOAD 入院日, 退院日 Resident 入退院日; （IntervalMatchで作成されるテーブルと元のテーブルで合成キーができるのでJoinしています。） IntervalMatchについては下記でご紹介しています。 Qlik Tips 2021/08/17
- 38. 38 6. Q&A
- 40. 40 Qlik Japan Healthcareコミュニティ https://community.qlik.com/t5/Japan-Healthcare/gh-p/japan-healthcare-group 【最近の投稿】 8/8 病床機能報告とDPC調査の施設対照表 7/27 【8/18（水） Qlik ヘルスケア勉強会】病床機能報告の活用 +DPC調査 疾患別手術別集計の加工 7/19 第23回日本医療マネジメント学会学術総会のオンライン出展 7/13 【Qlik ヘルスケア勉強会】厚労省 病床機能報告の活用とDPC調 査のデータ加工 6/10 【Qlik ヘルスケア勉強会】厚労省 DPC 調査 「疾患別手術別集 計」のデータ探索編+加工編
- 43. 43 Qlik Tips Qlik Senseをご活用いただくためのTipsをご紹介します。 質問や相談など発言していただける場にする予定です。またテーマに沿ったご質問を あらかじめCommunityに投稿していただければ取り上げたいと思います。 第4回 9月21日（火）14:00 ~ 15:00 ビジュアライゼーション、関数、スクリプトについての Tipsをご紹介します。 詳細は後日、Techplayにて公開します。 https://techplay.jp/community/qlik/event 月に1回程度実施する予定です。ご要望をお知らせください。
- 48. Call to action goes here Taro.Murata@qlik.com