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WorkflowUtility
- Microsoft Dynamics 365 Add-on -
製品概要
アーカス・ジャパン株式会社
CRM事業本部 製品開発部
WorkflowUtility の概要
『WorkflowUtility』は、四則演算や集計などの機能を提供する 「ユーザー定義ワークフローアクティビティ」 です。
業務上必要な機会が多い機能であるにも関わらず、Dynamics 365(Dynamics CRM)のプロセス(ワークフロー、操
作)においてGUIで実現することができず、プログラミングの知識を必要とする開発が必要でした。また、運用・保守面においても
期間、費用がかかってしまいます。
『WorkflowUtility』を導入することで、これらの問題を解消し、本質的な業務の開発に専念できます。
これは、開発、運用・保守における期間と工数の削減を可能にします。
また、前述した通り 「ユーザー定義ワークフローアクティビティ」 であるため、ワークフローや操作で利用することができ、実行トリ
ガーもそれらが提供する多様なパターンから選択することができます。
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 2
Add-on
WorkflowUtility.dll
Operate Aggregate
Utility Converter
提供機能
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 3
No. 分類 機能 内容
1 Operate Add 指定された2つの値を加算します。
2 Subtract 指定された2つの値を減算します。
3 Multiply 指定された2つの値を乗算します。
4 Divide 指定された2つの値を除算し、商を取得します。
5 Modulate 指定された2つの値を除算し、剰余を取得します。
6 Aggregate Average N側の指定されたフィールドの平均値を取得します。
7 Count N側のレコードカウントを取得します。
8 Max N側の指定されたフィールドの最大値を取得します。
9 Min N側の指定されたフィールドの最小値を取得します。
10 Product N側の指定されたフィールドの積を取得します。
11 Sum N側の指定されたフィールドの和を取得します。
12 Utility GetRecordId レコードのGUIDを取得します。
13 CloneRecord レコードのコピーを作成します。
14 Match 指定された正規表現と一致するかどうかを判定します。
15 SplitDateTime 日時型を分割(年月日、時分秒など)します。
提供機能
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 4
No. 分類 機能 内容
16 Converter ToNumber 文字列を数値型にします。
17 ToDateTime 文字列を日付型にします。
18 ToUpperString 文字列を大文字にします。
19 ToLowerString 文字列を小文字にします。
20 ToFullWidthString 文字列を全角にします。
21 ToHalfWidthString 文字列を半角にします。
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 5
Operate
使用例
提供機能 > Operate
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 6
Operate はプロセス(ワークフロー、操作)での四則演算(加算、減算、乗算、除算、剰余)の機能を提供します。
Operate を使用できるフィールドの種類は、「整数」 「浮動小数点数」 「 10進数」 「通貨型」 です。
⚫ 使用例
次のシナリオを元に、操作方法を説明します。
営業案件の確率に基づいた売上高の期待値を計算してみます。
営業案件エンティティに、「売上高の期待値」 という名前のフィールドを作成し、
値を自動で設定するワークフローを作成します。
売上高の期待値 = 売上見込み × 確率 とします。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 7
新規作成したワークフローのステップの追加から、状態が 「オープン」 の営業案件だけを処理するような条件を追加し、
その条件内に、Operate の Divide を追加します。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 8
Divide のプロパティを、フォームアシスタントを使って以下のように設定します。
「確率 ÷ 100」 を行い、確率を少数にします。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 9
Operate の Multiply を追加します。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 10
Multiply のプロパティを、フォームアシスタントを使って以下のように設定します。
「売上見込み × Divideの結果」 となるようにします。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 11
Multiply の結果を、「売上高の期待値」 に反映するために、「レコードの更新」 のステップを追加し、プロパティを設定します。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 12
完成すると以下のようになります。アクティブ化して実行してみます。
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 13
以下の情報で、営業案件を新規作成します。
フィールド 内容
トピック テスト営業案件
売上見込み 100,000
確率 90
提供機能 > Operate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 14
「売上高の期待値」 に値が登録されました。
100,000 × (90 ÷ 100) = 90,000 となっています。
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 15
Aggregate
使用例
提供機能 > Aggregate
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 16
Aggregate は関連エンティティ(1:N, N:1 のN側)を集計(件数、合計、最大、最小、積での合計、平均)する機能を
提供します。
Aggregate を使用できるフィールドの種類は、「整数」 「浮動小数点数」 「 10進数」 「通貨型」 で、関連の1側を集計単
