青森公立大学経営経済学部地域みらい学科香取ゼミでは、青森県の農水産振興のため、地元農家・漁業者・小売店舗・地元流通会社・青森公立大学・コスモエネルギーグループが共同で「食の地産地消の実現」を目指す「あおもりを、食べよう！」プロジェクトに参画し、青森県内の農水産物の調査や販売モデルの実証事業を行いました。今回は、香取ゼミが３班に分かれて検証した実証事業の最終報告を発表します。

1. 青森公立大学経営経済学部
地域みらい学科 香取ゼミ1班
乙供怜、川上琴菜、成田涼花、
佐藤涼、水島真莉奈
新たな気づきと可能性
～実証事業を終えて～
「あおもりを、食べよう！」プロジェクト実証事業最終報告
青森公立大学経営経済学部地域みらい学科香取ゼミでは、青森県の農水産振興のため、地元農家・漁業者・小売店舗・地元流通会社・青森公立大学・コスモ
エネルギーグループが共同で「食の地産地消の実現」を目指す「あおもりを、食べよう！」プロジェクトに参画し、青森県内の農水産物の調査や販売モデルの実証
事業を行いました。 今回は、香取ゼミが３班に分かれて検証した実証事業の最終報告を発表します。

2. Ⅰあおもりを食べようPJ参加
POPや商品説明の大切さ実感
売上に直接影響与える要因…
Ⅱビジネスアイディア概要
各農家とのミーティングを経て
SNSやPOPノウハウを農家に指導
すべてを代行するのではなく、
農家サポートでブランド力を強化
Ⅲ目標
これまでの仮説
農家自身がSNS運営や
POP制作に積極的に参加
地産地消への当事者意識と
高いモチベーションを維持しながら
持続可能な農家の成長を目指せる
のではないか？
地産地消への当事者意識と
高いモチベーションを維持しながら
持続可能な農家の成長を目指せる
のではないか？

3. 実証事業
Ⅱ SNSでの宣伝活動
Ⅲ 実証結果
Ⅰ 農家さん訪問・ヒアリング
Ⅳ フィードバック

4. Ⅰ農家さん訪問・ヒアリング
鯵ヶ沢みちたる農場さん
レシピが欲しいという声が多いが、
不特定多数の人たちに情報を与えるのは大変
事務的なことすべて代行してもらえると助かる
珍しくてスーパーで売られていないような野菜をネットで意欲的
に販売したく、ネット販売促進に協力してもらえるのはうれしい
➡ 仮説に反して「全面サポート・完全代行」の需要を確認

5. Ⅱ SNSでの宣伝
インスタグラムで野菜やレシピを宣伝
インスタグラムでの紹介をきっかけに
Facebookやポケットマルシェもチェックしてほしい、
という狙い

6. インスタグラム投稿スケジュール
11月13日～１１月16日までの4日間
➀ビーツの紹介
②ビーツを作り始めたきっかけ
③レシピ紹介
④鯵ヶ沢みちたる農場のFacebook
ポケマル等の紹介
#無農薬野菜
#珍しい野菜
#鯵ヶ沢#青森県
#農業を盛り上げたい … タグの工夫も！

7. Ⅲ 実証結果
・最初の投稿・レシピ紹介の投稿に対する反応が大きい
・フォロワー以外のアカウントにも見てもらえた
ストーリーやタグの効果◎ 農業に興味のある人が多いのかも？
・ストーリーやプロフィールにURL貼り、FBやポケマルへ直接とべる方法
を付け足せばより大きな宣伝効果があったかも

8. Ⅳ フィードバック
➀実証事業の魅力
積極的なネット活動は、時間はない・ネットが苦手という農家にとって助かる。
学生の訪問や販売活動など、わが身になってくれて理解が深まったと思う。
②実証事業の改善点
畑で実際に作業したり、実際に家族に加わり生活を共にするとよりやるべきことが見えてくるの
ではないか。
ネットを活用した営業の問題点を改善していってほしい。
③今後もこのサービスを利用したいか
自分たちの生活を活用した活動は自分たちにしか表現できないので任せることはないと思う
④長期的にサービスを続けると仮定してどれくらいの価格を支払いと思うか
売り上げの数パーセントを支払うシステムだと農家はうれしいのではないか。(5％くらい)
成果とリスクを共にしてほしいという考えから。

9. 実証事業を終えてみて
農家さんの代わりに全面サポート・代行しよう！と思ったが
農家さんによっては、持つ価値観や信念などから、
「すべてを任せっきりに」というのも難しいことが分かった。
➡各農家さんとの綿密な打ち合わせが必要
➡農家さんに寄り添い、同じペースでということを大切にすれば需要
のあるサービスにできるのでは

10. 改善案の提案
「あおもりを食べよう」プロジェクトHPにプラスして！
希望する農家さんのSNS・販売サイト・レシピ紹介をしてみると…
…農家さんが自力でするには大変な情報発信をサポート
…レシピを知りたい需要にこたえ購買意欲の向上に
HPに加えて！
拡散力の強いTwitterやFacebookの開設をしてみると・・・
…実証事業でSNS の効果◎と実感
…マルシェ開催日や販売情報の投稿で誘客率アップ

11. Facebookイメージ
ＨＰイメージ

12. 改善案の提案
「あおもりを、食べよう！プロジェクト」を主導
お客様のニーズ
よくご存知だからこそ、
お客様が欲しい情報を発信することができ、
農家さんの信頼を得ながら、
他のSNS代行サービスと差別化を図れるのでは？
農家の想い