位とします。
⚫ 使用例
営業案件の売上見込みの合計を関連付けられた取引先企業単位に集計してみます。
取引先企業エンティティに、「売上見込み合計額」 という名前のフィールドを作成します。
営業案件が作成されたタイミングで、そのフィールドに値を自動で設定するワークフローを作成します。
提供機能 > Aggregate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 17
新規作成したワークフローのステップの追加から、Aggregate の Sum を追加します。
提供機能 > Aggregate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 18
Sum のプロパティを以下のように設定します。
State Code と Status Code を指定することで、集計するレコードの状態を指定できます。
プロパティ 値 説明
Aggregate Field Name estimatedvalue 集計するフィールド名
Relationship Name opportunity_customer_accounts 関連名(営業案件のN:1関連)
State Code 0 ステータス。 0 = オープン
Status Code 1 状態。 1 = 処理中
提供機能 > Aggregate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 19
Sum の結果を、取引先企業の 「売上見込み合計額」 に反映するために、
「レコードの更新」 のステップを追加し、プロパティを設定します。
提供機能 > Aggregate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 20
完成すると以下のようになります。アクティブ化して実行してみます。
提供機能 > Aggregate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 21
以下の情報で、営業案件を新規作成します。
フィールド 内容
トピック テスト営業案件2
売上見込み 100,000
取引先企業 ファブリカム(サンプル)
提供機能 > Aggregate 使用例
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 22
取引先企業の 「ファブリカム(サンプル)」 のフォームを開いて確認します。
「売上見込み合計額」 に値が登録されました。一覧にある、売上見込みの合計額になっています。
備考
@ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 23
⚫ 対応 Dynamics 365(Dynamics CRM) バージョン
Dynamics CRM Online(2016)、Dynamics CRM 2016(オンプレミス)
Dynamics 365(Online)、 Dynamics 365(オンプレミス)
⚫ 提供方法
Dynamics 365(Dynamics CRM) の マネージドソリューション(ZIP形式)
アーカス・ジャパン株式会社
CRM事業本部 製品開発部
crmproductsupport@arcuss-japan.com
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Arcuss Japan Dynamics 365 Addon Workflow Utility 製品紹介

  • 1. WorkflowUtility - Microsoft Dynamics 365 Add-on - 製品概要 アーカス・ジャパン株式会社 CRM事業本部 製品開発部
  • 2. WorkflowUtility の概要 『WorkflowUtility』は、四則演算や集計などの機能を提供する 「ユーザー定義ワークフローアクティビティ」 です。 業務上必要な機会が多い機能であるにも関わらず、Dynamics 365(Dynamics CRM)のプロセス(ワークフロー、操 作)においてGUIで実現することができず、プログラミングの知識を必要とする開発が必要でした。また、運用・保守面においても 期間、費用がかかってしまいます。 『WorkflowUtility』を導入することで、これらの問題を解消し、本質的な業務の開発に専念できます。 これは、開発、運用・保守における期間と工数の削減を可能にします。 また、前述した通り 「ユーザー定義ワークフローアクティビティ」 であるため、ワークフローや操作で利用することができ、実行トリ ガーもそれらが提供する多様なパターンから選択することができます。 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 2 Add-on WorkflowUtility.dll Operate Aggregate Utility Converter
  • 3. 提供機能 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 3 No. 分類 機能 内容 1 Operate Add 指定された2つの値を加算します。 2 Subtract 指定された2つの値を減算します。 3 Multiply 指定された2つの値を乗算します。 4 Divide 指定された2つの値を除算し、商を取得します。 5 Modulate 指定された2つの値を除算し、剰余を取得します。 6 Aggregate Average N側の指定されたフィールドの平均値を取得します。 7 Count N側のレコードカウントを取得します。 8 Max N側の指定されたフィールドの最大値を取得します。 9 Min N側の指定されたフィールドの最小値を取得します。 10 Product N側の指定されたフィールドの積を取得します。 11 Sum N側の指定されたフィールドの和を取得します。 12 Utility GetRecordId レコードのGUIDを取得します。 13 CloneRecord レコードのコピーを作成します。 14 Match 指定された正規表現と一致するかどうかを判定します。 15 SplitDateTime 日時型を分割(年月日、時分秒など)します。
  • 4. 提供機能 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 4 No. 分類 機能 内容 16 Converter ToNumber 文字列を数値型にします。 17 ToDateTime 文字列を日付型にします。 18 ToUpperString 文字列を大文字にします。 19 ToLowerString 文字列を小文字にします。 20 ToFullWidthString 文字列を全角にします。 21 ToHalfWidthString 文字列を半角にします。
  • 5. @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 5 Operate 使用例
  • 6. 提供機能 > Operate @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 6 Operate はプロセス(ワークフロー、操作)での四則演算(加算、減算、乗算、除算、剰余)の機能を提供します。 Operate を使用できるフィールドの種類は、「整数」 「浮動小数点数」 「 10進数」 「通貨型」 です。 ⚫ 使用例 次のシナリオを元に、操作方法を説明します。 営業案件の確率に基づいた売上高の期待値を計算してみます。 営業案件エンティティに、「売上高の期待値」 という名前のフィールドを作成し、 値を自動で設定するワークフローを作成します。 売上高の期待値 = 売上見込み × 確率 とします。
  • 7. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 7 新規作成したワークフローのステップの追加から、状態が 「オープン」 の営業案件だけを処理するような条件を追加し、 その条件内に、Operate の Divide を追加します。
  • 8. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 8 Divide のプロパティを、フォームアシスタントを使って以下のように設定します。 「確率 ÷ 100」 を行い、確率を少数にします。
  • 9. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 9 Operate の Multiply を追加します。
  • 10. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 10 Multiply のプロパティを、フォームアシスタントを使って以下のように設定します。 「売上見込み × Divideの結果」 となるようにします。
  • 11. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 11 Multiply の結果を、「売上高の期待値」 に反映するために、「レコードの更新」 のステップを追加し、プロパティを設定します。
  • 12. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 12 完成すると以下のようになります。アクティブ化して実行してみます。
  • 13. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 13 以下の情報で、営業案件を新規作成します。 フィールド 内容 トピック テスト営業案件 売上見込み 100,000 確率 90
  • 14. 提供機能 > Operate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 14 「売上高の期待値」 に値が登録されました。 100,000 × (90 ÷ 100) = 90,000 となっています。
  • 15. @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 15 Aggregate 使用例
  • 16. 提供機能 > Aggregate @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 16 Aggregate は関連エンティティ(1:N, N:1 のN側)を集計(件数、合計、最大、最小、積での合計、平均)する機能を 提供します。 Aggregate を使用できるフィールドの種類は、「整数」 「浮動小数点数」 「 10進数」 「通貨型」 で、関連の1側を集計単 位とします。 ⚫ 使用例 営業案件の売上見込みの合計を関連付けられた取引先企業単位に集計してみます。 取引先企業エンティティに、「売上見込み合計額」 という名前のフィールドを作成します。 営業案件が作成されたタイミングで、そのフィールドに値を自動で設定するワークフローを作成します。
  • 17. 提供機能 > Aggregate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 17 新規作成したワークフローのステップの追加から、Aggregate の Sum を追加します。
  • 18. 提供機能 > Aggregate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 18 Sum のプロパティを以下のように設定します。 State Code と Status Code を指定することで、集計するレコードの状態を指定できます。 プロパティ 値 説明 Aggregate Field Name estimatedvalue 集計するフィールド名 Relationship Name opportunity_customer_accounts 関連名(営業案件のN:1関連) State Code 0 ステータス。 0 = オープン Status Code 1 状態。 1 = 処理中
  • 19. 提供機能 > Aggregate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 19 Sum の結果を、取引先企業の 「売上見込み合計額」 に反映するために、 「レコードの更新」 のステップを追加し、プロパティを設定します。
  • 20. 提供機能 > Aggregate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 20 完成すると以下のようになります。アクティブ化して実行してみます。
  • 21. 提供機能 > Aggregate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 21 以下の情報で、営業案件を新規作成します。 フィールド 内容 トピック テスト営業案件2 売上見込み 100,000 取引先企業 ファブリカム(サンプル)
  • 22. 提供機能 > Aggregate 使用例 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 22 取引先企業の 「ファブリカム(サンプル)」 のフォームを開いて確認します。 「売上見込み合計額」 に値が登録されました。一覧にある、売上見込みの合計額になっています。
  • 23. 備考 @ 2020 ARCUSS JAPAN INC. – PROPRIETARY & CONFIDENTIAL 23 ⚫ 対応 Dynamics 365(Dynamics CRM) バージョン Dynamics CRM Online(2016)、Dynamics CRM 2016(オンプレミス) Dynamics 365(Online)、 Dynamics 365(オンプレミス) ⚫ 提供方法 Dynamics 365(Dynamics CRM) の マネージドソリューション(ZIP形式)